これはNTG(正常眼圧緑内障)の視神経乳頭周辺6×6mmの水素吸入前、水素吸入後30分後、自宅で就寝時水素吸入を3か月続けた場合のOCTAの血流変化の1症例です。水素吸入30分で明らかに血流は増加します。勿論、数時間後には戻ります。ただ、5~6時間夜間吸入を続けると完全な正常に近い網膜血流になります。

同様に黄斑部周囲3×3mmの網膜血管密度も悪かった吸入前

,30分吸入後のOCTA,水素吸入器を自宅に置いて夜間就寝時3か月吸入後のOCTAの変化もかなり血流が増加しているのがうかがえます。この症例は、視神経乳頭周囲も黄斑周囲も血流が増加していますが、40眼程度の平均の血流変化量は

どの部位でもNTGは吸入後増加しているのに、開放隅角緑内障(POAG)は下方と鼻側だけ増加しています。

一方、黄斑周囲の血流変化はPOAGの方が圧倒的に増加量が多かったのです。また、NTGは低血圧が圧倒的に多く、POAGは高血圧が圧倒的に多く、また、降圧剤を内服しているために、血圧が低くなりすぎ、NTGとPOAGの判別が困難な症例もあります。

今回のまとめとして、以下のことを考えました。

 

9月8日から始まつた第34回日本緑内障学会は明日で終了します。

学会は虎ノ門ヒルズフォーラムと東京慈恵医科大学講堂で9会場に分けれて発表が行われていましたが、華やかな虎ノ門ヒルズと大学の講義室ではあまりにも雰囲気が異なります。

私としては眼血流というのは緑内障のメインと思っているのですが、緑内障学会では、眼血流や眼循環は主流ではないのかもしれません。

私の発表は「緑内障における高濃度水素吸入前後の眼血流変化」ですが、東京慈恵医科大学大学号館の5F階講堂ですが、いわゆる大学の講義室ですね。懐かしさと、何となくみすぼらしさを感じたのは、虎ノ門ヒルズフォーラムを見た後のひがみでしょうか?

明日は虎ノ門ヒルズはなく東京慈恵医科大学だけですので、多分、日曜日の虎ノ門ヒルズが取れなかったための、折衷案と思いますが、朝1番スタートの演題で、大学の講義室だとうら寂しい感じで、発表者の関係者しかいない雰囲気です。そのあと、虎ノ門ヒルズに行くと大勢の参加者がいて、きれいな広い会場をうらやましく思えました。北里大学の庄司先生の座長で眼血流演題5題ありましたが、綿所の演題はNTGとPOAGの患者が水素30分吸入前後の血流変化をOCTAで網膜血管密度を測定しNTGとPOAGで著しい違いがあることを報告しました。明日詳細はより詳しく報告しますが、我ながら良い講演だったと思います。聴衆は少なかったですが、質問は2つでて、眼循環のセッション後庄司先生もいろいろ質問していただきましたので、是非ODで皆さん視聴いただき、面白いと思われ、水素吸入の研究を手掛けたいと思われた方はセントラルアイクリニック迄、ご連絡お願い申し上げます。

第59回日本眼光学学会が山形で開催されました。

そのニューテクノロジーのセッションで「高濃度水素吸入前後の眼血流変化」を発表しました。水素は悪玉活性酸素のヒドロキシラジカルとだけ結びついて水となって体外に排出され、良い活性酸素の働きで血管が拡張し血流が増えます。

ただ、水素は正常でヒドロキシラジカルが多くない人には全く効果がありません。これまで、定量的に血流を測定する方法がありませんでしたが、OCTAを用いることにより、網膜血管密度を測定し、経時的に観察することで、正確な血流の増減をみることができることがわかりました。それには、正常眼で変化がないことを確認することが必要です。水素吸入前後の網膜血管密度を比較すると、正常眼と異常眼の差が顕著に測定できます。

今回は、私の4月(健康体)、7月(胃潰瘍による貧血でHb6.2),8月(輸血によりHb10)の血管密度を見てみるといかに体調で血流が変わることがわかります。

正常眼は、30分吸入前後で網膜血管密度は変化がないのに対して緑内障眼、黄斑疾患眼では前後で網膜血管密度が顕著に増加します。つまり、水素の吸入で血流が増加したと推測されるわけです。水素の効果は自覚的なものだけで他覚的所見はないという、これまでの概念を覆すものです。

