《前編》 より

 

【人の姿をした精霊】
 人の姿をした精霊?
「こう言いましょう。人の姿をした元素霊です。人間の肉体をもって生まれ変わるわたしたちの仲間はたくさんいます。あなたに理解しておいてほしいのは、精霊であれ人間であれ、天使、あるいは動物であれ、すべての魂は同じという事実です。魂は聖なる光のきらめきであり、それを覆う物理的な殻が何であろうと、本質が変わることはありません」
「しかしながら、それぞれの魂は、別々の場所で一生を送ります。地球を選ぶ魂もあれば、別の場所を選ぶ魂もあるのです。魂が選ぶ場所は、物理的に存在するところも、そうではないところもあります。その場所に宿るエネルギーが魂に刻み込まれ、そして魂全体を覆います。あなた方が“オーラ”と呼ぶものは、こうしたエネルギーのことなのです」
「魂は、自分が生きていくために選んだ場所に適した外見や性質を具えることになります。あの赤毛の子が精霊のように見えるのも、それが理由です。彼女の魂は、精霊界で何回も生まれ変わったのでしょう。人間界に生まれ変わることを決心した今回、精霊界での体験をすべて覚えている魂が、自らの昔の姿に似た外見となることを選んだのです」 (p.92-93)
 精霊界から人間界に生まれ変わっている人たちはたくさんいるらしいけれど、そういった人たちの全てが、以前の精霊の姿に似た外見をしているというわけでもない。でも、そういう人々って、年齢性別に関係なく、きっと妖精や精霊に関することにそれとなく心が向いている。そういう人は、すでにこのような本を読んでいるか、近いうちに必ず読むことになるだろう。
 チャンちゃんは学生時代、電気スタンドの横にチョコレートの景品に付いていた妖精や天使の描かれた小さなカードを何枚も並べて置いていた。その中にはミカエルの絵もあって、それが一番気に入っていたんだけど・・・。

 

 

【精霊はミカエルと共に】
「わたしたちは、すべてのライトワーカーを見守る大天使ミカエルと共にあります。ミカエルは、あなたがわたしたちから得た知識を他の人々に伝えることを願っています。こうした知識を必要としている人たちは必ずいます。こうした人たちは、あなたの本や講演を通じて導かれるのです。わかっているでしょうが、あなたが伝えるべきことは他の導師や癒しを行う人々の教えが多く含まれます。こうした人々もまた、あなたを通じて多くを学ぶのです。わたしたちが伝えられる情報は、今の時代においてこそ重要であり、それだからこそ、できる限り多くの人に知ってもらいたいのです」 (p.95)
 著者のドリーンさんは、欧米世界をメインにこのような役割を担っている方なんだろう。
 日本には、『花の美術館』を運営している水木鈴子先生みたいな方がいる。他にも何人かいるだろう。
    《参照》   『幸福あげます』 水木鈴子 (文化創作出版)

 

 

【ライトワーカーさんたちへ】
「わたしたちがこれからするのは、新しい情報を与えるというよりも、あなたがすでに有している知識を思い出すのを手伝うことです。前世で得た知識を蘇らせるのです。こうした知識は、前世のあなたが自ら望み、魂の一番深い部分に刻み込んでおくことを認めたものです。そして、すべてがあなたの人生の目的を達成するのに必要なものなのです。ライトワーカーは、すべて前世の記憶を魂に刻み込んで生まれ変わった人々です」
「すべてのライトワーカーは、心の奥底で時間があまりないことを自覚しているはずです。そう感じるからこそ、今すぐにでもスピリチュアルな方法で世界を救おうとしているのです。ライトワーカーは、自分が他人と違うことを自覚している場合がほとんどです。あまりにも感受性が高いために、“勘がよすぎる”とか“気味が悪い”あるいは“知ったかぶり”などとからかわれたり、いじめられたりした経験があることでしょう。また、耳鳴りなどの肉体的症状に悩まされた人は少なくないはずです」(p.98) 
 心の奥底で“時間があまりない”ことを自覚しています?
    《参照》   『すべては宇宙の采配』 木村秋則 (東方出版)
              【「時間がない」】

 

 

