《前編》より


【アトランティスとレムリア】
 個を叩いて同質な人間にして、力ずくで寄せ集めるのが「統合」です。
 自分たちが好き好んで寄っていくのが「融合」です。
 個の強化と融合がレムリアの弥勒。
 反対の、個の喪失と統合がアトランティスの逆弥勒なのです。
 逆弥勒は次元のレベルでいうと三次元で、私たちが生きてきた時代は、この逆弥勒が促進された時代です。(p.95)

   《参照》  『至高神 大宇宙大和神の教え』 松久正 (青林堂) 《2/3》
            【「統合」ではなく「融合」型社会】



【存在形態によって規定される生き方】
 レムリア存在が最初に地球に入ってきた時は、半透明で人間のような身体を持っていないので明確な病気はないし、エネルギー体なので、時間と空間に縛られていません。重力を受けないからです。
 それだと医療、政治、経済、自然環境から受ける影響は少ないのです。だから何物にも縛られていませんでした。(p.102)
 身体がないということは、細胞を持たないということで、本当に自由です。
 自分を生き切れるのです。他人とか周囲とか、社会の影響を受けずに生きていけるのが宇宙人だということです。
 そうやって宇宙人は気ままに個を生きるのですが、地球の感覚で考えると、みんなが気ままに個を生きたら、衝突してケンカしたり戦争になると思いますよね。
 しかし、実はシリウスなども驚くほど平和なのです。みんな勝手なことをやっていて、団体行動も団体教育もないのに、生まれた時から好きなことをやらされて、平和にうまくやっているわけです。
 だから私の願いは、地球人が宇宙人に進化していってほしいということです。(p.103) 

 現在の地球は、宇宙の周囲律的巡りの中で、千載一遇どころか数十万載一遇と言うべきアセンションの過程にあり、急速に振動数が上がりつつあるけれど、存在形態が、身体形態からエネルギー形態へと一気に変わるわけではない。とはいえ、エネルギー形態社会へと移行する前段階なので、進化方向に則した生き方に切り替えてゆくのが、賢明というか必須。
 地球はこれからの数年で、過去1000年分ほどの変貌を遂げてゆく。閉鎖系地球内で醸成されてきた常識は、捨て去らねばならない時代に入っている。
  《参照》   『地球人革命』 松久正 (ナチュラルスピリット) 《前編》
          【地球社会で築かれてきた「常識」と「概念」で生きてはダメ】



【次元を移行する場合の身体メカニズム】
 身体を持っていない宇宙人が地球に来る際は、ホワイトホールを通して高次元から低次元に入ってくるのですが、彼らはその時に身体を持ちます。・・・(中略)・・・。
 宇宙人が高次元から低次元に入るために身体を持つときに何をするかというと、封印していた2重螺旋の遺伝子を解放するのです。
 そこではエネルギーの炭素化が起こります。
 私は常々、未来の地球人は水晶化(珪素化)すると言ってきましたよね。あれの逆が起こって、炭素化するのです。(p.149)

 高次元(珪素) = ホワイトホール経由 ⇒ 低次元(炭素)
 低次元(炭素) = ブラックホール経由 ⇒ 高次元(珪素)

 彼らは元々珪素体です。珪素を気体状にすることもできます。そうすると目に見えなくなります。
 珪素の波動をどんどん落としてくると、水晶のようになり、半透明になってきます。
 ホワイトホールを通るときに2重螺旋をオンにするので、珪素が炭素に変わる。そうすると人間のような身体になるのです。
 これにはどういう原理があるかというと、珪素は原子番号14で、原子核の周りを14個の電子が回っています。炭素は原子番号6なので、6個の電子が回っています。その差は8個です。
 珪素の電子同士の空間のあるポイントには、ブラックホールのようなものが存在していて、私はこれをシリコンホールと呼んでいます。(p.151)

