エイリアン通り/成田美名子
これにはハマった。
読み方は「エイリアン・ストリート」です。
あれはヲイラが中学3年の頃の話。
合格祝いに何が欲しいか聞かれ、このエイリアン通りの
複製原画集(←の写真)が欲しいと言い、見事合格したので
手に入れられた。未だに実家できちんと保存してあるが、
これを見る度にのすたるじっくな感情が私を包む。。
未だにいい値段がついているのを見つけた時は一瞬暴利を
むさぼろうとも思ったが、やはり手放せません。
舞台はロサンゼルス。
主人公は中近東の石油王の息子・シャール君。
彼はちょっとした事情があり、執事と日本人の女の子と愛犬と
ともにLAで暮らしています。女の子は放浪していたのを
連れてきたのですが、恋人関係などではありません。
女の子と言っても男の子みたいな外見です。
父親はアラブの石油王、母親はイギリスの元女優。
(グレース・ケリーみたいな設定ね。)
性格はとことん明るく友達も男女問わず多く、しかもハンサム。
まさにあの頃の少女漫画のヒーローという感じ。
おまけに当時の作者・成田さんは映画にはまってたので
作中色々と映画ネタが出てきて楽しいです。
スターウォーズの彼も出てくるんだよ~~~嬉涙
そんな彼がフランスからの留学生・ジェルと知り合った事から
物語スタート。ひょんな事でこのジェルも同居することになり
更に、彼のアラブ時代の家庭教師(になるのかな)・セレムも
来米して同居することになります。
(余談ですが、このセレムさんがきっかけで中近東に
大変興味を持つようになりました。未だに好きだ~~!)
能天気なような主人公ですが、その身分や外見のために
色々と事件に巻き込まれたり、宝探しをすることになったり
(宝探しの話の副題が「アラビアより愛をこめて」なのだ♪)
と、実に楽しく面白く話は進んでいきます。
そういうコメディ要素の他に、日本人の女の子が
なぜ放浪していたのかという悲しい事情や、イスラム教の
宗派の複雑な事情、そして主人公をはじめ、登場人物たちの
心の成長を見守るという、華やかな世界の裏側もきちんと
描かれており、今でもオススメ出来る話です。
この連載の後、成田美名子さんが作るストーリーは
明るさよりもどちらかというと暗くシリアスに変化して
いっており、今の所このような楽しくハチャメチャで
ありながら、人間の深い部分も追求するという奥の深い
話はあまり期待出来ないような気がする。
それだけにこの作品は貴重な存在だと思う次第で御座る。
そういえば連載当時読者の間で、主人公のシャール君派と
セレムさん派で別れていたそうです。
無論私はセレム派。若かったなあ。しみじみ。
あなたはどちら派でしたか?
単行本 全8巻 文庫版 全4巻
エイリアン通り(ストリート)(第1巻) ( 著者: 成田美名子 白泉社 )
エイリアン通り(ストリート)(第2巻) ( 著者: 成田美名子 白泉社 )
エイリアン通り(ストリート)(第3巻) ( 著者: 成田美名子 白泉社 )
エイリアン通り(ストリート)(第4巻) ( 著者: 成田美名子 白泉社 )
★ チェリッシュ・ギャラリー 成田美名子2自選複製原画集 エイリアン通り
竜の眠る星/清水玲子
清水玲子さんの「竜の眠る星」です。
絵柄は特にカラーが芸術の域に入っていますがとにかく美しい!
