元漫画少女の雑記帳 -101ページ目

ツタンカーメン/山岸凉子  

ツタンカーメン(第1巻)   好きな作品の一つです。


山岸凉子さんは怖い話やバレエ作品、日本史に関する
作品、

ギリシャ・日本等の神話系など幅広く作品を造られているんだけど

意外と世界史関連となると神話系を除けば少ないのです。

しかし一時期エジプトの古代史に凝っていた時期があったようで

この「ツタンカーメン」(「封印)」「イシス」「ハトシェプスト」などの

作品がやや短期間の間に発表されました。

やや短期間というのは山岸さんの漫画家人生に於いて・・です。

その古代エジプト関連の作品で一番長く、そして波乱万丈?の

背景があったのがこの「ツタンカーメン」だと思います。

元々はこの作品、「封印」というタイトルで白泉社のLALAで

連載開始されました。

しかしこの頃のLALAは山岸さんが名作「日出処の天子」等を

描いていた頃と比べると雑誌の作品層も読者層も随分と変わり

結局読者アンケートの数字が良くなかったと打ち切りとなって

しまったと聞きました。なんてことを!!
更にその件でか何かは残念ながら良くわからないのですが

結局は長年LALAの看板作家だった山岸さんが白泉社と手を

完全に切る形となり、その為過去に白泉社の雑誌に描いた

作品は角川書店等から全集として出されたと聞いています。

もしこの情報に間違いがあったら御指摘下さると有難いです。

兎に角そんな背景があった後、潮出版の雑誌・コミック・トムより

今度は「ツタンカーメン」とタイトルを変え、再連載されて無事に

完結出来たとか。

このコミック・トム、作家陣がとても豪華で、山岸凉子さんの他、

神坂智子さんや星野之宣さんなどどちらかというと年齢層の高めの

読者に強く支持されている方が集まっており、かなり豪華な雑誌

なんですが、検索してみたら廃刊されているそうです。

残念ですね。


さて、この「ツタンカーメン」は別に主人公が超能力者だとか

恐ろしい霊が出るとかではありません。唯一「カー」と名づけられた

不思議な少年は出てきますが、最初の内はかなり神秘的に描かれて

おり、「ツタンカーメン王の霊!?」と思ったものですが、後編と

なると手癖の悪いちょっと可愛げのない少年として・・実に人間らしく

表現されるようになりました。

そして主人公は「ハワード・カーター」という考古学者で、彼は実在の

人物です。そう。ツタンカーメン王のお墓・ミイラ等未盗掘の状態で

発見し、歴史に輝かしく名前を残した人。


そのカーターの考古局の査察官時代からツタンカーメンの墓を

発見するまでの物語です。

こんな事少年王に対して不謹慎ではあるけど、宝探しを追っている

ようでどんどん話に引き込まれていきます。
遂に少年王の墓を発見し、墓の封印を切る瞬間は手に汗握って

しまうし、その後多数の黄金の副葬物を見た時は漫画なのに

自分も「遂にやった~~~!!」とまた感動。

考古学者の人たちってこの発見の快感・感動があるからこそ

コツコツと砂を掘ったりし続ける事が出来るのだろうなと思いました。

個人的にはタイトルは変更しなくとも、この封印は物凄い事である

象徴でもあるので、このままでもいいと思うんだけど・・なんで?

