中央線で読む新書 -19ページ目

終の器選び

器と云えば器、美術品と云えば美術品。

【つまみ読みに】 2006年
黒田 草臣
終の器選び (光文社新書)

イタリア病の教訓

フランス・ドイツには負けても平気だがスペインには負けたくないのだそうな。

ギルド的経済で、一企業の平均従業員が4人以下(ドイツ・イギリスは10人以上、
フランスが6人強)のイタリアが、中国の台頭の影響をまっさきに受けたのだそうな。

イタリアののんびりしたお国柄、労働倫理を賞賛する書籍は多いが、マクロ経済を
扱ったのは珍しい。

【通勤用にGOOD】 洋泉社新書y 2007年
松本 千城
イタリア病の教訓 (新書y 176)

つっこみ力

あんがい面白いが、通して読むのはしんどい。

【つまみ読みに】 2007年
パオロ・マッツァリーノ
つっこみ力 ちくま新書 645

メディアバイアス

ネズミが死ぬから、ひとも死ぬのか。
それほどの量を摂取できることが可能なのか。

こうした疑問を抜きにセンセーショナルにあおられる健康もの。
元毎日新聞記者の科学ライターによる。

懐疑の精神を身につけるのによい。

【通勤用にGOOD】 2007年
松永 和紀
メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書 (298))

純米酒を極める

造酒政策への怒りに充ちた好著。
日本酒のアルコール度数は下げることが可能ながら
税法上の関係で17-8度なのだそうだ。その手の怒り満載。

そもそも純米酒が日本酒の本来の姿であるのが戦時統制経済の
ためにアルコールで割り始めたのがおかしな日本酒事情のはじまりで
惰性というのは恐ろしい。

【話のネタ本にGOOD】 2002年
上原 浩
純米酒を極める (光文社新書)


蕎麦屋酒

こういうのはやはり文筆家が書かなくては。
この著者は本田技研を経て芝浦工大の教授。

【つまみ読みにGOOD】 2004年
古川 修
蕎麦屋酒 (光文社新書)

ダンディズム



【-】 2003年
落合 正勝
ダンディズム―靴、鞄、眼鏡、酒… (光文社新書)

本格焼酎を愉しむ

甲類・乙類の焼酎の分類は、蒸留の方法の違いだが、
複式の方が生産量が多いため税収が多いことから
複式を甲類、単式を乙類と明治期になった。

が、それでは乙類が劣っているように見え、そこで
「本格焼酎」と1971年に呼ぶようになったとのこと。

【物足りず】 2001年

田崎 真也
本格焼酎を愉しむ (光文社新書)

サイバージャーナリズム論

佐々木俊尚と森健を入れておけば、アマゾンで「グーグル」や「グーグル・アマゾン化する社会」の
ヒット作が検索されるついでに買われるのでは…と見込んで企画したのなら、アッパレ。

市民記者やダン・ラザーを降板に追い込んだことなどが書かれるが、あくまでメインラインの旧来
マスメディアvsブロガーの視点に留まっている。

地方・地域ジャーナリズムの可能性や、企業業績評価(15:00に企業が決算を発表すれば即座に
ネット社会では個人投資家がその決算を吟味する)における個人の姿勢など、あれこれあると思うが。

【わざわざ読むほどのものではない】 2007年
歌川 令三, 湯川 鶴章, 佐々木 俊尚, 森 健, スポンタ 中村
サイバージャーナリズム論 「それから」のマスメディア (ソフトバンク新書)

接待の一流

形式にこだわりすぎることのない接待マナー集。
割と読める書籍。

【同上】 2007年

田崎 真也
接待の一流 おもてなしは技術です