11月21日の撮影録の続き。
まだ12時前の一橋学園駅を降りて、商店街を歩きつつ撮影を続行。
日常の人の往来は多いが、それがまた良い。
それなりに生活利用の多い道だから、気を配って。
これから先撮影者が増えそうだが、日常の往来の妨げにならぬよう留意をお願いしたいところだ。
多摩川線多磨駅の構内踏切が駅改良工事で先月廃止され、屋根のついた構内踏切が西武線で残るのは
もはやここだけとなり、一瞥すると雪国のような、貴重なシーンを提供してくれる。
しばらくは改良工事の計画も無さそうだし、安全に配慮しながら後打ちで押さえておきたい。
…さてここからまた沿線で、と思ったが、ふとダイヤを見ていたら萩山駅での折返し時間がここまで
2分だったのだが、ここで22分に空いていることに気がついた。
おや?
取るもとりあえず、後続電車に乗り萩山駅に向かうと。
つまり萩山終着の電車は一旦電留線に引き上げ、そこで折返しになるわけだ。
計らずも撮りたかった263Fの編成外観も撮れたし、ここから撮影アプローチを大幅変更していく。
同時に、次のパターンでの撮影計画もシミュレーションしながら、今ある姿を収めていく。
そう言えば自分は西武線のいわゆる「前パン」が好きで、新101系でもこれまでもさよなら運転など
さまざまな場面で撮影を仕掛けてきたが、この編成が新101系の前パンは最後の編成になっていた。
甲種輸送は何度も撮ってきたが、通常営業運転でここまで腰を据えて撮ったのは初めてだった。
ここで走る姿ももう長くないのだし、もっと悔いなく。
その思いが、そろそろ切り上げようとしていた自分の身体をもう少し留めさせた。
だがそれが後々、慌てふためかせることになることをまだこの時は知る由もなく。
そこに居る時の全てがシャッターチャンスだ。
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