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 『シャンバラからの超レッスン』 の続編。何日もかけて読んだから、全体の印象が分からなくなってしまった。現時点では、スピ系ノウハウのアラカルト本みたいな感じという印象だけど、総括的な学びにもなっている。2013年9月初版。

 

【周波数上昇の機会】
 私がセミナーしていた時なんかも、皆、家に帰ってから、私の話した2時間で思い出せる内容が、それぞれに全然違うんだ。自分の周波数と違うものには、誰もが、拒否反応を示すからさ、まったく思い出せない。それに周波数が合わなかったら体の芯まで入らない。つまり、その人にはまったく影響がないってことでもあるんだけどね」彼が明るく言った。・・・中略・・・。
「う~~ん、サランたちも言ってたんだけど、『どうして2年やっても、こんなに変わらないんだろう』ってさ」タダシが少し困ったような顔をした。
「肉体界で目覚めるっていうのは、人生で離婚、死別、浮気、借金、病気とかっていう、かなり大きな事件が起こらないと、皆、気がつかないし、周波数が上がらない」
「スバリ、その通り。そのくらいの事件しか、普通の人が目覚めるきっかけにならない。だから、ちょっとやそっとのセミナーをやっても誰の意識にも内容が入らない、周波数が定着しない」
 そっかあ、そうだよね。アストラル界の技術スタッフも大変だなあ。 (p.117-118)
 大きな事件が起きた時は、人生の根本を思ってリセットされるだろうから、周波数が上がることは十分あり得るだろう。
 それに比べて比較的平穏無事な人生の中で、長年に渡って多くのスピリチュアル系セミナーに参加しているからと言って、その人の周波数が上がっているかどうかは、かなり疑問。
 スピリチュアル系から離れられない人々の中には、「怖れ」を元にしている人々が多いように思う。これでは周波数なんて上がりっこない。周波数最低の「怖れ」ではなく周波数最高の「愛」をベースに生きることをこそ学ぶべきなのに、これから世界がどうなるのかとか天変地異がいつ起こるのかとかの情報に振り回されているのなら、完全に本末転倒である。
 スピリチュアルを正しく学んでいるなら生死に関わる怖れなど持つはずがない。そうであるなら、仮に天変地異が起こるとしても、「それがどうした」というように泰然自若として日々を前向きに生きているはずである。

 

 

【プラーナを食べる存在たちと、その管理者】
 私たちの中で感情体を出すと念エネルギーが生まれ、それは良質の食べ物になる。日本でも神社仏閣でお祭りがあり、たくさんの人たちが集まるが、天井は必ずといっていいほどとても高い。世界的に見ても、教会、モスク、それらすべての天井が高い。これはこのエネルギー体が気体よりも軽く浮くため、高い天井の集めて食べている存在がいるからだ。・・・中略・・・。
 私たちも地球も、そして、あらゆる生命体が食料を必要とする。この食料という意味合いで、プラーナという電気体のエネルギー管理はとても大切な仕事だ。それを不可視の王国がしている。つまりこれが惑星地球の心臓部なのだ。(p.138)
 プラーナは、宇宙のエネルギーとか愛のエネルギーという意味で使われることが多いと思うけれど、ここでは、感情体が出す念エネルギーと記述されている。「感情体」は、神智学の用語では「アストラル体」であり、日本語では「幽体」と表現されることもある。
 「不可視の王国でだって働かなきゃならないし、お金も生活も、普通に恋愛も結婚も、出産もある。王国は、4.5次元だから私たちの肉体界と大して変わらない」 (p.138)

 

 

