BANANA FISH/吉田秋生
「吉田秋生」と聞くと真っ先にこの作品を思い出す方が
大多数なのではないでしょうか。
また、初めて読んだ吉田秋生作品はこれだったという方や
吉田作品で一番これが好き!という方もかなりいそうな予感。
また、ハードなアクションでまるでハリウッド映画のようなストーリー
なので、男女不問で人気が高いようです。
更にこのBANANA FISHの世界は嬉しいことに今も続いていて
中盤から登場する中国人のシン・スウ・リンは現在連載中の
最新作「イブの眠り」にもちゃんと登場します。
(イブ・・は今月位に最終回を迎えたそうですが・・。)
絵柄は初期と後期では別人のように変化しますが、その転換期
かなと思ったのが、ロスから連れ戻されるあたり。
それまでは前作「カリフォルニア物語」チックな絵柄で、トーンも
少なく線も太く少年漫画風だったのが、その頃からトーンの
使用率も増えてきて線も段々と細くなっていき、主人公の
アッシュがみるみるうちに美しくなっていったと思います。
さて、表題の「バナナ・フィッシュ」とは・・
これも今更説明する必要もないけど、偶然学生によって
作り出された麻薬の名前です。
これは恐ろしい麻薬で、打たれてしまうと人格が完全に破壊され
どんな危険な事でもしてしまえるようになります。
更には自殺してしまうという・・軍事目的やその他表沙汰に
出来ない危険な事(暗殺とか)にはうってつけ。
これを普通のドラッグだとベトナム戦争時、兵士に投与され
人体実験が行われた経緯があるものです。
皮肉な運命により、その実験台にされ命は取り留めたものの
廃人になってしまった兄と、何も知らずに何者からか逃げて
いる最中の瀕死の男にその薬を手渡された弟。
それが壮大なハードアクションの幕開けです。
この弟の方はご存知アッシュ・リンクス。(リンクス=山猫)
(本名 アスラン・カーレンリース)
僅か8才の時に性的虐待に遭い相手を殺害後、片田舎から
ニューヨークに家出したものの、今度は少年愛の
変態おじさんの手に落ち男娼になり、そこでマフィアのボスに
偏愛を受ける事になってしまう。
だけど彼には強みがありました。
類い稀な美しい外見とそしてIQ200の素晴らしい頭脳。
マフィアは彼を自分の後継者にしようと養子にし教育を施していく。
結果、彼は頭のいい分彼の手中には納まらずに逃げ出し
ストリート・キッズのボスとして暗躍する事になってしまいます。
もう不幸過ぎる子供時代を過ごし、普通に友達と笑いあう事など
なかった彼の前に現れたのが、日本から取材に来た写真家と
その助手・英二。
英二の優しさとすれていない純粋さにアッシュは安堵感を覚え、
外では恐ろしいストリートキッズのボスである彼も、英二と
いる時のみは弱い部分を晒してしまったり、心から笑顔になったり
時には少年らしく冗談を言ったりふざけ合ったりする事も出来る
ようになります。この過程は感動ものでした。
この2人の関係をゲイだと表現する見方もあるようですが、
まさにお互いに親友を得た少年たちの関係だと私は思う。
アッシュは特に今までが今までだしあくまでもボスだから、実は
周りの少年たちの姿を見て余計に孤独感を感じていたことも
あったんじゃないでしょうか。
本人は自覚してなくともずっと渇望していた親友を得られた時
彼の人生は良い方向へと少しづつ傾いていってたんですけどね。。
といってもマフィア、敵対するストリートキッズのグループ、
チャイニーズマフィアの一族、そして彼の外見やIQに取り付かれた
マッドサイエンティスト、元殺し屋、傭兵と次々に登場し
幸せになるヒマもなく、彼は戦い続ける羽目になってしまう。
戦いが終わり、ようやく幸せな人生を歩める時が来たと思ったら
ああいう結末ですもん。ありゃ泣いた。
確かにバッドエンドではあるんだけど、あの彼の最高に幸せそうな
表情を見ると一概にもバッドエンドと片付けられない所も
あるんですけどね・・。彼は最高に幸せな気持ちだったんだろうから。
連載が終了した直後は「少女漫画といえば主人公は死なない」
なんていう暗黙の了解みたいなものもあったのに、あっさりと
こうしちゃったので、かなり動揺していたファンも数多くいたようです。
しかしその後描かれた番外編「光の庭」で再びファンたちを
今度は感動の涙で包ませたのでしないでしょうか。
