音盤ながし -3ページ目

追悼文集

 

『追悼 中澤洋一』

 

 去年、2015年の8月23日に60歳で亡くなった中澤洋一君。20代の頃から妻有我楽多倶楽部の仲間としてミニコミ誌を作り、コンサートや演劇を企画上演し、小さな劇場を作り、そしていつも一緒に酒を飲んでいた。

 

 そんな洋一君がいきなり居なくなった。ぽか〜んとした1年が過ぎ、また「洋一君と遊びたいな...」という想いから、そうだ!皆で洋一君のことを書こう、洋一君のことを書くことでまた彼と遊んでいるような気持ちになれるような..と、そんなことを考えたんですね。

 

 それで我楽多倶楽部の仲間達と洋一君の追悼文集を作りました。

 

 文集の中からわたしが書いたのをいくつか...

 

 夏の終わりに君は逝くのか ・・・・・ 2015/8/23

                   

 

 群れず、連まず、孤立せずを貫いた、君らしく

僕らに先んじて、向こうの世界へ逝ってしまうのか

ジンと煙草とレイバンを愛した

レザーとナイフとハードボイルドを愛した

ドルフィーとバルトークと浅川マキを愛した

ヘッセの「荒野の狼」を愛した君らしく

飄然と向こうの世界へ去って行くのか

僕らに振り向き、さっと右手をあげて

「じゃあ、お先に!」と渋く決めて逝ってしまうのか

 

 感度の良い、感性のアンテナを持っていた君は

面白い物事を見つけ出す名人だった

そんな面白いあれこれも、誰にひけらかすわけでもなく

まるで密造酒を造るアルコール密売人のように

そっと後ろから耳元に囁くんだ

「ねえ、知ってるかい、こんな面白いものがあるよ」

 

 若者だった頃、君と僕は、時代にジャブを打ち続けよう!

なんて宣言して粋がっていた

粋がることが、ぬるい世間に対して張った結界だった

 

 「誰でもは、お断り」

 

 君の部屋のドアに掲げられた「魔術劇場」の看板

自分が好きになるものは、誰もが好きなものとは違っていた

そんなことは、とっくの昔に気づいていた

世間の好みに背を向ける、アンダーグラウンドな快感

隠し事は蜜の味、誰にも教えてあげない

 真っ黒なサングラスの奥で、愉快に瞳を笑わせて

俺、あんなこと知ってるし、こんなこと大好きさ

だから君は、いつも自己紹介をしていた

自分のこと、知ってもらいたかった

「アンビバレンツって笑うかい」

孤独を愛しても、寂しいのは嫌だから

 

 僕は、君の笑顔が好きだった

ちょっと恥ずかしげな、ちょっと寂しげな

君はそんな笑顔で、ちょっと隣の世界から、また笑いかけてくれるかな

 

 

 

 

洋一君の自室の入口に掲げられた自作の看板

 

さんいちトリオ

 

  俺達が「あっぽ」だった頃


 一九七七年、僕が二十一歳の夏、ミニコミ誌『亜米利

加本舗』は創刊された。最初はブルース、ソウル、ジャ

ズそしてロックを話題にした音楽誌だった。しだいに仲

間も増え、関心が音楽以外にも広まる中で、妻有地域の

カウンターカルチャー誌を標榜することにした。そこで

『APPO=あっぽ』に誌名を変更し、更に最終刊とな

った十一号では「妻有音楽情報誌」の肩書きも外し、た

だの『APPO』となった。一九七九年からはミニコミ

作りのその仲間達と妻有ロックフェス「我楽多音楽会」

を十日町市民会館を会場に年二回のペースで始めたこと

もあり、わずか五年間の活動であったが、振り返るとあ

の二十代の中の五年間は僕には長く濃い五年間であり、

その間に出会った人達とは、同志的繋がりを今でも感じ

ている。

 洋一君は創刊号から執筆者として参加し、第三号から

六号までの表紙も描いてもらった。彼の唯一無二のセン

スは文章にもデザインにも生かされ、誌面にスパイスの

刺激を加味してくれた。

 あっぽの時代。僕達は若く生意気で、大人達の価値観

を疑い、流行り物には背を向け、たいした根拠もないの

にアウトサイダーを気取った若者だった。そして・・・

 洋一君の放つ「中沢洋一的態度」こそ、あの頃の僕に

とって一番身近にあったアウトサイダーだった。

 洋一君は孤独を愛せる人だった、と思っていた。でも

彼が孤独であったのか、僕にはわからない。

 

 

             あっぽ編集長 貝沢伸一

 

友部正人御夫妻と

強い酒をガンガン飲み、真っ先に寝てしまう洋一君

 

