【み言葉】文教祖は韓国農村男性の嫁不足対策に統一教会日本女性信者を利用した | ちゃぬの裏韓国日記

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カルト統一教会と世界支配層との関係をあばく
(統一教会=世界平和統一家庭連合)

■文教祖は韓国政府と組んで、深刻化する韓国農村男性の嫁不足対策に合同結婚式(日本女性信者)を利用した

統一教会で本格的かつ大量に韓日祝福が始まったのは1988年の6500双からですが、6500双の時は祝福基準(合同結婚式に参加する資格)に、ある程度の信仰基準(信仰年数や伝道実績等)を設けていましたが、1992年の3万双からは大幅に緩和されるようになりました。

『それで、一九九二年八月二十五日の三万双の祝福は、原理を一週間だけ聞いて簡単に受けることができました。・・・だから一週間以内で、六千、七千年の歴史を蕩減するのです。ここからここまで七千年ですが、満水期にはわずか一週間です。一週間もいらない、数時間になるのです。』
(第十一回愛勝日のみ言葉 1994年1月2日 漢南洞公館)

君たちは、このごろでは一週間だけ講義を聞いて、祝福を受けられる恵沢時代が来たのですが、みんな先輩が蕩減し犠牲になった基台の上にあるのです。簡単に、そういうふうになったのではありません。』
(現地の整備・十六万女性訪韓修練会 1993年12月21日 韓国・済州研修院)

今はどのような時かというと、一週間だけみ言を聞いて祝福が受けられる時なのです。
(世界平和統一家庭連合時代の開幕宣布 1997年4月8日 韓国九里市中央研修院(水沢里))


参加資格を大幅に緩和し、猫も杓子も参加できるようにしたのは他でもない文教祖なのです。

1992年(3万双祝福)の約一年程前(1991年10月)に文教祖は下記のように幹部に指示しています。

『これを見たとき、世の中に若い青年男女は統一教会(祝福)家庭を全て真似る雰囲気になって、父母たちも文総裁が一番悪いと思っていたのに、一番良いということがわかるようになるのです、世界的に。わかりますか? 私が指示していたことが、今日の夕方の新聞(夕刊)に出るのですが、それが何かというと、全国(韓国)の青年男女たち、結婚に悩む人たち、さらには田舎の独身者、30歳を過ぎて結婚できない人たち、農村の未婚独身男性を取り込んで、今後、結婚させれば、農村の独身男性たちのために結婚してあげることになるので...。統一教会のイメージは今まで全て悪くなりました。そこに(韓国の)農村で結婚できない人たちを取り込んで、これから文総裁が世界化、家庭的同志版図を世界に結ぶために、今まで行ったすべての祝福の家庭基盤を、今日、大韓民国の若い青少年たちに連結させるという報道を持って、私が巡回することにしたのです。12ヶ所を巡回して、その人たちが集まるようになれば、教育して、世界文化祝祭(※祝福を含む統一教会行事)を中心として...。
日本女性、西洋女性、このような人たちを全部一つにまとめようと思うのです。 それは何故そうなのか分かりますか? 皆さんが行く道を磨いてあげるのです。 誰でも結婚することができる、このような時代に入って行くのです。 分かりますか?』

(御言選集220巻「長女復帰時代」1991年10月16日 韓国・漢南洞公館)

上記、文教祖が述べているように1992年の3万双から大幅に合同結婚式への参加資格した背景には、韓国で深刻化する農村の結婚難(嫁不足)を解消させるために韓国政府が対策に乗り出したためです。
つまり統一教会は当時、韓国で悪化する教会のイメージ回復のためと同時に軍事政権だった盧泰愚大統領へのロビー活動のために合同結婚式を利用したのです。
(大量祝福に移行したのは祝福献金の確保、韓国の世界日報(統一教会企業)の新聞配達活動人員確保等の他の目的もありますが・・・)

つまり日本人女性信者は信者でもなく好きでもない韓国農村独身男性にあてがわれたということになります。
(信者は文教祖の計略にはめられた(教義を装って洗脳・誘導した))

<韓日大量祝福を始めた当時の大統領>
・盧泰愚 政権 1988年2月25日 - 1993年2月24日(6500双、3万双)
・金永三 政権 1993年2月25日 - 1998年2月24日(36万双)