OZ同様に私が10代の頃の作品なのですが、こちらも近年
全2巻で文庫化もされており、やはり人気があるのでしょうね。
舞台はこちらも未来ではありますが、地球ではなく
恐竜と人類が存在する星になっています。
恐竜と人類が共存しているからといって、人類の方は
ギャートルズ(若い子は知らないだろうな。ううう。)
みたいに原始人ではありません。
石器を使って追い回して・・ってわけじゃない。
美しい女王が統治する、なんとなくイメージとしては
中世ヨーロッパ・・という雰囲気の星でしょうか。
そこらへんはやはり清水玲子さんは少女漫画家の王道を
いってるだけあります。
そんな星に主人公で探偵業のジャックとエレナが
ある依頼を受けてやって来ます。
そのジャックとエレナもヒューマロイドです。
ジャック(黒眼鏡の方)はかなり人間に近く作られており
説明がなければ普通のおじさんのようです。
感情もちゃんとあります。
エレナの方はというと元々殺人用として作られただけあり、
とてもクールというか非情です。
こんな2人がなぜ一緒にいるかは「ミルキーウェイ」
を
読んでみて下さい。
依頼主はその星の女王の娘なのですが、そんな肩書きに
驚くくらい質素で一見少年に見える少女でした。
そんな彼女・モニークには悲しい事情がありました。
そこから壮大で悲しいストーリーが展開されていきます。
個人的な気持ちとしては、その後に発表されて大ヒットした
「月の子」や、その次の長編連載作「輝夜姫」よりも
ずっと名作で、何度も読み返した作品です。
元々全5巻の単行本でしたが、5年ほど前に全2巻で文庫化
されております。
考えたらこれ読みたさに月刊「LALA」を買った私。
未だに読み返しても感動の涙が出てきてしまうのだよ。
これを書いた当時は壁紙に色がついていたので
見やすくと太字になっています。
今は白くしたので字がやたらと浮いてしまいました。
今度は逆に見難くなったと思います。ごめんなさい。
訂正するのはとんでもない作業量になっちまいます。
OZ/樹なつみ
これも面白い!
内容や絵を見ても男女不問でオススメできます。
やっぱり私が十代の頃の古い漫画ではあるんだけど
人気があるからなんでしょうね。
先日本屋に行った時、完全版とやらが新刊のコーナーに
陳列されておりました。
どんな話かヒトコトで言うと
「そのままハリウッドで映画作ってもらいたい」内容。
この説明でわかったかな。わからない?
じゃ改めて説明しようか。フッ。
(すんません。ロレンスの作戦説明の仕方を真似しました)
舞台は未来の北米。
各地に国が出来、それぞれ戦争をしているという
モノモノしい時代。
主人公の武藤(ムトー)も軍人の中の1人。
ただし彼は有能で兵隊の軍事訓練の教官をやってます。
そんな彼が若くして科学の権威であるフェリシアと
そしてテン・ナインティーンというヒューマロイドと
共に幻の国「OZ(オズ)」を目指す事になります。
ここだけ読むと「ああ、あの「オズの魔法使い」を題材
にして、その後悪い魔女とか出てきてファンタジックに
事が進むのかと思ってしまいますが、そうはいきません。
なにしろモノモノしい混沌とした時代。
幾多の困難に巻き込まれながら旅は続きます。
果たしてOZは本当に存在するのでしょうか。
見物といえばまず銃撃シーン。
まるで映画のように迫力があります。
書き方・表現の仕方がとてもこの作者は上手いです。
映画を見ているようにハラハラしてしまうのです。
武器の描き方も緻密で、青池さん同様少女漫画としては
異質な作品であったりします。
そして物凄く人間に近い外見を持つナインティーン。
外見はこんな感じ ↓

男か女かもわからないでしょう。
こんな美しい彼?ですが、やはりロボット。非情です。
彼?はフェリシアを護衛するために同行しているのですが
とても恐ろしくもあり、悲しい存在でもあります。
このナインティーンに注目して読んでみて下さい。
ラストは・・・また「少女漫画」としての枠は外れて
います。ただそれだけ伝えておきます。
ね、映画っぽい内容でしょう。
日本映画ではまだこの迫力は出せないと思う。
ハリウッドで湯水のようにお金使って製作して
世界中で暴利をむさぼって貰いたいです。
華麗な表紙一覧(男性の方でも手にしやすいでしょ?)





