《前編》 より

 

 

【イスラエルの農業技術】
 農場生産技術は国際的にも最高の水準を保ち、人口の約2%を占めるに過ぎないキブツが、イスラエルの農産物の実に40%を生み出しています。(p.143)
 「国土が小さく、雨の少ない国で、どうやって農産物を自給する、それどころか輸出までが可能になったのか?」
 そんな疑問が生じるかもしれませんが、(p.146)
 この砂漠の国を緑の国に変えた奇跡の技術のひとつに、キブツが開発した「点滴灌漑」というものがあります。
 ・・・中略・・・。
 かつて、日本の農業事情を良く知るユダヤ人は「まったく同じ条件なら、水なら100分の1、肥料なら10分の1のコストで日本と同じ収量を生産する自信はあるよ」と答えたそうですが、過酷な条件下でも他国にひけを取らない農業生産を生み出すために徹底的に研究と努力を重ねたイスラエルは、ITやバイオ技術を駆使して農業を自動化・省力化する技術も発達させました。(p.147-148)
 平均的な日本人にとってイスラエルの印象は、「中東の戦場の国」くらいだろうか。確かに政権を取っている首相は軍産複合体の強力なメンバーなので、日本の原発を管理しながら日本を恐喝して戦費を捻出する邪悪さモロだしなのだし、戦争ビジネス遂行のために、悲惨な戦場の報道を絶やすことなく供給しているいけ好かないアウトロー国家なのだけれど、実際には、国土のほとんどは安全地帯である。
 イスラエルは、高度に進化したIT先進国でもあるし、
   《参照》  『知られざる技術大国 イスラエルの頭脳』 川西剛  祥伝社
 本書で滝沢さんが詳しく紹介しているように、世界の最先端をいく農業国でもある。
 日本の農業を牽引してきたJAは、完全に世界支配者の手に落ちていないとしても、今日では、完全なる悪徳利権組織であることに違いはないので、下記リンクのコメントに記述したように、日本の農業進化のためには今後も100%貢献しない。おそらく足を引っ張るだけである。
   《参照》  『嘘だらけ世界経済』 ベンジャミン・フルフォード×板垣英憲 (ヒカルランド) 《前編》
             【農協改革の狙いと是非】
 日本の現状はこのようなものなのだから、農業によって日本を変革しようとするなら、有志を募ってイスラエルの農業キブツのような生活集団を作るしかないだろう。滝沢泰平さんは、標高1000mの八ヶ岳南麓で地球再生のキブツ集団作りを徐々に実践している。興味がある方は、滝沢泰平さんの公式ブログ天下泰平 から連絡すればいいでしょう。
 なお、八ヶ岳南麓を行政区とする山梨県北杜市は、移住者のために、 北杜市雇用創造協議会 を開設し、移住者の就職支援のために、参加費無料のセミナーやガイダンスや交流会をいろいろ行っています。

 

 

 

【農業法人】
 これから先、大企業から中小零細企業に至るまで、いろんな形で法人が農業や食の生産を行い、そこで働く(生きる)人々の命を守る活動が進んでいけばと思います。
 グループ企業や子会社に農業生産法人を作る、農業事業部を作る、農業担当者を作る、規模や形態は様々でも、やがてお金で給料が払えない事態が起こった場合でも、食料を提供できる会社が日本中にあれば、日本国民が総飢餓という最悪の事態は避けられると思います。(p.155)
 チャンちゃんも、営農型ソーラーパネルを設置するために農業生産法人を作ることになったので、耕作放棄地になっていた田畑を、耕運した状態で、農業生産に興味がある人に、無料貸し出しすることから始めようと思っている。
 営農型ソーラーパネルの下で農業生産をするなら、基本収入はソーラーパネル発電で賄い、副収入を農業生産で得ることが可能である。
 農業に興味があっても、農業収入だけでは到底生活できないという厳然たる事実があるので、従来型では、なかなか就農者が定着しないけれど、営農型ソーラーパネルの下での農業生産であれば、経済的不安を抱えることなく誰でも安心して農業に従事できるのである。
 営農型ソーラーパネル設置に必要な初期投資は、毎月の売電額の一部で返済するので、頭金ゼロでこの農業生産形態に入ることが可能である。
 実際のところ、耕作放棄地となっている農地の有効活用を目指しながら、就農者増加を目指すのであれば、現状ではこの方法しかないだろう。現状では、これが唯一の「疲弊農地・疲弊農業の救済策」である。
(2019年時点で、ソーラー発電の政府買取価格が値下がりしてしまったので、もう無理になってしまった)
 下記リンクは、営農型ソーラーパネルを念頭に置いて読んだ読書記録。
   《参照》  『太陽光発電の真実』 鈴江崇文 (総合科学出版)

