《前編》 より

 

【形霊考】
 形態に宿るエネルギーや生命というものを考えるときには、「形態形成場」という概念を避けては通れません。(p.188-189)
 ということで、シェルドレイクの「形態形成場」理論に関していろいろ言及されているけれど、書き出すのが面倒くさいから、下記リンクで代用。
     《参照》   『なぜそれは起こるのか』  喰代栄一 サンマーク出版
 出版社さんへ、「196ページに、性格が正確となっている誤植がありますよ」

 

 

【火凝霊(かごたま)】
 数ある神代文字の中でも、私が特に注目するのが「火凝霊」です。・・・中略・・・。
 火凝霊とは文字のこと。ここでいう「火」とは言葉であり、それが凝って形となり、言霊が宿ったものが火凝霊=文字ということになります。
 つまり、火凝霊という呼称は、文字が言霊であると同時に形霊でもあるということを表現したものといえるでしょう。・・・中略・・・
 また、この火凝霊が記されていた書物が「火水(いき)の御伝(みつたえ)」と題されていることも興味深い事実です。
 これは、前章で「言霊における祓いもある意味では火と水の祓い」と説明したことにも関係してくるでしょう。(p.207-209)

 

 

【六角形の力】
 これ(六角炭素)は、有機炭素を六角形に固めてその中に磁石を配置したもので、当初は農業用として土壌改良の目的で開発されました。その後、消臭効果や地場改善効果、酸化防止効果、湿度のコントロール効果があることがわかり、一般家庭や医療機関でも使われるようになったのです。
 この六角炭素の特異なはたらきは誰もが確認することができます。
 たとえば、六角炭素を畑に埋めて、その周辺に水蒸気を発生させると煙が渦を巻いているのが確認されるでしょう。なお、その畑では驚くほどの大豊作となりました。(p.218)

 六角形には流体の循環を促す形霊が宿っているのでしょう。(p.219)
 下記リンクには、E水(銀河の水)という神坂新太郎さんが作った優れものの水タンクのことを書いておいたけれど、このタンクの中には、六角形の磁器プレートが6枚入っている。
 少林寺の岩山も六角形の結晶構造をもつ岩石でできているのかもしれない。
     《参照》   『日ユ同祖論とミロクの世の真実』 船井幸雄・飛鳥昭雄 (学研) 《前編》
               【河南省少林寺の水】

 

 

【言語の限界】
 日本語はその多義性によって英語などより高い情報密度を実現していますが、音声としてそれを発したり文字を読んだりすることには一定の時間を要するため、インターネットのように瞬時に多量のデータを扱うことはできません。これが言語の限界です。 (p.104)
 日本語に限らず、すべての言語に共通する限界である。
 そこで、私が考えたのは、脳に直接データを送れないか、ということでした。
 そしてできたのが言霊言語。

 

 

【言霊言語】
 まず取り組んだのは、日本語を構成する音を父韻と母音に階層化して、さらにそれらが脳においてどのような周波数の脳波を励起するか、という研究です。
 それぞれの音に対応する特定の周波数を脳に向けて発振することで、言葉を介することなくコミュニケーションすることができる。
 音を波動に変換してしまったら、言霊の効果が消えてしまうように思えるけれど、言霊の実態は音の側にあるのではなく波動の側にあると理解すればいいのだろう。
 音も音波と言われる一種の波動なのだけれど、これを音波ではない純然たる波動に変換すれば、今日のIT機器による情報伝達のように、極めて高密度な情報として一挙に伝達することができる。
 音声を用いないと情報の集約度が著しく高められるため、瞬時に多くの情報を伝えることも可能です。それはいわゆるテレパシーにも似ているため、私は言霊言語の別名を「意念言語」としました。
 また、この言霊言語の開発おいては、音の数の拡充も行っています。それは、言語において音素の数が増えていくことは人間の意識進化に関係すると考えられるからです。 (p.104)
 日本語の構造システムを基盤として開発した言霊言語で、世界中のあらゆる言語の持つ音を網羅した結果、音素の数は198になったそうである。

 

 

【言霊言語こそが次世代システムとなる】
 言霊言語は次世代の人々には特に必要とされるでしょう。(p.105)
 言語障害などの障害者であっても、直接脳に伝達される言霊言語を用いたらコミュニケーション可能になるだろう。
 インディゴチルドレンやクリスタルチルドレンといった、高度に進化した知性を持つ子供たちほど、現在の地球上の言語システム下では生きづらさを感じているはずである。
 そんな彼らにとっても、言霊言語はおおいに助けになるはずです。(p.105)
 彼らはある種のネオテニー(幼形成熟)を果たしており、一見すると未熟だったり、幼く見えたりするその言動からは想像できないような、新しい人類としての優れた能力を秘めています。(p.106)
 言霊言語システムという機械を介した、機械と人間の間で交わされるテレパシーコミュニケーションが嚆矢となり、やがて人間と人間同士のテレパシーコミュニケーションをする人々が増え、それが閾値(臨界量)となる一定数に達した時、100匹目の猿現象さながらに、人類全体のテレパシーコミュニケーションが可能となるだろう。
 その閾値周辺では、科学技術においても飛躍的なイノベーションが同時進行しているはずである。つまり、その時に至ってようやく人類は、マネーフリー社会実現の可能性を見出すようになるはずである。

 

 

【今この瞬間から・・・】
 自然界のサイクルの必然として、地球規模のカタストロフィはいつか必ず起きてきます。それがいつかはわかりませんが1万3000年周期で訪れるといわれていることから、今すぐにでも起きる可能性があるでしょう。
 しかし、それに備えるかのように人類の意識進化の速度も著しく加速してきています。・・・中略・・・。
 新世界システムが実現するとさらにその速度は加速し、2020年までには人類の集合意識が新たな地平に到達することになると思われます。
 その時、私たちは新社会の誕生を目撃するでしょう。それは、一人一人が言霊、数霊、音霊、形霊によって自己と世界を設計する時代の始まりです。
 いいえ、本当は今この瞬間からでもそれは可能なはずです。
 2020年というのはあくまでも直線的な時間の流れにおいての一つの目安であり、それは早めることも延期することもできるからです。そして、このことを知ったあなたもまた、創造意志を持つ一人としてすでにその決定に参加しています。

 どのように自己を設計したいのか?
 どのように世界を設計したいのか?

 ―― まずは小さなことでもいいので、あなたの望む現実を言霊として発振してみてはいかがでしょうか。(p.249-250)
 この本のクロージングである。

 

   《日本語関連》  『フォトンベルト 地球第七周期の終わり』 福元ヨリ子 (たま出版) 《中編》
                【日本語、そのエッセンスが再現されるべき時】

              『宇宙人の告白』 田村珠芳 (TO文庫) 《後編》
                【日本語民族】

 

 

  七沢賢治著の読書記録

     『言霊設計学』

     『言霊はこうして実現する』

     『天皇祭祀を司っていた伯家神道』

 
<了>