漫画化するといいなと思う映画2
前回 は「ニューヨークの恋人」などを挙げてみたのですが
第2弾です。
思えば大本命を書いてなかった。
それはやはり「ラストエンペラー」
。(クリックすると映画評論の
ページに行けます。ここのサイトおすすめっす。)
映画では偶然にも「アラビアのロレンス」
で映画初出演の
ピーター・オトゥールがイギリス人の家庭教師役で出演しています。
ロレンスといえば神坂智子さん。
そして中国(シルクロード)、アジア人の中にいる西洋人という
パターンを描くのも神坂さん・・という独断と偏見により
是非「ラストエンペラー」を神坂智子さんに描いて欲しいなと思う。
もちろん映画に忠実じゃなくていい。
ロレンス(・・ふっ)の人生を追ったように、溥儀の人生を追ってもいいし
資料が残っているかわからないけど、その英国人教師の視点から
最後の皇帝を描いてもまた独自な視点で面白いと思う。
弟の溥傑とその妻を描いたドラマ(「流転の王妃・最後の皇弟」)
も
去年だったかに放映されたけど、やっぱり神坂さんなら
アジアの中の西洋人描くと上手いと思うのです。
ちなみに作品だと「TEロレンス」ではアラビアでのロレンス、
「カラモランの大空」では中国でのマルコ・ポーロ。
「蒼のマハラジャ」ではインドでの西洋人(一般人)がとても
いきいきと描かれておりました。
またまた神坂さんの絵で「天と地」
もいいかもしれない。
(またまたクリックで評論サイトの該当ページに飛びます)
日本映画の「天と地と」ではなく、ベトナム戦争を題材にした
「天と地」の方です。(天と地とも面白そうだけど、神坂さんって
感じじゃないもんね。)
ベトナムでの悲惨すぎる生活、そしてアメリカ人兵士との
出会い・・とかなり壮大で悲しい話だけど、これも神坂さんが
漫画にしたら更に深まるだろうなと思うんだけど・・。
と、今回は神坂さん特集みたいになってしまいました。
「カラモランの大空」 全6巻 神坂智子
復刊ドットコム「蒼のマハラジャ」リクエスト投票
天と地 特別版
海外ドラマ版 ラストエンペラー DVD-BOX
NHK DVD「その時歴史が動いた」ラストエンペラー
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Last Update:May 22,2005
トレンドの女王ミホ/二ノ宮知子
おおう。バブリーな表紙!
現在「のだめカンタービレ」が大人気の二ノ宮知子さんだけど
過去、こういうのも描いていました。
その名は「トレンドの女王ミホ」!
どんな話かというのは、タイトルや表紙の絵を見ただけで
一発で推測出来ると思います。
ヒトコトで言うと「バブリーな時代にトレンド(流行)を追い求める話」
主人公は吉田ミホ(21)女子大生。
思えばあの頃女子大生ブームってやつもありましたわね。
他にもティラミスだのジュリアナだのディスコだの
ジュリ扇(せん)だのトレンディドラマだの、ワンレンだの
ボディコンだのアッシー・メッシー・ミツグ君だの
華々しい時代でございました。
当の私はというと確か高校生とかそんなもんだったので、
まったくバブルの恩恵ってやつは末期しか感じられませんでしたが。
(小遣いは安かったし、それは本や漫画とかで殆ど消えてたし)
ミホのトレンド(流行)に対する執着心は並みではありません。
コレが流行と聞けばはいつくばってでもモノにし、その
"トレンド"を経験するととても満足気です。
まるでスーパー等のポイントを集める主婦のような根性です。
彼氏とベイブリッジを見るのがハヤリだと聞けば、ド貧乏な
隠れ本命を引き連れて公共交通機関を使ってでも見に行こうと
します。見てていじらしくなるほど。
そして炸裂するギャグとミホの蹴り。
確かに題材は今じゃレトロ。
だけど笑えます。ついでにノスタルジックな気分にもなれます。
(ついでに年とったなあとしみじみ茶でもすすりたい気分にもなれます。)
実は1巻だけ出てきたんで読んでみたけど、笑ってしまっただよ。
ある意味あの頃の二ノ宮知子さんは岡田あーみん的な要素も
あったんだなとしみじみ思います。
脇役たちも個性豊か。
ド貧乏の、決して他人には紹介しない本命のキヨシくん、
某古典的野球漫画に出てくるすごい前髪でかつ
小学生か中学生なのに車を運転してしまう某ヒーローを
もじったと思われる星型満くん(バブリーな男)
その他幽霊は出てくるわ、変なガイジンは出てくるわと
物凄く壮絶な笑いの世界が待ってます。
トレンドの女王ミホ(2)
トレンドの女王ミホ(3)
トレンドの女王ミホ(4)
トレンドの女王ミホ(5)
始末人シリーズ/明智 抄
