元漫画少女の雑記帳 -168ページ目
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伊賀野カバ丸/亜月裕


 疾風いいよね!

忍者漫画といえば、ひたすらカッコいい主人公を想像させるもんだけど
この漫画の主人公・伊賀野影丸はそういうのを越えている。

物凄い運動神経、記憶力、そして物凄い・・・食欲。

そんな主人公の漫画が面白くないはずはないって感じ。

カバ丸こと影丸は伊賀忍者の末裔で、両親が早くに亡くなったため
おじいさんと2人で山奥にて忍者の修行をしながら暮らして
きました。そのエピソードだけ読むと泣けるぜっっ。

だけど厳しい修行をしていれば腹も減る。
だけどそこは忍者。我慢我慢。というわけにもいかなかったのがカバ丸。
幼い頃から義兄?疾風と畑でイモなどを盗んでそのたびに
祖父から仕置きをくらっていました。

その内義兄(全く血のつながりはありません。
疾風は母子家庭で母親が自殺、残された彼は山奥にておじいさんに
助けだされそのまま暮らすことになったのでした。)
・・も途中で逃げ出し、更に祖父が餅をのどに詰まらせて死亡。

そんな時、若かりし頃の祖父と恋愛関係にあったというおばあさんが
登場。祖父から「孫をよろしく」と手紙があり迎えにきたとか。
そして食べ物の話に釣られてカバ丸はいよいよ東京へ。

このおばあさんは名門「金玉(きんぎょく)学園」の園長で
彼はその学校に入り、おばあさんの家で暮らすことに。
そこにいた同じく両親を亡くした孫娘・麻衣に初恋。

そして楽しくもめちゃくちゃで陰謀?のおまけもついた学園生活が
始まるという感じでしょうか。
元々は全8巻でしたが、かなり人気もあり番外編が6冊出ました。
更に最近からそのカバ丸の息子の話も連載されるようになりました。
(最新刊もまもなく出ます)

それだけではなく、アニメ化・実写の映画化までされました。
この映画、私見に行きましたよ。カバ丸は黒崎晃さん、そして
真田ひろゆき?さんは濃いメイクで沈寝さまの役をやってました。
映画でも伝説の「野グソかおる」のシーンもありました(笑)

原作読んで面白かったら映画版も探してみてはどうでしょう。


銀曜日のおとぎばなし/萩岩睦美




















これは私にとってはとても大切な作品だったりします。

私事ですがうちは結構厳しく漫画禁止令というのが出ていました。
それでもようやく小学生高学年の時に一冊のみという解禁令が
出され、早速お小遣いで買ったのが「りぼん」。
そのりぼんに連載スタートしていたのがこれでした。

内容はロンドンに住む心優しい画家スコットと小人族の女王の娘として
生まれた「ポー」の心温まるお話です。
りぼんに連載されていた作品なので、もちろん子供にも安心して
読ませてあげられるのですが、大人になって読み返してみても
やっぱり純粋に感動できるのです。
子供の頃にはいまいちピンと来なかったポーの母親の気持ちというのも
大人になって読み返してみたら、とてもひしひしと感じました。
これが当時はまだ20代で独身だった作者が描いていたというのが
今思うと驚きだったりする。
そのくらい母親の気持ちっつーのを深くさりげなく表現してると
思います。やっぱりそういうのも才能なんだなあ。

さてストーリーは3つの話で構成されています。

第一部が「虹の玉」というものに運命を翻弄される小人たちと
偶然森で出会ったスコットとの話。
動物の命の暖かさと母親の愛情がテーマじゃないかと。

第二部が貧しいながらも母親と暮らす少年と、お金持ちの子供と
そしてポーとの楽しくも悲しくも感動出来る濃いお話。
こちらも母親の愛情、人を赦すという事がテーマじゃないかと。

第三部がポーの初恋の話。相手はシャーロットというセクスレスな
子供なのですが、その子にはとんでもない秘密が隠されていた・・。
こちらは思いやり、本物の愛情などがテーマかなと思います。

気持ちがイライラしている時や疲れている時など癒しを求めたい時に
是非どうぞ。文庫版だと全3巻、コミックスだと全6巻(絶版)です。

あとこれを読んでつくづく思ったんだけど、この作者って本当に
子供と鳥を含めた動物を描くのが本当に上手い!です。



銀曜日のおとぎばなし 全6巻 萩岩睦美/作

エロイカより愛をこめて/青池保子














 はじめましてがいきなりコレでした


いよいよ来週「エロイカより愛をこめて」の新刊 が出ます。
更に翌日はマガジンハウスから関連本 が出ます。
てなわけで、2月は作者である青池保子さんにしっかり暴利を
むさぼっていただきたいと思ってます。

前巻は去年の春だったので、まずまずのペースかなと。
なにしろ小学生の頃から読んでいる某演劇漫画に比べたら
年一回は新巻が読めるのっていいなと思う今日この頃。

大まかなストーリーは英国貴族でありながら「エロイカ」と名乗る
華麗な名泥棒ドリアン・レッド・グローリア伯爵と、旧西ドイツの
NATOの情報部少佐のエーベルバッハ少佐の世界を股にかけた
壮大なストーリー。
最初はこの伯爵が主人公でしたが、いつのまにか少佐の方がその座に
つき、それでも大人気という珍しい?作品です。

NATOの情報部員が主役とあって、世界各地の色々な組織の情報部員も
登場します。
例えば洋画でお馴染みのアメリカのCIAとか旧ソ連のKGB、
イギリスのSIS、などなど。
ちなみに作者はアメリカに対してはイマイチだと思ってるのか
知らないけど、CIAはあまり出てこないし、出てきてもパッとしません。
そして敵役で描かれたソ連のKGB(カーゲーベー)はというと
悪役なのにユニークだったりダンディだったり。
少佐とのからみは見物です。

このKGBはソ連が崩壊してからは、今まで敵対関係だったNATOと
今度は何かと協力関係に変化します。(20巻~)
しかし今まで世界を股にかけていがみ合ってきた同士、そう上手くも
いきません。またそれが面白いです。
そんなスパイ達の中に伯爵がこれまた面白おかしく絡み合って
絶妙のハーモニーをかもし出すんです。

この作品は男性にもファンが多いそうです。
その理由のひとつに世界の軍事関係、世界情勢なども
作者である青池保子さんは良く勉強されており、その部分が
特に良いとか。戦車や銃、軍服などもきちんと資料を見て
描いてあるんだそうです。立派だ。。

そういう緊迫したエージェントたちですが、中には登場しただけで
噴出してしまうキャラクターもいます。
その名は英国のSISのエージェント、チャールズ・ロレンス。
ついでに私は彼が一番好きです。くすくすっ。
その次に伯爵の部下であり、有能な計理士でもあるジェイムズ君も
案外お気に入り・・・・・かもしれない。
リアルでこんな人が身近にいたら嫌ですが。(笑)

エロイカより愛をこめて(30) エロイカより愛をこめて(第29巻) ( 著者: 青池保子 | 出版社: 秋田書店 ) エロイカより愛をこめて(28)
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