そしてこの作品、山岸涼子作品としてはまた異質だと思います。
でもその異質な所もまた良いのです。

こういう伝記的な作品もなかなか良いですね。



「ツタンカーメン」コミックス版全4巻 文庫版全3巻

ツタンカーメン(第1巻) ツタンカーメン 第1巻

ツタンカーメン(第2巻) ツタンカーメン 第2巻 ツタンカーメン(第3巻) ツタンカーメン 第3巻




とにかくとてもお気に入りの作品です。

この本読んで感動して、活字のツタンカーメンとハワード・カーターに

関する本も買っちゃいましたです。現在この本はとても大切って

事で盗掘されないように隠していますぜよ。



Books Ranking

下がったかと思ったらグーンと上げてくる。

アナログ人がデジタル?に挑戦してみた

戌なのか狼なのか



なんとなく遊んでみた。

マウスでお絵かき・・・難しいですなあ。色鉛筆で描いた方が早い。


でも結構面白いねえ。

マウスのみなんで、直線とかはどうしてもダメで

こういうのしか描けないけど、4年ぶり位に動物描いた。


腕・・・・落ちまくり。

ペンタブレット?あれってどうなんでしょうねえ。


なんて今は勢いで「見て見て~~~♪」なノリだけど

後で見て恥ずかしくなったら消す。

つか、パソコンでお絵かき出来る人ってすごいねえ。

パタリロ!キャラクター編

おかげさまで!一周年記念セール!★パタリロ!DVD-BOX 2 ◆25%OFF! バンコランとエーベルバッハ少佐の対決いいなあ


「パタリロ!」のキャラクターといえば、全員がどこか変で

そして魅力があると思う。


常春の国マリネラ(架空)の王様であるパタリロ

MI6(=SISらしい)のエージェント・バンコラン

元殺し屋で今はバンコランの妻!?マライヒ(男)
パタリロの部下であるタマネギ部隊(素顔は美形)
美人だけど少し変わってるパタリロの母・エトランジュ

その他いろいろ。ロリコンのCIAエージェントだの、

ロボット一家だの、パタリロみたいな猫だの・・

なにせ今の所78巻。登場人物は限りなく多い。

そして当時の少女漫画のある意味定番である「ホモ」。

これについても今ハヤリのBLとかとも定義が違うらしいん

だけど、なんか良くわからないのでそこは飛ばして(おい)
この「パタリロ!」も主要登場人物は男同士のカップル。
このことについてすごいなと思うのは、作者もまた男性だと

いうこと。(ちなみに普通に美人の奥さんと子供たちがいます)
男性が描く少女漫画でなおかつメイン・キャラクターはホモ。

他にありますか・・・?

もっとびっくりなのは、ずっとネタだと信じていたけどやはり・・

男の子であるマライヒが妊娠して、現在バンコランとの

子供の育児に追われているんだとか。これはすごい。

・・と、暫く読まない内にとんでもない展開へとなっていました。

妊娠出産は映画「ジュニア」みたいな感じなんだろうか。

ううう・・読みたい。


で、主役のパタリロはというと、一応は美少年ではあるらしい。

だけど普段の顔はアレだ。
肉まんのような体と猫みたいな顔。

性格は・・ヒトコトでは言い表せまい。意外と天才でお金大好き。

ケチだけど国王だし使う時はパーッと凄いものに使ったりする。
良くドケチキャラという事で「エロイカ」のジェイムズ君と比べられて

いるみたいだけど、なにせ土台が違う。

王様と庶民を比べるのも野暮でしょう。それぞれキング・オブ・

ドケチで良いと思います。へっへっへっ。


そしてバンコラン少佐。

銃と煙草の似合う黒髪ロングの美青年。(ぼちぼち美中年?)。

英国情報部であるMI6に所属しているエージェントだが

「殺人許可証」というものも所持している。
ちなみにMI6とSISは同じものらしい。となると「エロイカ」で

おなじみのロレンスたちの同僚となる。凄い話だ。
彼は勿論女性にももてる。しかし本人は関心がなく、何に

関心があるのかというと美少年。つまりホモなんですね。
彼は「エロイカ」ではエーベルバッハ少佐とキャラが重なる。
どちらの少佐も煙草と銃がトレードマークだものね。

ただエロイカの方の少佐は美少年については「気持ち悪いガキ」

「そんなことより勉強しろ」と評価しておりますが。


そしてマライヒ。

元は殺し屋でした。その背景には不幸な生い立ちがあったん

だけど、バンコランと出会いその仕事はやめ、バンコランの

家で身の回りの世話をして暮らしている模様。
最近には赤ちゃんも生まれて幸せだろうなあ。
彼は女性より美少年趣味のおじさんたちにもてるようです。
男性とは思えない程のキラキラした美しさを持ってます。

