元漫画少女の雑記帳 -133ページ目

輝夜姫/清水玲子

27  壮大だったね。。。すごく。

先日なんと3月に出たばかりの最終巻である27巻が

100円だったので買ってしまった。
実はこれ、1~22巻までは新刊コーナーに出たら買うと

してきたんだけど、清水作品なにのも関わらずなんだか

わかんなくなっちゃいまして途中で止まっておりました。
なので本来感想なんぞ書ける立場ではないけど・・。
しかも買っちゃ行方不明だったり売ったりしてしまったので

最初から一気に読んでないという。。。ううう。。

清水玲子さんは10代の頃に「竜の眠る星」 をLALAで読んで

以来好きな漫画家さんです。
だけどこの「輝夜姫」あたりから、ちょっと方向性が変わって

しまったようで、残虐だったりグロテスクな描写が増えて

きました。

清水さんがミーハーなのは初期の作品にちまちまとDURAN

DURANのメンバーが登場するのを見てきたので知ってた

つもりだったけど、最近夢中なのはゲイ系だったりグロテスク系

だったりするんでしょうか。

「月の子」までは綺麗なSFファンタジーという感じでした。
それがその終了後に描かれた「22XX」 やこの「輝夜姫」から

綺麗ではあるんだろうけど残虐で惨たらしいSFというものに

変貌していったように思えます。

で、この「輝夜姫」は10年以上に及ぶ、清水玲子さんにとっては

最長の連載作となったわけですが、なんか話がどんどん

細分化し過ぎてご本人もまとまりがつかなくなっちゃったんだろうか

という印象を受けてしまいました。
これでもかと沢山の要素が詰まっています。

かぐやひめに捧げるイケニエ、各国の要人やお金持ちたちの

臓器提供用の肉体、クローン、ナゾの天人(宇宙人?)

月のパワー、米軍の秘密計画、謎の奇病・・・などなどなどなど。

あうう。。。

1巻からちゃんと読み返せばちゃんと整理付くのかもしれないけど

もうそんな元気と情熱が・・・。

ラストである27巻を読みましたが、1日8時間となってしまったはず

なのに、時計はそこらへんにあるのと同じで、1日が8時間しか

ないのに、最低でも12時間用の時計だと不便だなあ・・とか、

晶も英国皇太子も子持ちになっても髪形から何もかも

不変なのはある意味すごいなあとか、死んだ筈の由が現れる

シーンでは、あれは幽霊なのかなとか、柏木さんの髪型は

スパーッと頭頂部近くまでハゲ・・?ててすごいなとか

そういう所についつい目がいってしまいました。。

ああ・・・これでいいのだろうか。。

だけど、月のシーンでは空中を泳ぐ魚や、恐竜たちの姿に

過去の名作が微妙にシンクロしてて面白いなと思いました。



ううーーーん。これが感想。
端的に言うと「エピソードを沢山沢山出しすぎて、それでか

エピソード同士が微妙に繋がらなくなってたりして、

マジメに考えれば考える程わけわかんなくなっちゃった」

・・・・作品です。

こんな感想でゴメンナサイXXXXX

でも感想なんて人それぞれなので、興味のある方は

読んでみてもいいと思います。但しグロイです。

ホモだのレズだのロリだの何でもありな世界でもありますが。。。



輝夜姫 1~21巻 清水玲子作輝夜姫 1~21巻セット 清水玲子

輝夜姫(第22巻)( 著者: 清水玲子 | 出版社: 白泉社 ) 22 輝夜姫(23) 23 輝夜姫(24) 24 輝夜姫(25) 25 輝夜姫(26) 26 

27 27巻(最終巻)

