元漫画少女の雑記帳 -165ページ目

マッチ棒を立てたお誕生ケーキ

















私が一番好きというか、何回読んでも爆笑してしまう話が

「エロイカ」の中にあります。

それは「パラダイス・パーティ」。コミックスだと10巻に

収録されています。

少佐と部下Z君が出張でいない間、NATO情報部の部長の
誕生日が近いと知ったSISの変人ロレンスは部下たちと共に
部長の誕生会を企画します。
内心はロレンスはただただパーティをしたい。
部下たちはボーナスの査定が近い事でのごますりでした。

初めはどこかの店でという話になっていたのだけど
それを伯爵一味が知ることになり、結果的にNATO情報部員、
SIS情報部員、華麗な美術品泥棒がタッグを組み
そのパーティをやることに。

そこでジェイムズ君が大活躍。
彼のお金の使い方はとにかく安く済ませること。
これって結構主婦っぽいかも。

そして費用を抑えるためにそのパーティの開催された
場所とは!あれにはまたまた爆笑しました。
そして情報部員たちに的確なお買い得情報と指示をだす
ジェイムズ君。ナリはアレだけど結構格好よかったです。

この話は最後のオチにまた爆笑です。

ケーキにマッチ棒だなんて、やっぱり青池保子さんの
発想って特異で大好きです。
いつか「ジェイムズ君のケチケチ生活術」なんて節約本
出してくれたらいいなあ。絶対部分的に役に立つ上、
面白いと思います。



29巻の少佐がさりげなく腹を押さえているのも、パラダイス
パーティを読んだあとに見るとなんだか笑えます。

T.E.ロレンス/神坂智子


















またロレンスかよ


といっても、あのロレンスとは別人です。
確かにイギリス人ではありますが、別人です。


「アラビアのロレンス」と聞けば、見たことはなくても
名前だけは聞いた事があるっていう方も多いのでは。
そのロレンスは第一次世界大戦で戦った実在の人物です。
(1888~1935)
ホンモノのロレンスについてはこのサイト
とてもオススメなので見てみて下さい。

彼の話は後に映画化(1962だったかな)されたのち、
生誕100年記念企画という事で、元々シルクロードの漫画を描き、
何度も中東に足を運ぶほどのロレンスファンだった神坂さんに
漫画化の依頼が来たそうです。

それで全7巻(7という数字はロレンスの著書「知恵の七柱」に
ちなんだそうです。)の名作が誕生しました。

映画は彼のアラビア関係の人生をまとめたものとなってますが
ロレンスという人を良く知るには断然漫画の方が良いです。
多少の脚色はあっても(例えばロレンスの背が高いとか)
かなり史実に沿って描かれてあるという評価を見た事があります。

漫画の方は少年時代から始まります。
散々色んな本で「変人」だのなんだの書かれている彼ですが
(ロレンスが変人か・・ではあのロレンスはどうなるんだ)
生い立ちや少年時代を知ると、なぜそういう性格になったのか
なんとなく理解出来たような気がしました。
かなり複雑で不幸な生い立ちなんですね。

それから彼が歴史(十字軍)に目覚め、実際に色々な遺跡を
訪ね、だんだんとその興味は中東に向かうまでの過程、
シリアのカルケミシュにて大学の遺跡発掘チームに参加し、
アラブの人たちとの荒々しい交流と友情?、自分の性癖を
自覚し苦しむ様子、そして彼の一種ライフワークとなった
第一次世界大戦での活躍、そして戦後の彼の精神的な破滅
・・・そして突然だった死・・。
たった7巻なのに、実に分かりやすく濃くまとめられています。

全7巻を通して読んで、彼の人生とは何だったんだろうかと
色々と考えさせられました。と、同時にこの漫画がきっかけで
ロレンス関係の書籍を読みあさり、「ロレンス1912」という
映画を探してやっと見たりとロレンスに夢中になりました。
同時に現在のパレスチナ問題の原因の一端に彼の存在も
あった事に驚き、番外編の漫画を読んで戦後のサウジが
躍進した理由を知り、アメリカがイギリスを超えたのかも
わかりました。

話は戻して・・・
彼の人生はとても短くて濃いものでした。
彼の夢とは何だったんでしょうか。
是非読んでみて下さい。そしてよかったら感想も聞かせて下さい。

文庫版なら全4巻です。
T・E・ロレンス(1)  T・E・ロレンス(2)

