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 この雑誌の記事には、感覚に従って生きることのメリットが何カ所も書かれているのだけれど、左脳を起動させてしまう知識偏重生活から離れたくて、読書記録をしばらく止めていた。中途半端はよくないから、本気で読書記録を止めようと思っているのだけれど、先に書いてあったこの雑誌の読書記録を掲載しておこう。2014年1月初版。
 感じること(感性)全開で生きるべき時と思っているから、今後の読書記録の目標は、極力減らして、ひと月多くても10冊。できればゼロ。

 

 

【判断を手放す】
 レナード・ジェイコブソンさんの記事から
―― 私たちは、判断できることが知性的であると育ったように思います。
 人類全体が、判断の中に溺れてしまっているとも言えます、それは、まるで厄災のように人類に災いをもたらしています。判断こそが、私たちを永遠に分離という牢獄の中に閉じ込めているのです。(p.8)
 聖書からの引用だったのかどうかはっきりしないけれど、Judgment belong to God. というキーセンテンスに触れていた記憶がある。しかし、本当の神は判断などしない。ましてや人間が判断し他を裁くというような行為が、どれほど世界を行き詰まらせているかと言うことに思い至るのは、ある程度、高次の意識に目覚めた人々のみだろう。
 判断のみならず、怒りや憎しみなどの感情も、手放すことができてはじめて、本当の深い変容がもたらされるのだけれど、これってそう簡単にできることではない。だからと言って、これを理解し訓練する意志を持たないなら、人類の偉大なる進化に何の貢献もできずに終わってしまう。

 

 

【愉快は宇宙を救う】
 Kan.さんと 日木流奈くん の対談。
 現在の流奈くんの写真が掲載されているけれど、10年ほど前、流奈君の著作が多く出版されていた頃から比べると、当たり前のことだけれど、だいぶ大人の身体になっている。でも、目元は昔のままだ。
Kan. 人はシンプルに打ち解け合うのが大事なのに、わざと難しくしているところがありますね。
流奈  簡単なのにね。大変なのはわかるけど。私は昔、“感じる”ことしかできなかったので、“感じる”ことが難しい人がいるのが不思議でした。・・・中略・・・。私が何をしているかと言えば、ただ、愛されているだけです。私から何かをすることはできないので、ここにいて、みんながしてくれることをただ受け入れます。口が立つので勝手に話して、私が楽しんでいます。それで、私が楽しいと、みんなが楽しいことに気づきました。だから、みんなも自分を愛すればいいなと思った次第です。そうすると、私が楽しいからです。とても単純です。愉快は宇宙を救う。これが我が家のモットーです。(p.11)
 普通の人とは比較にならない流奈くんだからこそ、こんな場ができやすいのは言うまでもないことだけれど、左脳的に生きるのが普通の人間たちが集うと、比較、優劣、慢心、卑下、といった愉快でない世界に自ずから嵌っていってしまう傾向がある。
流奈  知識はまず捨てたほうがいいと、私はいつも思っています。頭でっかちになると、感じる心が育ちません。でも、悲しみながらも幸せでいることはできます、それが究極というもの、至福と呼ばれるものです。できればみんなこの状態になると、みんな幸せ、私も幸せ。
Kan. 私も幸せです。 (p.14)
 “悲しみながらも幸せでいることはできます”とあるけれど、これって霊主体従の生き方にシフトしている人にのみ言えることだろう。時代の波動が急速に変化しているにもかかわらず、未だに体主霊従の生き方をしている人は、支えてくれる人が亡くなった場合、物質(経済)的な支えが無くなることに怖れを抱いて自分のために涙して悲しむのである。
    《参照》   『数霊に秘められた宇宙の叡智』 深田剛史・はせくらみゆき (徳間書店) 《後編》
              【 「霊主体従」 という “マイ岩戸開き” 】

 

 

【メタ・メディスン】
 メタ・メディスンとは、人間の健康を理解するための革新的なアプローチで、その特徴は包括的・統合的であることです。(p.20)
 本書の特集となっている「メタ・メディスン」に関して、複数の医療関係者やヒーラーたちの取り組み内容がいくつも取材され掲載されている。
 「部分的視点」で見る「古タイヤ交換式」の「西洋医学」ではなく、「部分の異常は全体が正常に機能していないからだと」いう「東洋医学的」な「全包括的視点」で見ようとする発想法は、F・カプラの『タオ自然学』が著された頃から語られていたのだけれど、近年のスピリチュアルでは、さらに、今世のみならず前世のトラウマや、先祖の意識や他者の怨念なども原因として捉えられているところが、以前とは大きく異なっている。
 これらのさまざまな深い原因を、当然のこととして扱っているシャーマンさんは日本にいるけれど、世界的には、いまだに、これらのさまざまな深い原因が、特定の分野の専門家によって部分的に解明されだしているだけ、という状況らしい。

 

 

【先祖が経験した出来事が、病気の原因】
 リチャード・フルックさんの記事から
 先祖が経験した出来事はエネルギー的に私たちの身体に溜められ、伝達され、のちのある段階で、私たちや私たちの子どもに現われると言うことです。病気の原因が何なのか、実によく分かります。そして病気、痛み、慢性疾患はすべて、この信じがたい現象に基づいていることに気がついたのです。(p.27)
    《参照》   『水の「真」力』 江本勝 (講談社)
              【病気の根源】

