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にぶんのいちのこっち側で ★癌と猫のわたしの部屋★

2023年ブログタイトルを変更し、
猫のこと、病気のことなど書いています。
2023.01)胸腔鏡左下葉切除
 T3N2M0(ステージⅢb)の肺腺癌との診断。
2023.02)抗がん剤治療を開始。
 シスプラチン+ナベルビン
2023.04 遺伝子変異分子標的治療
 タグリッソ

タグリッソを服用して2か月が経過した。

 

今は「皮疹」と「下痢」が悩み。

「皮疹」・・対策として保湿を徹底するように言われていたが、夏の暑さにベタベタ保湿はかなりキツイので、主治医に相談すると、「今のところ皮疹も無い様だし、少し塗り方を控えたり、さぼったり...調整してもいいかも」と言われ、そのようにしたら皮疹が出た(;'∀')

痒い。暑さと痒さでストレス度アップである。

保湿は大切なのかも…と思った。

 

因みに、私は”痒み対策”にいつもスーッとする虫刺されの市販薬を使っていたのだが、タグリッソを服用し始めた時に”刺激が強すぎるから”と止められ、今は軟膏を渡されている。もちろん更にベタベタである。。。

(看護師によっては前出虫刺薬を許容してくれていたが、本来は中止するのが正解だと思う。)

 

まあ、次の外来でまた主治医と相談にはなるが、

タグリッソ服用の経過観察がある程度進めば、院外処方もできると言われている。とにかくこの薬が高額(1錠2万円)だから、薬局で仕入れてもらうリスクもあるため、継続服用の判断ができるまでは院内で処方していた方がいいという判断ではないかと思う。

近所の薬局はイマイチ信用ならないところがあって(子供の散薬で問題があった)院内でもらう方が楽だと思っていたが、ここの病院が在庫していない薬は処方してもらえない。

 

病院でもらっているのが右の2つ。いずれも後発医薬品

右:ヘパリン類似物質油性クリーム

ヒルドイドソフトの後発医薬品(ジェネリック)。市販品でも同様のものがCMしていた時期もあるしポピュラーだと思う。一番べたつく。

右2:ヘパリン類似物質外用スプレー

背中にも塗りやすい。

 

他3つは、家族がもらっている同種同効薬。

・赤キャップのチューブ、ヒルドイドクリームは、ヘパリン類似物質油性クリーム(ヒルドイドソフト)より塗った後のべたつきが少ない。

・ピンクキャップのヒルドイドローションは、クリームよりさらっとして伸びがよく塗りやすい。しかも保湿力は変わらないらしい。よって、顔用、夏にお勧め。

・ヒルドイドフォームは、ガス式なのは気になるが、きめ細かい泡が出てきて、これこそ夏にぴったり!スーッと塗れて手間がかからず時短!!ベタベタ感もない!!

 

これらの後発医薬品もあるはずだが、病院では扱っていないと言われ、院外処方箋になるタイミングでフォームを出してもらおうと思っている。

が、なんだかややこしい問題もあるらしく..、

 

ま、そこのところは薬局にうまくやってもらえばいいので、

興味がある方はこんな記事を↓↓

 

もっと新しい情報を知りたかったんだけどー...

 

とにかく、保湿も大事だし、

夏をうまく乗り切ろうと思う。

 

下痢は、整腸剤と下痢止めを使い、以前よりコントロールできるようになってきた。

でも、暑い日はアイスも食べたいし...、お腹に負担がかかる。

 

こっちも夏は苦労しそうだ。

保険金申請の証明書を病院に依頼して4日ほどで書類が届き、

 

保険会社に書類を送付してから3日ほどで確定の連絡が届き、

1週間以内に振込まで完了していた。

 

見込通りの状態になった。

 

ホッとした。

今までの治療費は賄える分になっていた。

 

しかし、入院でなければ保険金が払われない私の契約。

今のタグリッソは外来で投薬(処方)してもらっている関係で、保険金対象とならない。

 

既に高額療養4回目以降になっているため月々定額になったものの、ばかにならない金額。多少なりとも仕事をするか…という気持ちにさせられるし、何か"生きる理由"を作らねば、探さなければと思う。

 

 

