これはNTG(正常眼圧緑内障)の視神経乳頭周辺6×6mmの水素吸入前、水素吸入後30分後、自宅で就寝時水素吸入を3か月続けた場合のOCTAの血流変化の1症例です。水素吸入30分で明らかに血流は増加します。勿論、数時間後には戻ります。ただ、5~6時間夜間吸入を続けると完全な正常に近い網膜血流になります。
同様に黄斑部周囲3×3mmの網膜血管密度も悪かった吸入前
,30分吸入後のOCTA,水素吸入器を自宅に置いて夜間就寝時3か月吸入後のOCTAの変化もかなり血流が増加しているのがうかがえます。この症例は、視神経乳頭周囲も黄斑周囲も血流が増加していますが、40眼程度の平均の血流変化量は
どの部位でもNTGは吸入後増加しているのに、開放隅角緑内障(POAG)は下方と鼻側だけ増加しています。
一方、黄斑周囲の血流変化はPOAGの方が圧倒的に増加量が多かったのです。また、NTGは低血圧が圧倒的に多く、POAGは高血圧が圧倒的に多く、また、降圧剤を内服しているために、血圧が低くなりすぎ、NTGとPOAGの判別が困難な症例もあります。
今回のまとめとして、以下のことを考えました。




