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 この本こそがフォトン・ベルトをテーマとした著作の嚆矢、つまり火付け役となった本である。渡邊延朗さんの著作のみならずフォトン・ベルト関連は読書記録にいっぱい残しているけれど、火付け役となったこの本は今まで読んだことがなかった。新春半額のセールをやっていたブック・オフに行って見たらあったから読んでみた。2002年5月初版。

 

 

【地球はすでにフォトン・ベルトに入ったり出たりしている】
 太陽を回る公転軌道上で、地球が今回最初にフォトン・ベルトに入ったのは、1987年の春分の前後、数日間だったと見られている。その後、年とともに浸る期間が長くなり、1999年から2000年にかけて、地球の軌道の半分が、したがって1年の半分の期間に及んで、フォトン・ベルトに浸ることとなった。
 このとき太陽は、完全にフォトン・ベルトの中に入り、ますます深く進入していく。地球は公転軌道の関係で、その後も出たり入ったりを繰り返し、2012年の冬至には、完全にフォトン・ベルトの中に入る。(p.110)
   《参照》   『デイ・オブ・オメガポイント』 渡邊延朗 (ガイア出版)
             【異変は太陽系全体】

 地球上に様々な異変現象が頻発するようになったのは20年ほど前からだから、上記の記述に符合する。
 しかし、フォトン・ベルトの外側部分であるヌルゾーンに突入する2012年12月22日から3日間ほどは電気製品が機能せず地球は闇に包まれる可能性があるとこの本にも書かれている(p.159)。 だったら毎年3日間ずつそういう事態が生じていたはずである。?????

 

 

【風水の大家N氏】
 私の知人でN氏という、47代続いた風水の大家がいる。2年ほど前からのお付き合いだ。
 ・・・(中略)・・・ 。氏は次のように話された。
「アメリカの一部の権力者は、フォトン・ベルトについてはよく知っています。先がないことも彼らはよくわかっています。その証拠に、アメリカはフォトン・ベルトの対策本部を極秘のうちにすでに設置しているのです。」
 本部が置かれている場所も書かれているけどそんなのはどうでもいい。アメリカ政府は、フォトン・ベルト以外にも宇宙やUFOに関する情報をたくさん隠している。
 風水の大家N氏というのは、下記の著作に御本人が書いているように白峰さんのことである。
   《参照》   『地球大改革と世界の盟主』 白峰由鵬 (明窓出版)
             【フォトン・ベルトの仕掛け人】

 

 

【溶け続けている南極の氷】
 下記もN氏の語りから、
「最近南極の氷がどんどん溶けはじめているのをご存知ですか? 大変奇妙なことに、溶けだした南極の氷は、あのタイタニック号と衝突した氷山の数倍、いや場合によっては数十倍の大きさなのに、漂流しているというニュースが流れたことは一度もないんですよ。
 なぜならアメリカは、極秘に開発したプラズマ兵器で一瞬にして氷山を気化させているんです。プラズマ兵器なら数万度の高熱で、どんなに大きな島のような氷山でも瞬時に溶かしてしまいますからね。一瞬にして気化させなければ、世界中の海面が上昇し多くの都市が水没するでしょう。事態は深刻なのです。 ・・・(中略)・・・ 」(p.115)
 2000年頃、日本でも安芸の宮島の厳島神社で本殿が水浸しになっているという報道が何回かされていたけれど、その後は、アメリカのプラズマ兵器によって世界が水浸しになることは回避されているのだろう。
 しかし、フォトン・ベルトの影響が地球の地殻に及んで南極大陸に巨大地震が起こり、平均厚さ2~3kmといわれる巨大な氷塊が一挙に海中になだれ落ちるようなことになれば、いくらプラズマ兵器でも対処しきれないだろう。
 そのような事態が起こらなくても、地球の大気の側に飽和水蒸気量という上限値がある。プラズマ兵器で気化しさえすれば、いくらでも大気が抱え込んでくれるのではない。
 地球が明らかな寒冷化サイクルに入らない限り、地球全体の海面上昇は防げない。アメリカ軍の科学力で海面上昇を防げるのは、あと5年間くらいだろう。その後は、真綿で首を絞めるように世界中の海面は徐々に上昇し続けることになる。
   《参照》   『地球大改革と世界の盟主』 白峰由鵬 (明窓出版)
              【地球温暖化】
   《参照》   『分裂する未来』 坂本政道 (ハート出版) 《前編》
              【自然環境】