そして5回の鈴が鳴る/篠原千絵

ちりん ううう。。あっさりと人が死にすぎ・・。

「闇のパープル・アイ」などの篠原千絵さんの短編集。

描かれた時期がどれもパープルアイの頃なので、当然

絵柄もそんな感じ。

だから、懐かしの倫子や麻衣、水島くん等と同じ顔をした

人たちがわらわらと出てきて、パープルアイ好きな方と

してはちょっぴり嬉しい1冊かも。

「訪問者は真夜中に」



【あらすじ】

ある夏の日、合宿から帰宅した真沙実は室内に不審な男達が

いるのを発見。彼らはセールスに来たといそいそと出て行った。

家にいるはずの母親と弟は夜になっても帰ってこない。

1人で帰りを待っている所から不可思議な事が起こる。
帰宅していた母親と弟になんとなく違和感を感じながらも

同時になぜか命を狙われる真沙実。男達は一体何なのか。

【ひとこと】

とても不思議な話でした。

言うならば「あなたの知らない世界」とか、はい!ゴローさん

(・・の番組ってまだやってんのかな??)とかの

実際に起こった怖い話系でも出てきそうな話だという印象。

んでもって篠原さんの描く幽霊っていつ見ても怖い・・。


「そして5回の鈴が鳴る」

【あらすじ】

愛子が偶然拾った鈴には悲しく恐ろしい秘密があった。
鈴が鳴る時、殺人が起きる。

殺したのは愛子?!それとも?!

【ひとこと】

気付いたら服に血がついていて、被害者が普通じゃ

考えられないような殺され方をしていた・・・

というパターン。まるで初期のパープルアイのよう

ですが、別に主人公は豹等に変身するというわけでも

ないです。

ラストは正直拍子抜けではあったけど、幽霊の女性って

意外と潔くていいオンナじゃないかと思った。。。うん。

「優しい殺人者」

【あらすじ】

片思いの相手が殺人を犯している所を偶然目撃してしまった

あゆみ。

その場に渡そうとしていた彼への手紙を落としてしまった事により

執拗に命を狙われる事になってしまう。
本当にあの彼は殺人者なのか・・。

【ひとこと】

以下、ネタバレです。

犯人は片思いの相手の双子の兄弟だったという

ある意味典型的なオチなんだけど、その犯人兄弟の

名前が「優」「勝」。。親は何に期待していたんだろう。

と、全然関係のない事が気になっちゃっただよ。

スポーツでもやってたんだろうか。
・・とまあそんな感じ。



「目撃者にさようなら」

【あらすじ】
変態教師に暴行されそうになった遼子。

咄嗟に近くにあった鉄の杭で頭を殴打し、その結果

変態教師は死んでしまった。

現場から立ち去る所を通りすがりの男に見られ・・・。

【ひとこと】

通りすがりの男が水島慎也くん・・というわけじゃないけど

顔や髪型がそのまんまなのはファンサービスなのかな。
主人公は殺害現場に戻って証拠消しをしたり、

目撃者である慎也似の青年を殺そうとするんだけど、

・・・カタギじゃないわあ。。度胸があり過ぎるな・・と。


「冬の花は鎮魂歌」

【あらすじ】
親友の亜美が事故死したと聞かされた真理子。

特別に焼香させてもらい、こっそりと親友の顔を見ようと

すると、棺桶の中は空だった。

そして彼女はとんでもない実験の被験者に・・・。

【ひとこと】

この舞台となる病院の医者は1人を除いて曽根原薫子系。

早い話トンデモな人体実験を秘密で行っていたりする。

つくづくマッドサイエンティストって怖いわあ~。

しかも医者なのに普通に拳銃持ってるし・・。密売品?


「クリスタルドール」

【あらすじ】
21番目の彼女とデート中だった和也は不思議なものを

見てしまった。

それは電極をつけられた女の子の死体。

翌朝、その21番目の彼女が事故死した事を知った上

舞台となる大学では人造人間(アンドロイド)の研究が

行われている事を知る。あの少女がアンドロイドなのか。

【ひとこと】

これにはCIAのスパイが出てきます。

だけど諜報活動をしているというわけではなく、護衛みたい。

サングラスにスーツに新聞紙に銃・・と出てきて、やっぱり

これがスパイのアイテムなのねとなぜか変に納得。
スパイが普通に研究室の電話に出ていたのは・・・

ちょっと面白かった。



「眠る街」

【あらすじ】

何の変哲もない開発中の住宅地が異変に襲われていた。

偶然ここに来た大学の弓道部員たちは、その異様な

街の様子にうろたえる。やがてその部員たちもバタバタと

死んでいく。一体何が起こったのか・・。

【しりとり】

ある意味「海の闇月の影」の原型でもあるかなと思った。

実際はあの話のような太古のウイルス云々は関係ないけど。
ところで、200メートル近くありそうなビルに火のついた矢を

飛ばせるってすごいなあと・・・ううう。。


「赤い伝説」


緋紗子のおさなじみ「のりくん」は時々何かがとりついた

ように人格が変わることがあった。
それには深くて悲しい秘密があった。

【ひとこと】
これがデビュー作です。

昭和56年の作品ですが、絵の系統としては篠原さんは

今もそんなに激しくは変わってないんだなと実感。
古代史が好き(らしい)篠原さんの趣味全開!

