洞窟を探検!
3月1日は車でアトラス山脈を越え、
砂漠の街へ連れて行ってくれるツアーに参加しました。
運転も案内もしてくれるのはハッサンという名前の男性。
マラケシュの民宿でお世話になった人もハッサンでした。
イスラム圏は名前の種類があまり多くないそうですね。ムハンマドさんとか!
途中途中でいろんな場所を見ます。
こういう赤土の場所にあります。
30cmくらいでしょうか、巨大な鳥の足跡、という感じです。
息子よ、お前さんの足跡も化石にしてもらうかい?
カフェのみなさんはミントティーを淹れてくれたり楽器を出してくれたり!
ハッサンがこどもを見ているので、ゆっくりきていいよ、と言ってくれています。
あら!ねえ、ちょっとこれ、、、、。
結構本格的なやつなんじゃないの??
すごいところに来ちゃったんじゃないの!!??
この日スニーカーにして本当によかった。。
ドキドキ。落ちたら結構危ないわよ、これ??
なんだかとっても達成感!
そして大盛りのクスクス!
これをみんなで仲良く、スプーンですくいながらいただきます。
クスクスは家庭の味。
ハッサンはとても親切。
8歳と4歳の息子さんがいるそうで、わたしの子供のことも「自分の子と同じように」といって可愛がってくれました。
そして語学が堪能でした!
母語のアラビア語とフランス語のほか
英語、イタリア語、スペイン語。
アラビア語の発音に使う筋肉は他の言語に通ずるのだそう。
日本語は「イヌ」「ロバ」や「暑い」「寒い」などがわかると話してくれました。
続いてハッサンが連れていってくれたのは、
道路からいきなり崖になっています。
イムン・イフリという、知る人ぞ知る探検ゾーンだそう。
今からここを探検します、が
30分は戻ってこられないのでトイレ休憩をとりましょう、ということで
こちらのカフェでお借りすることに。
トイレがこういう形と聞いていましたが、、、
カフェのみなさんはミントティーを淹れてくれたり楽器を出してくれたり!
ウード、というのでしょうか、
伝統の楽器を出してくれてアラビア音楽を聴かせくれました!哀愁漂うメロディ。
ハミングでセッションしました^_^
さて、それでは洞窟探検へ。
どんなところなのか。。。
下に降りると、おお洞窟と岩山が。
あら!ねえ、ちょっとこれ、、、、。
ドキドキ。落ちたら結構危ないわよ、これ??
と怖い思いもしながら登ってみると、
じつはこの日この時間は、日本で将棋のA級順位戦最終局の真っ最中。
身を削るような思いで戦う先生方も、
報道する方々も見守るファンの皆さんも、
今頃必死なはず。
そんな皆さんとは一緒に考えては申し訳ないけれど、私も、がんばらなくちゃ!という気持ちでした。
さて、アトラス山脈を超える山道。
ハッサンが車の中でかけてくれた曲は日本の歌でした。J-popが大好きなんだそう。ミスチルの「抱きしめたい」!
わーこれ私も好き。
A級順位戦を戦っている深浦先生はミスチルがお好き^_^
など思いながら聞いていました。
そして森山直太朗さんの「さくら」。
びっくりしたことに、ちょうど曲を聴いているとき「あれがアーモンドの木だよ、花が咲いてるでしょ」とハッサンが見せてくれたのがこちら。
アーモンドってこんなにきれいな花を咲かすんだ。
ハッサンは「日本の歌が大好き。言葉は分からなくても、肌の色も違っても同じ人間。ぼくはみんなを尊敬してる。」と言っていました。
イスラム教徒の方々はなにかと世界で偏見を受けることも多いと思います、
でも今回モロッコでたくさんの方々に親切にしてもらったり、彼らの目がとても澄んでいたり、
「ありがとう」というときに胸に手を当てて心から感謝してることを伝えようとする姿を見たりして、
まさにハッサンが言った「同じ人間」ということを何度も感じました。
ドライブを続けながら向かったのは、モロッコの先住民・ベルベル人が住む集落。
お昼を食べさせていただく民家におじゃまします。
そして大盛りのクスクス!
これをみんなで仲良く、スプーンですくいながらいただきます。
クスクスは家庭の味。
ここのお家のと、ハッサンのお家のと、やはり違うそう。
スムールに味がしみていて、野菜も優しく蒸されていてとても美味しかった^_^