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5月26日 横浜THUMBS UP

ライブ!横浜THUMBS UP - 2015.5.26

友部正人 山口洋 ふちがみとふなと 池原コーイチ



 今年は3年に一度の「大地の芸術祭」の年であり、ってことは友部正人さんとふちがみとふなとさんのライブを夏に十日町で開催するってことであります。その打ち合わせを兼ねて、ご両人が出演するライブへ行って来たのです。

 横浜のサムズアップは有名なライブハウスですが俺は初見参。横浜駅から近くて便利な場所にあり、店内はライブ&レストランという感じで、ライブを聴きながらきちんと飲み食いができるという、とても俺好みなライブハウスでしたね。

 「白百合の宴」というタイトルは、池上コーイチさんが石垣島で作っている泡盛の名前が「白百合の宴」ということで、そこから取ったネーミングでした。友部さん達出演者は皆、石垣島へ歌いに行ったときに池原さんと親交をもち、それが縁で今回のライブが実現したようです。

 最初に歌った池原コーイチさんは、気の良い島のオッサンて感じで、泡盛飲んで、どれいっちょ歌っちゃおうかな~って素朴さと人懐こさがにじみ出るような歌い手さんでしたね。また歌の島琉球の人ですから、素直な美メロが顔を出すんですね。やはり琉球のフォーク・シンガーさんです。

 二番手はふちがみとふなとさん。もう見慣れたおふたりさんではあるけれど、やはり都会の耳の肥えたお客さんを前に、歌に演奏に気合いを感じました。ライブハウスというPA環境の良い場所での演奏なので、俺達が十日町や津南で開催したライブより流石に音が良くて、純子さんの歌声の素晴らしさ、船戸さんのコンバスの巧さなど、たっぷり堪能しました。「Go!Go!マングース」の♪Go!~Go!~のコブシを上げるタイミング、ようやく掴みました(笑)友部さんも参加した
「四月になれば」も良い感じ。友部さんが作詞を手がけたミュージカル「100万回生きたねこ」の中の歌なんですね。 もうこの時点で泡盛飲んでほろ酔い状態。

 三番手は山口洋。なれなれしく「さん」付けはしない。だってロックの人だもの(笑)初めてライブに接する人なので興味津津。福岡のロックバンド、ヒートウェイブのフロントマンとして人気のあった人だってことは知っていたし、「満月の夕」の共作者ということも知っていた。
 もとはエレキの人なんだろうけど、最近はアコギ弾き語りが多いようで、この夜もアコギ抱えて登場。かっこいい!足が細くてすらりとして、見た目やはりロックの人だ。歌も巧いし声も良い。歌声が時折福山雅治に似ていることを発見。福山が若い頃にヒートウェイブとか福岡のロックバンドが好きだったのかもね。曲調もちらっとルー・リードっぽかったりで、スタイリッシュでかっこいい。
 でも一番の驚きが、そのギターの巧さ!アコギとブズーキを弾いたんだけど、エフェクターを巧く使い、またオープンチューニングも巧に使って、じつに多彩なギタープレイを披露してくれた。目と耳が釘付け状態(笑)素晴らし!

 トリは友部正人さん!前の山口洋が凄い演奏を聴かせたので友部さん大丈夫かな?と心配した俺がバカだった(笑)十日町で唄う時の3倍くらいの熱量を放射してたね。そう言えばフジロックでも凄い歌いっぷりだったし。横浜は友部さんの地元だし聴衆も耳が肥えている、そんな場所だと自然にボルテージを上げることができるのが友部さんだ。たんに歌が巧いとかギターが巧いとか、そんな目先のことじゃない歌の力を感じさせてくれるのが友部さんだ。ライブで何度も聴いている「びっこのポーの最後」なんて、えっこんな凄い声は初めて聴いたって感じで、ひとつひとつの言葉にもの凄い気迫を込めて吐き出していた。
ラストの「ぼくは君を探しに来たんだ」では客席にいたリクオさん、それにふちふなさんと池原さんも参加し大団円! ほんと参ったなあ、嬉しかったなあ。

 今回のライブでひとつ気づいたのは、若い女性のお客さんが多かったこと。6~7割りは女性だったかな。隣りの30代っぽい女性二人組に、誰のファンですか?って尋ねたら「友部さんです。それにふちふなさんも好きですよ」って答えてくれた(ほんとほんと)。やはり横浜のお客さんは耳が肥えているなあ(笑)

 それで今夏の「友部正人ふちがみとふなと十日町ライブ」は8月8日十日町教会と決定いたしましたよ。是非ぜひぜひ、十日町ライブに来て下さいね。





 

