元漫画少女の雑記帳 -54ページ目

とりあえず一段落・・・して欲しい・・・

金曜から本のブログという趣旨を外れて、ワンダラーな

事故関連の事ばかり書いちゃってすんません。

もう頭の中はそれでグチャグチャしとりましたです。


で、今日やっとこさ一段落つきました。


まずまたまた相手の保険会社から電話。

今度は人身か物損という話です。

免許証の点数や罰金などについて関係ある話です。


ムチ打ちなどの症状は後で出てくるといいます。

で、物損にした場合、その後から出てきた場合はかなりややこしい

事になるということ。

今回は後部座席にいたのが3才の子供という事で、人身という

話になったのですが、外科の先生が外傷がないから診断書を

出す必要もないといいます。

だけどそれでは今後何かあった時、相手の保険会社もとても

困るらしく、外科の先生と話す事になったそうです。


個人的な気持ちとしては大丈夫だろという気持ちもあるんだけど

なにせ後ろにいたのが小さな子供。

なのでやっぱり心配・不安な気持ちが残ります。

大丈夫・・・とは思うんだけどね・・・。


それと人身になった場合、免許の点数等目に見えて

ハンドルを握るという事の責任の重大さが感じられるわけです。

今回の76才の耳の遠いじいちゃんはまだ乗るつもりのようです。

更に内心むかっと来たのが、今日電話で挨拶に伺いたいという事。

じいちゃんちも以前配達のバイトでその近辺を回った事がありますが

高台の方でバス通りまで結構あります。

そして老人の足というのは、今私も足が悪いんで距離感とかは

想像もつく。まず歩くのは無理だなという感じ。

そしてうちの最寄のバス停からうちまでも、足が悪くなかった頃は

普通に歩いていたけど、今はやっとたどりつけるという感じ。

ということは気を利かしてタクシー・・・?



ノンノン・・・(泣)


車で来るそーです。(普通言えるもんなのかよ・・・泣)

もちろん来ないで欲しいとお断りしました。

やっぱりぜんぜん理解されていないようです。コトの重大さ。

そしてこれからもデンジャラスな運転を続けるつもりでしょう。

こっちの保険会社の人も言ってたけど、もうそういう認識では

本当に今度は人を殺さないと理解出来ないだろうと。

このまま運転続けるなら次の犠牲者(言葉悪いけど)も出て

来ないとは決して言えませんね・・・と。

その犠牲者が命までなくしませんように・・・なんて。

でもまた私だったりして・・・考えたくないけど「ないよ」とは

言えないのが怖いところです。



だけどこういうデンジャラスな状態で運転してるのはこの

おじいさんだけじゃないんだよね。

もしかしたらみなさんの近所にもひとりふたりさんにん・・・。


全国で調査すればクラクラする数だと思う。

だけど高齢者教習も紅葉マークもまだ任意だし

今実際に高齢者加害の事故は増えていて、今後も更に

増加するだろうと言われているのに、運転を続けるかどうかは

本人の判断次第だという状態。

この先私みたいな事から本当に何の過失もないのに殺されて

しまう人が増えたらちょっとは変わっていくのでしょうか。


今回とてもある意味いい勉強になりました。

幸い佐藤さん(じゃないけど)もちゃんとした対応してくれたし

今のところ私も子供も頭痛や嘔吐はないので、そういうのは

本当に良かったです。


だけどこのデンジャラスなじいちゃんは運転を続けるという

事で不気味な後味の悪さとなってしまいました。


このブログ的に表現すれば山岸凉子さんの作品だよね。

「わたしの人形は・・」みたいな感じ。

事件は片付いたかと思っても微かに動く人形・・みたいな。

本当、あんな気持ちです。


また追加・・・4/18 AM7時前


あのさ・・・お詫びの気持ちを伝えたくてって朝6時半過ぎに

電話するのってどうよ・・・起きてたからいいけど。

昨日保険屋さんに訪問もお詫びもいらないと言ったのに

来る来るって・・・・。


挙句の果てにはなぜかじいちゃんの楽しみの老人会

暫く休ませる。これもお詫びの気持ちって・・・。

老人会関係ないやん・・・。ただ運転に関して責任が

大きなことだと分かって欲しいと言っただけなのに。


お詫びもいいっていうのに・・・・・直接話したくないのに。


本音はもう関わりたくないんだようっっ

・・・だけど流石にそれは言えないのであった。ふ・・・涙


追加もういっちょ

最近物忘れも激しかったそうです・・・。(ヒイイイ)