 ここから先のメカニズム説明は、書き出すのがめんどくさいので、下記リンクでドンゾ。
   《参照》  『これでいいのだ! ヘンタイでいいのだ!』松久正×光一(VOICE)《後編》
           【松果体のシリコンホールが生み出すプラーナ】
   《参照》  『高次元シリウスが伝えたい水晶(珪素)化する地球人の秘密』松久正(ヒカルランド)《前編》
           【水晶を活用していた生命体と、これからの地球】
           【シリコンホール】
   《参照》  『ステラ・スーパーアセンション』松久正(ヒカルランド)《前編》
           【シリコン(珪素)という奇跡物質】
           【ブラックホールとホワイトホール】



【人生のシナリオを書き換える】
 “人生のシナリオ”とは、スピ系で一般的に言われているブループリント(青写真:魂の人生計画)のこと。
 宇宙人は、12重螺旋DNAが全部活性化しています。彼らは10次元以上の存在で、地球に来るときは身体だけ炭素化しますが、12重螺旋まで開いたままなので、自分のシナリオがすべて見えるのです。(p.154)
 12重螺旋のそれぞれの内容については、下記リンクに書出してある。
   《参照》  『高次元シリウスが伝えたい水晶(珪素)化する地球人の秘密』松久正(ヒカルランド)《後編》
            【目に見えない高次元多重螺旋DNA】

 地球に来たら、・・・(中略)・・・、最初に持っていた性格であまり適応できなければ、性格を自分で書き換えることもできます。・・・(中略)・・・。
 宇宙人は、心の面でも10重螺旋をいじれるので、陽気でいるとか陰気でいるとか、自分で選べます。・・・(中略)・・・。それが10重螺旋を書き換えるということです。
 魂が求めているものに応じて、心も性格も全部変えられて、人生のシナリオを書き換えることができるのです。(p.154-155)

 これぞ、高次元エネルギーを扱うことができる人による “DNAのリーディング&ライティング” というオカルティズム秘儀の極致。エソテリック(密教世界・魔法世界)に参入した人々は、皆この技を最終目的として研鑽していたのである。
   《参照》  『まもなく世界は5次元へ移行します』エハン・デラヴィ&中丸薫(徳間書店)《後編》
            【魔女の究極の目的】

 普通のスピ系著作には、「人生をよりよく生きるには、ハイヤーセルフにつながるのが大切」のような記述があるけれど、ドクター🐬の著作には、ハイヤーセルフのような単語は全く出てこない。
 そもそも、魔法世界においては、DNAの書換えこそが奥義であり、その奥義に到達できていないヒーラーさんたちは、ハイヤーセルフというサポート役に後事を託すしかなかった。しかし、ドクター🐬は、その奥義を会得しているのだから、ハイヤーセルフという単語は、語る必要が全くない。


【魂の望みを知っている宇宙人、知らない地球人、の違いを生むもの】
 人間の場合は、そもそも自分の魂が何を求めているのか、わからない人が大半です。(p.155)
 それはなぜか、ひとつ大きな理由があります。
 それは人間の脳が大きすぎるからです。
 つまり、脳のエネルギーが強すぎて、脳の思考が魂と松果体の流通をブロックするのです。
 ・・・(中略)・・・
 一番次元上昇した宇宙人は、脳がないのです。
 脳がなくて松果体だけ光っている感じです。・・・(中略)・・・。
 だから体も見えないし、光のように出てくるのは松果体の部分だけです。
でも、彼らもシリコンホールを使って自分の次元を落とすことができるので、身体を持つことができるのです。(p.156-157)

 身体を持つ世界で生きている地球人にとっては、「“脳がない存在!” なんて、絶対にありえな~~~い」って思うのが普通だろう。
 しかし、「身体としての存在」様式で生きている人間も、進化した先は、身体を持たない「エネルギー体としての存在」様式になるのだから、「身体がなくなるのと同様に脳もなくなる」だけのこと。
 ついでにいうなら、意識は脳にあるのではない。



                《後編》