このように見ただけでも違いが判りますが、網膜血管密度の変化で数量的に差を見ることができます。

今週の土曜日(9/9)緑内障学会の一般講演第8会場、東京慈恵会医科大学大学1号館5階講堂にて「緑内障における高濃度水素吸入前後の眼血流変化」を発表します。正常眼圧緑内障と開放隅角緑内障の眼血流の違いについて講演します。朝9時10分と早いですが、ご興味のある方は是非、聞きに来てください。なお無理な方もオンデマンドで視聴ください。是非、多くの先生に追試をやっていただき、水素による緑内障の治療を考えてゆきましょう。

 

9月2日、3日山形市のやまがた県民ホールにて第95回日本眼光学学会が開催されました。名古屋から山形に行くには飛行機が早いのですが、2便いずれも午前中発で、金曜日の外来後出発するには、無理で、東海道新幹線、山形新幹線に乗り継ぐと4時間40分かかります。

 眼光学学会の理事をしておりますので、18時半迄につかないといえません。ぎりぎりでした。

 学会場のやまぎん県民ホールは、2001名の大ホールで、2019年にオープンしましたが、コロナ禍でほとんど使われず、米沢織の赤い座席、天童木工の木のぬくもり、木の香りがする素敵な施設でした。音響も素晴らしいようです。

この学会は、眼科医、視能訓練士、工学系研究者、企業の研究者が集い、情報を交換するとても貴重な会です。

 基調講演出、「有機EL照明の最前線」を山形大学の卓越研究教授である木戸淳二先生の講演を聴き、眼の疲れるLED照明を眼の疲れない、自然な光と同じ有機LEがいかに優れたものであり、山形がそのメッカであることを初めて知りました。しかし、日本の照明メーカーは力がなく、製造ラインで5000億もかかるので、手も足も出ずに、韓国のサムスンなどの独壇場になっているという残念な話を聞きました。

それを打破するため、3Dプリンターで製造工程を作ると10分の1や20分の1でできるため、今はその研究をやっているとのことでした。LEDと比べると確かに色の見え方が太陽光のもとと同じで皮膚の赤みもよく見えます。医学、ショウウィンドウ、寝室の照明に最適と思います。将来的には,薄く曲げられるELは何にでも使えます。今はまだ値段が高いですが、世界をリードする研究がありながら、日本企業が生産していない現実をどう変えてゆくか、見守りたいと思います。

私の発表に関しては、明日報告します。

 毎日、35度以上の猛暑日が日本全国に広がり、25度以上の熱帯夜も30日を超えようとする今日この頃ですが、いつの間にかセミの鳴き声がほとんどしなくなりました。たまに聞くセミの鳴き声はつくつくぼーしです。さらに、夜の雨の影響もあるのですが、ここ1週間で2度熱帯夜でない朝がありました。鳴いている虫も秋の虫です。僅か1℃ですが、25℃と24℃では大違い、今日も楽に朝の散歩ができました。空を見上げるとイワシ雲、自然はやはり変わり目にきているように朝は感じます。

 南海上には2つの台風(9号、10号)と1つの熱帯低気圧(台風11号の卵)があり、9号は沖縄周辺を、10号は関東沖から北日本の太平洋側を、熱帯低気圧は9月には西日本をうかがう構えです。暑さと雨と風で野菜や果物、コメにまで影響がでそうです。例年並みの温度になるのは、いつの日でしょうか?3か月予報でも、平年より暑い日となっています。9月2日、3日に発表にゆく眼光学学会がある山形市はその時37℃の最高気温が予想され、名古屋より暑いようです。

 太平洋高気圧の中心が少し、東北の東海上にずれていることで、西日本は高血圧のへりになり、毎日、湿った暑い気流が流れ込み、集中豪雨、北日本は、亜熱帯の気候と海の温度が平年より3℃以上も高い水温で、秋に南下するはずのサンマが全く取れない状況が続いています。日没が早まり、季節は秋に変わろうとしているのに、それにあらがう異常気象、季節の移ろいも不確かです。

 私は毎晩、高濃度水素吸入を続けて免疫力を上げ、体の疲れを取り、夏バテしないようにしています。皆さんはどのように暑い夏を乗り切ろうとしているのでしょうか!