どう考えても事故起こさない方が不思議やん・・・泣

「奥さんも横に乗っていて怖くなかったですか?」って

ついつい言っちゃったよう(反省)。

もし私が横に乗ってたらどんな絶叫マシーンよりも怖い

だろうな。イチかバチか!他人と自分の命を掛けた

死のスリル!?って冗談にもならねーや・・・。

ほんと、ばあちゃんも良く乗ってたなあ・・・。

だけどいまさらのように心配だ心配だって・・・。

保険屋さんにそう言えと言われたんだろうけど・・・。


もうマジでデザートローズ(砂漠の自然石?で

縁切り石。同名の曲は「夜叉」のテーマソングであり

私の好きな曲でもある)を買うべか。


デザートローズは、願いがかなうように導いてくれる石です。パワーストーンデザートローズ【砂... ←これ


バラの花びらのような結晶を持つこの石は、かつてオアシスが

あった場所で産出されます。オアシスが干上がる際に、水に

溶けていた硫酸カルシウムが石膏や方解石とともに結晶した

もので、砂漠の砂を含んでいます。
 この石は、どんな厳しい状況でも冷静を保つことができ、同じ

環境にある人と助け合うことができる状態を作ってくれます。

また、『不必要な人との縁を切る効果があります。』


だってさ。

なんとか一段落

はー。疲れました。

昨日書くべきだったのにもう疲れ切ってしまいました。



えっと昨日の午前中、佐藤さん(仮名)ではない人から電話。

状況が状況なだけに低姿勢な感じで良かったです。

肩の力が入りまくってただけに力抜けた・・。


内容はとにかくこちら側が全面的に悪いので、当然の事だが

修理費は全部保険会社が支払う・病院へは?

で、後ろにいた息子を念のため連れて行ったと言うと、病院名を

聞かれ、あとは病院に聞いて欲しいということと、修理。

一応どの位のダメージがいったかなど、ディーラーで見て貰って

写真とか工場の人が撮ってた事を言うと、その電話番号などを

聞かれ、またまた連絡待ち。


その後工場と病院と保険会社から電話があり、修理に入る事に

なりました。病院はおととい支払ったお金を返金するので

取りに・・とのことだったけど、寝てなかったし大雨でこれで

事故起こすとマズイと思い月曜にしてもらって、車は工場の人が

代車持って来るとな。また代車・・・。


そして月曜は診断書も取って今度は警察署に出さないといけない

そうです。警察署遠いんだよなあ・・・ふう。


で、相手なんですが、保険会社の人に聞いたら70代後半。

その後電話してきたおばあさん曰く・・恐怖のドン底に。


じいちゃんね・・・・(泣)(こういう人がハンドル握ってるって事で)


・普段から耳が聞こえにくく、一応補聴器はつけているけど

 会話はほぼ出来ない。

・運転に関しては免許もないばあちゃんがナビしないと無理。

 たとえば救急車の音とか、周囲の車の有無とか。

・だけど時々気づくと一人で車で出かけてしまう(ヒイイ)

・今回の事で車に乗るのも辞めようかという話になったが

 不便なので乗ることは乗るけど車が多い時間帯は出ない。

 (夜間・早朝も周囲が見えにくいので危険なんだが・・・)

・(保険会社の人に言われたらしい)息子さんは大丈夫?

