じゃあ、攻めてみようじゃないか。
Kawasaki Ninja ZX-25Rが、俺のCB650Rの横にぴたりと停まった。
「山ちゃん!今日はいい天気だね!」
森君がヘルメットを脱ぎながら、笑顔で言う。
「おう、絶好の峠日和だな。」
俺も自然に笑みがこぼれた。
「な、俺が言ったとおりだろ? K3、めちゃめちゃテクニカルな峠なんだぜ!」
「確かに。」
俺は素直にうなずいた。
「疑って悪かったな、森君。」
すると森君は、急に真顔になって俺に言った。
「山ちゃん、また“K3のキングになる”なんて、バカなこと言い出さないでよ?」
まるで教師みたいな顔だ。
「おっと、森君には、俺の心の中まで読まれてるみたいだな。」
「え~、マジでやめてくれよ。おっちゃん、今度こそ死ぬって。」
「いや、俺、一度も死んだことないけどな。」
苦笑いしながら、俺はヘルメットを被り直し、CB650Rのエンジンに火を入れた。
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