2015.1-6 この半年に読んだ本

この半年に読んだ本-備忘録

 ---2015年1月~6月

残夢の骸-満州国演義9』 船戸与一 *完結編にして遺作となった。骨太な小説は天下一品、豪腕船戸与一、大好きな作家でした。合掌

『永い言い訳』西川美和 *この半年でナンバーワン!小説家として、ついにここまできたか。

『伶也と』椰月美智子 *なんか一途さに泣けてくるロック小説。

『トワイライト・シャッフル』乙川優三郎 *滋味でいかした短編集。

『黒い瞳のブロンド』ベンジャミン・ブラック/小鷹信光訳 *なんとフィリップ・マーロウ最新作!巧い!

『原節子、号泣す』末延芳晴 *小津安二郎がいかに原節子を泣かせたか、を語る熱い本。

『笹の舟で海をわたる』角田光代 *女友達大河小説。もう堂々たる傑作。小説界のクリーンナップを打つ人だからね。

『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』矢部宏治 *日米地位協定だよな。

『幕末維新随想~松陰周辺のアウトサイダー』河上徹太郎 *
庄野潤三の本に登場するテッちゃんが魅力的だったので。良き頃の文化人・知識人とし格調がある。

『その女アレックス』ピエール・ルメートル/
橘明美訳 *話題のミステリー。この物語構成に驚き、その女アレックス本人に仰天!

『夜は短し歩けよ乙女』森見登美彦
『鴨川ホルモー』万城目学 
     *この二冊は再読。娘が京都の大学へ行ったものだから、つい取り出して読んでみた。娘に最初にこの森見を薦めたのはこの父なんだけど、それが娘の森見熱の始まりだったとは。

『能の物語』白洲正子 *能の名作を読む物語に翻訳。古典文学の勉強にもなったような。本物の品格があるね。

『能楽入門-1 初めての能・狂言』横浜能楽堂企画
『中・高校生のための-狂言入門』山本東次郎/近藤ようこ
 *じつは、娘が京都の立命館大学で能楽部へ入部したというので、父も能の勉強を始めたわけです(笑)

『つなん 野仏の魅力』津南町教育委員会 *ウォーキングと称してこの辺の野山道を歩いていると、けっこう多くの石の野仏を目にする。この本はずっと前に買ってあった本だけどね。野仏の勉強も楽しいよ。

『合葬』杉浦日向子
『ユリイカ 総特集 杉浦日向子』
 *日向子さんの出世作と没後に出た特集本。どちらも素晴らし!

『Ciao! ムーンライダーズ・ブック』 *もちろんムーンライダーズ本。

『どんとの魂』 *もちろんボ・ガンボスのどんとの没後に出た特集本。

『バス停に立ち宇宙船を待つ』友部正人 *友部さんの最新詩集。サイン入り。

『スタジオの音が聴こえる』高橋健太郎 *70年代のレコーディング・スタジオの機材に着目した面白本。
 

2014.6-12 今年ここまで読んだ本

今年ここまで読んだ本-備忘録

 ---2014年6月~12月

『フェイスレス』 沢村


『スカイハイ』  〃

『ネメシス』   〃

『シュラ』    〃
  以上4作は「
警視庁墨田署刑事課特命担当・一柳美結シリーズ」

『孔子暗黒伝』 諸星大二郎

『暗黒神話』    〃

『地方消滅』 増田寛也編

『しなやかな日本列島のつくりかた』 藻谷浩介

『「黄昏のビギン」の物語』 佐藤剛

『梟の城』 司馬遼太郎

『ゴースト・ミュージシャン』 鈴木啓志

『あれよ星屑1』 山田参助

『甘いお菓子は食べません』 田中兆子

『早く家へ帰りたい』 高階杞一

『親子の時間』 庄野潤三小説撰集、岡崎武志編

『あしたから出版社』 島田潤一郞

『ショーケン』 萩原健一

『流星ひとつ』 沢木耕太郎

『ドミトリーともきんす』 高野文子

『南冥の雫-満州国演義8』 船戸与一

『星々たち』 桜木紫乃

『蛇行する月』  〃

『ジャーニー・ボーイ』 高橋克彦

『連続テレビ小説読本』

『ミチルさん、今日も上機嫌』 原田ひ香

『胸の小箱』 浜田真理子

『荒 神』 宮部みゆき

マイソングス9 ★いしばしゆみこ&サンセットレビュー

マイソングス 9 ★いしばしゆみこ & サンセットレビュー

11月16日 津南町文化センターホール

先ずはポスター作りました。


チケット作りました。チケットを一生懸命売って1人でも多くのお客さんに聴いてもらいたい、というアマチュア・コンサートの原点に戻りたかったんですね。この頃はイベントに内包されたタダのコンサートが多いから。