かといって「エロイカ」の伯爵ともまた違うんだよねえ。。


ちなみに個人的に好きだったのはロボットのプララ。
父親(ロボット)とのエピソードはとても印象深かった。



記事にしてしまうとまた読みたくなってしまうもんですね。

だけどとりあえず我慢じゃ。

ちなみにこの記事は記憶を頼りにのみ書きました。

なので細かい部分など間違いがあったらごめんなさい。

もう暫く読んでないんだけど、やっぱり好きだったんだなあ。



パタリロ!/魔夜峰夫(概要編)

パタリロ! DVD-BOX 2(5枚組)   誰が殺したクックロビン♪



言わずとしれた長寿人気作。

今も西遊記版がアニメ化されているようだし、20年前位にも

普通に民放でアニメが放映されていました。見てたし。
更には「スターダスト計画」(なつかし・・)も映画化されていた

ようだし、漫画もただの「パタリロ」だけではなく西遊記編や

家政夫パタリロ!   笑った・・・こんなのもあったとは。

家政婦編まで出ている模様。それだけじゃない。こういうものまで。

パタリロ源氏物語!(第2巻)

なんか良くわからんが

パタリロ!ダジャレ王(キング)

このような本まで出ていたりもする。

そうだね。パタリロといえばオヤジギャ・・ダジャレだもんね。


単行本の巻数も少女漫画では断然トップ!

(ちなみに2位は「王家の紋章」みたい。資料はここ )

最新刊が

パタリロ!(第78巻)   堂々の78巻!(2005.6発行)

そうなると西遊記や源氏物語、家政婦などなど入れたら

更に物凄いことになってしまう。
もうここまで来たら更なる記録を作って欲しいもんです!


さて、私はというと多分40巻代位までは買って読みという

感じだったと思う。その後暫く文庫版も買ってた時期もあった。
しかしもうまさに「果てしない物語」(ねーばーえんでぃんぐ

すとーーーりーーー♪ららららららら・・・♪)でドツボにはまり

ある程度貯めてから読み直そう~と気楽に考えて、他の

作品を読み出してはまったりした結果・・気づけば70巻代突入!
どうしたらいいもんか・・財布(J君)が悲鳴上げております。

だけどこれは実に嬉しいことだと思う。

魔夜峰夫さん、もう50代位になるかと思うんだけど、漫画に

バレエにととても活動的だし、きっとご本人も記録を伸ばす

べく、精力的にお仕事されている御様子。

(なにせお子さん2人だっけ?父上は頑張らねばw)

彼の仕事量はハンパじゃないと思います。

パタリロも御長寿作品ですが、作者が飽きる事もなく

愛があるし、作品だって「パタリロ」だけじゃないのに

ここまでも描き続ける愛と情熱は是非とも・・・・某白目氏は

ほんっとにっっ彼の爪の垢飲んで欲しいようと思う。

(某白目氏と魔夜峰夫さんは交流もあった様子。同じ雑誌だし)


