クサボケ | 湯戯三昧、蕎麦三昧できるかな?

クサボケ

3月中旬~5月ころに、日の当たる山林や野原、土手などに花を咲かせます。鮮紅色で直径3センチほどの花で、他に花が無い場所では目立ちます。

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==《草木瓜/クサボケ》==
日本固有種です。名の由来は『ボケ(木瓜)』より小型なので、『クサボケ(草木瓜)』。
別名は『シドミ』『ノボケ』『コボケ』など。果実の形から『地梨(じなし)』とも呼ばれます。

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クサボケの花は「雌性花(両性花)」と「雄性花が」あって1本の木に混生してつきます。
雄花は5弁花で円形、色は橙赤色の花を、普通は4~5月頃に咲かせます。径は1.5センチ程です。
雌花は長楕円形で7~10ミリ程の大きさです。花柱は15~17ミリで、雌性花は子房が太く花柱が長いようです。雄蕊と雌蕊がたくさんつきます。
クサボケは、落葉性の低木です。高さが40センチから、丈の高いものでも、1メートルくらい。盆栽で知られる【長寿梅(チョウジュバイ)】は本種から生まれた園芸品種。
クサボケの幹は、基部からよく枝分かれし、下の方の枝は横になって地面についています。短い枝はそこで成長がとまって、このように鋭い刺になります。

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【◇科名:薔薇科 ◇属名:ボケ属(Chaenomeles=カエノメレス。ギリシャ語の「chaino=開ける」+「melon=リンゴ」が語源。裂けたリンゴと言う意味 ◇学名:Chaenomeles japonica(japonica=日本の)】
葉は短枝に輪状につくか、長枝に互生しています。長さ2~5センチで、倒卵形で先が丸く、葉縁は鋸歯状になります。長枝につく葉は腎臓形の托葉が目立ちます。

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花は前年の枝の葉の脇につき、地面に近い下部の枝の腋に3~5個束生します。花色は白やピンクもあるらしいですが、オイラは今迄このオレンジの花しか見た事ありません。
画像が無いのですが、秋になる果実は黄緑色に熟します。球形で約3センチ程の大きさになり、黄熟してリンゴに似た芳香があり、酢っぱい味がします。
『草木瓜』は『木瓜』と比較して名前の通り背(樹高)が低く、枝にトゲがいっぱいあるのが特徴です。
実はボケよりは小さく、木瓜の実には縦にスジと言うか彫りが入ってますが、クサボケの実にはありません。

☆因みに今見る事が出来るのは【寒ボケ】

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