まりこ闘争(ウォーズ)/かわみなみ
以前、昔LALAで読んでいたかわみなみさんの天使の本の
タイトル忘れた~なんて書いていたら、それは「まり子闘争」だと
教えて頂けまして(心から感謝!)、それがまだ文庫化もされて
ないしで探すのにちょっとだけ苦労したんですが、やっと手に
入れる事が出来ました。しかも全2巻一緒に。嬉しい~。
という事で美形の悪魔の次は美形の天使も出てくるお話です。
主人公の名前は「まり子」。
小説家を夢見る普通の高校生です。
隣に住む「秀ちゃん」と帰宅中に落ちてきた建材が当たり
気が付くと天国と地獄の間に・・・。
しかしそこに現れた大天使ミカエルが、ここに来る筈だったのは
秀ちゃんの方だったと衝撃の告白を。
しかもそんな時に悪魔(黒髪長髪の美形ですよん。アスタロト
とはまた違う魅力。あ、考えたらデイモスも黒髪長髪だ)に
襲われかけるわてんやわんや。
それでも何とか撃退し、ミカエルの羽を飲んだら・・・病院。
その時から普通の高校生ではなくなってしまったと。
赤い糸ならぬ赤いリボンは見えるわ、ミカエルが居候しに
来るわ、悪魔に襲われるわと散々。
しかもちょっぴり憧れの秀ちゃんは転入生で彼の幼馴染みの
少年と結ばれているのを見てしまうわ、更にその少年と自分も
結びついていて混乱してしまう。
そしてミカエルが来た本当の理由は、秀ちゃんの運命のリボンを
本来結ばれるべき相手に修正する為だったんだと・・。
しかし、それを邪魔する美形の悪魔。
そもそも白いリボンをつけているという秀ちゃんの運命の相手も
誰かもわからないという前途多難な状況なんです。
そういう大変な任務?の裏で繰り広げられる素敵な(個性的な)
家族の描写がホッとします。
姉・まり子を涙涙で眺める可憐な妹。
なんてったってミカエルは他の人には見えないわけで
長身でハンサム?でお料理上手なまり子母
悪役のコスプレが趣味でいきなりなりきって襲い掛かってくる父。
そしてこの両親の間にもしっかりとした運命のリボンが見えて
とても素敵。2人のいきさつなんかも知りたいもんだと
思ったけど残念ながらそれはありませんでした。
この「まり子闘争」には沢山の魅力的なキャラクターが登場
するんですが、やっぱりお気に入りは美蘭というまり子の
友達。ラストで少し大人になった2人が出てくるのですが
綺麗なロングヘアがバッサリとショートになっててちとショック。
そしてやっぱりミカエル~。
大天使ではありますが、全然気取らないというか・・
普段は格好いいのに食い意地は張ってるわ、助平だわで
とっても人間味のある楽しい天使です。
おまけに美形っと。
ただいまこの本とても手に入れにくい部類かも。
だけどファンは多いようで復刊ドットコムでも既に交渉段階ですし
期待したいな~と思っております。
天使・悪魔モノとしてもいい出来だと思うんだけど、とにかく
それぞれのキャラクターの個性が素敵なのです。
「まり子闘争」全2巻 白泉社花とゆめコミックス(普通のサイズ)
アスタロト/魔夜峰央
彼は悪魔で魔界の実力者。
ちなみに魔夜氏の創作の人?物ではなく、そういう名前の
悪魔がいて、でも絵に残されているアスタロトはオッサンで、
魔夜氏が「やっぱり悪魔なんだから美しくないと」と黒髪
長髪の美青年となりました。
文庫版で全2巻なようですが、2巻はほぼ番外編として
別に出された本の内容のようで、「え?3巻はないの?」
という感じ。続きはもう出ないのか気になるところです。
それか続きがパタリロになるのかな。
ちなみにこの本にはアスタロトの家来となったパタリロ6世と
7世は登場しませんでした。
だけどおそらくフィガロの同僚?といった天使たちや、
(ちょっと待ってな・・・思い出しただけで笑いで死にそうになる)
ネ・・・ネムイベサお姉さまみたいなのも出てきて楽しいのです。
特に個人的に気に入ったのは番外編部分。
アスタロトが人間界にきてカクテルハウスという・・・パタリロにも
ジュリオ君のエピソードにも出てきた・・・えーと・・・つまりは
少年たちが働く風俗店みたいな所の店長になるという・・・
パタリロな世界の話が面白かった。
店の名前も違うみたいだけど、元の店長もちょっと似てるし
もしかしたらパタリロに出てきた店と同じなんでしょうか?