ライブ当日となりました。♪ジャカジャ~ン


この日の主役いしばしゆみこ。作詞作曲、歌とピアノ。


ダンディーな装いのドラマー。PAの責任者でもある島田信宏。


ダンディーな帽子は用意しただけ。会場の暖かさに半袖でプレイしたベースは金井秀樹。


そしてオイラもハンチング帽用意したけど熱くて被れず、装いといえば無精髭だけというギタリスト。あっ貝沢伸一です。


そうそう、歌詞カード付きのパンフレットも作りました。演奏曲はご覧の通り。オリジナル曲以外のシークレットナンバー2曲はサディスティック・ミカバンドの「タイムマシンにお願い」と矢野顕子の「また会おね」。


この、いしばしの表情は「タイムマシンにお願い」を歌ってる時ですねきっと。


サンセットレビューも前のめりだ!(笑)


全16曲にアンコール(久しぶりw)曲「スノーフェスティバル」と、演奏面では1年間の練習の成果は出せたと思うけど、毎度ながらPAのトラブル、搬入撤収と機材の多さ重さに足腰が辛かったり、またお客さんももっと欲しいなど、来年のマイソングス10周年に向けて課題も多々有りって感じですね。まあ、なんの課題も無いようなヌルい音楽やヌルいバンドはやりたくないしね。前向きにめげずに尖ったロックな気持ちを忘れずに頑張るよ。


今回は特に、お客さんの拍手に暖かさが感じられ、それが演奏する上でとても励みになった。毎回聴きに来てくれる人も多くなった感じだし、もっともっとバンドで良い音楽を作っていきたいね。


ここからは個人的に(ここまでも個人的だけどw)今回使用したギターとエフェクター。


アンプはKoch Twintone 2。ギターは左からFender-Jの12弦ストラト、Godin のエレガットでギターシンセも使用、Fender-Jのテレキャスターはピックアップがダンカンとディマジオのハンバッカーに替えてある。ブリッジとノブも交換して使い勝手の良いテレだと思う。そして今回メインのムスタングはモモセ系EVOLUTIONという限定生産モデル。ピックアップはレースセンサーGOLD、コンデンサにはVITAMIN-Q、ペグはゴトーのロック式で指板サイドが軽くスキャロップされていて、さも長年弾かれた感じに仕上げられ弾き心地がいいネック。中古で買ったんだけど、これはめっけものですよ(笑)


エフェクターは右からLANDGRAFF DYNAMIC OVERDRIVE(オーバードライブ)、RAT (オーバードライブ) 、オレンジのやつが ANALOG.MAN JUICER (コンプレッサー)、真ん中が Demeter Tremulator (トレモロ)、赤い大きいのが DIGITECH HARMONY MAN (ハーモニーができるやつ)、一番左がエレハモの SMALL CLONE (コーラス)。そして左側にあるのがローランドのギターシンセですね。以上


フジロック2014

フジロック2014.7.25

 さあ始まった!グリーンステージに腰を下ろし、先ずは生ビールでかんぱ~い!忌野清志郎のフジロック・ソング「田舎へ行こう」が流れてる。君も来ないか~♪ 最高だー!


 2014年のフジロック。そのオープニングアクトは
ROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRA(feat. 仲井戸”CHABO”麗市,甲本ヒロト,トータス松本,TOSHI-LOW)

 バンドのメンバーは超豪華! 池畑 潤二(Dr)、松田 文(Gt)、井上 富雄(Ba)、花田 裕之(Gt)、ヤマジカズヒデ(Gt)、梅津 和時(A.Sax)、田中 邦和(T.Sax)、タブゾンビ(Tp)、青木 ケイタ(B.Sax)、細海 魚(Key)、丈青(Pf,Key)、スティーヴ エトウ(Per)
 コーラスの MIKUNI♡DOLLS(Keicot,角島美緒,榛奈)もダイナミックにまたセクシーに大熱演!もう最高のオープニングアクトだよね!


     トータス松本!


     甲本ヒロト!