この時から統一教会は宗教とは関係ない「国際結婚斡旋所」と化し、統一教会の信仰的な教育をまったく受けていない結婚だけを目的にした一般男性の募集に躍起になります。
このように文教祖が「とにかく農村独身男性を集めろ」と煽ったので、現場の各教会は実績のために猫も杓子も募集するようになり、酒、タバコは当たり前で中には刑務所帰り(前科者)、精神病者、働かないヒモ夫、暴力夫など、まったく生活能力の無い者も含まれており、その後の日本人女性信者の苦労は相当なものでした。
(参照:み言葉で「夫に殴られても逃げるな」と教育された韓日祝福家庭日本人妻の悲劇
【実話】韓国人夫のDVと浮気と愛のない夫婦生活に耐えた韓日祝福6500双姉妹の壮絶な証し
統一教会韓日祝福家庭の悲劇『生活苦のため…日本人妻が韓国人夫を殺害』
140万円の結婚商法を始めたのも、恋愛結婚を認めたのも文教祖
【贖罪ビジネス】祝福は文教祖にとって金儲けの手段にすぎない・・・

大量に韓国農村男性と日本女性信者を結婚させる計画は6500双祝福の2年以上前(1986年)から日本統一教会幹部を説得することから始まります。
(当時、韓国人の国民性を知っていた日本人幹部の中には、韓日祝福を反対する者が多くいた)
すでに文教祖は1986年から韓日大量祝福(韓国の農村嫁不足対策)を着々と計画を進め、日本人幹部の反対をよそに1988年に強行したのです。
(参照:韓国人に乗っ取られた日本統一教会

『天国の国民は、真の父母と同じ文化圏、生活圏、言葉圏を、これを使ったものでなければ、天国に入れません。入籍できません。わかった?(「はい」)。そういう重大な時期が来るんだから習いなさい!それで西洋の女、男、若者はみんな、「韓国人と結婚したい」と言う。日本の風習は、サタン世界だから、アダム国家だから、「絶対韓国人と結婚するな!」今までこうして固めて来たね。伝統的風習が、「外の国の人と結婚してもいいんだけど、絶対韓国人とだけは結婚するな!」。サタンの子だから、そうやってきた。それはまるっきり反対。・・・早く韓国の青年と結婚した方が日本が生き残る道なのよ、永遠に。結婚しなかったらやられちゃう。・・・今までだめだよ。日本の幹部がね。韓国人と結婚したと、韓国人はちょっと悪いから何とかかんとかね………。軽蔑しながら、本部に来ても、幹部は見ない振りをしてだめ。久保木のあんたの部屋までも出して、それは(韓国人を)王様みたいに、それは王子みたいに案内して、日本のために奉仕する方法を、家庭になる方法を教えなければならない。最も重要な教育よ。』
(日本幹部へのみ言葉 1986年1月2日 韓国・漢南洞公館)

1988年の6500双(韓日祝福)以後も、文教祖は「韓国農村の嫁不足対策は合同結婚式で解決する。そのために日本女性信者は韓国農村に嫁がなければならない」と説教(説得)し続けます。

『そのため日本人と韓国人とは怨讐(敵)でしょう? 怨讐と怨讐同士が結婚するのです。怨讐同士が出会って、韓国人と韓国人が結婚するよりも(韓日家庭は)愛さなければならないのです。(中略)
そうして3万双、10万双、20万双を結婚させれば全て終わるのです。オリンピック大会、それが何ですか?(拍手)
それで韓国の農村に行くとですね、農村に行くと若い女性は一人もなく、独身男性だけ残っているのです。それを知っていますか? この前、どこだったか、(江原道)春城郡かどこかで、36歳の独身男性が結婚できないで自殺したといって、この郡で大きな問題になったというのです。その郡を中心に調べてみると、30歳を超えても結婚できない独身男性たちが、一つの郡に五百数十人が残っているそうなのです。今、日本(※統一教会)だけでも800名の女性たちが嫁に行けないで(※祝福を受けられないで)待っているのですが、これを募集して、日本で大学を出た女性たちを...。その韓国男性たちは全て農村で小学校しか出ていないでしょう?(中略)
韓国人同士を結婚させるのが便利ですか、韓国人と日本人とを結婚させるのが便利ですか? 言ってみてください。(「韓国人と日本人を結婚させるのが便利です」)なぜ?(「言葉が通じないからです」)そうですね。(笑)』