あの番外編は名作だと思います。
ストーリー的にはいつか映画化されるんじゃないかと思っていた
けど、作者自身がそれを認めてないと聞きました。
確かにアッシュのモデルとなったリバー・フェニックスは
23才で急逝してしまったし、矢張りアッシュのイメージを
痛烈に持つ俳優は存在しないかもしれませんものね。
下手に映画化・アニメ化などされてガッカリするよりは
このままで永遠の名作として残ってくれた方が、ファンとしても
ありがたい事かもしれません。
■余談■
「YASHA」に関してなのですが、静と凛が造られる
過程で実はアッシュから採取された遺伝子等の物が
絡んでいるのではないだろうかと推測していたりしてます。
アッシュの美貌と頭脳は研究者たちが目の色変えていたし
強制入院させていた時にしっかりと採取出来るものは
採取してたんじゃないかなって。
だったら静と凛の能力もとても納得がいくんですよね。
ただ人種の問題という壁があることはあるけど・・さ。
バナナ魚の世界にもっと浸りたい人用の本
小説版まである。
他にも絶版してしまいましたが、画集「ANGEL EYES」や
一時的な販売でしたが、複製原画やTシャツ、ぬいぐるみなど
いろいろなグッズがセットになった物も売られました。
画集は持ってたけどいつのまにか紛失・・・泣。
セットはどうしようかと迷ってた内に売り切れ。今ではプレミアも
ついているようです。たまにヤフーオークションで見かけます。
円舞曲は白いドレスで/さいとうちほ
「円舞曲(ワルツ)は白いドレスで」。
読んで続編の「白木蘭円舞曲」のあまりもの展開の速さが
理解出来ました。こういうわけだったのか・・。
(「白木蘭円舞曲」についての記事はここです 1
2
3
)
先に続編を読んで私が予想していたのは、本編の主人公は
続編の最後の方に出てきた湖都(こと)の2人の息子たちで
続編で母親の人生と父親たちの事が書かれているんだと
思ってました。こういうのって続編の定番だけど。
だからああも展開が超特急なんだと。
本編読んだ人はこの2人がどうなるかって知ってるから・・と。
でも違いました。
主人公は同じで、話の幅が広いのは全3巻の続編の方で
本編は主人公が東京にいた頃の話のみで全4巻でした。
本編では湖都とサジットとの出会いと将臣との婚約・結婚から
サジットと国外脱出するまでの話です。
そして続編は同じくサジットとの出会いと将臣との婚約・結婚・
別離から中国、インド、満州、そして日本と舞台が移ります。
重複した舞台は約120ページ。
これは作者が描き足りないと思ったシーンも再度描き直した
からこうなったのかは不明です。
つまり続編は前半部分が本編のダイジェスト版から始まり
そして本編の話の続きに移るという感じ・・かな。
ダイジェスト版だから話の展開が唐突に感じたんだなあと納得。
もちろん残りのスペースで更に話を進めているけど、スペースに
限りがあるから詰め込みざるを得なかったんだろうと推測して
ましたが、どうなんだろう。
ストーリーは先に続編を読んでしまっていたのですが
純粋に面白かったです。
特に重複したページの部分をまたまとめてしまうと完成すると
いう感じでしょうか。
更に将臣が満州で出会った少女のドラマティックな短編の
番外編も収録されていました。
これ読んで・・将臣さんは女運なかったのね・・・としみじみ。
だけど結局はずっと亡くなるまで湖都を想い続けていた
姿勢がとても潔く、本当に素敵でした。
ファンももしかしたらサジットより将臣さんの方が多いん
じゃないでしょうか。
そうそう。本編は華子さんのブラコンぶりがビシバシと発揮されて
おり、なぜかその姿が一生懸命で可愛かった。
しかしあんな素敵な兄が2人もいたらブラコンにもなって
しまうだろうなあ。
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もう一人のマリオネット/さいとうちほ
さいとうちほさんの演劇作品。
これ読んで演劇モノは作者にとっても作るのはやり辛いんだろうなと
感じました。なぜって「がらかめ」があるから。
やはりあれの存在感は大きいのかもしれない。
主人公は元々バレエを小さな頃からやっていたけど、実は演劇の
方が才能があり、その才能を目にした若き天才演劇家が彼女を
