《前編》 より

 

 

【ヤフダ文書】
 ニュートンは、自分の遺品全てが誰の目にも触れないようにとの遺言を残しこの世を去った。その遺言は守られ、死後200年間亡くなった時のままトランクに入った状態でずっと保管され続けたという。その後、トランクが開封され、膨大な量の手稿は競売にかけられヤフダ氏が大量の手稿を手に入れたという。
 地球滅亡に関する手稿は、2003年、そのヤフダ文書の中から見つかった。(p.22)

 

 

【ニュートン・コード:The end of the earth “2060”】
 ヤフダ文書の中に「地球の終わり」を解く7つの項目が書かれているらしい。
 この7つの項目を「ニュートン・コード」と名づけることにした。このコードが、現時点では地球滅亡の預言の真相を探るための唯一の手がかりだ。(p.18)
 2060年の根拠に関しては、カナダのキングスカレッジのスノベレン教授の説として、この書籍の終盤に書かれているけれど、それに関する第3番目の項目は以下のようになっている。
③ひと時、ふた時と半時が始まったのは、ローマ教皇の至上権が始まった800年以降のことである。(p.15)
 説明は面倒くさいから、ポイントだけ書き出すと、
 (1+2+0.5)×12×30+800=2060
 この2060は、2060年を指し、この年に人類は終焉を迎えると考えたのだ。これが探し続けたニュートン・コードの真相である。(p.228)
 なら、その年にどうなるのか? という質問に対して、スノベレン教授は「千年王国が来る」と答えている。
 なら、地球の破滅ではない。むしろキリスト教徒にとっては裁きの後の天国である。

 

 

【真のニュートン・コード】
 スノベレン教授の追加回答。
 「ニュートンは彗星の軌道の研究もしていました。ニュートンは、やはり科学的な見地から人類の終焉を予見していたのではないですか? 2060年終末の根拠として考えられるのではないでしょうか?」 (p.235)
 ここでいう彗星とはハレー彗星のこと。ニュートンが生きていた1680年に天空を輝かせたハレー彗星の周期は75.32年。5周目が2060年になるらしい。
 彗星の周期は、必ずしも安定したものではなく、近年観測されたデータを基にすると、必ずそうなると言えるものではないらしい。
 しかし、地球科学において宇宙レベルの事象に元づく激変論的解釈は、むしろ一般的になりつつあるらしい。水の惑星といわれる地球も、以前から現在と同量の水があったのではない。明らかに宇宙からもたらされた水によって水量が増えている。
    《参照》   『失われたメシアの神殿「ピラミッド」の謎』 飛鳥昭雄・三神たける (学研) 《前編》
              【激変論にもとづく新たなパラダイム】
    《参照》   『失われた太陽系10番惑星 「NOX」の謎』 飛鳥昭雄・三神たける (学研)

 長らくニュートンがトップにいた王立研究所は、本当の科学研究に貢献しているというよりは、「真実を隠ぺいするために学術界を支配しているところ」、というのが実態だろう。
    《参照》   『宇宙授業』 中川人司 (Sanctuarybooks)
              【瞬間移動(テレポーテーション)】

 

                    <了>