【アンドロメダの作為】
 サランたちアンドロメダからの宇宙人たちは、彼らの宇宙(細胞)が老齢化して、最後、ビッグバンという形で爆発したその時、空間のすり抜けに成功したアンドロメダ軍の3隻の船の乗員たちだ。彼らは、自分たちのいた以前の細胞(宇宙)の歴史にあった事実を、私たちのこの細胞(宇宙)では起こさないようにするために、地球の次元を変えようとしていた。(p.170)
 この文章からだと、アンドロメダ軍の目的は、ビッグバンの再現を阻むためであるかのように読めるけれど、下記リンクには、アンドロメダ銀河と天の川銀河の衝突を避けることが喫緊の課題として記述されている。つまり、大きくはこの2つの課題があるらしい。
    《参照》   『シャンバラからの超レッスン』 ぺガサス (ヒカルランド) 《前編》
                【金星vs火星 どころじゃない】

 この2つの課題を達成するために、
 彼らは、1955年から10年間に受精した、21歳で亡くなる予定の日本人の子ども2000人にコンタクトをし、この世界の歴史を変える工作員として、タダシと私、そしてもう一人の3人を送り込んだ。(p.170)
 アンドロメダが送り込んだ3人とは、私(ペガサス)とタダシとベスということ?
    《参照》   『シャンバラからの超レッスン』 ぺガサス (ヒカルランド) 《前編》
              【2000人の中から残った3人】

 

 

【アンドロメダ銀河と天の川銀河衝突の回避法】
 星はもともと普通の人の魂が集まっただけのエネルギーの塊で、そのたくさんの群霊が集まって地球は出できている。
「そう、星は群霊の固まり」私が頷いた。
「そこをわかってもらえると助かる。今でもアンドロメダ銀河が近づいているせいで、太陽の波動が上がり、太陽系の波動が上がり、次元上昇していっている。地球が幽体化して、4.2次元にでも仮になれば、我々がお化け化しているから、アンドロメダ銀河はぶつかることなく、地球を素通りしてしまう。そのためのアセンションだ。でも、私たちは、誰も、自分が4チャンネルから1チャンネルに移り始めたことに気づかない。4.1次元から4.2次元に自分が移ったことに気づかない」
「気づかない人にとっては、アセンションとか、次元上昇、波動の上昇なんてまったく関係ないことのように思われるだろうけど、地球のマグマの活性化に伴って、高くなった地球の波動に合った人間が、ドンドン、ドンドン悟っていき、逆に、波動の上昇についていけない人間が、鬱になって自殺したりもする。でも、これからも昨日と同じ今日が始まる。ただ、それだけだよ」 (p.186-187)
 波動の上昇についていけない人は、鬱になったり自殺したりする以外にもいろんな現れ方をするだろう。近年は、乗車人口の多い首都圏などで、救護のための電車の緊急停止は頻繁に起きている。先週末も、気絶したまま担架で運ばれて行くビジネス・スーツ姿の若い女性を渋谷駅で見た。

 

 

【位置周波数】
「死んだ時の位置周波数が低かったら、また同じような悲惨な状況で生まれるじゃない」
「あ~、そういう解釈もあるかもしれない」 彼が頷いた。
 ある時、カイザーに言われたのだ。
「ハワイにいるあなたが日本にはいない、いられないのはなぜでしょう? 我々から見たら、ハワイの周波数にいるあなたが日本に行くには飛行時間が必要です。それがあなたと日本の周波数の違いなのです」(p.188-189)
 高校の物理で出てくる、位置エネルギーの概念を理解しているなら、位置周波数も分かるだろう。
 「物理なんてチンプンカンプン、訳わかんない、絶対無理!」って胸を張っちゃう人は、誰かに「チチンプイプイ、賢くなぁ~~れ~~」って魔法を掛けてもらえば、少しは賢くなれるかもね。

 

 

