すずの創作物語
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時を越えて 15

夕方まであちこち出かけて、先輩と別れて家に帰った。

1人になって、昨日のことを思い出す。

まさか、先輩が告白してくれるなんて…。幸せにひたっていた。

そんな時、電話がかかってきた。

「めぐみ?」
先輩だった。
「あのさ…オレ、こっち帰ってきたのをきっかけにして、1人暮らししようと思ってるんだ。でさ…一緒に暮らさないか?オレ、お前の両親に会ってお願いするし。」
「一緒に…?同棲ってこと…?」
「うん…どうかな?」
「嬉しいけど…ちょっと考えさせてもらってもいい?」
「もちろん。返事はいつでもいいし。」
電話を切ってから、悩んだ。同棲するってことは、ずっと一緒にいられる。それはすごく嬉しい。でも、そんなすぐに同棲って…いいのかなぁ…。
何日か考えた。
そして、結論を出した。
先輩に話そうと、会う約束をした。

時を越えて 14

ふと目を覚まして、時計を見ると、まだ明け方。先輩の腕に抱かれてぐっすり寝てしまっていた。横では先輩がスヤスヤ眠っていた。
愛しくて、眠っているのをいいことに、そっと先輩の唇にキスをした。
起きてるときに自分からは、まだ恥ずかしいし…。
起こさないようにそっとバスルームへ行く。
シャワーを浴びて、ベッドのそばへ戻ると、目を覚ました先輩がいた。
「起きてたんだ。」
「どこ行ったかと思った。」
そう言うと、私の腕をつかんで、ベッドに引き込んだ。
ベッドに倒れ込む私。
バスローブを取られる。明け方のかすかな太陽な光がカーテンから漏れてくる。
体中を触れる手。舌が絡み合う。
昨日の夜より激しいH。お互いの漏れる吐息、声。
「一緒に…いこう…」
先輩の動きが激しくなる。お互いの体にきつくしがみついて、いった。

チェックアウトの時間まで、何度愛し合っただろう。

シャワーを浴びて、メイクを直して、ホテルを出て、朝食を食べに行った。

昨日、今日の出来事を思い返すと、夢心地だった。

時を越えて 13

先輩の唇がおでこ、目、頬、唇、首筋と触れていく。
思わず漏れる声。
ボタンが少しずつ外され、体を唇が、指が、舌が這って行く。
体が反応してしまう。
思わず先輩にしがみつく。
「せん…ぱい」
先輩は優しく微笑んで、そっと抱き寄せた。
そして、2人は一つになった。
思わず涙がこぼれた。
「どうした…?」
「なんか…幸せで…」

そっと涙に唇をつける先輩。
2人きつく抱き合ったまま、果てた。
そのまま、先輩の腕に抱かれて眠った。

幸せだった。

時を越えて、やっと結ばれた2人。
もう離れたくない。
心から思った。
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