私は入院保険に入っていた、9年前から。

「アメリカンホーム

 医療総合保険 ライフサイズ入院」

月額掛け金は3,615円

細かく言うと、特約も色々ついている・・

 

入った当時は、他の別会社の保険も組み合わせていて、そちらでは女性特約というのを付けていたと思う。女性に特化した保険で、女性特有の病気の場合は支給額が上乗せになるとの事だったが、期限が切れ継続しなかった。

当時は正社員として勤務していて、年末調整で5万円戻ってくることを前提に保険を年額10万円になるように決めていた。今は制度改革があって変更されているが、若い頃の話だし、病気になると真剣に考えていたか疑問でもあり、見直しをする余地があったなと少し思う。

それ以前は、積立型にしていた。10年給付を受けなかったら15万円とか?そんなものだったと思う。

 

【保険内容】

入院保険なので、そもそも入院期間中の治療だけが対象。

・ケガ・病気入院保険金(日額)\7,000

+ガン入院保険金(日額)\7,000

+特定疾病診断給付金:悪性新生物\1,000,000

+手術保険金額\???

(手術内容によって、7,000円×10倍・20倍・50倍)

――――――――――――――――――――――――

合計金額・・・????

 

ということになりそうだ。

 

これまでに掛かった治療費は、高額療養制度利用済み状態で、

【窓口支払金額】

12月~6月分

―――――――――――――――――――――――――

外来)265,500

入院)854,110

・・・・概ね112万円

 

【支給額予想】

■保険金がおりるであろう入院日数は42日。

(7,000+7,000)×42=588,000円

■手術 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(入葉切除)+リンパ節郭清

7,000円×(10?20?50?)

この手術は105,345点→1,053,450円の請求額になっていたから

  仮に50倍として=350,000円

■悪性腫瘍診断=1,000,000円

―――――――――――――――――――――――

見込(期待を込めて)・・・180万円くらいか?

 

保険に入らずとも、こつこつ健康貯金をしている人なら問題ないくらいの金額ではあったが、個人的には保険に入っていてよかった…と思う。

さて、受給額やいかに。

シスプラチン+ナベルビンの最終投与から2か月経つが、

まだ脱毛する。

 

就寝時や日中は気にならないが、

シャンプー時の脱毛ったら尋常ではない。

洗った指に纏わりつき、

流している最中にも纏わりつき、

流した後も体にいっぱいくっついている。

 

先日、何本くらい抜けているんだろう…と、

シャンプー時の脱毛本数はさすがに数えられないと思い、

入浴しながら、濡れた手で手ぐしをしてみたところ、

脱毛が落ち着くまでに150本くらい抜けていた。

 

更にシャンプーをすると、

その倍くらいは抜けたのではないかと感じていて、

一度の入浴で300本位抜けたのではないかと思った。

 

見た目は、やっぱり前髪やもみ上げ、つむじ周辺が薄いのを感じるが、1か月前と違うかと言われると、、

ここ最近、”やっぱり薄いな”と感じることが増えた。

前髪が薄くなった分、生え際から、頭の輪郭が透けて見える。

これが気になる。

つむじは合わせ鏡でもしなければ見えないから自覚することは少ないが、その分、帽子で隠したい気持ちになる。

 

先日、癌サバイバーの友人に会うと、

”気にならないよ”と言われ、

ま、自己イメージもあるし、自分が一番気になっているだけだと思えてきた。(ここは暗示も必要よね)

 

癌サバイバーになってから、積極的に外出することはほぼなく、

必要に駆られて買い物なんかに行くけど、

なるべく私と分からないように

マスク+帽子 で、隠している。

スーパーなどではそれでもおかしくないが、

やっぱり室内では帽子を外したいし、

もう少し自分なりに今の自分を開放していきたいと思う。

 

今となっては、

「癌になった」と言えば本人よりも聞いた人が動揺することが多く、開示する相手は選んでいる。

言い方もあるとは思うが、私はまだなるべく言わずにいたいと思っている。

 

そう。

先日の通院時に、生命保険の証明書を申請してきた。

ここまでの治療もかなりのお金が掛かっていて、

早めに申請したかったのだが、治療がひと段落するまで待った方が費用的にも効率的だと窓口で言われ、ちょっと待っていた。

今後外来が中心の治療になるので、申請書を提出した。

私が入っているのは「入院保険+がん特約」

これについても後日また書きたい。

長女に突然のショックな出来事があった。

学校に行ける日と行けない日があるため、

職探しも当面は中断しようと決めた。

 

