さらば“下町の緑亀&草団子”東武8000系8568F Nさんに捧ぐ亀戸線3月3日記録行脚③ | たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

たいちょ〜の心のつぶやき 第2章

『縁は、連結する』鉄道など交通を中心に興味の赴くままに、日々呟き語るブログ。
※最近すっかり鉄道ルポタージュ化してますが、言いたいことを素直に言うという意味でブログタイトルは変えてません。

延べ30年近くの付き合い、ことにこの9年は濃い付き合いを持ってきた東武亀戸線。
それでいて初下車となった亀戸水神の検分を終えて、次に降りたのはNさん有縁の場所。
ここでも、運転士の扉扱い動作を見届け…

むむむ。


意外に影がきつい。


そう思ったのはオムライス、いや小村井


実のところ小村井は、確か一度は乗り降りしたことがあったかもしれない。

ただそれは、下町人情キラキラ橘商店街に行った時では無かったような薄らとした記憶。

それくらい、何気なさ過ぎる日常感覚でこの路線を利用していたということか。


そして、折り返してくる8568Fを迎撃。


これが午前中から動けていたら、また違ったカットが撮れたかもしれない。

しかし、もう傾いてしまった太陽と影は致し方ない。

いまその時間の限られた条件で、記録を積み重ねていくしかない。


この小村井に限らず、東武亀戸線内は線路条件、沿線条件からか影は厳しいものがあった。

曇りや雨ならまた厳しかっただろうが、晴れてもまた厳しいのはもどかしい。

それは後刻友達にも同じことを言われたが、ともかくそれを踏まえ沿線撮影は少なくなった。


標準色塗装8577Fの動きも、可能な限り同時に捉えていく。


小村井は、亀戸線内で唯一構内踏切がなく亀戸方面ホームが階段で連絡。

但しエレベーターはなく、現代においてはバリアフリーに難があるのが気掛かり。


次は8577Fに乗り、亀戸を目指した。


東あずまで定石通り8568Fと行き違うが、ここはそのままスルー。


亀戸駅に着くと、改札脇にこんな掲示が。

これを一読して、


ああ、やっぱり引退しちゃうんだ


と実感が増す。

それにしても、やっぱり緑亀って愛称はなんとなく違和感。

利用していて全然気にしていなかったからかもしれないが、ね。

ただ、こうした芸の細かさはやはり東武鉄道らしい伝統が受け継がれている。


8577Fは黙って見送り、曳舟方ホーム先端へ。

設置されている飲料自販機と先客に難儀するが、もっと難儀はやはり影。


なんとなく暗い写りになってしまうのは、もはや致し方のないこと。


そんな難しさと共存しながら、記録を続ける。


とにかく亀戸線は、いつ乗ってもそれなりに賑わっている。
館林界隈のローカルは厳しいものがあるが、こちらは都区内完結ということもあり需要コストが
絶妙にバランスが取れている稀有な路線だなぁという印象を改めて持った。
主力にはならないものの、賑わいのある路線は気持ち的にも上向きになるから良い。
その上向きな気持ちに支えられ、さらに記録への取り組みは強くなっていく。