 

 

【「祈りの旅」】
鳴海  訪れた場所の「癒し」と「調整」をエネルギー的な面から行うのが「祈りの旅」の大きな目的ですが、自分の場合は、これまで携わってきたヒーリングの要領で、ただひたすらその場所にエネルギーを送っていきます。
 すると、・・・中略・・・、場所によっては、八芒星などのマークが出てくる場合もあります。こうした「サイン」が出ると、「あ、これで自分の役割は完了かな」と捉えているんです。
 「祈りの旅」とは、鳴海さん、滝沢さん、長典男さん、高麗加緒里さんの4人で巡った旅のこと。
鳴海  長さんの見たビジョンによると、過去世では、長さんと私がライバル同士の陰陽師で、加緒里さんが中間派の陰陽師、泰平さんは朝廷側の公家さんだったそうですから、異なる派の陰陽師を、公家の泰平さんが率いているイメージにも重なりますね。
 水戸黄門にたとえると、泰平さんが黄門様で、私と長さんが助さん、格さん。加緒里さんが、由美かおる(笑い)。
滝沢  わかりやすいような、わかりにくいような・・・(笑)。
 でも、過去世で異なる立場にあった者同士が、時代を超えて手を携えているのは、「ひな形」という観点から捉えても、大切な意味を持っているように思います。
「祈りの旅」は、「融合・統合・調和」のひな形づくりでもあるのでしょうね。(p.161-162)

滝沢  長さん曰く「このメンバーで祈りを捧げると、良い化学反応が起こりやすい」そうです。きっと、それぞれとご縁のある「エネルギーの層」が、絶妙なバランスなのでしょうね。(p.163)
 日本や世界を巡っているスピリチュアルな方々はたくさんいる。大抵は一人で、人知れず自分の役割を果たしてゆく旅なのだろうけれど、この4人揃ってのような「祈りの旅」は、珍しいのかもしれない。
 チャンちゃんは、日本と世界の平和安定ために、現実界でいろいろ尽力してくれている人々と同等以上に、このようなスピリチュアルな先天の世界で尽力してくれている皆さんに敬意を持っている。ありがとうございます。

 

 

【祈りの対象】
滝沢  長さんが以前、「神社のお社は、もともと食糧貯蔵庫だった」ということを教えてくれましたが、祈りの対象は、私たちを活かしてくれている自然界そのものだ、ということなんでしょうね。
鳴海  泰平さんも本書で述べているように、古代の人たちにとって生きることは、食べ物を生産することであって、そのために必要な自然環境こそが「神」そのものだったといえます。(p.166)
 かつて、人間は、自然を司るエネルギー体を「龍」と呼ぶようになったのだけれど、今日に至っては、物質世界の「紙(紙幣)」を「神」とするまでに堕落してしまっている人々が非常に多い。
   《参照》  『富士神界の龍神からの緊急初メッセージ』 アマノコトネ (ヒカルランド) 《前編》
            【竜王との対話】

 

 

【真の女性性】
 ある先住民の長老はこのように語っていました。
「新たな時代への潮流の中で大切なことは、(それが一番いい方法だと信じて)すべてを自分でやろうとするあり方(誤解)から自分自身を解き放つことだ。自分が望む結果よりも、遥かに偉大な結果へと天が導いてくれるということを信じて委ねられるか。それは、また宇宙時間への回帰の大切さを意味している」

 そのためにキーとなるのが、自らの中に「真の女性性を蘇らせる」ということだと思います。真の女性性とは何を指すのでしょう?
 「天の愛を受け取る在り方であり、天に導かれながら生きていくということ」です。(p.186-187)
   《参照》  『ガイアの法則[Ⅱ]』 千賀一生 (ヒカルランド) 《中編》
            【「絶対的ゆだね」「広大なるあけわたし」】

 

 

<了>