・あの後すぐ帰宅し佐藤サン(仮名)に電話した

 (うそつけ・・。夜に連絡があったと言ってたよ・・・)


とにかく、こういうじいちゃんもハンドル握っているという怖い話です。


皆さんもヒトゴトじゃないっす。

自分も正直避けはするけどほぼヒトゴトな意識でした。

だけど彼らは予想以上の事を考え、道路交通法なんで知った

ことかという行動をしてきます。

実際年寄り・・いえ、高齢者が加害者となる事故は年々増えて

いるそうです。

たとえ自分が青信号で横断歩道を渡ったとしても・・・

赤信号で止まっていたとしても・・・

一方通行や歩行者専用道路にいたとしても・・・

安心は出来ないし、巻き込まれたら大変です。



しかし・・・怖いな。それでも運転はするんだから・・・。

家も割合近いのでもう出くわしませんように。


らんらんらん♪・・・・ハァ(泣)

S-11 シルバーマーク(高齢運転者標識)マグネットタイプ1枚入り



今日は氏と犬とで楽しくドライブ&散歩&スーパー♪

そんでもって私も病院に行って・・・とちょっと忙し目の日の筈

でした。


でも別の事で忙しくならざるを得なくなっちまったという悲しい

トホホな1日となってしまったのでありました。



っていうのがですな、片側一車線、中央線は黄色(追い越し禁止)、

やや渋滞で私は10番目くらいだったでしょうか。

とにかく信号待ちしとったわけです。


そして信号が青に変わりぞろぞろと前の方の車が動きだします。

2,3台前の車もじわじわと動き始めたわけですよ。

それでギアをロー(オイラの車はミッション)に入れてさあ行こうかと

した時でした。



ごとっ・・・


は?

なんか後ろで鈍い音が。

ミラー見て・・・・・げっ。当てられたっ!

降りて見て・・・・・嗚呼・・・枯葉マーク(正式は紅葉)泣



中から出てきたのは70~80代のじいさんばあさん。


やられた・・・・・・・・・・・・泣



それですぐ警察呼ぼうとすると警察!?とばあちゃん驚く。

当たり前だろーがと容赦なく呼んで待ってる間

「ミラーが当たった」とまたまたばあさん。(運転してたのはじいさん)

ミラー位でごとっなんて音しねーよと思いつつ、車を見ると

双方共に凹んでおります。

私のなんて場所が悪くてバンパーが破れてびよ~んと

なっちまっております。



嗚呼・・・・・・・(泣)(怒)(哀)(苦)←色んな感情がぐるぐると。



思えば12月に壊れ修理をし、今度はじいさんに・・・。

でもそこで驚いたりしてはいけなかったと後で思い知らされる事に。


警察が到着し、事情説明です。

私は↑の事そのまんま言いました。

ちなみにその道は側道が広かったという事でぶつかった直後は

後続車は左から抜いて行った事も。


で、今度はじいさんです。耳が悪いのでばあちゃんが通訳です。

そこでなんつーか・・・怒りよりも呆れたトホホな事実が。

(ポリスメンも苦笑しておった・・・)



んーとね、その場所から100メートルは行った所に和菓子屋に

入る道があるわけです。(右前方)

で、対向車はたまたまおらず、かなり前方の信号が青に

なった為アクセルを踏み、対向車線でゴー!で和菓子屋に

行こうとしたそうな。

ところが車幅感覚がない為でしょう。

私の車が止まっていた為(前が詰まっているんだから当然じゃ)

抜かそうとしたら当たっちゃったとな。



へろへろへろへろへろへろへろへろへろ・・・・・・ばたっ。



更には免許証不携帯。

ポリスメンは顔がヒクヒクしとります。

おいらもヒクヒクしとります。

高齢者の運転は恐怖の対象でした。

今までも赤信号でゴーだの(パラリラパラリラ)

一方通行なんて知るもんか。行くぜぇ~逆走ゴーだの

横断歩道に歩行者いてもノンストップで右左折ゴーだの

かと思ったら制限速度50の道を30で行くという事もあったり

ウインカーなしで突然ばびゅーんと曲がるわ止まるわと

怪しくそしてデンジャラスでエキサイティングな運転を

今まで見続けていた為、前に枯葉マーク(枯葉でいいや)

がいたら車間距離取ったり別の道に入ったりなんぞしてた

わけです。だけど後ろからだと避け様がないわな。ふっ(泣)