T・E・ロレンス(3)  T・E・ロレンス(4)

ぼくの地球を守って/日渡早紀














日渡早紀さん、好きでした・・・(過去形)。
現ファンの方ごめんなさい。好みということでご容赦を・・。

初めて日渡作品を読んだのは中学生の頃で、アクマくんのシリーズ
だったと記憶しています。初期は絵が「ん?」って感じだったけど
このシリーズも後期になるとグングン上手で綺麗な絵になりました。
それが終了して、綺麗な絵の状態でスタートしたのが「ぼく地球」。

引っ込み思案の転校生の女の子の学生生活。面白かったです。
隣の家のクソガキも憎たらしいけど可愛いなあと思って読んでました。
やがて前世を思い出し、その前世の仲間たちを雑誌で探す。
楽しそうだと少女心にワクワクして読んでいたものです。

初めはこの「前世仲間」は校内で3人だけだったのに、その雑誌によって
更に2人の仲間が見つかり、その後結果的に七人全員揃う。
隣のクソガキも主人公が前世の仲間だった。
だけどそれを知っているのはそのクソガキだけ。

話はどんどん面白くなり引きつけられました。
掲載誌の「花とゆめ」を毎号買い、更には単行本も出たら購入してました。
だけど前世の回想シーンばかりになった頃から・・・だんだんと
フェイドアウト。それっきりになっていました。
最終回を迎えたという話は聞いても特に読みたいとは思わなくなって
いました。なんでなんでしょうね。
私にとってはこういうのも珍しいです。

そして去年ふと古本屋で読み返してみたくなり、未読部分を読んでみた。


なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

特に最終回は読んでて泣けそうになりました。

ハッピーエンドは大好きです。
だけど・・・・「 」内最終回ネタバレ。白字で書きます。

なんで、小学生の隣のチビと高校も卒業した主人公が付き合う事に
いきなりなるのだぁぁぁぁぁ!!!!ゼエゼエ。

ざっと年齢を計算してみたら、
その当時輪は小学校六年生だから12才。
ありすは確か10位上だったから22才ですよ。みなさん。


あまりにも脈略のない、なぜなんだと頭を捻る結果でした。
それまでの主人公の気持ちについてもそんなに触れられてない。

私は大どんでんがえしな映画も漫画も好きですよ。。
「バナナフィッシュ」とか「YASHA」とか「絶体絶命」とか
「フェイス/オフ」とか。
だけどぼく地球のラストはどうもなあ・・・・・・・。

前作「アクマくん 魔法BITTER」の終盤は身震いがした程
盛り上がっていったもんです。???なエピソードもなかった。
なのに・・・日渡さんどうしちゃったのかな・・。

更にこの「ぼく地球」には続編が出ました。
これも一緒に買ったんだけど・・・「ぼく地球」で登場した
京都の超能力者の話なんだけど、いきなり母を女として好きだという。
いやぁぁぁぁぁぁ。マザコン物ですか・・・・・。

更にまた続編が出たそうで、どんな話か聞いたらそのガキと
主人公はその後出来ちゃった結婚したそうな。
平凡だった主人公は有名なクラシック歌手。
そしてそのクソガキはなんと16才で子供作っているんだそうだ。
出産時で26才と16才・・・。
仕込み時(下品でゴメン。いい言葉見つからない)で
25才の女性が中学三年生に手を出した事になる。犯罪だ。

男は18才からしか結婚できないのよ・・ヒワタリさん。。泣
ということは主人公は二年間シングルマザーだというわけなのか。
子供の戸籍は父親の欄が空白だったのか。
おとなしそうな主人公は20過ぎて中学生の少年に手を出して
しまったのか・・・・更に避妊もしなかったのか・・・・・。


日渡早紀さんはどうしちゃったんだろうか。
昔大好きだっただけに泣けそうよ。あたしゃ。


ぼくの地球を守って Vol.1(通常版)【VIBF-74】=>18%OFF!ぼくの地球を守って Vol.1(通常版)

ヨコハマ物語/大和和紀

















今日は大和和紀さんの名作「ヨコハマ物語」について。

舞台は明治時代の横浜。主役は2人の女性です。
1人は貿易会社のお嬢様。お兄さんが1人いますが、父親は娘を
溺愛しており、母親は亡くなっていません。
性格は勝気。そして美貌の持ち主です。
もう1人は田舎で生まれ両親が亡くなった身寄りのない娘。
たまたまこの貿易会社の社長と親が商売上の付き合いがあり
両親が亡くなって小間使いとして横浜に連れて来られました。