  2014年10月 、洋一君はいつものように笑顔で現

れ、店番していた僕に「食道癌が見つかったよ」と告

げた。普通に明るく言うもんだから僕も、今は癌にな

っても普通に暮らしてる人もたくさんいるから大丈夫

だよ、と話したと思う。その後洋一君は長岡中央病院

へ入院し、癌の治療に専念することとなった。幾度と

なく治療の様子を事細かにメールで知らせてくれた。

戦う気まんまんと受け取れた。抗がん剤治療を受けて

いて、自宅に居ることもあったし会社にも顔を出して

いたようだ。

 2015年。3月が誕生日の洋一君は還暦となり、

長年勤めた津南油圧を工場長として定年退職した。

 東京の親会社へ定年の挨拶に行き、終えて帰ったら

髪を染めるんだと話していて、その通り美容院で銀髪

に緑や紫が映えるカラフルヘアに染めて、それをわざ

わざ見せに寄ってくれた、あの時の嬉しそうな笑顔が

忘れられない。でも、夏の初め頃には、身体の衰弱は

隠しようがなかった。

 8月8日に友部正人さんのライブを十日町教会で行

った。今回のライブで僕は初めて友部さんに曲のリク

エストをした。それは洋一君が聴きたかった三曲だっ

た。「あいてるドアから失礼しますよ」「一本道」「に

んじん」。友部さんはその三曲を、真っ直ぐ洋一君に

届くように歌ってくれた。

 直子さんに付き添われ車椅子で会場入りした洋一君。

ライブを見下ろす二階の別室でじっと友部さんの歌を

聴いていた。衰弱した身体にはきつかったと思う。で

も終演後「友部さんの「にんじん」が聴けて嬉しかっ

た。涙がでたよ」と話してくれた。

 洋一君を友として同志として付き合ってきた僕達に

とって、この日が洋一君と話すことができた最後の日

となった。     

 あとがきにかえて 貝沢伸一

 

 

 

 

 

 

 

アーニー・ベイカリーLIVE2016

  ジョイスさよならLIVE

 

   妻有ロック・フェス

  「レイン・ドロップス」

 

2016年6月19日 十日町クロステン大ホール

 

 去年からバンドにボーカルとして参加していたアメリカ人のジョイスさん。ALT(外国語指導助手)として十日町市に着任、同じくALTをしているアーニーのバンド・リーダー関口仁彦さんがバンドに誘ったジョイスさんが故郷LAに帰るということで、このライブが彼女とのお別れとなりました。

 

 ジョイスさんのお別れライブの事は地元妻有新聞にも取り上げられました。

 

 

 

終演後ジョイスさんとのサヨナラ・ショット

今回使用したギター、アンプ、エフェクター

アーニー・ベイカリー LIVE 2015

 十日町ロック・フェス

 「レインドロップス」

2015年12月20日 十日町クロステン大ホール

 

 出演13バンドの中、最高齢の我らがアーニー・ベイカリー。レパートリーもオールマンBB、ジョー・ウォルシュ、ニール・ヤングと渋いぜ!後のバンドはほとんどがハードロック〜メタルだったからね。こうして地元の若い連中に混じってやるのも楽しいんだよね。

 

使用したギターとアンプ、エフェクター

 

 

10th My Songs いしばしゆみこ マイ・ソングス10周年 

いしばしゆみこ&サンセットレビュー

  マイ・ソングス 10

 2015年11月15日 津南町文化センターホール

 

 久しぶりにブログ更新しようと思ったら、まだ去年の出来事を載せていなかったことに気づいて(いや、ずっと頭に中にあって気に掛かっていたんだけどねw)、それでエイヤーッ!とばかりに取りかかったしだいです。

 

 去年2015年のマイソングス10、前日に浜田真理子さんの唄会十日町を開催という、ちょっとキツいスケジュールの中でも頑張って決行。終演後そして撤収作業、正直とても疲れたということが思い出されるなあ。

 

 チケットのデザインは、前年に浜田真理子さんの生誕祭用に作ったポスターのデザインを借用。まあ、めでたいことだから(笑)

 

プログラム

 

今回使用したギター、アンプ、エフェクター

 

 

浜田真理子唄会十日町〜胸の小箱

浜田真理子唄会十日町〜胸の小箱

 2015年11月14日 十日町情報館ホール


 すみませ〜ん、じつは今頃書いてます。2016年の10月です。ブログ、ずっとさぼっていました。もうほんと備忘録になってしまいました(笑)

 

 浜田真理子さんをお迎えしての唄会十日町もこれが三度目でしたね。会場は勝手知ったる十日町情報館。館長の斉木さんとは長年の親交がありまして、今回もいろいろと便宜を図っていただきました。ありがとうございました。

 

 三度目の今回も、満席の会場で真理子さんをお迎えすることができ、主催者としてもほんとうに嬉しかった。

 

 真理子さん、1曲目「あなたへ」から始まりました。

 

 ステージのバックはいつもの唄会ブルー。

 世情〜はためいて〜明星〜♪ しっとりと、そして内に凛とした強さを秘めたその唄の世界はいつ聴いても素晴らしいけど、それをこの唄会で聴くことの出来る喜び!

 おしゃべりも絶好調。

 わたしまでステージに上げられて...(笑)

 公演スタッフとともに

 遠征組の皆さんも打上に参加。

 

第一部
1.あなたへ
2.教 訓Ⅰ
3.のこされし者のうた
4.世 情
5.はためいて
6.明 星
7.水の都に雨が降る

第二部
1.早く抱いて
2.カノン(遠藤ミチロウ)
3.朝日のあたる家
4.きらめくひと
5.貝殻節
6.君に捧げるLove Song
7.胸の小箱
アンコール
旅路