モロッコに行ったらぜひ歩いてみたいとずーっと思っていた街、シェフシャウエン。
この日はここを目指しました。


まず、出発地のフェズの朝。
すごく素敵なホテルだったので名残惜しいけれど。またいつか来たいなあ。

部屋で支度中、iPhoneでこちらのチャンネルをつけていました。
C級1組順位戦、最終局です。
ハッシー先生と優貴先生のトークにほっこり。
モロッコでもニコニコ動画で将棋を見られるなんて!
本当に便利な世の中だなあ。



さよなら、フェズのリアド。素敵な二日間をありがとう^_^


さて、レンタカーを借り、ここから自分たちで作り出す旅が始まる!と気持ちも新たに。
こちらも便利なGoogleナビさま。
なぜ「さま」を付けるようになったかはツイートしたことがありました。




さて、なんと雄大な景色でしょう。

ずっと昔からある生活がいまもここに!という感じでした。

羊が!!

わおーーーーーこんな大群で!!

あまりに綺麗な緑と羊の群れに、
「サウンド・オブ・ミュージック」を思い出し、
オープニングの歌を歌いたくなって車を降りました。
「The--hills are alive, with the sound of mu---si---c!♪」こんなところで熱唱しちゃってほんっとに我ながらどうしようもないアホなのですが
昔から大好きすぎる映画でして!
(中学生のとき文化祭でマリア役、大人になってからは修道院の修練長役を演じたことがあります)

さて、満足したこちらとは反して、
お腹が空いたという子どもにサンドイッチを与えていると、、


羊の大群が近づいてきたので慌てて車に入りました!!
車からの眺め。サファリパークのよう。
はむはむ。草をはんでいる羊さんが可愛い^_^
息子は、
「メーーーリさんのひっつっじっ!!ひっつっじっ、ひっつっじーーーー!!」と大熱唱でした。


中継地点の街、ウェザーンに到着。そろそろお昼です。


ちょうどカフェがありました。
この店に、女性客はいませんでした。
みんな男性。
女性はあまり出歩かないのか、街でも見かけませんでした。

サラダやタジンをいただきました。
仕事中に立ち寄るお客さんが多いのか、
安くてボリューム満点だったのが印象的です!


さて、シェフシャウエンを目指します。


ところで、Googleナビさまにおいても、
手元の紙の地図上でも、
とても順調に進んでいるのに
ときどき道に現れる標識の「シェフシャウエンまであと〇〇㎞」の表示が短くなったり長くなったりするのが、いい加減な感じではありました。


おっ!!建物がだんだん青くなってきた。
思わず「だんだん、青い。」とつぶやく。
(去年放送された朝ドラタイトルに基づき。)

角を曲がると、、
シェフシャウエンは山の裾野に広がる街だった!

15世紀にできた街だそうで、ユダヤ人も定住した関係で、ユダヤ教の神聖な色である青に塗られた、とか。
その後、一時期スペイン領だったこともあり、
フランス語よりスペイン語のほうが通じやすい、とも聞いていました。

このあと、Googleナビさまに従い、ホテルを目指しましたが
一方通行で進入禁止の道を進めと案内するナビさま。
うーん、これは、、どうなんだろう??
あ、でも我々の前に一台車が入って行った!
これまでどんな田舎の道でも間違えたことのないナビさまだからな、
ちょっと信じて行ってみるか!
と進むと、、、
大失敗。

しかもかなり細い道、両サイドに洋服屋さんのマネキンがありミラーがぶつかって倒してしまった。。。

周りのお店や住民の方々がイヤな顔ひとつせずたすけてくれた。。ありがとうございます!
本当にどうもすみませんでした。。。泣

やっぱりGoogleナビも間違えるんだね、
もう「さま」なんてつけてやるもんか、と毒づきましたが、
一方通行なのに、信じて進んだこちらの方が悪いのである。

ごめんね、Googleナビ「さん」。

さて、ホテルに無事着きました。


今回泊まるホテルはとても可愛らしいお部屋。


街に合わせ、ブルーを基調としている。

アフリカやイスラムの文化ではなく、
ヨーロッパを感じます。

ホテルにはプールがついていました。
入るには少し涼しいかな、3月だもんね。

(ちなみに部屋ではすぐさまiPhoneをwifiに接続。
C級1組順位戦は、杉本昌隆八段が昇級を決めたことを知りました。
弟子の藤井聡太七段の対局はこのときまだ続いておりました。)

早速街を散策!