(御言選集187巻「宗族(氏族)的メシアになろう」1989年2月5日 韓国・本部教会)

今、(韓国の)農村では、結婚するのが問題ではないですか?(中略)交替結婚(韓日祝福)のようなものも、あり得ることですか? 久保木たちに3年前(1986年)からそのような話しをしたのです、交替結婚。まさか言葉がそうですが、日本人が韓国人をどのように考えて、韓国人が日本をどのように考えているというのに...。
その時、それ(韓日祝福)をしなかったらどうなったと思いますか? 歴史の扉が開かないのです。アダム(韓国)とエバ(日本)が一つになって、ぴったりこのように立てておけば、どこの誰が、中国でも何でも全部超えれないのです。』

(御言選集192巻「教育で組織を強化しよう」1989年6月25日 韓国・漢南洞公館)

『国際祝福行事で名門大学出身の日本女性を花嫁に迎えた韓国の農村青年が村の宴会を通して祝賀を受けました。』
(御言選集198巻「古希慶祝式挨拶での御言」1990年2月1日 韓国・オリンピックフェンシング競技場)

『全てが環故郷するのです。(中略)そうしてこそ韓国の若い人たちが...。今、(韓国の)農村がみんな空っぽ(過疎)ですよね? それがなぜ空っぽか知っていますか? 統一教会人たちが来るために、きれいに準備をしておいたのです。皆さんが行けば、王のもてなしを受けるでしょう、王のもてなし。事実ですか、違いますか? 答えてみてください!(「事実です」)各家庭を中心として何をするのですか? 村の独身男性たちが結婚できないでいますが、彼らはアダムであり、天使長とまったく同様ですから、彼らに息子の資格を与えて、日本の嫁たち、世界の美人の嫁を与えるのです。それが一族復帰ではないですか?』
(御言選集218巻「愛の皇族」1991年7月28日 アメリカ)


文教祖の強引な韓国農村の嫁不足対策としての韓日結婚によって、結婚に不適切な男性まで、各地域教会や信者の実績のために合同結婚式に推薦参加するようになったことで、さまざまな悲劇を生みます。

文教祖は韓国男性の嫁不足は心配しても、日本男性はシベリアに強制労働に送って日本人の種を絶滅させるべき、と言っているのですから、反日団体どころか、こんな日本を滅ぼす宗教(教義)は破防法で即解散、国外追放されるべきでしょう。
(参照:文教祖の日本の滅ぼし方(日本民族の血統を絶つ=日本人男性の断種)
【人口削減計画】文教祖もイルミナティも同じこと言ってるなあ

なんたって文教祖にとって日本男性は全員死ぬべき存在で、日本女性は韓国男性のシバジ(子供を生む道具)にすぎないのですから・・・。
恐ろしいことに最終的には「日本人絶滅(根絶)」を望んでいるのです。

『そう、韓国には全く驚くべきことにシバジがあります。シバジの妻があるでしょ?、シバジ? それを知っていますか?わかりますか?(「はい」)日本からなぜ先生が(祝福結婚によって日本人女性を)連れてきたのか? シバジをするためにです。日本女性が怨讐の国の人です。ユダヤ人たちは自分の血族同士で結婚したために、血が薄くなります。血友病になるのです。』
(「文鮮明先生御言選集」452巻より)

バカは何ですか?(「死ななきゃ治らない」)死ななければどのようにしますか? 打ち殺してしまいます。再創造することがバカを直すよりも簡単です。神様が日本の1億2千5百万を殺すと言っても、どうしますか? (人類)60億の何十分の一ですよね? 問題ありません。
皆さんを祝福して平和の家庭を成すことをサタン世界は一番嫌やがるのに、そのように天国の定着を嫌いだと言う人たちは死んでも問題ありません。・・・祭物(生け贄)だから。 そういう結論を下せるのです。

(「文鮮明先生御言選集」360巻より)




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(「週刊ポスト」6月4日号 平成22年(2010年)5月24日(月)発売)