早く涼しい秋が来ないかな?

 

 5月から体調を崩し、坂が登れなくなり、階段を上ることができず、歩いているときに夢遊病者のような感覚に陥ったこともありました。そのような状況でよく外来がこなせたかと今となっては思います。

 その原因が、胃潰瘍の出血による貧血からの心不全、さらに心臓の冠動脈の狭細もみつかり、3回の入院治療を経て、今は普通に歩けて、坂が登れ、階段も普通に上がれます。愛犬との散歩も楽しめます。健康のありがたみを満喫しています。

 同じような年齢の友人や知人もいろいろな病気で苦しんでいる人たちがいます。年齢とともに知らないうちに無理を重ねているのだと思います。特に今年の夏は異常な暑さで、それも原因の1つではないかと感じています。

 今は外来も手術も、久しぶりの学会の準備も、孫の世話も、毎日の食事もできることを楽しんでいます。

病室から見た新幹線

 8月23日がくららの誕生日です。仕事がありますので休みの22日にくららの誕生パーティーを開催しました。

娘たちがかわいいケーキをつくってくれて、お祝いをしました。

最近の犬の年齢は16×log(犬の年齢)+31だそうで、これで、計算すると70歳になります。私が、もうすぐ68歳ですので、ほぼ同じ年齢です。私と違い、これまで、病気もせずに、頑張っています。

Happy Birth Day dear くらら、これからも元気でね!

 本年の5月の連休は、学会の抄録を3本書きあげましたが、連休明けより、咳が続いたり、おなかの調子が悪かったりする日が多くありました。熱は全くなく、体が疲れているなという感じが続きました。

 6月頃からくらら(愛犬)との散歩のときに坂を上るのがしんどいなという感じがしましたが、暑いからだと思っていました。食欲がなくなり、2週間程、ほとんど食べれない日が続きました。体重が10kっ減少しました。

 7月に入り坂道が全く登れなくなり、3年前の前立腺肥大の放置から腎不全一歩手前まで言ったころと同じような症状で、PVPをしてよくなった症状がまた、悪化してきたのかと思い、泌尿器の主治医の予約を取りましたが、年のため、クリニックで採血をするとPSA高値とともに、赤血球の数やヘモグロビンの値が異常に低く、HB6.2と極端な貧血であることが判明しました。近所の内科(循環器専門)に行くとすぐに入院しないといけないと言われ、不整脈もあり、貧血は胃潰瘍だと思うから、胃腸科で胃カメラといわれたのですが、一人開業医で外来や手術があるため、すぐ入院は無理です。胃の薬を出していただき、医師会の検診で胃カメラなど相談しますといって、帰宅しました。胃潰瘍の薬でそれを飲むと食事が食べることができましたが、ふらふらの状態で外来をこなしました。検診の時の先生と相談し、結果がる頃に、入院できるような手はずを整え、代務の先生をお世話になっている先生にお願いして、病院の循環器で診察していただき、心不全と貧血で緊急入院、当日と、翌日、輸血、胃カメラを施行、胃に巨大な潰瘍2個、出血は止まっていました。貧血は輸血でHB10迄回復し、2泊3日で退院しました。

 ただ、貧血だけでこの心不全や不整脈は症状が重すぎるということで、翌週1泊2日で入院し心臓カテーテルによる造影で左冠動脈下降枝の狭窄を認め、お盆の休みで良いから冠動脈ステント留置術を受けてくださいと言われました。今度は3泊4日必要ですと言われ、病院はお盆関係なく稼働していますが前半は祭日があり、手術前日は、点滴だけなので13日日曜日に入院し、火曜まで当院もお盆休み、水曜はこれまで、お願いした先生に無理を言って朝から代務をお願いしました。手術終了時、はじめてのトイレで血尿がでました。

点滴3本を左手につけ、右手は止血バンド、24時間心電図をつけ、自分でトイレに行くのも、食事をするのも大変です。

 火曜日には台風7号が紀伊半島に上陸、名古屋は大したことありませんでしたが、交通機関はほとんど止まりました。

今は、まだ、病院は面会ができない仕組みになっていますので、火曜日は高校野球も中止、腕がうまく使えないので本も読めず、退屈です。でも、学会のスライドは作成できました。

