第59回日本眼光学学会が山形で開催されました。

そのニューテクノロジーのセッションで「高濃度水素吸入前後の眼血流変化」を発表しました。水素は悪玉活性酸素のヒドロキシラジカルとだけ結びついて水となって体外に排出され、良い活性酸素の働きで血管が拡張し血流が増えます。

ただ、水素は正常でヒドロキシラジカルが多くない人には全く効果がありません。これまで、定量的に血流を測定する方法がありませんでしたが、OCTAを用いることにより、網膜血管密度を測定し、経時的に観察することで、正確な血流の増減をみることができることがわかりました。それには、正常眼で変化がないことを確認することが必要です。水素吸入前後の網膜血管密度を比較すると、正常眼と異常眼の差が顕著に測定できます。

今回は、私の4月(健康体)、7月(胃潰瘍による貧血でHb6.2),8月(輸血によりHb10)の血管密度を見てみるといかに体調で血流が変わることがわかります。

正常眼は、30分吸入前後で網膜血管密度は変化がないのに対して緑内障眼、黄斑疾患眼では前後で網膜血管密度が顕著に増加します。つまり、水素の吸入で血流が増加したと推測されるわけです。水素の効果は自覚的なものだけで他覚的所見はないという、これまでの概念を覆すものです。

このように見ただけでも違いが判りますが、網膜血管密度の変化で数量的に差を見ることができます。

今週の土曜日(9/9)緑内障学会の一般講演第8会場、東京慈恵会医科大学大学1号館5階講堂にて「緑内障における高濃度水素吸入前後の眼血流変化」を発表します。正常眼圧緑内障と開放隅角緑内障の眼血流の違いについて講演します。朝9時10分と早いですが、ご興味のある方は是非、聞きに来てください。なお無理な方もオンデマンドで視聴ください。是非、多くの先生に追試をやっていただき、水素による緑内障の治療を考えてゆきましょう。