 学校で西洋医学を学んだだけのお医者さんは、大抵が左脳タイプの方々ばかりだから、スピリチュアルなセンスはほぼゼロで、こういった原因を理解する認識力は多分ないだろう。現在、世界の波動が変わっているから、今後は、このような意識エネルギーの波動を解することができる人々が、新たな医療の先駆者になってゆくはずである。
 先祖霊のみならず、木霊や井戸霊などが病気の原因になっている例が、日本でも近年は非常に多いらしい。物質偏重の西洋化に毒されて、祖先や自然(のエネルギー)を敬わなくなった日本人が増えているからなのだろう。チャンちゃんも田舎に住んでいるから不可避的に庭木を切ったりするので、鼻が詰まったり関節が痛むようになってしまうのである。樹木の枝を切るって人間の手足を切るのと同じような壮絶なことなのである。
 西洋医学のお医者さんでは、様ざまな症状の本当の原因などまったく探り出すことなどできない。それどころか、ガンなどではない“ガンもどき”を“ガン”と診断し、入院させた上で、抗がん剤と言う猛毒を注入して、多額の医療費を掠め取るというアクドイ世界を運営しているのが、今日の西洋薬害医療の実態である。
    《参照》   『医者に殺されない47の心得』 近藤誠 (アスコム)
              【ガンで死ぬのは「ガンの治療のせい」】

 

 

【今後の医療】
 クリスティン・ペイジさんの記事から
―― 今後の医療はどうなっていくのでしょうか。
 西洋医学と、統合医療・直感医療的なものを組み合わせて、魂を中心とした医療(Soul centered medicine)を行っていく必要があります。ホリスティック(全体的)な観点からその人を見ることが大切なのです。魂はすでに完全であり、魂のレベルからヒーリングを行うと、治療も早いです。ネイティブ・アメリカンの方々は、「魂レベルのヒーリングをすると、自分の生きてきた7世代前の先祖たち、そして7世代先の子孫たちにもヒーリングが起きる」と言います。肉体的な病気、精神的な病気という枠にとらわれず、真に自分の魂とつながって生きるための援助を、これからも続けていきたいと思います。(p.33)
 先祖も子孫も、多次元にまたがって存在している自分自身の魂の一部。多次元にリンクする魂の実在は、坂本政道さんの『死後体験』などの著作に書かれている。

 

 

【重要なのは、ただ意識を開くこと】
 グッドニー・グドナソンさんの記事から
 2012年5月5日を境に次元は変わり、新しい時代の枠組み、ニューパラダイムに入っています。私たちのマインドは、まるで箱の中に納まるように、ある特定のやり方に従ってプログラムされています。しかし、意識や気づきで、その箱から外に出るということが、いま起きています。・・・中略・・・。重要なのは、ただ意識を開くことです。(p.45)
 地球を取り巻く振動数は、近年大きく変化しつつある。この振動数の変化は、人の意識に大きく影響している。だのに数年前と全く同じ認識で生きているというのであるなら、それって返って“異常”である。というか“鈍感すぎる”ということだろう。
 5月の満月は、一年の内で月が最も大きく見える満月で、毎年ウエサク祭が行われている。今年の満月は5月15日だった。太陽の光を反射する今年の満月の月明かりは、去年(2013年)のそれより、だいぶ明るさが落ちていたけれど、これも前もって言われていることである。
    《参照》   『2013:人類が神を見る日』 半田広宣 (徳間書店) 《中編》
              【西暦2013年】

 しかし、地球の昼間の輝度は昨年よりも増しているように感じられないだろうか。風が吹いてよく晴れた日の空の輝きは、数年前の地球のそれとは、明らかに違っている。

 

 

【リバース・スピーチ】
 リバース・スピーチ(以下RS)とは、人の声を逆再生すると、意味をなす言葉が聞き取れるという不思議な現象で、・・・中略・・・オーツ氏が30年ほど前に発見・命名したものである。(p.92)
 いろんな興味深い例が紹介されているけれど、その中に、喘息を患っている女性との会話を録音し、RS分析を行ったところ、《床下、頭の中に膿》という不可解なRSが現れ、そのことを伝えられた女性が床下を見てみると、カビが広がっていたのを発見し、それを掃除したことで喘息は治ったという事例が書かれている。
 このように、RSは深層意識を覗き込み、顕在意識では自覚できていない問題やその原因を表面化させることもできる。そして、心的外傷のような精神疾患の場合、発見された原因と向き合うことで、その克服にも役立てられるのだ。(p.96)
 逆再生する装置が、手近にあるならやってみたいけれど、無いからどうしようもない。その場合は、ローマ字で書いて後ろから読んでみればいいはず。
 自己啓発系で学んだアファメーションに則して意見を言っている人でも、それをRS分析すると、全く逆な意識が現れている場合がかなりあるらしい。言葉や知識だけで潜在意識や深層意識を完全に変換させるのは至難の業である。

 

 

【RSのサブリミナル伝播効果】
 夫の浮気を否定していた女性のRSに「夫の浮気」が何度も現れており、そのことを伝えられた女性が、帰宅後に夫を問いただすと、夫は浮気を認めたという。つまり、夫の発言の中に「浮気」のRSが存在し、それが女性のRSに伝播していた。まさに、RSのサブリミナル伝播である。
 たとえ意識的に口に出さなくとも、RSは人づてに広がり、人々の無意識に焼き付けられ、社会全体に波及していく。そうしてわれわれの社会が形成されてきた可能性すら感じられるのだ。そんなポテンシャルを考慮すると、RSは言語学や心理学において真摯に追及されるべき近代史上最大の発見なのかもしれない。(p.97)
 人類全体や民族に共通する潜在意識や集合意識を読み取ろうとする方法は、ウェブボットなど、いくつかあるけれど、個人の深層意識解明にはRSが有効なのかもしれない。しかし、人類のDNAが書き換えられ、人類の意識が進化してしまえば、「RSも過渡期の解析法だった」ということになるのだろう。

 

《後編》 より