と気になった形式がいた。
そしてそれは去年の秋、またさらに強い思いとして湧き上がってきた。
そう。
255系である。
2月25日、新小岩にて
この日は冷たい雨模様で、昼食かたがた都心に針路を取った。
まずは「しおさい8号」を撮るために、総武緩行線に乗ったのだが…
なんと、新小岩到着直前に駅に接近してしまったのである。
しまった!
と思いつつ、運転台仕切り越しにどうにか一閃。
アップにすると、E231系のフロントガラスの傷が目立ってしまう為体であった。
そしてこの日は、寒さがひどい影響でモバイルバッテリーが絶不調。
折り返し「しおさい5号」を待とうとしたがバッテリーダウンを起こし、錦糸町で断念。
E217系も、遭遇するとなるべく撮るように意識は向けているのだが…
相対的なグループ規模が違いすぎ、なかなかうだつが上がらない。
それに加えてバッテリーも調子悪いんじゃ、もうどうしようもない。
さらには、2月18日夜から20日まで高熱で寝込んでから復帰したばかりで、またここで無理して
体調を再悪化させるようなことは、断じてあってはならなかったからやむを得なかった。
勇気ある撤退も、時には必要である。
そして…3月2日。
この日、ついに京葉線に繰り出した。
京葉線に撮影に行くのは、およそ4年ほど前に武蔵野線205系のインドネシア輸出に当たっての
最後の配給輸送が実施されて以来のことであった。
この時、久々にE257系を見て撮影のウォーミングアップをしている。
まず向かったのは葛西臨海公園、通過線を備える駅であり定番ポイントである。
そして、東京に向かう「わかしお12号」を撮ろうとしたのだが…
このあたりはまだ…
ん?
と…
鳥ぃぃぃ!?
なんと、鳥の直前横断!!
滅多にない被りを食らったことを、撮影してコマを検分してから気づく。
なんだいこのタイミングは…
あまりの被りっぷりに、ただひたすらに苦笑するしかなかった。
まぁ、いつも連写していたおかげで…
まぁまぁ、見るに耐えるコマもあったけどな。
日頃からの備え、大事。
そして、東京駅で停車中の場面もしっかり。
やっぱり、次第に撮る人は増えてはきていた。
ただ、京葉線東京駅のホームの位置もあるからか、そこまで多くはなかったけど。
そして、今度は潮見駅に移動。
東京15:00発の「わかしお11号」を迎撃。
ここは被られる要素はなく、誰もおらず極めて平穏に。
それにしても周りもずいぶん変わったな、とは、四半世紀以上折々に訪ねていて実感。
走る電車も次々に変わり、遂に255系が最古参になってしまっていた。
その255系も、勇退の日は近い。
そしてこの日はさらに、西船橋で乗り換えて総武緩行線下総中山駅に転戦している。
先に通過していったE217系とE259系で、イメトレもウォーミングアップもばっちり!
…なはずだったのだが。
うぉーん(´・ω・`)
まさかの緩行線と並走してきた「しおさい7号」で終了。
もちろん、後追いなぞ撮れるわけがない。
それまでにも、丸被りで全く撮れないことも発生していて…
このあたりでスイッチが入り、本格的な255系撮影・乗車の計画を練り始めることとなった。
だが、激動なのは255系だけではなかった。
255系が走る路線付近でも、さまざまな激動、区切りの事案が起きてきていたのであった。