この計画が出たことで、ついに185系電車のファイナルカウントダウンが開始されたことになった。
この車両の引退は即ち国鉄型特急電車最後の定期運用の消滅であり、先の中曽根元首相の逝去とも相俟って
また国鉄の記憶が遠い先に走り去っていくことになる。
そして昨日、特急「スーパービュー踊り子」の運行が来年3月で終了することが明らかになった。
251系もこの列車の廃止とともに引退〜廃車となり、先月に甲種輸送されたE261系「サフィール踊り子」へ
置き換えられ、伊豆特急は新たな時代を迎えることになる。
つまりはこれから先、また俄かな“葬式鉄”なるものが登場してくるわけで…
あれやこれやと賑やかに収拾つかない事態にならないうちに、様々な手を打つ必要がある。
…てことを、実は自分は8年前からそれとなくやっていた。
185系による普通列車が残っていた2011年頃から、機会あるたびに撮影・乗車記録を積み重ねている。
ことに昨年あたりからは、イベントなどの参加機会に乗じて乗車機会を増加。
185系に関しては28年越しで「踊り子」定期運行区間(東京〜伊豆急下田・修善寺)全区間乗車を達成。
251系も「スーパービュー踊り子」定期運行区間内においてはJR線内のみ乗車達成している。
残るのは伊豆急行線内の伊豆高原〜伊豆急下田のみだ。
そんな2形式の、とりあえず今年の記録。
3月17日、赤羽にて
伊豆急でんしゃまつり参加のため、251系で伊豆へ。
この日は大宮始発で、自分は赤羽→伊豆高原間で利用。
補修部分の色むらが目立ち、かつての華やかな伊豆リゾート特急の華やかさは薄れていた。
このため、185系は251系より気持ち遅めの引退になるようだ。
たしかに、185系のほうが気持ち車体の状態は良いように感じるが…
※この日の伊豆高原からの帰路は185系「踊り子」で、東京まで乗って帰っている。
この堂々たる風格を持つようになった記録も怠りなく。
なおE257系になると下田編成が1両減車となるが、まだまだ風格ある長編成運行は続けられそうだ。
下りは修善寺行きを一旦ドア閉めの上、後退させて解放する。
これはE257系になったら、電気連結器装備で簡略化されそう。
伊豆高原にて
熱海にて
6月6日、大宮にて
大雨だったクモハ103引退記念特別運行の時にも、185系で伊豆入りしている。
当日の行動計画如何によるため、撮る時間がしっかり取れれば良い方で。
その辺まだまだ取り組みは浅い。
大宮総合車両センターから出場直前の姿。
現在の検査は、全て大宮総合車両センターが担っている。
こんな入場の姿をいつまで見られるだろうか?
7月3日、上野にて
以前も高崎線系統向け200番台があったから特段珍しい光景でもないが…
来年以降はE257系・E261系が加わり、やがて世代交代していく。
これをもって伊豆急行線内および、定期運行区間全区間乗車達成。
時には地味さ、ローカル運用兼用という特異仕様ゆえの特急サービスレベルの低さもあって敬遠したことも
あったが、挫けず思ったよりも長く走り続けてきた。
近年は波動輸送や団臨で他線区に足を延ばすことも増えてきたが、それも先が見えてきたようだ。
近年は波動輸送や団臨で他線区に足を延ばすことも増えてきたが、それも先が見えてきたようだ。
新しいものが出れば、古いものは追われる宿命。
その日が来て慌てる前に、前倒ししながら腰を据えて、悔いないように。
じゃ、行ってくるぜ!(ぇ