楽しく描いたんだろうなあ。


************************
と、以上8編収録されています。
今読み返して思わずつっこんじゃった部分もあるけど

改めて篠原さんの短編も面白いじゃないかと思います。

まあ・・「赤い伝説」以外はあれよあれよと人が殺されて

ばかりいくんだけど、考えたら篠原作品はそういうのが

多いですもんね。「パーブルアイ」も「海闇」も一体

何人死んでしまったんだろう・・・野暮な事は考えまい。


「そして5回の鈴が鳴る」篠原千絵 (文庫版)

ちょっと休憩

6

ちょこっと休憩です。

昨日、メールアドレスについての嫌がらせされちゃいまして

本気でネット環境について前向きで考えております。
と、共に使える内に頑張って更新しておきたいな・・・と。
書きたいのに書けないストレスが怖いというのもある。

ここんとこ本屋さんに行くと・・特に手にし易い価格の

古本屋さんの激安コーナーなんか見てしまうと

ここで紹介出来るような本はないかとついつい探して

しまうようになっちゃっております。

実は昨晩も妖怪チラカシこと息子と早々に寝てたんだけど

書きたい~今のうちに書いておかねば・・と、ふと目を

覚ました時に思いまして、結局起き出して朝です(苦笑)。
美容にわりーぜえ。



メールアドレスの変更も大体落ち着いた・・と思う。

なにしろ特に図書券欲しさで、色々なポイントサイトに

登録してしまっていたので、変更もなかなか大変でした。
でもこういうサイトってスパイウエア対策などしておけば

なかなかいいもんです。

お陰でド貧乏な時だって、本だけは買えるもんね~w

半分くらいは息子の本買っているけど。

で、その息子なんだけど、最近なぜかエロイカ・・の少佐に

興味津々です。男のロマンっつーやつを感じるのか。

ブラックジャックといい少佐といい、いい趣味しているなと

嬉しく思ったりする今日この頃です。


Books Ranking

なんだこれは・・・・。すごいね。

きたがわ翔さんについて語ってみる

エンゾさん  いつ見ても上手いなぁ

きたがわ翔さんといえば、何年か前に「ホットマン」が

ドラマ化されたしでメジャーな漫画家さんだと思う。

ちなみに彼の経歴はちょっと異色で、中学生の時に

「マーガレット」でデビューしている。

そ。

元々は少女漫画家だったんです。

といっても、男性の少女漫画家は特に珍しくもないんだけど。

例えば「パタリロ」の魔夜峰夫さんとか「スケバン刑事」の

和田慎二さんとか、「ブキウギ幼稚園」の赤座ひではるさんとか

「狼少女ラン」の柴田昌弘さんとかいるし。


だけど、正統派の恋愛モノを描きつつ、絵柄も可愛いというので

ナンバーワンは彼じゃなかろうか・・・と思う。

19

そんなきたがわさんの作品を初めて読んだのは、早15年位前。

書店で「19(ナインティーン)」の1巻(↑)の表紙を見て

「上手だ~~。おまけに猫可愛い!」と衝動買いして、

そのまま買い続けてしまった。過去のマーガレットコミックスの

分も含めて。正直こんなに好きになるとは思ってもなかった。

当時、少年漫画・青年漫画は殆ど読んでなかった私でしたが

やっぱり元少女漫画家というのもあってか、絵もストーリーも

とても受け入れ易く、かつ青年漫画といえば実は当時

純情だった少女脱しかけ状態の私は・・交尾中心の

えっちい漫画ばかりだというアホな先入感があったのですが

これはそんな事もなく、ちょっぴりせくしーなシーンもとても

爽やかに描かれていて、こういう描き方っていいなと

思ってしまったのです。


ここに出てくる登場人物たちもとてもイキイキしていて

読んでいると元気になれます。

主人公の情けな~いタイプのクボタ君、ゲイの店長さん、

元気いっぱいのバンド少女いあんちゃん、美人な藤崎さん、

などなど。キャラが生きているってこの作品の事を言うのかな。

bb
その後は「BB(ブルーバタフライ)フィッシュ」という連載が始まり

