住民さんが活動している地域。
町会長からの通報で、
急遽、捕獲した子猫さんの
その後です。
本日は、
不幸なノラ猫を減らし隊の
活動です。
住民さんといっしょに
4ヶ月ぐらいの子猫を
捕獲します。
お母さん猫の不妊手術は
既に終わっていて、
その時、
子猫もいっしょに
捕獲したかったのですが
うまくいかず。
不妊手術済みのお母さん、
子猫たちは賢く、
一層警戒心強く、
育っています。
2時間ほど経過しましたが、
やはり無理で、
夕方から打ち合わせもあり、
住民さんにお任せして、
私たちは撤収します。
近頃、
ますます相談も多くて
とてもタイトです。
「全く捕獲出来ません」と
住民さんからLINEがきました。
やっぱり無理だろうなー
と思いながら、
撤収から2時間ぐらい経過した頃、
「今、1匹キジトラ猫が入りました!」
とLINE。
そして、翌日には
残りの1匹も
住民さん
一人で
捕獲する事ができました。
いくら私たちボランティアが
走り回っても、
出来ることはしれていて
お手伝いは一時的です。
リターンのあと、
この子たちが
安全に暮らすためにも、
住民さんの協力は欠かせません。
不幸な猫を減らしたい
住民さんとつながって、
少しでも
猫たちを守ります。
どこからかやってきた
1匹の猫が庭で子猫を産み、
子育てをしています。
4匹いたはずの子猫は、
カラスに襲われて
2匹になっていました。
母猫は少し人なれしているようで、
飼われていた猫みたいです。
可哀想に。
猫好きとかでは
ないのですが、
子猫を守っている母猫を見ていて、
自然とエサをあげるように
なりました。
2匹の子猫は何とか育ち、
母猫といっしょにエサを
もらいにきています。
近所から苦情が
出ないだろうか。
このままだと、
また子猫が産まれてしまう。
せめて不妊手術をしないと
と思い、
動物病院に聞きましたが、
野良猫の手術はしていないと
言われました。
役所にも電話しましたが、
こうしたらいいという
答えはありませんでして。
尼崎市には平成19年から
野良猫の不妊手術の
助成金ができています。
最近では余すほどたっぷりの
予算がついています。
捕獲送迎をしてくれる
TNR専門病院や
ボランティアさんもいます。
なのに、
住民が野良猫の不妊手術をしようと
あちこち相談したのに、
つながらないのは、
なぜだろう?
通りがかった大阪の方が
子猫を見かけ、
わざわざ車を停めて
この方に状況を聞いてくれて、
当法人につながったのですが、
これは、たまたま、
運良くです。
子猫を捕獲し、
来週には母親の手術を
することを話すと、
自分も高齢だし、
このままエサをやって
どうしたらいいのか
心配で心配で、
本当に助かったと
と言われました。
必要な人のところに、
必要な情報が
届いていません。
これでは、
また、
野良猫が増えてしまいます。
で、
エサやりが悪いと
ひとくくりに
されてしまいます。
私たちも行政も、
ここは、
もっともっと考えないと。
多頭飼育崩壊という言葉が
まだ世の中に見当たらなかった頃に
相談を受けて、
支援をしてきました。
本当に色んな事があり、
かれこれ
14年が過ぎました。
多い時は、
70匹の猫がいましたが、
今は
14匹になっています。
現在は、
継続的な飼育支援が
必要です。
2ヶ月に1回程度の
訪問でしたが、
フードが底をつく事があり、
猫の健康状態も悪く、
訪問回数を増やさないと
不安です。
今日は、
フードを持ってきたのと、
猫たちの
写真を撮りました。
自分に
もしもの事があったら
どうしよう、、、、
今まで何があっても
言わなかった言葉を、
飼い主さんは、
口にするように
なってきました。
いつきても、
猫たちは寂しそうな
表情です。
この人が、
もし猫を飼っていなかったら、
どんな人生だったのかなぁと
思うことがあります。
TNRを実施することに
なりました。
自治会の皆さんも
集まってくださったのですが、
猫は3日前から
出てこないそうです。
『わざわざ捕獲に来てもらったのに、
猫おらんねん。
今日は朝から総出で
探しまわったんやけど、、』
と会長さん。
あ、会長
普段と同じにしてくれた方が
いいのですが、、
さて、
自治会長さんのところに届く
猫にまつわる『住民の声』は、
苦情がほとんどです。
TNRを理解してくれた会長さんでも、
会長の立場では板挟みなんだ、
とポロッと本音がでます。
確かに、
不妊手術もしない、
餌はやりっぱなし、
で、どんどん猫を増やしている
ケースが多々ありますが、
餌をやるから悪い!
