昔昔のお話です。
長靴を履いた猫がおりました。
森の中を探検してまわるのが 日課でした。
ある日森を歩いていると
パンが落ちていました。
少し先に赤いフードの猫がいます。
速足で近づいて
「あの、パンを落とされていませんか？」
cyumitoさん 天くん
「いえ これから買いに行こうとしているところです。
いい香りに誘われて。
お店が開いているかどうかはわからないのですが。」
「パン屋ですか。初めて聞きました。
そのパン屋 行ってみたいですね。
ご一緒してもよろしいですか。」
２匹が連れ立って歩いていると
またパンが落ちています。
その先になにやら影が見えます。
長靴を履いた猫は尋ねました。
「あの、パンを落とされてはいませんか？」
cyumitoさん 空くん
「いいえ、パンの甘い香りに誘われて 何だか食べたくなって
お店でもあるのかと行ってみているところです。」
３匹は一緒に歩いて行きました。
するとパンを拾おうとしている狼がいました。
「そのパンは 君のなの？」
狼は口をうごうごいわせて
cyumitoさん 楽くん
「悪気はなかったんだよ。
お腹がぺこぺこだったから・・・
・・・丁度落ちてたし・・・
食べてもいいかなと。」
しょんぼりしたのが かわいそうになって
あわてて黒猫が言いました。
「僕たちはパンが落ちていたから
誰が落としたのかなって 思っただけだよ。
お店でもあれば 行ってみようと思っていたんだ。
君も一緒に行かないかい？」
空はバスケットから ワッフルを出して
楽に渡しました。
「ありがとう。」
森の空気は素敵です。
小鳥の声も聞こえます。
楽しくおしゃべりしながら
森を行くと
木々の隙間から 時々町が見えます。
「いい景色ね。」
森の中の池の主に尋ねてみました。
「パン屋を知りませんか？」
「ふむ、あったような なかったような。
そこの岩の割れ目の 湧水をすくってみるといい。」
ひんやりと冷たい水を手ですくってみると
手の中に現れたのは
猫絵本 赤ずきんちゃん物語
一昨日はホースが２ヶ所 また水漏れ。
１つはつなぎ目
１つはホース自体
年に何回もホースの修理をしています。
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