もともと今年いっぱいは仕事を控えていようと計画していたが、

治療費のために増収願望がわいてきたところ。

 

今は確かに体力に自信があるわけでもなく、

・なるべく近所

・事務職

・在宅勤務あり

 

続けられる要素として

・やりがい&キャリアアップがある

・裁量がある

・時間や勤務日の融通がきく

・納得できる給与

 

と考えている。

 

以前、知人がコーチングの練習をさせてくれというので

付き合ったとき、

「やりたい事」よりも「お金」が優先なんじゃないか?

と指摘され、

仮にそう考えた時に話がうまく進んでいった経験がある。

 

求人を探すとき、

「勤務地」「職種」「給与」を大枠で絞っているが、

一番譲れないのは「給与(最低金額)」だと思う。

「職種」は休みや給与などの他の待遇に圧されることがある。

入社してみなければわからない実情を除けば、頼りになるのはやはり給与なのかもしれない。(少なくとも私にとってみれば。)

 

ここ最近、フルタイム勤務の気になる求人が2つあった。

一つは近所で平日休みもあるが、一日の勤務時間が長い。

もう一つは通勤時間30分強で、やりがいがありそう。

 

給与が良いのは後者。興味もある。

前者は自分の経歴や募集事情などからほぼ採用されるであろうと踏んでいた。(過大評価かもw)

 

でも、今は応募しないと決めた。

 

・就職したら精神的・体力的に余裕がなくなる

・長女の状態が安定していない(今日も休んだ)

・助成や控除関係

・講師をしている教室継続のため

・パート勤務している現在の仕事のため

 

など、応募しない理由がいくつも並んだ。

これは「まだ時期じゃない」ことだと思う。

 

求人も生き物。

半年後に同じ求人はないに等しいが、

それでも今回は見送ろうと思う。

抗がん剤治療後

初めて美容院に行ってきた。

 

抗がん剤治療前に、ショートカットにしてもらい、

色々話をしてきたいつもの美容師さん。

 

「どうしてるかな、と思ってた。

元気そうでよかった。

髪も、これくらいなら良かったね!」

と、そんな印象だった。

 

個人的には、

トップはだいぶ薄くなって、一番気になるが、

美容師さんとしては、

「こんな感じの人、いるよね」と、

産後、薄毛になる方と重ねているようだった。

 

それより、

「コメカミの薄さは気になるよね?」と。

 

そう、確かに薄くなった。

でも、「耳にかけてタイトにまとめるのもアリだね!」

なんて話しながら、前回より短めに整えてもらった。

 

乳がんを抗がん剤で克服したお客様、

元通りになるのに10年かかったと。。。。

 

髪質の変化など、

いろんな局面があったらしい。

 

私も、まだ脱毛が止まっていない感じがして、

シャンプーの度に気になってはいる。

自分で鏡をみるのは一日数回、

家族はだんだん見慣れてきてしまうだろうが、

客観的に判断するために写真を撮ったり、

忌憚なく話せる相手をもっておくのは大切だと思う。

私は今、肺がんの術後補助療法をしている。

しかし、CTで目に見える癌はない。

 

術後、呼吸器外科では「寛解」と書かれたが、

呼吸器内科では投薬が続いているこの状態を

第三者にどう話せばよいか、

主治医に聞いてみた。

 

すると、「治っている」と表現してよいとの事だった。

 

ホッとした。

 

私は5年ほど前に正社員を辞め、

フリーランスで過ごしているが、

今の治療もお金が掛かるし、

今後の事を考えて、

確実な収入元を確保したいと考えるようになった。

 

そう、「正社員」に復帰することを意識している。

 

時間の自由は少なくなるが、

今ならまだ(40代)、正社員の道があるかもしれない。

 

私もやりたい仕事がないわけではない。

今の仕事もやりがいはあるし、

周りの方も温かく接してくれる。

・・・が、少なからず不満もあり、

また、この金銭的課題に対しては心許なさがある。

 