育てあげる。その先生は大企業の社長の親類で子供の頃から
跡継ぎとして育てられていて、ハーバード卒で演劇の天才。すごいぞ。
四国から東京にバレエをしに来た筈の主人公だけど、バレエの
経験が演技に邪魔だと言われ、バレエ教室で演劇の練習を
して、周りを驚かせた上それ以来バレエ教室のシーンもセリフも
いつのまにかなくなっていたけど、ま、良いのではないでーしょか。
他の劇団員をさしおいてあからさまに贔屓されているけど
あそこまでやるのもいくら天才演出家といえども若いし仕方ない・・。
あれは他の劇団員から孤立させる為の策なのだよね。
練習シーンなども特にない。
猫の役を充てられて猫の動作を真似して研究する位かな。
しかし突然猫の役から主役へと変更。主役は看板女優との
ダブルキャストだぜい。初舞台だぜい。プロの劇団だぜい。
でもいいのよ。漫画だから・・・。
そして彼女は完全にその存在が浮いている上に・・これはマヤの
課題でもあったな・・周りと合わせる演技。これが出来ない。
もう演技を始めるとマヤ以上に暴走する上、演出やキャストにまで
いきなりケチをつけてしまう。
更にライバル劇団がありまして、そこが同じ演劇を選び妨害する
シーンもある。もうしょっぱなから大波乱。
彼女の贔屓されぶりに面白くない劇団員も、たとえ本番中でも
嫌がらせをしてしまう。脚本を無視して舞台から退出してしまうわ、
彼女(入団したばかりの新人)に「この人相手じゃ演技が出来ない」
なんて言われた劇団員は本番当日にライバル劇団に移って
しまうわ。
しかもその舞台は主役が個人的な理由で2人共突然舞台を
ボイコットしてしまうという波乱付き。
若き演出家兼劇団の責任者である天才は、まだ公演途中で
残りがあるのにも関わらず「劇団を解散させる」
なんてポンと言っちゃうし。おおう。なんてこったい~。けど面白い。
という事で最初の部分の彼女の暴走振りと、それを他の劇団員
無視して押し通してしまったりする若き天才演出家(元俳優)の
破天荒ぶりに夢中になってしまった。
とにかくすごいぞ。マヤでさえあそこまでしなかった。
そして中盤になると、実はその天才演出家は二重人格だったと
いうエピソードが盛り込まれる。
本番中にいきなり別の人格が出てきたりする。
二重人格モノの定番でもあるけど、そのもう1人は暴力的
(・・・でちょっと発情期中)。
その二重人格に気づくのは、主人公と彼らを見守る社員。
(わかりやすく言えばガラカメだと聖さんみたいな人。)
その中盤はダブルキャストでの「美女と野獣」
主人公は「美女」の心の中という役どころで、この発想は
とても面白いと思いましたぜ。
野獣役は本番で俳優がライバル劇団に移ってしまったから
その演出家が替わりに演技する事になるのです。
だけどその本番中に彼のとんでもない秘密が露見。
何かというと実は二重人格者でした・・と。
その中盤は特に二重人格に重点を置き、演劇漫画だと
ついつい忘れてしまいそうになったのがちょっと残念では
あったけど、まさかの展開に楽しめました。
そしてそのライバル劇団に二重人格のことをばらすと
脅された主人公は、その劇団に移籍する事になった上に・・驚け。
いきなり「ジャンヌ・ダルク」の主役を得る。舞台経験は一度だけなのに。
他にこの役に適任なボーイッシュな少女も出て来るけど、正直
この子だけは潔くて本当に演劇を愛する人という感じでとても好感持てた。
えーと・・・潔く演劇精神が崇高ってことで一番プロらしい人。
この人以外は・・そうねえ・・わかりやすい例だと、里美君にのぼせ
ちゃってた頃のマヤだったり、劇団つきかげ潰しに燃える小野寺とか
そういう演劇人がメインってとこかな。そういえば主人公に片思いする
男の子も出ていたけどいつのまにかフェイドアウトした。
こうやってがらかめと比べるのはいけない事なんだけど、こう例える
のが一番話が早くてわかりやすいんだよう・・・涙。
そしてこの劇を二重人格の片割れの方がその演出家の
ふりをして、ライバル劇団と手を結び共作するという事になる。
わーそれでいいのか。すごすぎるぞ。
劇団29世紀の団員たち振り回されっぱなしだ。
そしてこの二重人格も実は演出の天才だった事がわかる。
で、主人公はその二重人格の2人とも好きだと気づいて
悩んでしまったりする。
さあ、二重人格はどうなってしまうのか!?請御期待!!!
