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 タイトルが意味する人々のことは、“スターピープル”とか“スターシード”と表現されるけれど、本書内では“ETソウル”と書かれている。また、その内訳は「ワンダラー」か「ウォークイン」かである。これらに関することは、多くのスピ系著作の中で言及されているので、この本を再読してみたけれど、読み落としていたような新鮮に思える内容はなかった。1997年6月初版。

 

【「ワンダラー」と「ウォークイン」】
 地球に来ているETソウル1億人のうち、95%がワンダラー、残り5%がウォークインだという。ただし、自分がETソウルだと自覚している者は、全体のわずか15%にも満たないそうだ。(p.4)
 「ワンダラー」や「ウォークイン」に関しては、下記リンクのコメントに。
    《参照》   『2012年 アセンション最後の真実』 浅川嘉富 (学研) 《前編》
              【星への帰還】

 

 

【あなたの自己発見は世界への奉仕以外の何ものでもない。】
 ETの魂をもち「どこか別の場所から来た」のにそれに気づいていない世界中の何百万人という人々(その多くは日本にいる)。もしかするとそのうちのひとりかもしれないあなたが[自分のルーツ]は宇宙起源だとは気づけば、あなたはより明るく光り輝くようになるだろう。そうなれば、世界中が恩恵をこうむるのだ。あなたの自己発見は世界への奉仕以外の何ものでもない。(p.12-13)
 ETの魂=“ETソウル”=“スターシード”の多くは日本にいるに関しては、下記リンクに。
    《参照》   『「君が代」その言霊は、潜在意識を高次元へと導く《光の種子》となる!』 森井啓二 《前編》
              【世界の雛形・日本に転生している魂たち】
 この本は、イタリアに往復する飛行機の中で読み、つい先ごろ残りを読み終わったのだけれど、旅の間、極めて体調良好だったにもかかわらず、帰国後、異様な体の重さに耐えられず、3日間ほどぶっ倒れてほぼ眠り続けていた。日本の周波数はとてつもなく重いのである。数日して漸く重さに狎れた。
 旅立つ前、日本国内にいる時も、放射能タップリな霧の中をバイクで走ってしまった時などに、粘膜鼻血を流しつつ同様な症状に見舞われたことがあったけれど、今回の状態は、天気から見ても、気流の方向を調べても福島からの放射能由来ではなかった。
 だからこそ確信できるのは、スターピープルの多い日本だからこそ、周波数が完全にコントロールされ、封じ込めがされているのだということ。長年に渡って地球を支配してきた「闇の側のETソウル連中」が、「光の側のETソウルを有する人々」の覚醒を阻むために、国土全体の周波数をコントローしているのである。日本にいると意識がぼやける。
    《参照》   『人類はアンドロイド!』 高山長房 (ヒカルランド)
              【無気力の原因】
              【狂気の電磁波野放し国家・日本】

 

 

【ワンダラーの旅】
 ここで最も重要なのは、ワンダラーは、人類を助けたい一心で、自ら進んでこの地球に生まれてきた、という点である。
 「奉仕」が切実に必要なこの惑星(この惑星地球はたくさんの助けを必要としているのだ!)に直接生まれる、という並外れた名誉に浴するのと引き換えに、ワンダラーは、自分のETとしての自我を忘れ、「故郷」で享受していた「魔術的な力」を放棄することに同意しなければならない。そのため、地球の流儀にはまりやすいのだ。事実、そこら中落とし穴だらけの世の中で、それに巻き込まれないというのは非常に難しいことだ。何しろ、彼らの願いのひとつは、「ともかく馴染む」(人類への奉仕と自らの精神の平和のために)ことなのだから。
 生きているあいだ中(あるいは何回もの転生のあいだ!)ずっと記憶喪失のまま、というのがほとんどで、そのうちわずかの者たちが、心にわだかまる不満の種を少しずつ少しずつ解き明かして、自分の正体を理解していくのだ。「ベールをはいでいく」というのはこのことで、私がインタビューしたのは、こうしたベールをぬいだ人たちである。
 彼らの自分探しの旅は、それまで、彼らにのしかかっていた個人的苦痛を和らげ、無意味な空虚感を満たしてくれるのだ。(p.45)
 ずっと記憶喪失のままのワンダラーたちは、先にも書き出したように85%近いらしい。そんなワンダラーたちが、下記リンク著作を読んだら、あるいは微かな記憶が蘇るかもしれない。
    《参照》   『神との対話 フォトブック』 ニール・ドナルド・ウォルシュ (サンマーク出版)