仕事探しをしながら、

心の整理と覚悟を決めている。

 

仕事の事、お金の事は、

また色々書いていこうと思う。

今年はここまで約半分を入院で生活してきた。

 

私の通う病院の入院は

個室もしくは4人部屋になる。

 

個室は差額ベッド代(保険請求できない金額)1日数万円~12万円ほど。

4人部屋は、窓側は差額ベッド代1日約5,000円、

通路側は差額ベッド代は掛からない。

 

初めて入院したのは手術のときで、

これで終わりだと思っていたし、

生命保険からいくらかお金も貰えるし、

窓側にしよう!と決めた。

 

部屋によって景色はだいぶ違うが、いい部屋を案内してもらえて、とてもロケーションの良い部屋だった。

 

2回目の入院は、気持ち的にも積極的に受け入れられなかった抗がん剤治療1回目。抗がん剤は通常4クールだし、1回につき2週間の入院となる。その後の治療も考えると、なるべく節約しようと思い、この時は通路側を希望した。

希望通り通路側を案内してもらえたのだが、私にはストレスが多かった。トイレか洗面所の隣になるので、夜や寝ている時間は他の方が使っている音に悩まされた。また、夜はトイレの電気や出入口の非常灯の明かりがカーテンの隙間から入ってきて眩しさを感じることもあった。更に、部屋の位置が倉庫に近かったのでスタッフの話し声や物の出し入れの音がよく聞こえてきた。私のような過敏なタイプは部屋選びも気を付けた方がよいと思う。私はすっかり睡眠障害を起こした。

 

部屋は選べても、どんな人が同室になるかは選べない。

私も4回の入院を通じて、個室を選べるくらいの経済力があったら個室にしたかった…と思う事が何度もあった。

これも人それぞれだと思うが、

大部屋のメリットは、同室の方なら挨拶などから話しかけやすく、誰かしら話せる相手を作りやすい。看護師さんは親切に対応してくれるし、ちょっとした話し相手にはなってくれるが、自分の病気の状態や治療の不安など、理解して共感してくれるのはやっぱり同じ病気の者同士になる。それに、経験者は色々教えてくれるし、他の患者さんと看護師さんとの会話で病気や治療の知識が増える。ある方(男性)の経験で、「個室で鬱になった」というのを読んだこともある。相談や雑談はやっぱり心の健康に不可欠だと思う。

一方でデメリットは、他人の日常音が耳障りなこと、テレビなども常にイヤホンで聞かなければならなど、私の日常には無い事を強いられる点にある。また、手術直後の方は看護師の出入りが多いし、ルールやマナーが守られずイライラすることがある。家族以上の他人だし、いろんな状況もあるからお互い様だと思うが、体調が悪い時はストレッサーが倍増するから自分でコントロールできないと2週間の入院は本当につらいと思った。

1日5千円も、14日で7万5千円。これに保険診療分と食事代などが加わるのだからばかにならない金額だが、精神衛生も軽視してはいけないと思う。

 

なお、この病院は「第1~第4希望」を提示することができ、治療日程に合わせて空きベッドを案内してくれるため、必ずしも希望が通らないこともあるし断ることも出来る。「通路側希望だったのに窓側になったから差額ベッド代払いたくない」という方がいたが、それなら入院を一旦見送って、通路側が空いたときに入院することにすれば良いと思う。ただ、それによって手術日程も変更になったり、治療が進まないのは当然(自己責任)だと思う。

ピークは過ぎたはずなのに、

第1クールの時とは様子が違う。

 

5週目になろうというのに、脱毛が止まらなかった。

今まで抜けることがなかった手ぐしでも抜ける。

朝の手ぐしだけでこのくらい抜けた。

 

今までとは違う。

 

今は5週の終わり。

シャンプー時の脱毛はもう少し続くだろうが、

手ぐしでの脱毛は落ち着いた気がする。

 

ウィッグは以前に購入しているが、

同室の方が医療用ウィッグを使っていて見せてもらった。

30万円位したものだそうだが、手植えしてある感じのもので、

確かに自然で、ウィッグ感がなかった。

夏はとにかく暑いとの話。

これから暑くなるし、私は脱毛が今の状態でおさまれば、

ウィッグ使うのやめようかなと思う。