まあ、現場検証で「私の車が止まっていたから・・」と

それは認めてますし、保険屋さんも車屋さんも100-0だと

言ってたしで安心ではあるけどさ・・・・また代車ですか・・だよ。

今年に入って修理・車検・・で3回目だよ。カンベンしとくれ。




頼む・・・むかっ

じいさん、これを機会にもう二度と運転しないでくれ・・・むかっ

耳も遠いのに緊急車輌の対処とか危険時のクラクションとか

聞こえないならやばいではないか・・・。


あの後保険会社の人からの勧めもあり、氏が後部座席に座ってたし

まだ小さいからという事で近くの外科を探して回って

外科に駆け込み、車屋さんに行きと予定は完全に狂いました。


しかも100-0だから交渉は私方の保険屋さんは入れず

私対相手の保険屋になるそうな。

もし変な事言ってきたらこっちの保険屋さんも入る・・と。

証言に関しては見てたらしいコンビニのおやじに頼みます。

あとは現場検証の段階で私の車が止まってたのを自ら

言ってるので大丈夫だろうとは言われてるけどよ・・・。


おいら、なんか呪いでもかけられとるんでしょうか(泣)。



その後気分直しに本屋に行って女性自身(好きな漫画家さんの

新作が載っている)と氏のめばえを購入して帰りました。




じいさんよ・・・。


それにしても当たらなかったら100メートル以上も対向車線を

走って和菓子屋行こうとしたとはおそろしや。

高齢者の免許証に関してはもうそろそろ見直すべきじゃないで

しょーか。

今回もし氏に異常が出たら怒るどころじゃないぜ。


そんなワンダラーな運転してたらいつか人殺すぜよ・・・・。



追加


もちっと書かせて下され・・・・またまた気が抜けた話です。


事故処理が終わった後にですね・・・

私は今から保険屋さんに連絡して・・・など考えて気が重く

なっちゃってたんですが、一応相手の保険会社を聞きました。

そしたらね・・・



佐藤さん。(仮名)



は?佐藤さん?佐藤保険なんてあんのかよ。。。

わし「だから担当者じゃなく会社は?」

ばあちゃん「佐藤さん」

ポリスメン「(苦笑しながら)保険会社ですよ。」

ばあちゃん「佐藤さん・・・」

とにかく車の保険には入っておるそうですが社名は不明。

佐藤さんね。お・・・・おっけー・・・・汗


で、私はすぐに連絡するのでそちらも早めにしてくれと

いいますと・・

「夜になる」

「はへ?」

「今から買い物に行くから。


力抜けました。

こっちは念の為外科に行くべきなのか云々考えていたと

いうのに、買い物ですかい?和菓子買うんかいむかっ


そして電話している間彼らは普通に立ち去って行きました

とさ・・・・・。買い物に。


まあ万が一保険屋さんに・・いや佐藤さんに連絡するの

忘れていたとかなら住所もナンバーもきっちり控えてたし

警察の方にも届けを出しているし大丈夫かとは思うけど。



外科の方も息子は大丈夫だろう。だけど何かあると

いけないから今夜は様子を見ていて下さいと言われ

なんか眠れなくなっちゃってるのに・・・・。


せめて佐藤さん(苦笑)がマトモな人であることを

祈るばかりです。




アルカサル-王城-2

21  アルカサルー王城(第2巻) 1



たまにしか描けないアルカサル。

久しぶりになってしまいましたが今度は2巻について。


なにぶん主役のドン・ペドロよりも数々の脇役たちの方に

感情移入してしまう上に、一番好きなのがブランシュ姫

なので、なかなかこの本について書くのは難しいと実感

しております。(エロイカはその点書くのも楽しいんですよね)



さて、前置きはおいといて2巻なんですが、ドンちゃん21歳、

母親・エンリケとの確執と戦乱、ブランシュ姫の名を借りた戦乱、

あとは戦乱に陰謀に裏切りにという複雑でドロドロした内容です。

ドンちゃんは捕虜にされ、マリアは子を産み、エンリケはひと時の

勝利にご機嫌で、白クマみたいなダルブルケルケは死に、

ロドリゲスはエンリケの美人な妹と結婚してニコニコで、

ブランシュ姫は王家だの民衆だのに振り回されてヨレヨレで

お母さんの愛人は無残に殺され・・・ドンちゃんは紆余曲折を

経て(便利な言葉だ。気に入った)専制君主になっておわり。

まあ、ロドリゲスの裏切りの件は良く分かる。あれは王が悪い。


そしてたった1冊でこれ以上の事件が色々と起きます。

もう濃い・・濃いぞ・・・かなり(どたっ)


