さらば“下町の緑亀&草団子”東武8000系8568F Nさんに捧ぐ亀戸線3月3日記録行脚⑥ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

さあ、いよいよ最終章。
暗くならないうちに、締めておこう。


16:04。
亀戸水神に到着する場面をお出迎え。

実はこの時、線路脇のフェンスに止まっていたカラスが飛び立ち、あわや前日の葛西臨海公園の

時のような被りになってしまうかと思われた事案が発生w

『31年目の一区切り。B.V.E.255系、すれ違いの純情と被りのジレンマから始まる記録』あれはおよそ3年前の話。「そろそろ、どうなるの?」『目の前にあるこれからのもの、消えゆくものを見つめて』最近は旅の振り返りばかり書いてはいるが、目の前にある日…リンクameblo.jp

これも後から検分していて気づいたのだが…

こちらは直前横断することなく、逆に飛んでいったので一安心。


まぁ正直、撮り鉄でごった返す東武亀戸線なぞ見たくはない。


ホームの広さもたかが知れているし、はみ出たらセンサーが反応して確実に電車が止まる。

寧ろ、他の路線も東武亀戸線を範にこのシステムを採用して欲しいと思うくらいだが。


とりあえず、穏やかな雰囲気のまま見送れたのは何度振り返ってみても良かったなと。

どことは言わないけど、感情と感動の欠片もない叫びなぞ繰り返し聴きたくないからね。


そしてもうちょっと、効率の良さを利用して動き続ける。


またNさんに導かれるかのように、小村井で下車して。


また出迎える。


Nさんとの出会いがなければ、もっと東武鉄道、東武亀戸線に対しては淡泊だったかも知れず。

それを考えると、やはり折々の出会いというものはとても大切なこと。

その縁が後の6050系(2017年〜)に始まり、今に至っている。


だが他の出会いの中身には功罪あり、時に冷静に、寧ろ冷た過ぎる程の割り切りも必要。

だが、このつながりはこれからも可能な限り大切にしていきたい。

それは、亀戸線沿線である墨田区、下町人情キラキラ橘商店街とのつながりも然り。

残念ながら年度末から新年度にかけて、訪問頻度が減少しそうな情勢なのだが…

一回一回の機会を大切に、悔いなく。


製造から50年、車体更新からも23年。

東武鉄道らしく、長い期間日常輸送に徹し切った通勤電車だった。


しかし、その命脈もいよいよ先が見え始めてきた感がある。

静かなうちにいよいよ更に前のめりに、記録を重ね残していく気概を高めていかないと。


それは他の特別塗装車に対しても、さらには標準塗装車に対しても分け隔ては必要ない。

今回の転配で、既に館林配置の8000系は残り1編成と風前の灯になっている。

これまで幾度か館林界隈を訪ねていた時の記録も、再整理する必要がありそうだ。


日は傾き、またさらに利用客は増えてきた。


最後は亀戸から曳舟まで、乗り通して別れを告げた。


亀戸16:23発、曳舟16:31着。

これが自分にとって、最後の8568F乗車となった。


そして、本線の10000系更新車との並びを。


10000系も、車体更新をしながら40年に達さん車両も出始めている。

そこから10年以上も若い車両の老朽廃車も出てきていて、界隈は混沌としているが…

更新していようがなかろうが、選り好みし過ぎると取りこぼしは大きくなる。

東上線の未更新車の記録も一巡したせいか止まっているが、こちらも含めつつ段階的に。


そして、16:33。

ついに目の前から、8568Fは走り去った。

また来週、もしかしたらあるかな?とこの時は思っていたが…


5日朝、亀戸線運用終了。

亀戸駅留置中にさよならヘッドマークを一時取り付け後、大師線に回送し運用。

6日、大師線運用終了、定期回送で北春日部へ。

8日、東武FC団臨で北千住→館林間を走行。

そのまま北館林(渡瀬側線)に送られて廃車。


予想もされていたが、いともあっさり北館林に送られてその一生を終え…

昨日までに、あらかた解体を終了してしまったようである。

もうこの姿を、見ることはない。

最後に記録ができたことが、幸いだったと改めて思っておきたい。


そして、ご縁をつないでくれたNさんにも改めて感謝を。

いっつもニコニコしていた顔しか、思い浮かばない。

本当にありがとうございました。合掌


そして、自分の旅はまだ続く。

最近動きが停滞している東京メトロ8000系で押上へ向かい、


残り1編成の京成3400形3448Fで、南へ。


時代は変わる、走る車両と共に。

さまざま困難はあるが、ここからさらに気持ちのギアを上げて走っていく。

だがまだこの時は、さらに厳しい困難が待ち受けていようとは知る由も無かったのである。