【耳鳴りの原因】
 私は物心ついてから、右耳の耳鳴りが止んだことがありません。と私は訴えました。私の耳鳴りは、何なのでしょうか?
「空を覆うスモッグを想像してみてください。あなたの耳を覆っているのは、恐れの感情から生まれた思考の集合体です。朝仕事に行くときに感じるストレス。そして、愛やお金、あるいは時間といったものが足りないことに対する怒り。そうしたものがひとつに固まるのです。負の感情を体に溜め込んでしまうと、地球が送ってくるエネルギーが遮断されてしまいます。こうした状態は、あなた方人間にとっても、母なる地球にとっても良いとは言えません。・・・中略・・・。そこで、大天使や偉大なる癒しを行う者、導師、元素霊、そしてスターピープルが強い光をライトワーカーたちに向けて放ちます。天界から放たれた光は、一方の耳に響く大きく高い音となって届くことが多く、痛みを伴うことさえあります。しかし、この音によって肉体の周波数が上がり、焦りの気持ちが癒され、ライトワーカーの心に希望と安らぎが生れるのです。その結果、ライトワーカーたちも自らの役割を思いだし、現状の解決策について考えられるようになります」(p.98-99)
 長年、右側だけの耳鳴りが消えない人がこれを読んだら、安心するだろう。
 チャンちゃんの右耳はもう何年もキ~~~~ン状態で、左耳はときどき鈴の音のように鳴ることがある。いずれにせよ、癒しを兼ねたモーニングコールなのだということを知って安心しましょう。
 さらに、
「耳に響く音には、情報のダウンロードという役割もあります。コンピューターのモデムがデータの送信元とつながると、独特の音がしますね。それとまったく同じことなのです。わたしたちが天界からあなたに向けて送るのは、あなたが担っている役割についての新しい情報です。多くの情報は四次元世界での教えに基づくもので、そのままの形でお話ししたとしても意味不明なだけです。そこで、言葉ではなく音を媒体にし、あなた方の心臓のチャクラと意識下に向けてメッセージを送るのです。このような方法で、新しく得た情報が考え方や行動に反映されるようになります」 (p.99)
 だったら、耳鳴り大歓迎! (でもないか。)
 このような理由によって耳鳴りが起こっているのだから、間違っても病院に行って投薬など絶対に受けないこと。そんなことしたら、受信機としての肉体という器は完全に破壊されてしまいます。医療業界や製薬業界は、アセンションを抑止するのが最大目的の「闇の支配者」傘下にある典型的な暗黒業界なのですから。
    《参照》   『これが[人殺し医療サギ]の実態だ!』 船瀬俊介×ベンジャミン・フルフォード (ヒカルランド)

 

 

【テレパシーによるコミュニケーション】
「人間が“不足の思考”から逃れるためには、テレパシーに頼らなければなりません。内なる導きに従えば、肉体的にも精神的にも、全ての欲求が満たされるからです。とても大切なことがもうひとつあります。人間がテレパシーによる意思の疎通に回帰すれば、地球から不正直さが消滅するでしょう」
 なぜそうなるのですか? 私は再び尋ねました。
「嘘がまかり通る唯一の理由は、大多数の人が“何か違う”と感じても、その感情を押し殺してしまうことです。テレパシーによるコミュニケーションに比重を置くに従い、心の奥底で生まれる警告を疑ったり、無視できなくなったりするようになります。近い将来、嘘や一部だけの真実は通用しなくなるでしょう。精神世界では、何かを隠し通しておくことはできません。それと同じことなのです。不実は、すべて白日の下に晒されることになるでしょう。(p.103-104)
 全ての人々がテレパシー能力を持てるようになったら、必ずや高度に進化した社会が実現する。
    《参照》   『神との対話 ③』 ニール・ドナルド・ウォルシュ (サンマーク出版) 《後編》
              【HEBと人間の違い】

 下記リンクに、テレパシーを使えるようになる上で絶対に必要な条件が記述されています。
    《参照》   『スターピープル vol.45』 (ナチュラルスピリット) 《前編》
              【霊的チャクラを開発する方法】

 

 

【トンボとカエル】
「トンボもカエルも、わたしたち精霊の王国に属する生き物です。母なる地球が抱えるストレスを別のものに変えて発散させるという大切な役割を担っています。カエルは、よくおとぎ話に出てきますね。その理由のひとつは、元素霊の世界の魔法を、人間の心でもとらえることができるからです」
「カエルは、・・・中略・・・ 鳴き声によって自らの体、そして自分たちが住む場所である大地や水からストレスを発散させているのです。トンボは、・・・中略・・・ カエルが背負っている重荷を引き受け、運んでいるのです。トンボの羽音には、負のエネルギーを遠ざける働きがあります。カエルの鳴き声、そしてトンボの羽音には、癒しの力が秘められているのです」(p.111-112)
「人間に生まれ変わる準備ができていない元素霊が、トンボやカエルになります」 (p.113)
 カエルさんトンボさん、あんがとね。
 おとぎ話において、カエルさんたちがどんな描かれ方をしていたか、覚えていないけれど、機会があったら意識して読んでみよう。