2026年、台風は来たが、まだ梅雨入りしていない関東地方。
今年も、西武鉄道最大のイベントの季節がやってきた。
去年はサステナ車両の第一弾・8000系がデビュー。
そして今年は、間もなく東急9000系改め7000系がデビューする。
今年もフリー入場となり、朝から人出は結構なものに。
そんな中で、往路の西武秩父線、定期電車が4000系4両編成しか入っていなかった。
そりゃラッシュのようなギュウギュウ詰めになるわなと。
開催時間帯には30000系「昭和100年トレイン」による臨時電車が飯能〜高麗間に運転されたものの
4000系定期電車の増結は結局今年は無く、さらに輸送量が減った点は気掛かりのひとつめ。
特にラッシュ慣れしていない子供連れの家族には、さぞかし苦行だっただろう。
乗った電車でも結構な子供の泣き声が響き、中には乗車を諦める人も見られたのである。
さて会場内は、今年もステージイベントは無し。
それは個人的には別にいいのだけども、年々展示や出店は減ってきてしまっている。
ただその分、機器類の展示はグレードアップしてきている。
屋根から床下まで、細かい部分のマニアックぶりは増しているような印象を受けた。
だがしかし、目玉のひとつであったAK-3形コンプレッサーの動作実演は今年は
担当者不在
のためお休みとのことで、音鉄の皆様方は軒並み残念がっていた。
そして車両展示は「52席の至福」と7000系7106F。
既に狭山線などで乗務員訓練も始まっているし、自分としては急速に見慣れつつある。
また、8000系でもそうであるが、どうもサステナ車両に対して否定的な人が多いらしい。
それもあってか、車両展示の行列は開始時しばらくを除いて解消状態だった。
また、8000系はツアーとして午前と午後に運転。
午前は池袋発、午後は小平行きとなった。
両系列の並びを期待したかったが、それは当面先への夢の続きに。
また停車位置も半端で、午後のツアー発車までの留置中に編成撮影もできなかった。
相変わらずのメイン撮影会場所のポジションの気難しさといい、これはどうしたことだろう?
さて西武バスからは、3月から営業運転されているA6-23号車「きいろいバス」が展示参加。
小平営業所の所属車だが、未だに立川駅や国分寺界隈で見たことがない。
車内のシートモケットも新101系や2000系更新車と同じものに交換。
小田急マテリアル統一モケットに似ているせいか、意外に違和感はないのだね。
また外板側面の車両番号も更新車風プレートにされているのが目新しい。
ところで今回、駅掲示ポスターや会場配布のプログラム等紙媒体がほとんど姿を消した。
AI制作のポスターは少数あったものの、そのあたりも西武にも時代の波が押し寄せ始めたか。
そんな中で、今回も恒例のネタKY活動表が比較的ひっそりと2ヶ所に置かれていた。
そして整備車両の目玉は、改造中の元東急クハ9112(らしい)
記念写真撮影コーナーとして、後に出すクハ2050と共に展示。
帯や銘板類はほとんどが外され、側面はドアの半自動ボタンが設置工事中であった。
そのドアには「九品仏ステッカー」も撤去されないまま残されていた。
かたや車内はほぼもぬけの殻。
半自動ドアの配線を引きつつ徹底的に修繕しているようである。
それだけは良かったのだが、前面に西武車両の方向幕やLEDを仮設したのは粋だったのか?
無理矢理な後付け感が拭えず、実にアンバランスな様相を呈していたのは気掛かりの二つめ。
そんなことをするなら、逆に外したままでいいのに、とも。
また横のクハ2050にも、方向幕を取り付け。
こちらはもともと2000系のものだったか、違和感が全くない。
車体はパテで平滑にされているところ。
その整備ぶりから、まだもうしばらくは使われる意志が見えてくる。
そして台車入れ実演は、4000系4021Fのクハ4022が充てられた。
つい先日4023Fが廃車回送されたばかりであるが、こちらももう少し継続使用の光明も見えた。
ただこれ以外の同時入場しているはずの編成の車両は、特修エリアに固められ隔離された様子。
こうした検査車両の展示も、以前に比べると大幅に減ってしまっているのは残念であった。
それが気掛かりの三つめ、というところ。
また今回、検修場全体では「携帯の電波の悪さ」がかなり切実な問題に。
西武鉄道の方も把握していたようだが、とにかく電話やネットが繋がらないのは大きな問題。
もとより山間部の立地であり、そもそものエリア上仕方ない部分があるにせよ、来場者アンケートを
募ってその特典にノベルティを配布しようとしても、ネットが繋がらないのでは意味がない。
自分も何度かトライしたが結局繋がらず諦めた次第で、それなら入場時配布に戻した方が良い。
また個人的には、友達との連絡に難儀どころか、全く用をなさなかったのである。
あとは、相変わらずのグッズ販売の待ち時間の長さ。
今日は比較的に検修場内が涼しく保たれていたからまだ良かったものの、やはり時期的には熱中症の
リスクは見過ごせないものがあるので、どうにか改善できぬものかと毎回思うのである。
今回も東急とのコラボグッズ目当てに並んだが、一通り見た後だからまだ良かったものの、それでも
約1時間並んだのには、アラフィフの身体はやっぱり疲れてしまったのだった。
それは撮影会の方もそうで、今回は行列時に庫内の日陰に誘導していたから比較的楽に待てたものの
ここのところの気候変化に対応して、細々と変えていくものが増えてきているように感じた。
それでなくとも、幾ら無料イベントとはいえ“退化”と受け取られてしまうのは西武鉄道側としても
またいち西武ファンとしても本意ではなく、各所に示された忌憚なき意見に対して真摯に向き合って
また次回以降の改善に、そして発展に並々ならぬ期待を寄せていきたい。
今日は高麗駅下車時をはじめ、鉄道関係で多くの縁との再会が。
半ば定期的な縁もあるし、かなり久しぶりな再会も。
取材に来ていた豊岡真澄ちゃんにも。
ただ、それも電波の悪さに左右されてしまうのが如何にも現代ならではで歯痒くもあるけど。
それでも、その縁のおかげで楽しめた部分も多々あるのは否定できない事実。
それはこれからも、可能な限り大切にしていきたいものである。