【すべては電気でできている】
「この全ては電気で出来ているという基本原理が分かると、皆が結構バラバラなものとして捉えているお化けと宇宙人が繋がるんだ。もちろん、精神世界、アストラル界(幽界)、メンタル界(霊界)つまり神界、これらも、『あっ、何だ』ってくらいに繋がっていく。お化けが怖いっていうのと、雷が怖いっていうのが、同じ立ち位置で見られるようになったら大成功」
 私が頷いた。
「さて、すべてが電気でできているという中で、サランたちは、一番はじめに、『この世の中の電気というのは、1種類じゃないんだ』と言った。つまり、何種類も電気があるんだ。そして、『あなたは、神界からのコンタクトを受けているんですよ』って言われたら、神界という電気層のところからの繋がりで、周波数が合って聞ける状態なんだ」 (p.193-194)
 このページ付近から、審神(サニワ)についていろいろ書かれているけれど、スピリチュアル業界の自称霊能者の能力に関しては「玉石混淆」であり、しかも殆どが「石」だから、スピリチュアルなことに興味を持ちながらこの問題について見識がない多くの人々が、いいように「鴨葱」になっている。
   《参照》   『神霊界』 深見東州 (たちばな出版) 《前編》
             【新時代のニュー中間役の神 : UFO】

 ドレミファソラシのオクターブ(音の周波数)が、果てもなく繰り返されるように、色の周波数も電気の周波数も果てもなく繰り返されることで、いくつもの別の階層を構成している。
 もちろん宇宙も電気で出来ている。地球上の電気より遥かに周波数の高い電気である。
   《参照》   『太陽の暗号』 エハン・デラヴィ (三五館)
             【電気的宇宙論 =「プラズマ宇宙論」】

 

 

【知性を養う】
「チャネリングは感性の世界なんだけど、やっぱり感情は、理性だけでは抑えられない。それで知性が必要になる。医者はあれだけ勉強するから理性と知性で、感情が自然と抑え込まれちゃって、人の死に直面しても、冷静な対応ができる。これも、1つのサニワの世界だよ。自分を抑え込んで、常に冷静な状況で事態を分析し、原因を究明する。彼らは、この分析に中ででき上がった人たちだよね。だから、患者が亡くなって、泣かない医者はおかしいって言う人がいるけれど、医者が一緒に泣いていたら仕事にならない。
 もしも、チャネリングと瞑想を10覚えたら、同じく10の知性を養ってほしい。それは、精神世界の本を読むんじゃない。これは、感性の本だから、感情には対処しきれない。知性を養うために、もっと違う学問が必要なんだ。必ず、科学、医学、政治、経済、教育。国政の本、新聞を読むことでも構わない、何でもいいから知性の世界をバランスよく取り入れてほしい。感性だけじゃ最終的にバランスが崩れて魂が壊れるんだ。だからどんな形であれバランスが最も大切なんだ」 (p.205-206)
 チャンちゃんは飽きやすい性格だから、ジャンルがバラバラな読書記録になっている。結果的に、まあまあバランスよくなっているだろうけれど、審神(サニワ)の世界になど興味はない。
           【基礎的な審神の法】

 

 

【瞑想では周波数は上がらない】
「瞑想っていうのは何かと言うと、基本的にアストラル体の振動数を落とすだけの役目しかないんだ。だからサランたちは、ただ座っているだけの瞑想に対しては、否定的だよね。そんな時間があったら、いろんな人に出会って、様々なことを感じて『何だ、あいつ!』なんてことも体験して、この世界でしか体験できない事を最高に楽しむ方が、よ~っぽど、周波数が上がるって言うな」 (p.208)
   《参照》   『神霊界』 深見東州 (たちばな出版) 《後編》
             【 「事上練磨」 の陽明学】
 これ(写経)も手に集中している状態でアストラル体が冷静になる。しかし、周波数が上がるわけではない。周波数が上がった気にはなる。なぜかというとアストラル体が止まると、メンタル体を感じやすくなる。つまり、魂に直接繋がるから不安がなくなる、・・・中略・・・。ただ、魂を感じやすくなる。それだけさ」 (p.210)
 「瞑想や写経には、アストラル体の鎮静化(=地球周波数への同調化)と、メンタル体の感じやすさ以上の効果はない」と言っている。そしてそれは、瞑想に依らずとも、達成可能である。
「自分に合った行動を持続的にすることによって、自分を大地と同じ周波数に合わせられれば、どんな人だって何でもできるから」
「そうだねえ、地球と調和した最高の周波数で、望む未来へ移行していく、素敵!」 私は微笑んだ。(p.213)

 

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