話も独特。
雰囲気も独特。
全てが独特・・・・・です。
タイトルの始末人ですが、「明朗健全始末人」とか「鳥類悲願始末人」
とか、とにかく各ストーリーごとに「●●●●始末人」とつくので
始末人シリーズとしました。
いきなり冒頭で「生さんま」。
ええ。狂ったわけではありません。
作中にちゃんと出てくるのです。それは何かというと・・・
自転車の名前。
如何に独特か分かっていただけたかしら。すげえでしょ。
まだまだ色々とびっくりなキーワードがありますが、これら全て
ギャグ調で表現されているのではなく、淡々とシリアスに
語られていくのです。
例えば、美少女と根暗そうな少年の淡々とした会話。
美少女「どうして血文字のラブレターなんて書くの?」
少年「・・・・・・・・・・・趣味です。」趣味かよ。。おい。
他にも、親の遺言が「自転車のハンドルを取られてはいけない。
しかもハンドルだけならまだよしとして、決してその上ライトや
荷台までとられるようなことがあっては、そんな事は決して
ならない!!」で、自転車のハンドルとライトと荷台を盗まれて
本当に自殺してしまった男とか、白いブリーフに住所・名前・
電話番号まで記入する男とか(やっぱフエルトペンだろうか)。
と、そぉんなキテレツな世界だけど、主人公のお仕事は始末人。
つまり依頼者からお金を貰って暗殺するお仕事。
すごすぎる。
この始末人、美形だけどキティちゃんのお裁縫セットを持ち歩く
男子高校生・入野(いりや)と、長髪の何やってんのかわからない
これまた美形な高屋(たかや)の2人組と、途中からなんとダチョウ
までもが加わって、藤田まこと顔負けの暗殺技を繰り広げます。
ついでにダチョウの名前は「小鳥さん」といいます。
「小鳥」ではなく「小鳥さん」。
シリアスな登場人物たちと、ものすごく独特な設定や台詞回し。
この作者ってば天才かもしれない。
ファンも多いようです。
ついでにこれは高校生の時に読んでおりました。
最初は絵が苦手でしたが、読み出すと・・・ハマる。
きっとハマる。そして読んで・・・・笑って・・・脱力する。←褒め言葉
「明朗健全始末人」
著者:明智抄|出版社:白泉社|発行年月:1986年 03月
「鳥類悲願始末人 」
著者:明智抄|出版社:白泉社|発行年月:1987年 02月
「白花繚乱始未人 」
著者:明智抄|出版社:白泉社|発行年月:1988年 08月
「暗中模索始末人」
著者:明智抄|出版社:白泉社|発行年月:1989年 09月
「勧善掌握始末人 」
著者:明智抄|出版社:白泉社|発行年月:1991年 09月
文庫版で「明朗健全始末人」が出ましたが、
現在どこも品切れです。
ついでに別冊花とゆめに掲載されておりました。
Books Ranking
2犬夜叉(40)
3魔法先生ネギま!(10)
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9竜乙女の変奏曲(ヴァリエイション)
10Dーlive!!(10)
Last Update:May 21,2005
おお。新あすか組ってば3巻出たのか。
マリオネット/愛田真夕美
これが文庫化されてないのは、かなり意外。
悪魔の王はとても美しい姿をしているらしい・・・。
もうかなり古いし、文庫化もされてなくてずっと絶版状態だから
知る人ぞ知るという状態かもしれない。
「花とゆめ」で連載されていて、全9巻です。
これは「インタビュー・ウイズ・ヴァンパイヤ」などの耽美的・
ゴシックホラーがお好みの方には特にオススメだと思います。
19世紀末のフランスの伯爵が主人公。
名前はダニエル・ド・ヴィコント。
父親が早くに亡くなってしまった為、伯爵家の当主となった少年。
輝くような美しい少年で、関わりをもつ人間は虜にされてしまう。
だけど影がある悪魔的な雰囲気も持つ。
美しくて残酷な少年・・・どこかで見た事があるなと思うかも。
どうやらモデルは「オーメン」のダミアンだそうです。納得。
そのダニエルを中心にそれを取り巻くオカルトホラー的な事件や、
運命が狂っていく人々を時には冷たく突き放すように
描写されています。
この作中で起こる事件はとても怖い。
眼球を集める少女の話とか悪魔教を信仰する人々の話、
彼と娘を結婚させてヴィコント家の財産を我が物にしようと
欲望に狂った人の話、ダニエルの虜となってしまい
殺人を犯すようになった女性の話など。
どの話も鬼気迫るものがある。
更にダニエルの悪魔的な美しさが重なり、独特の妖しい世界が
出来上がっています。
絵柄は初期はあの頃(1巻が出たのは1983年)割と良くみた
感じのタッチ。言うならば成田美名子さんの「みき&ユーティ」