◆7000人もの日本人女性が韓国の農家に花嫁として送られた。
◆〈衝撃リポート〉北海道大学教授らの徹底調査で判明した戦慄の真実


韓国農民にあてがわれた統一教会・合同結婚式日本人妻の「SEX地獄」
見知らぬ土地での生活、貧困、差別に「故郷に帰りたい……」


「夫は失業していることが多い。月に給料が30万ウォン(約2万3000円)しかない時があります」
 ──統一教会の合同結婚式で韓国に渡った日本人妻の多くが、貧しい農村で苦しい生活をしている実態が初めて明らかになった。海の向こうから届いた彼女たちの悲痛な声。


 日本人は「天の精鋭部隊」

 白いウエディングドレスを着た女性と黒いスーツを着た男性が何万人も一堂に会し、規則正しく交互に並んで高らかに万歳三唱。会場のそこかしこから爆竹が鳴り響き、紙吹雪が舞えば、合同結婚式はクライマックスを迎える。信者にとって、一世一代の晴れ舞台。だが、教祖によって決められた伴侶の国籍次第で、その後の生活が大きく左右されることとなる──。
 今から10数年前、「世界基督教統一神霊協会」(以下、統一教会)が行なう信者同士の婚礼イベント・合同結婚式の模様が盛んに報じられたことがあった。
 特に世間を騒がせたのが、歌手の桜田淳子が会社役員と結婚した92年の合同結婚式。新体操のロサンゼルス五輪代表の山崎浩子ら著名人が参加したため、報道合戦は過熟した(山崎は翌年教団を脱会し結婚も解消)。
 現在は当時ほど注目を集めることはなくなったが、今も合同結婚式は毎年のように開催されている。
 桜田と山崎の結婚相手はともに日本人だったため、イメージが湧きづらいかもしれないが、実は日本人の女性信者の結婚相手としてマッチング(結婚相手としあてがて宛われること)されるのは、韓国人男性であるケースが圧倒的に多い。統一教会の機関紙などによれば、これまでの合同結婚式で韓国人男性と結婚し、海を渡った

日本人妻は約7000人。
しかも、多くの妻がソウルや釜山といった都市部ではなく、地方の貧しい農村で暮らしているのだ。
 そんな彼女たちの生活実態に光を当てた本がこの3月に出版された。『統一教会 日本宣教の戦略と韓日祝福』(北海道大学出版会刊)と題された同著は600ページを超え、その内容は実に衝撃的だ。

 著者の櫻井義秀・北海道大学教授が語る。
韓国の農村部は長らく、深刻な嫁不足に悩んでいる。
その対策として送り込まれたのが、合同結婚式に参加した日本人妻なのです。統一教会では在韓日本人信者を“特別な使命を持った天の精鋭部隊”と称しているが、この“特別な使命”とは、韓国に奉仕すること。韓国に嫁いだ日本人女性信者の多くが貧しい環境のなかで厳しい生活を送っている。

 私たちの調査によって、合同結婚式にはこうした側面があったことがわかったのです」
 1954年、韓国でキリスト教徒だった文鮮明氏によって創設された統一教会は日本で布教を開始してから、昨年で50年を迎えた。
 聖書を独自に解釈した『原理講論』を教典とする。
全国に114の教会を持ち、国内の信者数は46万人超とされる。
 不安をあおり高額な商品を売る、いわゆる霊感商法が度々取り沙汰されている。
09年には信者が霊感商法をしていた疑いがもたれ、特定商取引法違反の容疑で東京・渋谷や和歌山の教会が関係先として家宅捜索されている。
 統一教会には「祝福」なる言葉がある。これは合同結婚式に参加し、教祖が決めた信者同士で結ばれる結婚を指す言葉で、日本人の参加は68年頃から確認されており、95年には2万4000人、00年には9500人が参加したとされる。
 同じ宗教を信じる者同士とはいえ、見ず知らずの異性と結婚する「祝福」は強烈な信仰心を要する。それゆえ、元の家族と断絶するなど、トラブルの元となることも少なくない。 ましてそれが、国際結婚となればなおさらである。海を渡り、韓国へ嫁いだ日本人妻たちは、どんな生活を送ったのか。