最近出た完全収録版は全5巻です。
最終巻は2005.3発売。
【楽天ブックス】オズ(1)完全収録版
【楽天ブックス】オズ(2)完全収録版
【楽天ブックス】オズ(3)完全収録版
オズマニュアル
もしも・・・3
ごめんなさい。
調子に乗ります。
もしもエロイカの世界がスターウォーズだったら
はるか遠い昔
銀河系にて帝国軍と反乱軍が
戦争をしました。
帝国軍の皇帝の命令により、
ダース・ローデーは反乱軍の宇宙船を
攻撃し、そこにいたグローリア姫を捕らえました。
しかし、姫は前もって「ボーナム」「ジェイムズ」という
二体のロボットにメッセージを託しだっしゅつさせて
いました。
このロボットたちは他党員という星に
降り立ちましたがすぐにロボット商人に拿捕され
売られる事になりました。
(オープニングテーマ)
「やややややや!何て高いのだ!」
ロボットを買いに来た青年は驚きました。
するとジェイムズ・ロボは
「買い物の楽しみは値切ることですぜ」と
言い出し、青年と共に値切り作戦。
結果、ボーナムと二台で総額70%オフに成功し
青年の家に連れて帰ります。
帰り道に青年が自己紹介しました。
「フッ、私はチャールズ・ロレウォーカー。
今日からよろしく頼むよ」
しかしボーナム・ロボは
「主人に会わないと」と言い残し家出します。
向かった先はミーシャ・毛ノー美んち。
そこにロレウォーカーも追いつき、グローリア姫の
救出を決意すると共に、ロレウォーカーは
姫に一目ぼれしてしまい、発情してしまいます。
そんな発情男を引き連れて向かった先は飲み屋。
そこでハン・クラという男に宇宙船を手配させ
・・・ようとしますが、毛ノー美とハン・クラが
喧嘩しますが、追っ手が着たので宇宙にGO。
そこで色々ありながらも姫を救出し三角関係に突入。
更に色々あって
ロレウォーカーは悪の権化、ダース・ローデと
対決することになります。
「聞きたまえ・・・あれは4905年のことだった・・・
ある1人の騎士が、ステーションの片隅で
惨めな姿を晒していたのだ。
皇帝の意思に反発したその男の名は・・」
「フッ。この剣にバレリーナの扮装をした私は
なんて映えるのだ。
この戦いで勝って姫と・・・くすくすくすっ」
「聞いているのか・・・」
「その後、ハン・クラでも誘ってハーレムにも
行きたいな♪実はハン・クラはハーレムの夜の帝王なのだ」
「聞いているのか・・・」
ダース・ローデの得意技、「鬱作戦」は全く聞かず。
どうなるのか!?宇宙戦争!
・・・・エンディングテーマ」
ちょっと話が壮大すぎてダイジェスト版になっちまった。ふっ。
青のメソポタミア/秋里和国
もしも人類の祖先が他星から来た宇宙人だったら?
もしも文明を開いたのが宇宙人だったら?
私は実はそういうナゾ系の本が昔から好きです。
歴史の謎、文明の謎、遺跡の謎など色々と読み漁ったんだけど
この本はそういう事をテーマの壮大な歴史SFです。
メソポタミア文明とかシュメール文明、チグリス・ユーフラ
テス文明など中学生の頃に世界史の授業でさらっと
習ったと思います。
世界最古の文明らしいんだけど、その文明を開いたのが
宇宙人だったとしたら・・・?
物語はまず「エンリル」という星から始まります。
この星の王子、アダムらは宇宙探索隊の一員として
「青」(地球)へ探索しにやって来ます。
アダム・・・です。
ちなみに奥さんになる人はエバ(イブ)。
そう。アダムとイブは実は宇宙人で、彼らがシュメール文明の
祖であったりするのです。
どうしてそういう事になったのかは是非読んでみてほしいです。
やがて時は流れて、サルゴン王の時代。
なぜサルゴンはシュメールを滅ぼしたのか?
これも是非読むべし。
続いて有名な「ノアの箱舟」伝説。
これもエンリル人が関わっていたとしたら・・・?
ちなみにこのノアの箱舟といえばキリスト教の聖書の
中の話として有名なんだけど、実はこの話のモデルと
なったのがメソポタミア地方(中近東。今のイラクあたり)
に伝わる伝説なんだとか。
ついでにうんちく。
この大洪水の伝説は中近東だけでなく、中国や日本、南米等の
古文書に記されているらしいです。
事実であれば、地球規模での大水害。おそろしい。。
そして番外編として、第一話の「アダムとイブ」の話に
出てきた「サルゴン中佐」の新人時代のお話。
全4話で構成されています。個人的にはもっと他の話も
読みたいところです。
ついでに個人的には一番好きなのは「アダムとイブ」の話。
次は「ノア」・・・でしょうか。
決して難しい内容でもなく、かといって軽々しい内容でもなく
是非読んでもらえたらなと思う一冊だったりします。
発売当初は「ジェッツコミックス」から全2巻で出ました。
今は白泉社文庫
で出ています。