この設定だと昔の少女漫画にありがちの、苛められる使用人という
図式が浮かんできますが、決してそうではないのです。
なので安心して読んで堪能して欲しいです。

明治のまだ女性の立場が弱かった中、飛躍していく2人の主人公と
「お嬢さん」の方を好きな二人の男性。
そしてその1人に片思いしている使用人の娘。

その複雑な恋愛模様と、女性の仕事と生きがい、本物の愛、夢、
友情をテーマにとても壮大で感動出来る物語です。

大和和紀さんといえば、「はいからさんが通る」がとても有名です。
はいからさんは恋愛に思い存分ギャグが散りばめられ、泣いては笑ってと
感情的に忙しい作品なんだけど、こちらはとにかく読ませてくれる内容です。

簡単にあらすじも書いておきましょう。
商人のお嬢様・万里子の所に、小間使いとして卯野が引き取られてきました。
年は同じですが、性格は正反対。卯野は万里子の行動に振り回されますが
「外国に行きたい」という共通の夢をきっかけに友情を深めていきます。

この家の隣には祖母と住む少年・新太郎がいました。
偶然この少年と出会った卯野は彼に恋をします。
しかし、少年は密かに万里子の方に恋をしていました。

そういう事情を誰も気付かない内に、幼い万里子は船子の少年に
命を救われました。(なぜ命の危機になったのかは秘密)
船子の少年も万里子に一目ぼれをします。
この当時が少女たちはまだ10才。少年たちは確か14才程度です。

1巻の部分でそういうこれからの基盤となるエピソードが出て
そのちょっと切ない予備知識と共に2巻へ・・。
2巻で少女たちは16才になっています。そしてその恋心は変わりません。
しかしその秘めた気持ちの関係は崩れる事になります。

新太郎が好きなのは万里子
万里子が好きなのは新太郎
卯野が好きなのは新太郎(しかしニブチン新太郎は気付かない。イライラ)
船子だった男・竜助が好きなのは万里子

この事実が露呈した時、新太郎意外が苦しむことになります。

こんな複雑な関係をしっくりと感慨深くまとめられるのは
やっぱり巨匠・大和さんの力量だと思います。
是非この壮大な物語を体験して下さい。
恋愛に対する考え方も変わりますよ。いつのまにか。

大和さんの絵は「はいからさん」の頃は線も太めで、どっちかというと
ゴチャゴチャした感じでもありました。
(あ。私ははいからさんも大好きですよ~~~。念のため)
だけどヨコハマ物語の頃にはすっかり今のような繊細な線に
変化しています。
もしもこの壮大な物語が、はいからさんの頃の絵柄だったら
あそこまで感動しなかったかもしれません。
そして逆にあの繊細な線での「お貞」や「牛五郎」
(共にはいからさんのギャグ担当のキャラクター)だと
あそこまで笑えなかったかもしれない。絵のイメージって
漫画の内容にも大きく影響するんだと、この2作品を比べて思います。


最近感動してないなとか、心が荒んだなと思った時なんかは
是非読んでみて欲しいです。


ヨコハマ物語 コミックス版 全8巻 講談社
       文庫版 全4巻




業務用冷蔵庫



会社に業務用の大きな冷蔵庫がありました。
そこに用があって入ることに。

そこには誰もいない。

そしてマイナス22度までとはいかないけど
ひんやりとした冷たい空気が・・・。
思わずあのセリフを口にしたくなりました。


「寒い・・・・
なんという寒さ。凍りつくようだわ・・・・。
わたしの手・・・・も足も
か・・・・・髪の毛さえ・・・・も・・・・
ラストニア・・・・わたしの国
一年の半分は冬将軍の支配するこの国・・・・」

でももちろんやりませんでした(笑)

けど社内に誰もいないならやったかも(くすくすっ)←なぜロレンスが。



だけどとりあえず入った時にオリゲルドになり、用事が済んで
出たときはアルディスの気分になれました。
実際にやったことある方いますか?

あの頃のガラスの仮面は良かったなあ。
適度に新刊も出てたし、宗教色もなかったし、

・・・・携帯電話も出なかったし。