でっ




だいたいの彼の背景は1巻で序章として紹介されて

いよいよ2巻から本章という印象を受けました。


話の内容についてはとにかくマジメに読み込まないと

誰が敵で誰が味方でという整理をその都度つけないと

ざざーっと読んでたらこんがらがってしまいましたぜ・・・・泣


そしてこれが実在の人物を扱った作品だと思うと

当時の人たちは大変だったんだなとつくづく思う。

親でさえ信用出来ない、利用出来るものは我が子さえ利用する。

崇められそうなイメージの王様は実は身内や家臣たちのコマ。

信頼していた人に私欲で簡単に裏切られる。

敵が味方で、味方が敵で・・・。

こんなの人間不信になっても全然おかしくないし、生き残る為に

自らもある意味残虐な人格にならないといけない。

油断をすれば殺される。

ううう・・・なんて時代なんだ。


そんな時代を生き急いだ1人の王様のおはなしです。




気になったセリフ


「さようなら、私の母だった人よ」(ドン・ペドロ)


「私の不幸はカスティリア王家に嫁いで来た事と

ドン・ペドロのような息子を持ったこと・・・」(母マリア)


「国王のためなら神でも買収してみせますぞ」(エル・レビ)

(ジェイムズ君は絶対そんな事言わないな・・

神でも値切ってみせますぞとは言いそうだけど)



アルカサルー王城(第2巻)  1985年7月発行


瑠璃の爪

能面打ち〈上〉堀安右衞門の作品と技


山岸凉子さんの描く家族の中で「ぽっかぽか」のように

ふわふわと暖かい家庭なんてあっただろうかと考えた。

その結果ないような気がするのですが、気のせいでしょうか。


表面上だけは暖かい家族であっても、その中身のドロドロした

部分を掘り下げているものが多いと感じます。


この「瑠璃の爪」(角川書店・絶版)もそんな家族を殺人事件後の

色々な証言という形で次第に浮き彫りにしていくという

怖い怖い作品です。


ちなみにこの作品はかなり昔にドラマ化されています。

実は土曜だったかの昼下がりに再放送をしていたのを偶然

見た事があるんですが、原作の姉と妹の立場を逆にして

あとは市原悦子さんが主演だったのを覚えています。

(放送日は1987年10月30日だったそうです。)

初め気付かずになんとなく見ていて途中でアレ?と本棚に走った

という・・・。それでももう10年位なるんじゃないかな。

また再放送して欲しいものです。


さて、原作の方なんですが山岸作品には良くある設定ではあります。


過保護・子離れ出来ない母親

父親の影が薄かったりいなかったり

出来のいい姉と出来は悪いが美人の妹


ちなみに「瑠璃の爪」は兄・姉・主人公の組み合わせですが

山岸凉子さんの家もそうなんです。お兄さん・山岸さん・妹さん。

ちなみに母親は早くに亡くなって父親の再婚相手の継母さんが

おられるようです。

エッセイ漫画では甘い物好きのほのぼのとした家庭なんですが、

そんな家庭で育ってなぜああもどろどろした色んな家庭を描ける

のだ・・・創造力に脱帽です。


ストーリーは聡明な姉を妹が刺殺するという衝撃的なシーンから

始まります。

妹の絹子は28歳。内向的な美人。

姉の敦子は享年31歳。子供の頃から秀才で、大学卒業後結婚し

現在は離婚して実家に戻り亡くなった母の変わりに絹子の世話を

焼いている。


そして兄や親戚や職場の同僚たちなどが証言していき、最後に

取調室での絹子の本音が出てくるという変わった形式の作品です。


初めの方は距離があった人たちの証言。特に異常性も感じません。

それが段々とごく身近な人たちの証言に変わって行くと少しづつ

この家族の歪みが曝け出されてくるのです。

最初の方で完全無欠のような表現をされていた敦子(姉)の

本当の姿を「証言」という形でどんどんはがされていくのは怖い。

何が怖いかって敦子そのものの存在が・・です。


「あの子のためだから」

と妹の世話を焼き続ける母と姉の姿。がんじがらめな妹。

そんな母を見続けて育った姉。そんな姉の本心。

いつも笑顔の仮面を被った姉の素顔はリアルでそして恐ろしいのです。