パタリロやバンコラン、マライヒ・・という登場人物についても

書きたいけど、なんか概要だけで物凄い長さになったので

一旦〆ます。キリがないやっ。


マルチェロ物語/樹なつみ

マルチェロ物語(ストーリア)(第3巻) マルチェロ物語(ストーリア)(第4巻)   ←注:男


樹なつみさん初の長期連載作。

絵柄の変化が面白い作品でもあります。

最初の内は「ああ、初期だなあ」という感じで、終わり頃は

「朱鷺色三角」の初期の絵柄に繋がっていくという。

なので推測ではありますが、この上の文庫版の表紙は

近年描き直されたものじゃないかなと思います。

それにしても樹なつみさんって絵柄の変化が大きいですよね。
この「マルチェロ物語」だけでも大きく変わっているし、

「朱鷺色三角」でも初期と終わり頃(マハティ位の絵かな)も

またまた違うし、劇的な変化を遂げた「パッション・パレード」

となるとまたまた違う。

更にパッション以降の「獣王星」も最初と最後じゃタッチが全く

違うし。この先どんな風に変化していくんだろうね。

この「マルチェロ物語」は20年以上前の作品で、最近樹なつみ

さんのファンになった方には絵柄は少し辛い部分もあるかも

しれません。だけど古くからのファンには人気も高いようです。

さて、どんなストーリーかというと、フランスのモード界に関わる

モデルやデザイナーたち、モデル事務所のスタッフたち、

服飾デザイナー志望の青年たちの話とでもいいましょうか。
一見煌びやかなこの世界も裏は色々大変なんだろうなと

思わされた作品だったりする。

注目すべきは主役のキャラクター設定でしょう。
トップモデルの「美女」マルチェロは実は少年なのです。
樹なつみさんの絵の傾向から見ると、坂本零二とか立人系の。
この女装の麗人!?!?を中心に繰り広げられる長編です。

なぜこの少年が女性モデルとして活躍するようになったかは

番外編にかなり詳しく書かれていますが、実に悲惨。

そんな世界から救い出してくれたトップ・デザイナーである

デモルネ氏に感謝すべきなんでしようが、マルチェロの

キャラクターはそんなしおらしいものではなく、実に

天真爛漫でマイペース。

ストーリーは「女装トップモデル」という面白いキャラクター

中心でモデル業界の裏側も良く描写してあると思うし

専門用語他ファッション・モード界についてかなり調べて

描かれているなという印象は強く受けるのです。


ただいかんせん・・・この頃の問題は「絵」だったんですね。

御本人も巻末で書かれてました。

この頃は特に自分の絵にコンプレックスを感じていて

周りからもはっきりヘタだと指摘され、なんとかしようと

意図的に絵柄をコロコロと変化させていた。

だから大変読みにくい作品となった・・・と。

更に巻末に1991年頃(花咲けるとかOZの頃だなあ。)に

描いたマルチェロのキャラクターたちが載っていて

全然違う・・・当然ではあるけど。特にこの作者は絵の変化が

とても激しいし・・・。あ、私が持ってるのは前後編全二巻の

愛蔵版です。実は朱鷺色にはまってた頃コミックス版も

3巻位まで買ってたけど挫折・・うう・・ごめんなさい。

・・と何が言いたいんだ、アンタ・・というレビュー?になって

しまいましたが、とにかくこうやって初期からかなり絵に関して

こだわりを持って妥協せずに来たから劇的な絵の成長が

あったんだなあって。

人生努力は大切だし、努力を続けたら効果は現れるんだと

初期の作品は物語っていると思います。


うぎゃーーー・・結局「マルチェロ物語(ストーリア)」とかけ離れた

感想になっちまいまして、ここまで我慢して読んでくださった

方がいましたら、本当にごめんなさいです。

すんません~~~~~~~~~~泣
レビューを書くにあたり、また読み返してみたのですが、なにぶん

コロコロと変わる絵柄の変化の方に気を取られ、疲れてしまった。
一つの連載中にご本人が意図的に右往左往しているから

仕方ないかなあと自分で納得付けたりしてますが、それでもと

2回読み返してみたけど・・・。本当すまんです。




(LP)マルチェロ物語  レコードも出てたんですね。


「マルチェロ物語」 コミックス版全7巻 文庫版 全4巻
マルチェロ物語(ストーリア)(第1巻)

マルチェロ物語(ストーリア)(第2巻)

マルチェロ物語(ストーリア)(第3巻)

マルチェロ物語(ストーリア)(第4巻)

Books Ranking

もうこの手のランキング結果、正直飽きた。
そんな中、あさきの健闘に心から拍手!