この一点張りで、
TNRは進まず、
結果、
猫よけい増えてるやん、、
というケースも
少なくありません。
会長さんの板挟みを、
少し解消できないかと
最近、
ある公園での取り組みを
紹介するようにしています。
毎日、餌やりをしていますが、
50匹いた猫が、
今では2匹になっています。
毎日、餌やりをしていますが、
毎日、笑顔の子供たちが、
砂場で遊び、
花壇の季節の花は、
とてもキレイです。
猫がいても
きれいな公園
というより、
猫がいるから
きれいな公園、
が正確かもしれません。
尼崎市に
こんな公園があることを、
町会長さんたちに
お伝えしていこうと思います。
令和3年度から
尼崎市では、
ノラ猫の不妊手術助成金に
個人申請に加えて、
『団体申請』ができました。
団体とは?
町会や社協や婦人会など、
地域の自治組織のことです。
助成金を申請するには、
まず研修会を受けないと
いけないのですが、
団体の場合、
研修会の出張版を
開催できます。
今日は、
塚口地区の社協さんが
研修会を開きました。
会長さんから
ご挨拶。
お隣同士の2つの町会の
会長さんと
役員さん、
そして、連協の会長さん、
お近くにお住まいの
市議会議員の先生も
参加されています。
メモを取りながら、
とても熱心に。
1部2部と愛護センターの話しのあと、
ボランティアが捕獲の方法など
補足説明をしました。
スライドは
間に合わなかったので、
資料配布のみ。
半年ほど前から、
この地域から相談が
続いていました。
『子猫が産まれていて、
引き取ってもらえないですか?』
「子猫を見つけて、
自分でも3回里親を
見つけましたが、
これ以上無理で、、』
と、そんな内容も
ありました。
で、
相談を受けたふみふみさんや
伊丹のボランティアさんが、
たくさんの猫を保護し、
あわせてTNRもしていましたが、
何回か保護して
TNRしたぐらいでは
終わりそうにありません。
地域全体で
取り組んでもらえるように、
ふみふみさんが、
町会などに熱心に働きかけました。
ちょうどその頃
住民から猫の苦情が入り、
町会長も困っているところでした。
結果、
今回の研修会へと
つながりました。
いかに、この活動を
地域に落とし込むか。
団体登録の制度も
出張研修会も
そのひとつです。
町会での出張研修会を
地元でやってみたいという方は
愛護センターへ。
または
当法人まで
ご相談ください。
11月16日
園田東生涯学習プラザ
民生委員さんの理事会で
『多頭飼育問題』について
お話しする機会をいただきました。
私たちが関わった
多頭飼育崩壊に陥った
飼い主の多くは、
福祉の部署とのつながりが
ありました。
民生委員さんに、
多頭飼育問題とその対策を
意識してもらうことは、
とても重要だろうと思います。
最後に、
何か質問はありませんか?
と会長の問いかけに、
皆さんからの質問が途切れずで、
大幅に終了時間をオーバーしました。
皆さんの身近に、
猫にまつわるお困りごとが
たくさん存在しています。
多頭飼育問題から
野良猫トラブルまで、
話しはいろいろ出ましたが、
尼崎市には、
野良猫の不妊手術助成金と、
そして、
多頭飼育崩壊を防止する
不妊手術助成金が完備?しています。
猫問題は、
早期発見、早期対策。
困ったら、
すぐご相談ください。
できれば、
困る前に、
ご相談お願いします。