【美術】創建1200年記念 特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」(東博) | いろいろといろ

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824年 京都の北西部に平安京の推進者であった和気清麻呂が高雄山寺を建立しました。824年(天長元年)国家安全を祈願した神願寺を合併し「神護国祚真言寺」と改めて創建されました。今年でちょうど1200年目にあたります。創建時から伝わる曼荼羅図の公開とともに、門外不出の薬師如来像、源頼朝像が東京国立博物館 平成館にて展示されています。

(薬師如来像、源頼朝像の展示は2024年8月12日まで)

 

 

 

「唐で密教を学んだ空海(後の弘法大師)が帰国後、活動の拠点とした寺院です。国宝「灌頂暦名(かんじょうれきみょう)」や国宝「両界曼荼羅(りょうかいまんだら)」は、空海に直接関わる作品としてあげられます。また、神護寺の前身寺院にまつられていた国宝「薬師如来立像」は、平安初期彫刻の最高傑作で、寺外での公開は神護寺史上初めてのことです。」

 

 3時間は上野にいたかったので、11時少し前に東京国立博物館に到着です。

 

カメラ東京国立博物館

 

 

最近、本館内から平成館に移動します。

 

 

 あらかじめ、音声ガイドとのセット券を購入済み。沢城みゆきさんのナレーションで展示を鑑賞します。沢城みゆきさんは役の幅が広い方で、今回のナレーションも耳からすんなりと心に届く感じです。さだまさしさんの登場もうれしかったです。神護寺のかわらけ投げをよくやっているそうで、そのかわらけのご縁で管主とも知り合いになったそうです。

出典:jingoji2024

 

出典:創建1200年記念 特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」/2024年7月17日(水)~9月8日(日)/東京国立博物館 平成館(上野公園) (yomiuri.co.jp)


 

メモ関連サイト

右矢印神護寺 | 西国四十九薬師霊場会 (yakushi49.jp)メモ

右矢印創建1200年記念 特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」東京国立博物館で開催(2024年7月17日~)【NHKプロモーション】|NHKグループ トピックス - NHKグループモール (nhk-groupmall.jp)

右矢印創建1200年記念 特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」/2024年7月17日(水)~9月8日(日)/東京国立博物館 平成館(上野公園) (yomiuri.co.jp)

 

ふんわりウイング空海の足跡

唐から帰国したばかりの空海が活動の拠点としたことで、空海が関わった寺宝もろもろが展示されています。経典だけではわかりにくいということで、曼荼羅に描く仏様の線図とか仏具なども展示されています。

 

カメラ国宝「灌頂暦名」

「人々に密教の世界をわかりやすく体験してもらう儀式、灌頂(かんじょう)。
国宝「灌頂暦名」は唐から帰国した #空海 が高雄山で灌頂を行った時の参加者名簿で、空海手書きのメモ📝
空海の日常の書風がうかがえる点でも貴重です!」

出典:jingoji2024

 

 私達もイベントの開催での名簿作成は苦労するのですが、平安時代も苦労されたようです。この中には最澄の名前もありました。

 

 

ふんわりウイング

国宝「伝源頼朝像」、国宝「伝平重盛像」、国宝「伝藤原光能像」

出典:jingoji2024

 

神護寺に源頼朝像があるのが不思議だったのですが、文覚上人の縁で、平安末期に荒れ果てた神護寺を保護したのだといいうことが書いてありました。

 

カメラ文覚上人ともんちゃんうちわ

出典:jingoji2024

 

ふんわりウイングほか、見どころの説明

以下のサイトをご覧ください。

展覧会紹介:創建1200年記念 特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」 (yomiuri.co.jp)

 

ふんわりウイング個人的にびっくりしたのは、弘法大師と八幡様(!?)がお互いに肖像を描いたという互御影(たがいのみかげ)。

 

 展示番号5番には弘法大師、離れて56番に神奈川県浄光明寺の八幡様(それも出家)の絵姿があります。八幡様は応神天皇を指すことが多いのですが、応神天皇が出家(!?)した御姿なんだそうです。

 

 

さて、今回の唯一のフォトスポットです。

 

カメラ高雄寺の扁額と増長天&持国天

 

 

 

カメラ絵葉書と半券。

 

御朱印もありました。

カメラ「奉拝 高雄山 薬師如来 神護寺」

 

 御朱印は薬師如来、五大虚空蔵、遍照金剛の三種類ありました。今回はご本尊の薬師如来のみ(初穂料500円)を拝受しました。あと、グッズはブロンズのお香立てを購入。

 

あと、昨日映画「ものの怪」を見たのに影響されて、東京国立博物館のグッズ、朝顔狗子図のマイクロファイバークロス

をゲットしました。

 

神護寺と空海と密教については「時空旅人」が詳しかったです。

 

 

 

カメラ本館

 

 

 本館も見逃せません。本館2階展示室3-1には真言密教の高僧を描く「真言八祖像」が展示されていました。

(8月18日まで)

 

カメラ真言八祖像 (鎌倉時代14世紀)

 

カメラ空海

椅子の上に座禅を組んでいるポーズですね。

 

 

神護寺展では「紺紙金字一切経経帙」が展示されていました。本館では、参考として、法華経が展示されていました。

 

お経が違いますが、当時のお経に対するこだわりが見えるようです。

 

 

 

最後に、

 

 

全然関係ないのですが、本館を巡っているときに見つけたのがこれ!!

 

大塔宮護良親王の兜「紅糸威星兜(くれないいとおどしのほしかぶと」です。

 

 

 

心の叫びを押し殺しつつ、兜に後ろ髪をひかれる思いで、上野を後にしたのでありました。東京国立博物館は魔窟です~。

 

 

ところで、若いカップルのおしゃべりを聞いていて、書いてあることと食い違ったことを言っているのに、しばらくモヤモヤしていました。

 

■展示番号80番 銅錫杖

「平安時代に制作されて、江戸時代に神護寺に寄進された」ようなことが書いてあるのに、「江戸時代に作られたんじゃないの」と男の子が言っていて、女の子は否定するでもなく、何も言いませんでした。

 もしかして、男の子は「寄進」という言葉を知らなかったのでしょうか。

 

 20歳代とそれ以上とのボキャブラリーの格差が広がりつつあるのかなと怖くなりました絶望

 


 

何歳でお箸使えるようになった?

→3歳で豆をつまんでいたと親から教えてもらいました。ただ、持ち方がおかしいまま大人になったので、矯正中(笑)。

ちなみにリウマチがひどいときは指に力が入りません~。

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