《中編》より

 

 

【スピリチュアルな施術に関する注意点】

 スピリチュアルとは本来、「高い精神性」を意味します。(p.180)

 高い精神性に至っていない人の施術を受けると、良くなるどころか害することになる、と書かれている。

 ツイッターなどの投稿で、占い師やヒーラーと称する人が「ヒーリングエネルギーを送ります」とか、「無条件の愛のエネルギーを送ります」などと書き込んでいることがありますが、そうしたものを受けることは、できるかぎり避けましょう。

 そして、自分自身が醸し出すエネルギーに責任を持つこと。

「他者からのエネルギーの影響を受けないことは、自分を正常に保つことでもある」と肝に銘じましょう。(p.180)

 霊能力がある=精神性が高い、ではない。

 精神性の低いヒーラーには、それなりの低級霊が憑いて霊能を与えられているにすぎない。

 霊能力の実態は、精神性の高低に連動しているけれど、そもそもからして、高級霊ほど霊能を誇示しない。

 安易にヒーラーに依存せず、自ら修養することで己の精神性を磨くのが本筋。

 それが “日本人のスピリチュアルの王道” というもの。

 

 

【道(霊的精神性)を究めるという発想】

 私の愛読書の一冊でもある『弓と禅』(1956年5月初版、協同出版)という本があります。著者はオイゲン・ヘリゲル氏。(p.214)

 下記リンクは、翻訳者が違うからタイトルも違っているけれど、原典は同じ。

  《参照》 『無我と無私』オイゲン・ヘリゲル(講談社)

 下記リンクでも、エハンさんが『弓と禅』について語っている。

  《参照》 『宇宙一切を救うアセンション・サイエンス』榎本孝明&エハン・デラヴィ(徳間書店)

          【エハン・デラヴィさんの来日理由】

 『弓と禅』でヘリゲル氏が書いているのは、「日本人にとって弓道とは、精神修養の道である」ということです。

 世界的にみても、「武術」とは殺し合いを目的に、強くなるために技量を磨くものでした。

 それらは時代とともにスポーツへと変わり、フェンシングのように紳士としての礼節が重んじられているものもありますが、やはりスポーツはスポーツです。

 日本人の弓道、剣道、柔道、合気道、空手道など、そこに「道」という文字がつくのは、確かに精神の鍛錬が目的だからだと、漠然とでも理解しているのは日本人です。

 ・・・(中略)・・・

 さまざまな武術の道は、覚醒への道に通じています。(p.214-215)

  《参照》 日本文化講座⑨ 【 日本神道と剣 】

        □■□■□「剣と刀」そして「武道と武術」□■□■□

        ○ 「武士道」に生きていた『剣の思想』 ○

 自分との戦いであり、自分に勝つためだけに鍛錬する世界です。他者と殺し合う手法を通り越したところに、日本の武術は伝承され存在してきました。(p.215)

  《参照》 日本文化講座⑧ 【 武士道 】

        【 武士 と 刀 】 

 

 

【今は地球大転換の時】

 今は、風の時代に突入したと同時に、私たちも、そして地球も大改革の時を迎えています。

 地球の大転換が、天災という形で訪れるのを止めることはできません。(p.187)

 そして、このような状況でも地球のアセンションはすでに始まっています。

 これは誰にも止められない流れであり、次のような段階を踏んで進んでいくでしょう。(p.188)

 強烈なエネルギーが放射される、第1波:2021年から第5波(最終波)までのタイムテーブルが記述されている。

 スターシードたちは自ら光を放ち、同時にしっかりとグランディングすることで、地球のアセンションを進めていきます。(p.189)

 

 

【日本の大変革】

 日本は、怒涛の流れの中で、大変革期を迎えようとしています。・・・(中略)・・・。

 その流れは、2025年に起こるだろう大震災まで続きます。 (p.208) 

 宇宙視点から読み取ると、和魂(にぎみたま)を取り戻す流れととらえることができます。かつて、世界一の都市であったメトロポリス、江戸。「江戸時代に戻りなさい」という方向です。

 人々がよりそい、助け合いながら生きていくための和魂を取り戻すことによって、敗戦によって失われてしまった「日本人の本当の姿」を呼び起こしていくのです。

 そして敗戦によってダレスの国になっていた日本は、戦前のようなギメル国家へと変貌を遂げていきます。(p.209)

 “2025年に起こるだろう大震災”について、月日は書かれていませんが、下記リンクのことでしょう。

  《参照》  「2025年7月5日」と「日本神霊界」

 

 

【日本をベート国家へ転身させる】

 日本人という和魂を持った私たちの国を、「2060年前後にベート国家へ転身させる」と宇宙は伝えてきます。

 そして、「湧き上がる和魂の真実の姿を、全世界へ発信していくという大きな使命をまっとうせよ」と訴えています。

 人としての美しい魂の在り方、立ち居振る舞い、それらの高次精神世界・・・・。

「日本人にしかできない社会を創造しなさい」と選ばれたのです。

 和魂を磨き上げ、真実の道を歩む姿勢を問われていきます。

 宇宙は、そんな私たちを誇りに感じると同時に、気を引き締め、決意を新たにすることの重要性を訴えてきています。(p.224)

 ダレス国家、ギメル国家、ベート国家、がどういう国家かは (p.226~) に書かれていますが、上記書き出しは、本書の実質的な締めの記述なので、安易に読み済ますことは出来ません。

 和魂(にぎみたま)について、本書にはそれほど詳細な記述がないので、以下のリンクを付けておきます。

  《参照》 『深・古事記 神ながらの道』真名(Mana)(三楽舎)《前編》

         【左と右】

         【「荒魂:あらみたま」と「和魂:にぎみたま」】

  《参照》 『続2012年 地球人類進化論』白峰(明窓出版)《中編》

         【大和心と大和魂】

  《参照》 『神との語らい3』深見東州(たちばな出版)

         【謙譲】

  《参照》 『女神と鳳凰にまもられて』暁玲華 (アメーバ・ブックス)《前編》

         【日本の力 “和” 】

 

 

<了>