 

 

【2012年、地殻変動で現代文明の大半が破壊される?】
 超古代文明の謎を追求し世界的なベストセラーとなった『神々の指紋』の著者グラハム・ハンコック氏は、2000年に何度目かの来日をはたした際、東京である新聞記者のインタビューに次のように答えた。
 「マヤが使っていたきわめて正確なカレンダーは、西暦2012年に地殻変動で現代文明の大半が破壊されると予言している」と。(p.125)
 何も手を打たなければそうなる可能性はあるだろう。
 しかし、1995年から地球自体の脈動ポイントが、東経135度の日本に移っている。
   《参照》   『ガイアの法則』 千賀一生 (徳間書店) 《前編》
             【文明の盛衰を定める 『ガイアの法則』 を知っていたシュメールの叡智】

 そして日本は「16花弁の菊花紋の中心にある国」である。
   《参照》   『日本人ならぜったい知りたい十六菊花紋の超ひみつ』 中丸薫他 (ヒカルランド) 《前編》
             【16菊花紋の中心に在る日本人】

 マヤの予言は、ここまで考慮していなかった。

 

 

【遺伝子の変容】
 カリフォルニアに住むアメリカ人医師ベレンダ・フォックス博士は、12のらせんを持つDNAを発見するために研究をここ数年続けている。
 その結果、アメリカでは通常よりも遺伝子が1本多い子供がすでに3名も発見されている。しかも驚くべきことにその子供たちは、生まれながらにしてあらゆる疫病に対して完璧な免疫力があることがわかったのだ。
 博士は少なくとも5年、最長でも20年ほど前くらいから人間の遺伝子が変化しはじめていると考え、研究を続けているという。(p.147)
   《参照》   『宇宙戦争 ソリトンの鍵』 光悠白峰 (明窓出版) 《後編》
             【ソリトンの鍵】

 

 

【人類が ”神” に近づく日】
 キリストは彼自身の処刑の前に「自分の教えの時代は2000年で終わる」と弟子たちに向かって語りかけたという。その2000年も終わり、いよいよ預言されていた “至福千年” の時代が始まる。(p.149)
 ものみの塔の人たちが、家庭訪問して配っているパンフレットにも “至福千年王国” のことが書かれているけれど、クリスチャンはみんな、「アセンションの時」即ち「地球のフォトンベルト参入の時」を待ち望んでいるんだろう。
 しかし彼らは日本人であっても、この時代の日本人の枢要な役割について何も分かっていない。

 

 

【聖マラキの予言】
 クリスチャンについて書き出したついでに、ローマ法王について。
 『聖マラキ予言書』には、彼の預言としてローマ法王は111代しか続かない、112代目(ローマのペテロ)が即位すると、「7つの丘」(ローマ)はことごとく破壊され、恐るべき審判が下される、と語ったと記されている。(p.156)
 これも西欧に巣食う秘密結社によるやらせの演出なんだろうけど、実に良く出来ている。
 因みに、現在の法王は111代目のベネディクトゥス16世(2005~)である。

 

 

【キリパ村】
「フォトン・ベルト」の接近に備え、自給自足で生活することを目的として都会から移住した人たちが、自然発生的にコミューンとしてつくった村が北海道にある。羊蹄山の麓にあり、数世帯の家族が暮らすキリパ村がそれだ。キリパとは精神世界の古代語で、「村」という意味だそうである。(p.167)
 高木善之さんの地球村って単なるネットワーク上の存在なんだろうけれど、沖俊之さんという方が立ちあげたキリパ村は実在するらしい。100人を超える村だと書かれている。現在はもっと人口が増えているんだろうか。

 

 

  渡邊延朗・著の読書記録

     『フォトン・ベルトの謎』

     『デイ・オブ・オメガポイント』

     『RESET』

     『奇跡の日  人類、地球そしてフォトン・ベルト』

 

<了>