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 読まれた形跡のないこの本を古書店で見つけたので読んでみた。地球の運命は、時々刻々良き側へシフトしてきてるので、2010年初版のこの本に書かれているリスキーなタイムラインは、未然のまま事なきを得て今日にまで至っている。次元上昇が人類に与える影響についての内容は、他のスピ本と同じだけれど、一つだけ明確に違うのは、宇宙における次元上昇の「発信源」は、「セントラルサン」でも「フォトンベルト」でもなく「星間雲」と表現されていることのみ。
 本書は、高次元に投げかけた質問と、その回答という形式で記述されている。2010年7月初版。

 

 

【ラップや早いリズムの音楽を高音量で】
 ラップや早いリズムの音楽を高音量で聞いている人がいますが、思考力が低下し、高次元意識の覚醒を阻害いたします。川のせせらぎのような自然の音やゆったりとした音が良いのです。(p.36)
 ラッパーたちの言っていることに意味深な内容など何一つない。軽快な早いリズム優先だから、意味の深みを辿っていたら先に進めない。軽いノリで、笑い飛ばしたり皮肉ったりする程度の表現だろう。これで思考力が育つわけはない。高次元意識というのは、魂にかかわることだから、魂に響かず、脳の表層で流れ去る音楽では意味がない。というか、ヘビメタだのラップだのは、人類支配者側からすれば、家畜を愚かなままに飼育するための一つの波動技法である。

 

 

【地軸は、どのくらい変化するのですか】
 昔、地軸がずれた時ぐらいまでは、ずれるだろう。今回出会うのは7から10度以内である。10度でも大変だ。地球の環境はすべて変わってしまう。地軸の大変動があった時は人類はいない。地球の皮の部分はどうあっても良い。水を湛えた状態で存続すれば良い。2012年から2042年までに起こり得る。(p.66-67)
  《参照》  ポールシフトに関して
 

 

【魂の成長と運動】
 運動の効果で重要なものは何ですか。

 運動すると体内の電流、振動がバランスを整えようとする。特に、脳の中心部に対する振動が重要で、脳による、指令による細かい運動は有効である。人間の運動能力を向上させると脳の脳力が高まる。さらに高い能力を目指せる。高い目的を持つと運動能力も向上してくる。個の魂がしっかりしてくる。個の魂の成長には運動が必要である。(p.107)
 これを読んで、「そういえば・・・さえない日々って、運動しない日々に重なっている」と思ってしまった。運動不足が常態化してしまっていると、低レベルの感度に固着してしまう。

 

 

【次元上昇のための運動】
 これからは、どのように運動すればよいですか。

 三次元で健康になるための運動から、次元上昇のための運動とせよ。呼吸を深くし、酸素を多く取る。取り込んだ酸素を脳に回して、活性化させるのが良い。天地のエネルギーを理解した上で、エネルギーを意識しながら運動する。気がわかるようになる。気の読み取りができるようになる。(p.108-109)
 これって、グラウンディングとセンタリングをしなさいってことだろう。
 であるなら、運動というより「瞑想」に近い「エネルギー・ワーク」である。
 本書では、道教の「大周天法」のようなエネルギー・ワークが記述されている。
 いずれにせよ、このようなエネルギー・ワークは、下記のようなYouTube動画で学ぶことが出来る。
  《参照》  【誘導瞑想】センタリングをしながら一瞬でグラウンディングする❁潜在意識書き換え~ 528Hz【改訂版】
 

 

【空腹を感じない細胞にせよ】
 2、3日食べなくても空腹感を覚えなくなる。自分のエネルギーを確保する方法を知ること。人により異なる。今までやってきた生活がしみ込んでいるので、これだけ食べないといけないと思っている人は、そこから抜け出せない。

 新人類になっていく過程で最も大事なことは、体の細胞を変えていくことである。お腹がすいたと感じさせない細胞にせよ。宇宙エネルギーをもらえる人は食べ物は必要ない。(p.112)
 地球に飛来するエネルギーが変わって来ている近年、食べる量は少なくすることができたはずだけれど、少食状態を維持できるかどうかは、太陽光および腸内細菌の生成に関係があるはず。
  《参照》  『ガリレオの遺伝子』 (日テレ) 《後編》
           【誰でも太陽と水だけで健康に生きられる】
           【太陽凝視から始まる不食化】
           【日光浴の重要性】
  《参照》  『世界は祈りでひとつになる』 白鳥哲 (VOICE) 《前編》
           【食に関する洗脳】
           【少食を可能にするもの】

 

 

【寝る前の想念の大切さ】
 寝る前に抱いていた想念は、睡眠中ずっと持続します。高い波長を保って寝ると、寝ている間に悪い霊は近づけないのです。逆に悪想念を抱き、低い波長のままで寝てしまうと低い霊が嗅ぎつけてきます。ですから寝る前に浄らかな清からな意識を抱き、神々しい光の中で湯浴みし、神の懐に抱かれながら、そのままスッと寝てしまうといいのです。(p.126-127)
 就寝前の想念管理のみならず、下記リンクにあるような積極的活用が大切。
    《参照》   『いつも宇宙人があなたの間近にいます』 田村珠芳 (ハギジン出版)
              【脳と言葉を活用して生きる】
 