「信者になれば結婚できる」

 同書では櫻井教授の共著者として、中西尋子・関西学院大学非常勤講師も執筆している。
 中西氏は韓国で暮らす日本人女性信者に聞き取り調査を行なっており、その過程で訪れた地方のある農村では、30人近くいた日本人妻全員が統一教会の女性信者という経験をしたという。
 中西氏は、結婚によって韓国に渡った7000人の日本人妻のうち、約60%にあたる4000人ほどが地方に暮らしていると見ている。
 なぜ、都市部ではなく地方に偏るのか。



(写真)
 マッチングの様子。教祖である文鮮明氏が決定する


 教団が関連団体を使って」結婚難にあえぐ農村部の男性に「信者になれば、日本人と結婚できますよ」と、勧誘していたのだという。
「ある地方の村の教会には『純潔な結婚 真の結婚』というビラが置かれていました。そこには『日本、タイ、モンゴル、フィリピン等国際結婚も可能』と書かれ、統一教会の傘下団体の名前が記されていた。“日本人女性信者との結婚”が布教のツールになっていたのです。しかし、その誘いに乗ってくる韓国人男性の多くは結婚目的で入信したに過ぎず、統一教会を結婚相談所くらいにしか思っていない。日本人女性は熱心な信者ですから、そのズレが後に様々な問題を生むことになるのです」
(中西氏)
 例えば、中西氏が聞き取り調査したAさんのケース。現在はソウルからバスで4時間もかかる田園地域で暮らしているが、最初に結婚相手の写真を見た時、「私の人生これで終わった」
 と思った。まったく好みとは違うルックスだったという。 結婚相手を決めるマッチングは、写真や書類を元に“霊的な根拠の下”で教団によって判断される。性格の不一致や好みのタイプではないという事態は日常茶飯事のようだ。
 合同結婚式後、すぐに夫婦生活が始まるわけではない。韓国での暮らしに慣れるため、まずは夫の地元にある教会に住み込むことから始まる。時には数か月に及ぶ住み込みを経た後に夫婦生活を送ることになるのだが、日本人女性の悩みの中で、もっとも多かったのが性に関するものだった。
「若い頃に入信した日本人女性の場合は、結婚まで純潔を保っている人も多い。そして夫婦生活を始めるにあたって行なわれる『3日行事』で初めて肉体関係を結ぶのです」(櫻井氏)
『3日行事』とは、教祖の文氏と彼の妻の写真を前に、祈蒔したり塩を撒きながら3日間連続でセックスをするというもの。
 初日と2日目は女性上位なのだが、3日目は男性上位と体位が決まっている。もし体位や祈祷の言葉を間違うと天の許しを受けるための講習会に参加し、もう一度初日からやり直さなければいけない。
 先のAさんの場合は、この3日行事が終わった後も大変だった。無職の夫は一日中家にいるので昼間から体を求めてくる。
「部屋のカギを閉めて、夫から逃げました」
 と純朴なAさんはいうが、夫にとっては待ちに待った花嫁であり、無理のないことなのかもしれない。


■韓国で急増する国際結婚
 90年には韓国国内の結婚件数のうち1.2%だった国際結婚が、05年には13.6%に急増。農村地帯が多い全羅南道では22・68%と4組に1組の割合となっている。


(写真)
 韓国の農村に貼られていた結婚勧誘のビラ
(『統一教会 日本宣教の戦略と韓日祝福』より)


 舅が「教科書問題をどう思うか?」

 日本人妻の悩みは尽きない。経済的な苦しみもまた彼女たちを襲う。
 中西氏が説明する。
「韓国は超学歴社会なのですが、農村部の男性は中学校卒という人も珍しくはない。そうなると自ずと仕事も制限されます。『夫は失業しているのでサラ金に借金をしている』『月給がたったの30万ウォン(約2万3000円)しかない』と嘆く声もありました。
 妻自身が働くしかなく、タオル工場でフルタイムの仕事をして家計を助けている女性もいた」
 それでも彼女たちは離婚という選択を取りたがらない。逆に、現地の日本人妻同士が集まり、「自分たちはよくやっている」とお互いを励まし合っているぐらいだという。彼女たちの支えとなっているのは、統一教会の経典だ。
『原理講論』の中にアダムとエバの話がある。アダムは神の禁を破り悪魔と情を交わしたエバを許すが、神は2人もろとも楽園から地上に追放する。そして彼らの子孫である全人類に悪魔の汚れが及ぶ──。櫻井氏の解説。