・・というとこでしょうか。
もうただでさえ物凄い主人公たちの暴走振りから始まったのに
更に二重人格ネタまで出てきてしまい、一瞬これは何の
漫画だったっけ?と考えてしまったりなんぞしましたが
演劇をベースにした二重人格モノという事でなんとなく納得。
ストーリーを詰め込み式にするのはこの作者の癖
なんだろうか?巻数もそこそこあるんだけど、あれも入れたい
これも入れたいと投入し続けている印象。
けどこの「濃さ」が人気の秘密かもしれませんよね。
こうも毎回山場がある状態だと雑誌で読むとヤキモキする
だろうなあ。
とにかくのんびりするヒマありません。
どんどんびっくりエピソードが出てくるので、気付くと
一気に読んでしまっていましたぜい。
一気に読んだ後にこのコメントも書いたけど、後で読み返すと
見事に文章も破綻しておる。やられたぜい。(苦笑)
(少しだけ修正しました。)
これは演劇漫画としてより、二重人格モノとして読んだ方が
楽しそうです。
根っからの演劇バカ(いい意味でね)の姫川亜弓がもしその場に
いたら「あなた方は演劇人としての・・・以下略・・・最低な事をして
いるのよっ!」と、怒り出しそうなエピソードが度々出てて
しかもそれをのっけから劇団長兼演出家がやるもんなあ。
うん。
なのであくまでも演劇界が舞台の二重人格モノですわよ。
プラス出てくる男性がみんなハンサムなので目の保養にも
なりましてよ。
「もう一人のマリオネット」さいとうちほ
コミックス版 全8巻 文庫版 全4巻
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Last Update:October 22,2005
イブの眠り/吉田秋生
現在連載中でコミックスは4巻まで出ているのですが
吉田作品には"やや"珍しく女性が主人公です。
女性が主人公というと、「ラヴァーズ・キス」や「吉祥天女」が
あるんだけど、全体的には男性が主人公の話の方が断然多い
ですよね。
そしてこの主人公はなんと「YASHA」の主人公だった静(セイ)と
女闘士ルー・メイの間に生まれた女の子。
人工的に作られたスーパー遺伝子を持つセイの娘ということで
この子にもその能力が少し受け継がれています。
だけど父親はケンなのです。元セイの護衛の。
そしてケンとルー・メイの間にも彼女の弟が生まれています。
ルー・メイの妊娠の描写は「YASHA」の最後の方でちらっと出て
おり、今考えるとこれが続編のヒントだったんだろうな。
でもなんとなく生まれるのは男の子だと思っていたよ。
前作は沖縄からスタートしましたが、今度はケン一家が暮らす
ハワイ島からスタートします。
すっかりおじさんになったケン、年取っても綺麗なルー・メイ、
お母さんにそっくりな娘・アリサ、そして弟のシンジは平和に
コーヒー農園を営んで暮らしていたんだけど、またバイオレンス
な世界に引き戻されてしまいます。
今回の敵もやはりセイにそっくり。
だけど実は三つ子だったとかではなく、セイのクローンです。
前作で悪役ぶりを発揮しながらも、その不幸な生い立ちで
泣かせられた凛よりも更に強敵。人間としての感情が
そのクローン「死鬼」(スー・グイ)には全くないから。
しかもそのクローンを作ったのも、以前セイがアメリカの
研究所にいた時に関係のあったあの博士ですよ・・。
自分たちから逃げ出したセイを怨んでます。たっぷりと。
そしてセイはというと登場はする。だけど顔は一切出てきません。
娘が17ってことはセイは30代中~後半くらい?
そんなおじさんになったセイも見てみたい気もするけど。
だけど・・そうですね。この作品はある意味同窓会!
セイ以外のメンバーはしっかり加齢して登場するのは嬉しい。
特にやはりシン・スウ・リンでしょうか。
彼が初登場したのはご存知「BANANA FISH」。
当時は小柄な少年でした。その彼も番外編の「光の庭」で
急成長しており、更に「YASHA」で地位も名誉も愛も手に入れ
読者としては感無量。
シンって作者の思い入れも深いんでしょうね。
「イブの眠り」ではすっかり渋いおじさんとなっていて、昔の
シンを思い出させられる息子まで登場します。
母親はあの「光の庭」の伊部さんの姪である「アーちゃん」ですよう。
残念ながらアーちゃんの姿は一切出て来ないけど、こうして
バナナ・フィッシュの世界が続いているのはとても嬉しいです。
再登場するのはシンやケン一家だけではない。
医者になった十市もジャック・メイヨーもルー・メイの弟も
セイの母親のお兄さんである有末先生も出てくる。
あの奥神島も舞台となるし、過去のエピソードも満載です。
だから「YASHA」の読者は嬉しい設定なんだけど、読んでなかった
読者はわかり辛いだろうなあ・・とも思うけど「YASHA」は名作
だと思うんで、全12巻読むべしwってとこなのかな。
ストーリーに関してはまだ謎の部分も多く、これからもっと
面白くなりそうという印象。
死鬼の恐さ・冷酷さもハンパじゃないんで、どうなってしまうのか
気になるところです。
夜叉は凛ファンとしてはとても寂しい結末だったけど、今度のは
ハッピーエンドだといいなあ・・・と思ったりする。



