事故を防ぐのは、心の安全から。
心の安全設計室
心の安全コンサルタント
安田伸也です。

あなたは無意識に「どんなことも完璧にやらなきゃ」と思い続けていませんか?
わたしもかつて、そうでした。
仕事でも家のことでも、人との関係でも、「ちゃんとしなきゃ」「失敗しちゃいけない」と思い続けていたわたしが、ある日、仕事に行けなくなりました。
そこで自分と向き合って気づいたのが、あまりに完璧にやろうとしていたということ。
今回は、完璧を手放したことで、仕事や人間関係への向き合い方がどう変わったのかをお伝えします。
この記事の目次
完璧を求め続けて、仕事に行けなくなった日
わたしは昔、どんなことも完璧にやらなきゃ気が済まないタイプだったのです。
仕事でも家のことでも、人との関係でも、「ちゃんとしなきゃ」「失敗しちゃいけない」と常に思っていました。
そして、頑張り続けたある日。
朝、出勤しようとして単身赴任先の宿舎のドアを開けることができませんでした。
気がつくと、スーツのネクタイをほどき、ワイシャツを脱ぎ捨てて畳の上に横たわっていたんです。
その時は、幸い数日間仕事を休んだだけですみました。
そして、その数日の間自宅で休んで自分と向き合い、考えました。
そこで気がついたんです。
あまりに完璧にやろうとしていたということに。
完璧主義は、自分を守るための鎧
「完璧にやろう」とする気持ちは、決して悪いことではありません。
でもその裏側には、「失敗したくない」「人に嫌われたくない」という恐れが隠れています。
その恐れを隠すために、「完璧であろう」と鎧を着て頑張っていたんですよね。
だけど、その鎧はいつの間にか重くなり、わたし自身を苦しめていたのです。
「完璧じゃなくてもいい」と思えた瞬間
ある日、雑誌の記事が目に留まりました。
「今日最低限やりたい仕事」と「できればやりたい仕事」。
それを分けて考えるとストレスが減るという内容でした。
実際に試してみると、不思議なことに、そこから心がすっと軽くなったんです。
完璧じゃなくても、ちゃんと回っていく。
むしろ、余裕がある分だけ笑顔も増えました。
そう気づいたとき、「ああ、これでいいんだ」と肩の力が抜けたのです。
そして、少しだけ仕事が楽しくなりました。
「ちゃんとやる」より「楽しくやる」
何かを続けるときも、完璧を目指すと苦しくなります。
だけど「楽しくやる」と決めると、不思議と長続きするんですよね。
「真面目にやるな」と同じように、「完璧にやるな」も人生の知恵かもしれません。
しかし、あなたは「仕事で楽しいことなんてないよ」って思われるかもしれません。
必ずあるはずです。
仕事は必ず誰かに貢献すること。
だから、仕事をしていて誰かに感謝されたり、「ありがとう」と言って貰えたことがあるはずなんです。
今は、忙しさに紛れて忘れているだけだと、わたしは思います。
それにこんな効果もあるんです。
完璧を手放すと、他人にも優しくなれる
完璧を目指していた頃のわたしは、自分にも他人にも厳しかった気がします。
でも、完璧を手放してからは、「人それぞれのペースでいい」と思えるようになりました。
完璧をやめることは、自分を許すことでもあり、他人を許すことにも繋がります。
そうすると、自然に人間関係も良くなっていくでしょう。
完璧じゃなくても、人生はちゃんと回っていく.
今日も、できることをできるだけ。
それで十分なんですよね。
あなたは、どんなときに「完璧じゃなくてもいい」と思えますか?
まとめ|完璧じゃなくても、人生はちゃんと回っていく
「ちゃんとしなきゃ」「失敗しちゃいけない」と頑張ることは、決して悪いことではありません。
けれど、それが自分を苦しめるほど重い鎧になっているのなら、少しだけ手放してみてもいいのかもしれません。
「今日最低限やりたい仕事」と「できればやりたい仕事」を分けてみる。
完璧にやることより、楽しく続けることを大切にしてみる。
自分に少し余裕ができれば、周りの人を見る目も変わっていくのではないでしょうか。
今日も、できることをできるだけ。
それくらいの気持ちで働くことも、自分の心を守るためには大切なのだと思います。
🔗 関連記事
- 👉"頑張りすぎて疲れた人へ|完璧主義・自己否定など7つの習慣を手放す方法"
- 👉"実は頑張るとうまくいかない"
- 👉"他人より自分を大切にする勇気|幸せな人間関係の始め方"
- 👉"嫌なことを引きずる人へ|気持ちを切り替えて心を整える方法"
- 👉"追い込まれたときの心を守る選択|逃げてもいい理由と整え方"
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が、「完璧にやらなきゃ」と頑張りすぎている自分に気づき、少しだけ肩の力を抜く切っ掛けになれば嬉しく思います。
筆者プロフィール|安田伸也
心の安全設計室代表・心の安全コンサルタント。元海上保安官・潜水士。
海上保安庁に約35年間勤務し、潜水士、巡視船航海士、巡視艇船長などを経験。海難救助、転覆船や沈没船の捜索、領海警備、密漁船や密輸船への対応など、3,000件以上の事件・事故に関わってきました。
一方で、在職中には職場の人間関係やコミュニケーションに悩み、約20年間、うつやパニック障害などのメンタル不調を繰り返しました。退職後に心理学やコーチングを学び、現在は心の安全コンサルタントとして、建設業、建築業、製造業などの安全大会や企業研修で、事故防止、心理的安全性、職場のコミュニケーション、メンタルヘルス、傾聴などをお伝えしています。
「自死ゼロ・事故ゼロの世界を創り、笑顔で働く人を増やす」ことを使命に活動しています。