「これが、そのまま韓日の関係にも用いられている。
朝鮮侵略の歴史がある日本は『エバ国家』として現代における奉仕の義務があり、『蕩滅(贖罪)』が課せられています。対して韓国は『アダム国家』という奉仕される立場にある」
 どんなにつらい結婚生活であっても、この考えがあるため彼女たちは耐え忍んでいるのだ。
 在韓日本人信者向けの機関紙『本郷人』には、信者たちの結婚生活における悩みが多数掲載されている。
 嫁姑問題などもあるが、日本とは趣が異なる。

〈舅の最初の言葉が「教科書問題をどう思うか?」だった。予想外の言葉だったが、「私の父母の時代のことですが、私が嫁いだら過去の過ちを償わせてもらいます」と答えた) 〈兄弟を日本人に殺されている姑からは、とにかぐイジメられている〉
 反日感情が強い世代からの圧迫は想像以上のようだ。かといって、夫が守ってくれる訳でもない。
(夫には仕事がなく、日本から持ってきたお金でやりくりしていたが、それが底をついた。以後、朝4時に起きて『世界日報』(※統一教会の関連会社が発行している新聞)の配達をして生計を立てている)
 韓国での苦しい生活が罪の清算だと受け止めていると同時に、離婚や脱会が罪を増やす行為だと教えられていることも、彼女たちの我慢の原動力となっている。
 櫻井氏がいう。
「一度、統一教会の教えである原理を知った者が、それを捨てることは原理を知らない者以上に罪深いこと。霊界に行ってもなお永遠に責め続けられる、という考えを植え込まれているんです。賠罪と恐怖で支配されているといってもいい」


 暴力や生活苦から逃げ出す妻も

 しかし、我慢の限界に達し、離婚に踏み切る女性もいる。「どうしても結婚生活に耐えられず、離婚して日本に戻ってきた女性信者がいました。親や周囲の人の説得もあり、教義への矛盾を感じた彼女は、ふと横にいる子供を見て、『愛のない相手との間に生まれたこの子は何?』と茫然とした。子供には罪はないが、出生を思うと複雑な感情になったのでしょう」(櫻井氏)
 もちろん全てが悲惨なわけではない。都市部の歯科医と結ばれ、優雅な生活を送る日本人妻もいる。結婚し子供ができたことで幸せを感じている日本人妻もいるようだ。
 ある脱会信者が複雑な心理を明かした。
「女性信者は皆、文氏の花嫁の立場にあるんです。夫はあくまで文氏の身代わりで種を与えるだけの存在。文氏の子供は神の子で、その子を生んだというのは大きな誇りになります」
 とはいえ、異国の地での生活に耐え忍んでいる日本人妻がいるのは事実だ。
 統一教会の霊感商法などの被害の救済に取り組む『全国霊感商法対策弁護士連絡会』の渡辺博弁護士がいう。
「現役信者は認めないでしょうが、韓国での結婚生活の中で夫の暴力や生活苦から逃げ出す日本人妻は結構いるようです。統一教会では、もともとの家族との縁を切って合同結婚式に参加する人が多く、日本に帰る場所がない人もいる。彼女たちの中には離婚後も仕方なく韓国に留まる人もいる」
 統一教会は、本誌取材にこう回答した。
「大部分の婦人はソウル市、仁川市などの首都圏に住んでいます。残りの7つの『道』(編集部注・日本の県のような行政区) に、それぞれ平均500人づつが住んでいますが、それらの『道』でも、大半の人は都市部で暮らしています。
『本郷人』に(婦人たちの不満などを)掲載した理由は、
『みんなで助け合おう』という互助精神からでした。
7000人もの婦人がいれば、中には順風満帆とはいかず、苦労に見まわれる人も現われることでしょう。
そこで、最も援助を必要としている人を紹介し、みんなで援助していたのですっ 05年以降は『国際家庭支援センター』ができ、早急な問題解決が可能になっています」(広報局)

 幸せな生活を夢見て韓国へと渡った日本人妻たちは、今、何を思っているのだろうか。P-145 
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※初回掲載日 2016年09月26日(月) 02時57分30秒

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※だまされるな! 統一教会=世界平和統一家庭連合です。
(参照:【犯罪隠蔽工作か】統一教会の名称変更を文化庁が認証「世界平和統一家庭連合」に