     仲井戸”CHABO”麗市&花田裕之!「雨上がりの夜空に」~♪

 フィールド・オブ・ヘヴンではあの伝説のバンドSOOO BAAD REVUEの復活ライブが!「最後の本音」が聞こえてきた。ほんとに彼奴等がいる!山岸潤史、石田長生、北京一、永本忠、土居正和。チャールズ清水はいたのかな?ヴォーカル砂川正和の不在(他界)が惜しまれてならない。


 オレンジ・コート。今年のフジロックは天気に恵まれた。ステージではジェームス・イハが演奏中。


 グリーンステージでは佐野元春&ザ・ホーボー・キング・バンドが始まった!「コンプリケーション・シェイクダウン」で始まったステージ、どうも偏った選曲だと思ったら1984年のアルバム『ヴィジターズ』の完全再現ライブだったと知ったのは後のこと。女性のバッキング・ヴォーカルは ラブ・サイケデリコのKumiだった。


 グリーンステージからジプシーアヴァロンへ。さあ鈴木慶一のコントロヴァーシャル・スパークが登場だ!とかいってリハから見てたんだけどね(笑) ベースの岩崎なおみ、Eギターのkonoreと二人の若い女性を含むバンドなんだね。そしてトップの曲はなんと「塀の上で」!なんとなんと武川雅寛さんも参加だよ。嬉しかったな~(笑)

 ジプシーアヴァロンはフジロックの野外ステージとしては一番狭い場所で(木道亭は別にして)ご覧の通りフジロックのオアシスのような場所なんだよね。のんびりしてる。


 そのジプシーアヴァロンで寛ぐボクのフジロック仲間。


 ホワイトステージでは高橋幸宏のバンドをちょい聴き。


 そしてまたオレンジ・コート。今回のお目当ての一つ、マーク・リボウのThe Young Philadelphiansが始まった。ベースとドラムのジャマラディーン・タクマ、カルヴィン・ウエストンはなんとオーネット・コールマンのプライムタイムのメンバーだったという古強者でファンクの化身!女性アヴァンギャルド・ギタリストという触れ込みのメリー・ホルヴァーソンは見た目が静かな女性教師って感じでそのプレイとのギャップが面白かった。今回のサポートとして日本人女性によるストリングス・トリオが参加。マーク・リボウとストリングスってどんな?と思っていたら、このバンドのコンセプトのひとつがフィラデルフィア・ソウル!「ユア・エヴリスィング」の世界だからね、そりゃストリングスが欠かせないよね。バン・マッコイのヒット曲「ドゥ・ザ・ハッスル」を嬉嬉としてやってるリボウでありました(笑)あとドラム、カルヴィン・ウエストンの手数の多さには驚嘆したね。


そしてこの日のトリ、大友良英スペシャルビッグバンド盆踊り大会!そのリハに驚いた。なんと中央にドカっと腰を下ろしたフリージャズの御大ふたり。坂田明と梅津和時だよ。凄いツーショット。いったい何が始まるんだ!?と期待が高まる。


 大友良英スペシャルビッグバンド盆踊り大会はやはり盆踊りに特化してました(笑)「あまちゃん」とか「ロング・グッドバイ」の音楽も期待していたんだけど、今回はあくまでも盆踊り。そして主役はやはり歌う人、歌姫ですよね。その歌姫は下の写真の二階堂和美、SachikoM、そして写っていないけどマダムギター長見順。
長見順はドスが効いて迫力あるし、SachikoMは踊りの振りまで担当し終始大忙し。可愛いひとでした。おおー!と感心したのが二階堂和美。もう登場しただけで、その場の空気が変わる。明るくなるんだよね。あれがオーラというものか(笑)
 それで、フリージャズの重鎮ふたり組はどうしていたか?そこが流石大友良英。音頭の伴奏やりながら、歌のない所で突発的に集団即興演奏に突入しちゃうんだよね。坂田、梅津の両先輩を煽って煽ってアルトサックスが吠える嘶く咆哮咆哮と、まあ見せ場も作ってましたね。やっぱり音頭じゃないビッグバンド的な音楽の中で坂田・梅津のプレイを聴きたかったってのが本音かな~(笑)


           会場で配られた団扇。




 そんなこんなで2014年のオラのフジロックは幕を閉じたのでした。

 終わってみれば、やはり疲れたどー!(笑)。一番奥のオレンジ・コートから会場を抜けだし苗場プリンスホテル前を通過して駐車場までの長い道程をトボトボ歩くこと歩くこと...... 「来年はもうムリかな...」なんて弱気が出る(毎年のことなんだけどw)帰りの道中だったです。

でも決まって次の年、フジロックのアナウンスが始まるとウズウズしてくるんだよね。なんか今から楽しみ。とか(笑)