あとラストが「舞台は魔界に移る」でおしまい。
その移った後はどこだ~~~!もしかして未収録?うがーっ。
そして特筆すべきは魔夜氏の悪魔に関しての知識の豊富さ。
パタリロを読んでいた頃からそれは感じていましたが、
4人の悪魔たちの関係の説明やその他色々、資料も少ない
でしょうに良く勉強されている感じ。
また以前「魔女・メディア」に出てきたぶっとい字で書かれた
「赤竜(せきりゅう)」についても出されていました。
ふふふ。私はラーメン屋さん思い出して笑ったのさ♪
なぜって、周辺には「~竜・龍」という名前のラーメン屋さんが
やたらとある。ちなみに金龍は安くて美味い。
チャーシューの頼むとその量にとっても驚いたりする。
あとは魁龍とかなんか色々と。青竜もどこかで見た。
もしかしたら赤竜という名のラーメン屋さんも既に博多
あたりに行けばありそうな気もするよ。ふははははは。
あとはこれは悪魔の悪戯かと思った不思議なエピソード。
良く遊びに来てくれるお友達がこの赤竜って「アスタロト」に
出て来たよというコメントを下さったのですが、まさにその日
アスタロトを読んでて「赤竜」だと1人で笑っていたのです。
その偶然さにちょっとびっくりしちゃったぜい。
あとはオイラも昔天使と悪魔系大好きだったけど、図書館
中心で読んだ専門書は天使系ばかりだったのようっ。
悪魔系はなんか取り込まれてしまいそうで読めんかった
・・・と言い訳もしっかりするぜっ。あ、今でも特に天使系の
本・漫画は好きなんで、いい本紹介してくれい。
という、へんてこりんなエピソードもあった、悪魔の本。
本編部分は特にアスタロトとベールゼブブ(天城小百合氏の
「魔天道ソナタ」にも出てたような気がする)やベール・
サタンたちとの戦いが重点的に描かれています。
その戦いもゲームに例えてたりして面白いし独創性を
感じちゃったりする。
そしてそんな戦いの最中にアスタロトの優しい面なども
しっかり描かれていて、読者にまで悪魔の誘惑をしてしまう
というおそろしい子・・!・・・いや、作品となってます。
これははっきり言って全2巻(文庫版で)だと物足りないです。
もし読んでみて「自分も物足りなく感じたわ~」と思った方は
パタリロも読むべしってとこでしょうか。
ちなみに文庫版だと13巻と40巻です。
(40巻を読んだ後、ワクワクして41巻を買ったのですが
アスタロトの話はあれで終わっちゃったのでしょうか?
41巻はもう別の話になってるし。もし40巻部分の続きが
文庫版に収録されてなかったら・・該当部分のコミックス版の
巻数教えて頂けたらかなりかなり嬉しいです)
特に40巻は「漫画読んで爆笑してしまったのは久しぶりだ」
と思ったある意味伝説のシーンがありますのでお楽しみに♪
(ネムイベサお姉さま・・もう東カリマンタン最高!
アスタロトの目の表情とベールゼブブの「なんつー格好
してるんだー!」という怒りもまた笑いを誘うですぜ。)
っつーわけでパタリロとしてでもいいので、まだまだ続きを
読みたい本です。
アスタロト(1)
アスタロト(2)
パタリロ!(13)
パタリロ!(40)
全て文庫版です。
こういうゲームもあるらしい。美しくないよう・・。
CIPHER(サイファ)/成田美名子
かなり久しぶりにまた読みました。
成田作品といえばやっぱり「エイリアン通り」が一番好きな
オイラでございますが、やっぱりこれもいいね!