どこもかしこも青い壁。

青い国に迷い込んだよう。

歩いているだけで、ウキウキしちゃうな。


左端のおばあさん、なんてカラフルで可愛いんでしょう!
緑のお洋服、帽子にはぼんぼり。


カゴバッグは天に吊るされていた!


カフェもやはり青い。


おお!テーブルクロスの下から猫が。

こっちにも。

歩いていてもしょっちゅう猫に出会う。



この二匹はシャッター押す瞬間にこちらを見てくれた^_^

にゃおーー。

綺麗なブルーの街、居心地がいいだろうね。


そして学校帰りの子どもたちが、
息子を見て挨拶しに来てくれました!
みんな必ず「ニイハオ!」と言ってきますけれどね^_^
この子達に限らず、通りで挨拶してくれる大人も大体みんな。

お父さんのお店でお手伝いしていた子も!
みんな人懐こいし、目を見てきちんと挨拶してくれるし、必ず握手までしてくれる。
すごくいい子達でした。

シェフシャウエンの青は美しい。


洗濯物まで可愛らしい。
人様の家の洗濯物を写真に撮るなんて、
不躾にごめんなさい。

でも、本当に可愛らしすぎて。思わず撮ってしまいました。


そしてたどり着いた、ずっと見たかったスポット。

日本のガイドブックがここの写真を撮って載せたことで、
観光客に大人気となったそう。
アジアの方がたくさん写真を撮りに来ていました。
ブルーの壁に、色とりどりの鉢植えのなんと綺麗なこと。

人気すぎてもはや写真のために並んでいました。
そこへ住民の方が通りたそうに。お邪魔してごめんなさい。
進んで交通整理させていただきました。
お住いの街、見せてくださってありがとうございます。

さてせっかく来たから私もここで撮りたい。
やっとのこと、写真を撮れました。
急いで撮ってすぐ順番をあけ渡さなければならないほどでしたが^_^
ここに来られてよかった!


さて、すこし休憩して。
夜ご飯はどうしよう、と思ったとき、
ここはスペインに縁がある街なんだからスペイン料理屋があるかもしれない、と
ホテルのレセプションの方に聞くと、
「CASA 〇〇」という名前のレストランを紹介してくれました。
なるほどスペイン語で「家」という意味だしね!

それで言ってみると、
スペイン料理屋さんではまったくなく、
モロッコ料理屋さんでした、、。

もうモロッコに来てまもなく10日になろうという頃。
クミンのスパイスの香りにほんの少し飽きてきたところではあったけど、
美味しかったから、いいか^_^


この翌日は、ジブラルタル海峡に面した港町を訪ねました。



これまでのモロッコ旅行記はこちらです^_^
モロッコ① マラケシュ観光
モロッコ② マラケシュ観光
モロッコ③ ジャルダン・マジョレル
モロッコ④ バヒア宮殿
モロッコ⑤ ワルザザードへ
モロッコ⑥ アイトベンハドゥ
モロッコ⑦ 職人の街フェズ前編
モロッコ⑧ 職人の街フェズ後編



フレンチジャズライブ お知らせ
2019年8月30日金曜
野毛 ル・タン・ペルデュでライブをします。
19時〜、20時〜、21時〜、22時〜の4回ステージがあり、
好きなお時間にお越しいただけるようになっています。

ジャズ、ボサノバ、シャンソン、フレンチポップス、そして日本のアニメソングのフレンチボッサバージョンなど、ほぼ全曲フランス語で歌います。
ミュージックチャージはなく投げ銭で、
ご自身が自由に設定した金額をステージごとに金魚鉢に入れる変わったシステムです^_^

マスターがパリで10年パントマイムをやっていた人で、
ヨーロッパじゅうで買い集めたものたちで飾られた不思議なお店で私は大好きです!
もし良かったら遊びにいらしてください^_^