 翌日の水曜は代務をお願いしていた先生が新幹線に閉じ込められ、身動きできないとの連絡で急遽退院時間を早くしていただき、病院からクリニックに直行した次第です。

 退院時の採血でHBは13とほぼ正常に近似するまで上がり、PSAもほぼ正常値まで、下がりました。抗血小板剤を2剤飲んでいたためか、血尿が続き入院中に泌尿器科にかかり、内視鏡で見ていただきましたが、血尿の原因は、結石ではなくPVPの傷口からの出血で、心配ないと言われました。

3年前の入院の時も言いましたが、大病院でも、看護師さんを始めとするスタッフの方とてもやさしく接してくださり、

安心して過ごすことができました。勿論、自由がないので入院したくはないですが。

 16日外来開始までに戻れたので、外来患者さんには迷惑をおかけしませんでしたが、午後の手術は来週に延期しました。手術患者さんには大変ご迷惑をおかけいたしました。

 昔と違い、母校の大学病院に急にお願いしても代務を送っていただくことは難しく、自分自身で代務の先生を探さねばならず、開業医が病気の時の入院には、大変な労力が必要になります。血圧も安定し、網膜の血流もOCTAでかなり改善しており、普通に歩けますし、疲れなくなりました。今後も定期的な通院は必要ですし、胃カメラや冠動脈カテーテル検査は受けなくてはなりませんが、健康な体に戻していただきありがとうございました。クリニックでの仕事はFULLに戻り、本日もLASIK,PRKを施行しました。

 来月の学会(眼光学学会、緑内障学会)10月の臨床眼科学会が楽しみです。

 

 昨日、左橈骨動脈にシース留置カテーテルを入れ、ガードワイヤーを先行させてカテーテルを挿入し、冠動脈の起始部から造影剤を入れ、左冠動脈左前下行枝に狭窄があったので、薬剤溶出性のステントを入れバルーンで膨らませ、ステントが冠動脈を広げると。カテーテルを抜き取ります。

止血バンドは220mmHgにあげてますのでかなり痛いです。橈骨動脈の穿刺もかなり、痛いです。ヘパリンを入れるときに熱かったり、圧をかけるときにも締め付けられるような感じがありますが、たいしたことはありません。入室から退室まで90分でした。終了後、左手は止血バンドで固定され傷口が痛みますし、左手は3本の点滴がついてトイレも食事も不自由です。さらに3年前の前立腺肥大のレーザー手術の傷跡から出血があったようで(本日尿管カテーテルによる内視鏡で確認)、血尿があり、昨日は暗い気持ちでした。

今日になり、止血バンドがとれ、点滴も昼過ぎには1本になり、移動が楽になりました。点滴外して、ヘパリンを入れて、きれいに、留置針の周りをラップにくるんでいただき入浴しました。3日ぶりで気持ちよかった。

なぜ、今回ステントを入れたかは次回報告しますね。

明日退院します。

 

2007年医学雑誌「Nature of Medicine」に水素はヒドロキシラジカルを選択的に消去するという研究報告が発表されて以降、世界中で何千という発表や論文が出ていますが、眼科領域ではこれまで、全く報告されていません。しかし、眼科は網膜血管を直接見ることができ、なおかつ、OCTAという簡便に血流動態を調べる機器があることより、水素の重要な効果の一つである、血流増加を見ることができます。

2022年の3月よりハイセルベータET100を導入し、緑内障、加齢性黄斑変性症、網膜色素変性症、黄斑浮腫、網膜中心静脈閉塞症などの治療に高濃度水素・酸素吸入療法において、顕著な改善効果を見出し、OCTAで水素吸入前後の血流動態の変化を見ることができました。今後、眼科で取り入れるべき治療として3題学会報告いたします。

 1)9月2日眼光学学会一般講演で「高濃度水素吸入 前後の眼血流変化」で正常眼の水素吸入前後のOCTAでの眼血流の変化が眼科領域での最初の発表と思います。これは正常眼でのOCTAでの変化を見た報告です。

 2)9月9日緑内障学会で一般講演「緑内障における高濃度水素吸入前後の眼血流変化」緑内障を正常眼圧緑内障と高眼圧の開放隅角緑内障で比較検討します。

 3)10月6日~9日の臨床眼科学会のポスター展示で「加齢性黄斑変性症における高濃度水素吸入前後の眼血流変化」

ARMDの水素吸入による変化を報告いたします。