成田作品でもしかしたら一番人気があるのかな?と思うのが
この「サイファ」。
双子のシヴァ(兄・本名ジェイク)とサイファ(弟・本名ロイ)を
中心にアニスやハル、アレク、ディーナ等の脇役たちの
個性がとても光る楽しくてそして悲しいお話です。
コミックス版だと全12巻で、LALAに連載されていた作品で
私もずっとLALAで読んでいたんですが、今思うと・・
「付録取っときゃ良かった~~~!!」
具体的には思い出せないけど、色々サイファグッズありました。
だけどセレム好きな私はサイファ好きな友達にあげてたよ。
嗚呼・・・。(まあ喜んでくれてたからいいけどさっ
)
そしてこの作品は連載されていた80年代後半~90年代初頭の
洋楽が好きな人にも別の意味で楽しめたりする。
当時の成田氏が音楽にたっぷりとハマっていた為、当時
活躍していたアーティストたちのネタも特に前半は織り込まれて
おったのです。例えば今は悲しくも奇行で有名になってしまった
マイケル・ジャクソンとか
プリンス、マドンナ、ペットショップボーイズなどなど。
・・というミーハーな遊び心も織り込まれておりました。
マイケル人形で着せ替えするジェイクなんて可愛かったよね。
(ちなみにエイリアン~では映画ネタが多かった)
中盤からはだんだんとシリアス路線になって行き、こういう
判りやすい遊び心はなくなりましたが、この路線変更は
絵柄も伴われていった感じがします。
前半は「エイリアン通り」のすぐ後の連載という事もあり
絵柄はそう変わらないものの、特に双子の目の描き方等
作者が意識的に変えようとしているのが分かります。
ストーリーはエイリアンの後半頃の楽しいけどちょっと
シリアス・・という路線そのままという感じ。
それがだんだんとより絵が精密になり、上手くなり、
双子の悲しい過去が分かる頃から、ストーリーの深みも
より一層増してきた感じがしました。
ただそれだととことん暗くなるからハルという明るい日系人
というキャラクターを混ぜ込んだのかなという感じ。
でもそれが余計にバランスが取れたし、ロイを立ち直らせる
きっかけが自然になって良かったなと思いました。
絵が劇的に変化したのは「エイリアン通り」ですが、この
「サイファ」も初期は作者も力んでいる部分ないかな?と
思わせられた感じでしたが、だんだんとまた自然に上手く
変化し、終盤頃には現在の絵柄の雰囲気に落ち着いた
かなという印象を持ちました。
なのできっと作者にとっても印象の残る作品じゃないかなと
思ったりもする。
そしてタイトル通り、一応の主人公オブ主人公(なんつー
表現じゃ)は弟のサイファの方じゃないかなと思うのですが
この連載が終了した後、今度は中盤から登場し、兄のジェイクを
救った人物であるアレクを主人公に「アレクサンドライト」を
スタートさせています。
こちらには主人公だったロイとその彼女となったアニスは少し
登場する程度です。
ちなみに主人公たちは1960年代後半生まれ。
今だとアニスは36才、双子たちは37,8位。アレクが34,5?
現在の彼らもまた描いて欲しいなあと思ったりして。
きっとロイとアニスはあの後結婚しただろうし、上手くいってる
事でしょう。子供も主人公にしちゃって丁度いい年代だろうし、
ロイの親父ぶりも見てみたいもんです。
バカ言っちゃいましたが、この作品のシンボルにもなった
物についても書いておきましょう。
それは・・・ニューヨークのシンボルでもあったツイン・タワー。
これがなくなった今、緻密に描かれたこの双子のビルを
見てとても悲しくなりました。
これがきっかけとなって今もアメリカが中東を攻撃し、
沢山の罪もない特に子供たちが犠牲になっています。
一日でも早く平和的に解決されますように・・・。
「CIPHER サイファ」コミックス版全12巻・文庫版全7巻(白泉社)
追記:このサイファの続編の「アレクサンドライト」を読んで
同名であり作品にも使われていた宝石を昔買って貰っただよ。
色の変わる不思議な石でごんす。
←こういう風に光を当てると色が変わる
マージナル/萩尾望都



今まで萩尾作品で読んだものといえば、心理系の作品でした。
例えば「残酷な神が支配する」「トーマの心臓」「ポーの一族」
「イグアナの娘」など。
萩尾氏のSF作品と言うと過去に「11人いる!」「スターレッド」等
出ていたのは知ってはいたけど、未読でした。
そしてたまたま見つけてなんとなく読んでみよっかなと思った
マージナルの全巻セット(状態悪いからしかも安かった)・・。
読んでみて・・・・
かなりいい!感動しました。
舞台は未来の地球の砂漠地帯。
環境の悪化等から女性がいなくなり、よって子供も生まれ
なくなっていた。
それを救うのが「マザ」と呼ばれるたった一人の女性。
そのマザが子を産み、民に託しその子供は色子といい、
自分で保護者を見つけ、男同士なんだけどその保護者と
添い遂げるという悲しい時代。
しかしそのマザも老齢で子供を殆ど産めなくなっており
あとは人類はこのまま滅亡してしまうのかという状態。
そのマザは民から神のような扱いをされていて、それを
管理しているのがセンターという機関。
広がる砂漠とこの未来的なセンターがまたなんとも
不思議に調和してあるんですよね・・。
そして突然謁見の場でマザが暗殺されてしまう。
殺したのはグリンジャと、同じ部族の男。
彼らはマザを暗殺した後、不思議な少年を見つける。
少年の名はキラ。
ここから物語は始まっていくのですが・・・
まず感想!