頃に似ているなと思いました。
それが段々と進化を遂げて、中盤あたりになると絵の雰囲気と
話の雰囲気が怖いくらい重なっています。
とても綺麗。だけどどこか冷たい感じがする不思議な絵柄。
個人的にはとても好きな絵柄です。
1巻から6巻の「カシスの庭」まではダニエルの少年編。
6巻からの「黒のコレット」は青年編になります。
9巻はまた少年編の番外編です。使用人のナギの子供時代や
ダニエルの姉の話等、「マリオネット」の原点となる話が
収められています。
「マリオネット」以降の愛田さんは「花とゆめ」からは離れ、
レディースコミック系でオカルト・ホラーや育児コミック、
ハーレクイン系などで執筆されているようです。
参考( )内はマリオネットと無関係の短編等
1巻 1983年9月
「白い闇は聖女」 「猫の目」
「鳶色の童話」 (「チャイナドール」)
2巻 1984年2月
「ガラス細工の森 1」
3巻 1984年6月
「ガラス細工の森 2」 (ガラス細工の夢)
4巻 1984年9月
「鍵」 「カシスの庭 1」 (まゆみっくわーるど)
5巻 1985年1月
「カシスの庭 2」
6巻 1985年7月
「カシスの庭 3」 「黒のコレット 1」 (まゆみっく特別編)
7巻 1985年10月
「黒のコレット 2」 (少女の詩集)
8巻 1986年3月
「黒のコレット 3」
9巻 1988年3月
「歌姫は眠る」 「夢の子供」 「白い翼 闇の国」
「レジェンド~伝説」 (「手毬唄の森」)
「マリオネット」復刊リクエスト投票
良かったら一票お願いします。
「マリオネット」の中古
(楽天フリマ)
古本屋さんではあまり見かけません。特に大手チェーンでは。
意外と小規模のお店にポツンと置いていたりします。
文庫化されるといいのに。当時はかなり人気がありました。
妖精王
山岸涼子さんのファンタジーの世界
よくよく考えてみると、山岸涼子さんの作品でファンタジーに
分類されるものは全体的に見たら少ない方かもしれない。
もちろん人によって分け方もあるとは思うんだけど。
その"ファンタジー"の中で代表作といえば、この「妖精王」じゃ
ないだろうかと思います。
なにせ以前劇場公開されたアニメもあったみたい。
作品のアニメ化というのも山岸涼子さん作品では、かなり
珍しい話です。そもそも作者自身が作品のアニメ化をずっと
拒んできたんだとか。
そういえばフリートーク等でもアニメが好きという話はあまり
なかったような気がします。
で、この「妖精王」
実に色々な妖精たちが出てきて、ストーリーも「ネバー・エンディング・
ストーリー」(映画も原作の「果てしない物語」も)にほんの少しだけ
近い部分もあり、とても楽しめます。
舞台は北海道で、その北海道に妖精の国があるという設定です。
北海道には妖精の伝説も沢山残っているらしく、そのひとつが
冒頭で紹介されています。またそれがとても効果的です。
【あらすじ】
軽い肺結核のためにひいおばあさん(イギリス人)が
住んでいた北海道の家に静養に来る事になった忍海 爵
(おしぬみ じゃっく)の周りで起こるファンタジックで壮大な物語。
現在はその家は親戚一家が暮らしていて、そこに厄介になる形と
なるのですが、そこには同じ年頃の男の子と女の子、そして
年上の従兄、風野 燐(ふうの りん)がいて、初めは何かと
イライラしている都会っ子の爵ですが、北海道の田舎で過ごして
いる内に不思議な体験をする。
やがて、この従兄の燐の正体が妖精だとわかり驚くが
更に驚いた事に自分は「妖精王」だと言われる。
そして妖精の国「ニンフィディア」を魔府の女王・
「クイーン・マブ」の手から救うため、"魔"周湖(ましゅうこ)への
旅に出る事になります。
という感じ。
ちょっと「ネバー・エンディング・ストーリー」ぽいでしょう。
ファンタジーが大好きな方には是非おすすめの1冊です。
爵は色々な妖精に出会います。
妖精だからといってみんな綺麗というわけじゃない。
もちろん「クーフーリン」「クイーン・マブ」といった美しい
妖精もいますが、一番私にとって強烈だったのは「人面牛」。
でもこの人面牛もなかなか面白いキャラクターです。
出てくるのは一瞬ですけど。
他にも準主役としてシカの妖精「プック」もとても可愛らしい。
個人的には純白の天馬・ヒポグリフがお気に入りです。
みなさんはどの妖精がお気に入りですか?
妖精王 全4巻(全集版) ←表紙は「クーフーリン」です。
妖精王 DVD版 ←この大きく見えている顔が「クイーン・マブ」
復刊ドットコム「妖精王の帰還」復刊リクエスト投票
(イラスト集らしい)