 

 

【魂のアイデンティティの鍵】
 ユナによると、同じような経験をしたことのある同僚に自分の感じていることを話したことで、少なくとも自分が気がふれたのではないという気になれて、余裕をもって自分に起こっていることを理解できるようになったという。
 同じ境遇の人からの助けもそこまで。結局は自己確認につきる、と彼女は言う。誰かが認めてくれる、くれないにかかわらず、自分自身の体験を信じて生きていく意欲、それがすべての人のアイデンティティの鍵を握っているのだ。(p.82)
 同じ場、同じスピリチュアルな祭祀の場にいても、同じ体験をしているということ自体、かなり稀だと思う。それぞれに違った体験をしていることの方が多いだろう。他者と同じ境遇、同じ体験を経ていようといまいと、自分自身の体験を信じて、自分の「内なるビジョン」をごまかすことなく、必ず自己確認をする。自己確認を諦めない。それがない限り、魂の成長にとって確かなものにはならない。内面におけるこの作業は、畢竟するに孤独な作業である。
 私たちは、多くのETたちがこう言うのを聞いた。「人の答えを期待してはいけない。これは前進するためのプロセスなのだ。孤独は、このプロセスの切り離せない部分なのだ」
 後に残るのは、自分自身への絶えざる働きかけだ。・・・中略・・・。「自分への働きかけで、心を浄化させることだわ。まず、そうすることによって、より高い精神的波動を感じるようになり、内部から光を放つことができるようになると思うの。この地球にいても、基本的には何もできない。ただ、私たちはここにいて心が開けるようにすっきりした状態でいることがすべてだと思うわ。こうしたことは知識を積み上げたってできることではない」
 知識を習得することは、自分の内面の意識を浄化することに比べれば、そんなに役に立つことではない、と彼女は言う。(p.170)
 そう、心と意識をピュアな状態に保つ。これができていないと進化はほとんど促進しない。繊細な波動を感受できないがゆえに、確かな深い学びを得られないからである。冴えた意識状態で得られた体験による学びに比べたら、知識による学びなどいかほどのものでもない。知識は単に予習的なプロローグのようなものにすぎない。
    《参照》   『アセンションの超しくみ』 サアラ (ヒカルランド)  《後編》
              【経験から学ぶ:自分にとっての真実にするまで】
              【勇気を持って行動し、経験を創造する】

 

 

【ETソウル(スターシード)の生き方】
「最終的には誰かがETかETでないかは問題じゃないの。そんなこと、どうでもいいの。・・・中略・・・。今ここにこうしているということにはまたく影響がないことですもの」
「それじゃあ」私は尋ねた。「重要なことって何なの?」
「自分の心に従うこと。バランスをとって進むこと。ものの見分け方を身につけること。自分の言葉で話すこと。そして勇敢であること」 (p.91)
 ETソウル(スターシード)の生き方に関しては、「地球に奉仕する」という大目的に沿う生き方以外では、この記述にあるように、「普通の地球人のように(として)、よりよく生きること」のような記述が随所にされている。
 「地球に奉仕する」という点に意識を置くとしても、「地に足をつけて」ということわざを持ち出すまでもなく、地球にしっかりグラウンディングして生きてないと、確かに、地球に奉仕できない。
 彼女は自分の本当の正体は究極的には問題ではないという力強い感覚を、言葉と態度の両方で発散させていた。彼女が真実を語っていることは、その確かな眼差しに見てとれる。彼女はありのままに感じ、ありのままに行動しているが、それは自己意識と自己認識のための感動的な努力のたまものなのである。
 そのことを踏まえて、私はビッキーに最後の言葉をかけた。すべてのポイントは、ETであるなしにかかわらず、歓びと充足に生きることではないのか、と。
 「本当にそれに同感だわ」彼女は私の見解に理解を示した。(p.93)
 “歓びと充足”の反対は、“恐怖と欠乏”。
 前者は光の周波数側であり、後者は闇の周波数側である。
 ダークサイドのETソウルたちは、地球の周波数を引き下げるために、常に、格差社会・テロ・戦争・経済破綻などの創出に血道を上げ、これに関する報道を絶やさない。
 地球の周波数を光の周波数側へ引き上げることこそが、光の側のETであるなしにかかわらず、その場において誰にでもできる「最大・最強の地球への奉仕」である。

 

 

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