面白くて夢中になって全巻読み通してしまいました。
もう途中で離れられないという感じ。
キラとグリンジャ、そしてTEロレンスのお気に入りキャラ・
アリを思い起こさせるアシジン・・この3人の関係、
次のマザにと捕らえられたエメラダの悲しい運命、
マルグレーブの秘密、キラの出生の秘密・・・。
太ったエスパーの奇跡のダイエット(をい)、
そして涙なしでは語れないラストシーン。
キラはただの人類のマザではなく、地球のマザに
なってしまったんだなと思わせる海のシーン・・。
白黒の漫画なのに頭の中で映画のように色付きの
綺麗で壮大な海のビジョンが見えてしまいましたです。
これは外国で映画化して欲しい作品だと思いましたです。
(日本映画やドラマだと思い切り萎えそうだからパス)
氷づけにされていたもう1人のキラのその運命と
キラを育てていく2人の男たちの運命も気になる所。
ストーリーもSFの設定をベースに、環境問題について
考えさせられたり、萩尾作品って事で登場人物たちの
心理描写もとても細かくて、時には心に突き刺さるような
表現があったりととにかく深い!
ちょっとラストについても触れてしまいましたが、SFが
好きな方には是非とも読んで欲しい作品です。
今はまだ残酷な感動が支配してる状態なんで、また落ち着いたら
この「マージナル」について書いてみたいなーと思っております。
「マージナル」文庫版 全3巻・コミックス版 全5巻(小学館)
Marginal(第1巻) 文庫版
こんにちは
こんにちは。暫く休んでしまってい。
コメント下さってた方々ごめんなさい。そしてありがとう。
なんか事故だのその後始末だの和菓子だので色々疲れて
しまったのか、パソコンする気すらなくなってしまいましただよ。
だけどあれからまた病院行ったり、なんだかんだとしながら
ネットする気がないなら本を読もう!と新しく買った本や
押入れにしまってた本、買ったものの読んでなかった本等を
色々と沢山読んでいて気分サッパリ&今日は両親が氏に
子供の日って事で色々買ってやるんだーとデパートがどっかに
連れ出したんで、休んでた間に読んだ沢山の本について
書けたらいいなあと思ったりもしてます。
(私はパスした。人の多い所今は行きたくないもんね)
ちなみにどんな本を読んだのか・・
まず漫画以外だと赤川次郎さんの本何冊か。
あとはイラクとアメリカの本(といっても怪しげな本でい)
あとはふっと言わない方のロレンスの本。
漫画だと凄いぞ~
「伊勢物語」細村誠 (ぐるぐるさん、愛してる~)
「イスタンブル物語」森川久美
「まり子闘争」かわみなみ
(やっと手に入った。教えてくれた方ありがとう)
「サンプルキティ」明智祥
「パタリロ」(何度目だろう)魔夜峰央
(お気に入りはなぜかタマネギ44号とヒューイット・・・)
「アスタロト」同じく
(朝比奈さんへコメントくれた日にそれ読んでたから驚いた)
「ピーチ・ドラゴン」またまた同じく
「シオン魔日記」またまたまた同じく
(シオンがヒューイットだったらどうなってたんだろう)
「マージナル」萩尾望都
(泣けた。そしてとても気にいった)
「ゴールデン・ライラック」同じく
「メッシュ」またまた
「11人いる!」またまたまた
「イグアナの娘」またまたまたまた
「完全犯罪-フェアリー-」またまたまたまたまた
「感謝知らずの男」
「訪問者」
などなど。
更に昨日フラリと寄った近所の古本屋さんにて
「アクアマリン」&「ロマン組曲」青池保子
の初版を各200円で出てたのを発見。ふっふっふっ♪
古本屋のおやじさんはいなくて娘さん?が店番だったので
聞けなかったけど、今度おやじがいたら細村誠氏の
「星の船」入ったら連絡くれ~とお願いせねば。
ほしい本なんですが、回れる時に色んな古本屋さんを
探していますがないです。くそおっ。
もし古本屋さんで(古本屋さんでしか手に入らん)
見かけたら教えて下さると嬉しいです。

