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「次の首相」はこうして決まる

「はじめに」が面白い。派閥の了解なしに退陣を決意した福田と、参院選当日に村岡が竹下邸を訪れ退任を決めた橋本の対比。

【暇つぶしに】 2008年
「次の首相」はこうして決まる (講談社現代新書)/柿崎 明二

世界を動かす人脈

ひたすら羅列で読み物として不出来。

【読みづらい】 2008年
世界を動かす人脈 (講談社現代新書 1927)/中田 安彦

アフリカ・レポート

ボツワナというと、かつて日本の国債格付けがボツワナと同格になり政府関係者が激怒した事を想い出すが、著者によるとアフリカにあって「政府が順調に国づくりを進めている国家」はボツワナのみという。

「政府に国づくりの意欲はあるが、運営手腕が未熟なため進度が遅い国家」にガーナ・ウガンダ・マラウィなど10ヶ国程度、「政府幹部が利権を追いもとめ、国づくりが遅れている国家」はアフリカでは一般的でケニアや南ア、「指導者が利権にしか関心を持たず、国づくりなど初めから考えていない国家」はジンバブエ、アンゴラ、スーダン、ナイジェリア、赤道ギニアなど。

BRICsの一郭、南アもそう言う状態である。

【通勤用にGOOD】 2008年
アフリカ・レポート―壊れる国、生きる人々 (岩波新書 新赤版 1146)/松本 仁一

アナーキズム

「ナショナリズム」より面白い。

松下竜一「久さん伝-あるアナキストの生涯」
松下竜一「砦に拠る」
高見順「いやな感じ」
井出孫六「秩父貧民党」

【通勤用にGOOD】 2004年
アナーキズム―名著でたどる日本思想入門 (ちくま新書)/浅羽 通明

ナショナリズム

「アナーキズム」の方が面白い。

松本健一「壱岐島コミューン伝説」
松本健一「民族と国家」
磯田光一「戦後史の空間」

【通勤用にGOOD】 2004年
ナショナリズム―名著でたどる日本思想入門 (ちくま新書)/浅羽 通明

ふしぎの植物学

ササやタケの花は、めったに咲かない。一般的には、「ササやタケは、六〇年あるいは一二〇年ごとに、花が咲く」と噂され、実際、花が咲くことが珍しい。三十数年前の一九七〇年の春、わが国の中部地方以西で、ネザサがほとんどいっせいに花咲いた。(146)

*種類が豊富でそれぞればらばらに周期があるため、なにかしらかの花に遭遇するもんらしい。

【つまみ読みに】 2003年
ふしぎの植物学―身近な緑の知恵と仕事 (中公新書)/田中 修

帰ってきたもてない男

岸本葉子「幸せな朝寝坊」(文春文庫 もとは「近ごろの無常」マガジンハウス)の後書きについて、「特にその、自分をナマズにたとえた「あとがき」は素晴らしい。もっとも、岸本さんの場合、美人が書いていると思うから素晴らしく思える可能性は否定できない」(135)

「春日茫々-あとがきにかえて」にて「しかし思うのだが、雨が瀟々と降る日というのは、独身者にとってはそう不愉快な日ではない。どちらかといえば、麗らかな春の日に一人で家にいるほうが、ずっと虚しい。だから「春日茫々」というのがいいだろう」(215)

【つまみ読みにGOOD】 2005年
帰ってきたもてない男 女性嫌悪を超えて (ちくま新書 (546))/小谷野 敦

評論家入門

第一章(評論とは何か)が面白い。

【再読】 2004年
評論家入門―清貧でもいいから物書きになりたい人に (平凡社新書)/小谷野 敦

擬似科学入門

これこそ岩波ジュニア新書で出してしかるべき。

【つまみ読みにGOOD】 2008年
疑似科学入門 (岩波新書 新赤版 1131)/池内 了

もてない男

猫猫先生の推薦書からいくつかをメモしておく。

童貞
・三木卓「ミッドワイフの家」(講談社文庫)
・深沢七郎「東北の神武たち」(新潮文庫)
孤独
・井上章一「美人論」(朝日文芸文庫)
愛人
・黒岩涙香「弊風一斑・蓄妾の実例」(現代教養文庫)
・円地文子「女坂」(新潮文庫)

【再読】 1999年
もてない男―恋愛論を超えて (ちくま新書)/小谷野 敦