またしてもコミックスを揃えることに。
こちらは「19」とはまた系統が違ってきます。

主人公は不思議な力を持つイケメン。クボタ君とは180度違う

性格しています。そしてミステリアスな雰囲気を持つ沙羅、

彼らの恋愛と不思議な能力に注目です。

ついでに絵柄もこの頃から一段と美しさが増しました。

カラーの絵が一番綺麗な漫画家さんって、女性では清水玲子

さん、男性ではこのきたがわ翔さんかな・・・って思ったり。

c
んで、その次がこの「C」。

絵はますます美しくなりました。

これはいわば中編集というところでしょうか。

なので一番読みやすい・・かも?

それにしてもきたがわさんの描くセクシーなシーンって

どうしてああもいやらしさがないんだろう。

これもせくしいなシーンはちょこまかと出てきますが

総じてなぜか綺麗だと感じてしまう。

エンゾさん
そしてドラマ化までされた「ホットマン」。

ドラマ版は好奇心に釣られて一度見てみましたが、やっぱり

原作が良いです。絵も相変わらず綺麗だし、話も楽しいし。

第一、エンゾーさんが二枚目というのはどうもね。(笑)

上のヒゲヅラが原作のエンゾーさんですが、全然違うでしょ。


初期はなんかやや健康な食品生活漫画ぽいと思いました。

でもだんだんと話が進み、複雑な家族の関係や

主人公のエンゾーさん(ジャン・レノそっくし。そういえば

「輝夜姫」の高力士さんともそっくりねw)と保健の先生との

ちょっとやきもきしてしまうもどかしい恋愛模様とか

もう目が離せない展開に。

(ちなみに家族の関係は吉村明美さんの「薔薇のために」

似てると思いました。ちょっとだけね。)


そしてやっぱりこの作品でも登場人物たちみんなが

魅力があるというのがいいですね。


で、その次の「HONEY」「千夏のうた」 は実はまだ

未読だったりする(苦笑)。

理由?うーん・・絵柄がちょっと変わっちゃったこととか・・。

だけど機会があったら読みたいです。



ホットマン 全15巻 きたがわ翔/作
HOTMAN DVD-BOX〈初回限定生産〉
ホットマン2003 きたがわ翔短編集 ( 著者: きたがわ翔(1967ー) | 出版社: 集英社 )
B.B.フィッシュ(ブルーバタフライフィッシュ) 全15巻 きたがわ翔/作
C 全10巻 きたがわ翔作
千夏のうた(1) ( 著者: きたがわ翔 | 出版社: 集英社 )千夏のうた

ミッドナイト・コレクター

7 伯爵の少年時代は切ないなあ。


「エロイカより愛をこめて」7巻 に収録


あらすじ

伯爵にとって思い出深い絵画が売り出された。

共に伯爵の「くらい?かこ」にも触れられつつ、華麗な

盗みのテクニックも披露する。

宿敵・サバーハも初登場

舞台となる国
イギリス、ドイツ


エロイカの収穫
・プライス卿コレクションの絵画10点


個人的に選んだ名セリフ

「私はこの絵の少年に恋していたのだった・・
」(伯爵)

「ぼくはロンドンに住んでますけど、なん年たっても

           巻毛にはなりませんよ」(ロレンス)

「男がでかい帽子をかぶって、かぼちゃを

                   はいとるんだ」(少佐)



【ひとこと】
初めてここで明かされる伯爵の過去。

どうして彼が泥棒になったのか、男色家になったのかが

わかります。

彼の母親はショックだったでしょうが、伯爵んちって女性が

とても強いおうちだったのですな。ふむふむ・・。

そして宿敵でもあるサバーハが初登場。

ああいうのが男の夢(ふっ)なのでしょう。いやあロレンスが

本気で羨ましがりそうな男のロマンな世界を生きています。

ところでここで出てくる、ジョルジョーネの「若い牧人」の

青年ってZ君になんとなく似てませんか?

この絵は私も欲しいかも。

そして、少佐とお父上の対話(電話だけど)も笑えます。

お父上もいつか登場して頂きたいものです。



「エロイカより愛をこめて」の歴史に行ってみる?

          YES NO