 

【周波数を高く保つ】
 自分の気を高め、魂の力を強くして、バリアを厚くすることです。波長が高ければ、悪想念を送られても自然に倍返しではねつけてしまいます。

 これからは、意念戦争、霊戦争であり、もうすでに始まっているのです。しかし多くの方はそれに気づいてもおらず、全く無防備なのです。幸いなことに相手の意念、意識を操作できるようになるには高邁な人格・霊格が求められ、悪用するとその能力は失われてしまいます。(p.143)
 邪悪な不徳者からの悪念を受けても、高邁な人格・霊格であり続ければ、自然に倍返しとなって、邪悪な者は生活に困窮するという結果を見ることになる。しかし、邪悪な不徳者は、困窮が増した事実を自らが発した悪想念や悪しき行為による自業自得であるとは理解せず、さらにも増して悪想念を発し悪業を積み重ねるだろう。ドンズマリまで行かなければ気づけないのであるなら、愚かとは言え、それも自己選択である。
 高邁な人格・霊格であるかどうかは、社会的な地位や肩書など何ら参考にならない。他に施した実績など無い者達ほど、噂や肩書に揺蕩う凡百集団を形成するもの。そして、凡百集団の意念は平均値方向にベクトル化されるているから崇高さなど決して見抜けない。

 

 

【既成概念を捨てる】
 わたしは、アトランティスの高度な科学技術や医療を垣間見せられ、三次元の狭小な知識で説明することをもうやめに致しました。我々の科学ですべてが説明できると思うのは科学者の傲慢です。まず、この傲慢を捨て、謙虚にならなければなりません。いままで教えられてきたビッグバンなどなかったし、太陽は六千度などありませんし、中は空洞でちょうど電球みたいなのです。これからは、どこまで本気で既成概念を捨てられるかどうかなのです。(p.159)
 こういうことを、パープリンのチャンちゃんが言っても、「おめでたいタコ野郎」と言われるのが関の山だろうけど、東京工業大学の名誉教授である著者の言であるなら、少しはマジに考える人もいるだろう。
 捨て去るべき嘘っぱちの「既成概念」というのは、「科学理論」を基としたものだけではない。生まれながらにして全ての人々に刷り込まれる「社会意識」こそが、地球人の「既成概念」を方向付ける基底的トラップになっている。
  《参照》  『アセンションの超しくみ』 サアラ (ヒカルランド)  《前編》
          【社会意識(コントロール・グリッド)という檻から出る】
  《参照》  『地球人革命』 松久正 (ナチュラルスピリット) 《前編》
          【地球社会で築かれてきた「常識」と「概念」で生きてはダメ】

 

 

【タイトル解題】
 現世であまりにひどいことをすると、その魂は消滅させられてしまいます。次に連なることを皆が待っているのですが、それには序列があります。現世において本当に私利私欲を捨てて社会貢献した人は高く評価されます。ダイヤモンドだろうが、何々賞だろうがそんなものは三次元の価値観であって、霊界では何の評価もされません。その道すがら、心こそが大事なのです。(p.173)
 魂の向上って、つまり、私心を離れたプラスの実績を伴って初めて、認めうるもの。
 人類の一人一人が、世界をよくしようと思って行動すれば、地球の次元上昇は速やかである。
  《参照》  『「奥の院」がこれからは日本の時代だと決めた』 中矢伸一 (ヒカルランド) 《後編》
          【身魂磨きというのは、自分のためにやるものではない】

 

 

【日本から始まる】
 気づきの地はどこでも良かったのっだが、直感力が鋭く、我々の意図を吸収しやすい人民であったので選ばれた。まず、戦争の絶えない国は省かれる。それは人の心が荒立っているからだ。日本は地理上、地域上、世界を代表しやすい国である。おのごろ島である。一番のひと試が日本である。選ばれていることを意識してはいけない。意識するとユダヤ人と同じになる。一番多く五次元に移れるのが日本人であるという言い方が良い。戦ったり、経済戦争をしたりしている人は気づきにくく、大自然の中の人の方が、感覚が目覚めやすい。いろいろな知識もあり、感性も豊かである国民性により選ばれている。日本はバランスがとれていたので、日本から始まる。(p.195)
 本当は、選ばれたというより、地球の悪しきタイムラインを修正するために、「創造のいしずえ」によって、未来から送り込まれた民族のはず。
  《参照》  『ギャラクティックファミリーと地球のめざめ』 ジャーメイン&サーシャ(リサ・ロイヤル)《後編》 
           【一体意識への先導役】

 日本人は、ちゃんと、日本人としての役割を果たしましょう。

 

<了>