TITANS' LAND
15ANIV.のRAW、バトルロイヤルその他で懐かしい顔。思い出に浸る時間。しかし、彼らの顔は、RAW出演者としてのそれだけには止まらない。
ザ・フィンクがコールする。リィポマン、と。初期のRAWを彩ったリポマンが、当時のアクションそのままに登場する。現NWAチャンプの、スクラップアイアン・アダム・ピアースのアイドルだったらしい。
リポマンは、クラッシャー・バリー・ダルソウ。ガニア・キャンプではカート・ヘニングの同窓。やはり参加していたナイドハートとは、フロリダでUSタグチャンプ。コロフズとのラシアンズ、デモリッション・スマッシュ。ブラックトップ・ブューリー。RAW出演者としてはリポマンだったが、プライムは、世界タグを制したクルスチェフかデモリッション。彼もまたHOFerの資格がある。
ザ・グーンは、ワイルド・ビル・アーウィン。またの名を、ドクター・ビッグ・ビル・アーウィン。或いはまたの名を、ザ・スーパーデストロイヤー。実兄スコットとのロングライダース。バッドバッド・レロイとのMSWAタグ王者。兄スコットは、スーパープレックスの創始者だ。
ドインクはオリジナルのようだった。ならばマット・ボーン。オレゴンレジェンド・トニー・ボーンの息子。初回のマニアではたしか、スティムボートと闘っている。若き日のアーノルド・アンダーソンとのコンビネーションは、プレシャス・ポールの、マネージャーとしての最初の作品。ダラスでのマッドドッグとのティーム。ビッグ・ジョッシュ。ドインクは、中身がこの大実力者だったから成功した。
スキナーは御存知、スティーヴ・カーン。南部切ってのテクニシャン。ジャーマンスープレックスの有数の使い手。ジャッキー・ファーゴス・ファビュラスワンズ。今はFCWを仕切る。
エイブ・ナックルボール・シュワルツは、スティーヴ・ロンバーディ。マニア初期からの、プロのジョバー。負け続けてレジェンドになった、引き立て役のクラフトマンだ。
バスチャン・ブーガーについては、稿を改めるか?
そしてタミー。いや、サニーか。ガラガラヘビに、オリジナルディーヴァと紹介されて、かつてと違わぬポーズで受け応えていた。キャンディードの死後、ストレスで体調を崩していたとも言われているが、少し復活していたようだ。まだ35歳ぐらいだし、万全になればフルタイムを期待したいぐらいの、キュートな印象が健在だった。
RAW出演時だけが重要とは思わないが、RAWがあるから彼らにも会える、か。タフガイ達の何とかランド。いっそのこと、そんなパーク施設を作ってみたらいかがかかなどとも、思うこともある。
07 Wrestler of the year ?
15ANIV.のRAWで、ジェフとカリートが、ラダーマッチのIC戦。負けはしたものの、カリートに久々の、マトモな見せ場。これが今回だけのものなのか、果して・・。
少し期待をしてみたものの、来るアーマゲドンで、トリプルHとの大一番、その向こうに、WWEタイトル戦が控えるジェフ。ここで負けてはいられない、か。
トリプルHをクリーンにピンするほどの力はまだ、ジェフには一息足りない気もするので、どう転ぶかは分からないが、ランブルにタイトルホルダーがエントリーしても白けるだけだし、ここは、チャンピオンvs.チャンピオンがベストなはずではある。無理は何よりも禁物だが。
もし、トリプルHを上手く降すことができれば、どうだろうか、ジェフに、レスラー・オブ・ジ・イヤーの声が、上がらないだろうか。この一年の成長が、最も目覚しかったレスラーだし、ウマガをクリアし、ICタイトルを取り戻し、それを保持し続けた実績は、今年最も目を見張ったと思うのだが。チャンプクラスに総じて一長一短があった今年、安定して活躍し続けたのは、ジェフだけだったとも思うのだが。
何にせよ、アーマゲドンでのトリプルH戦で全てが決まる。オートンがジェリコに下手を打ち、ジェフがトリプルHを何とかできれば、ランブルは盛り上がり、おろかマニアも見えてくる。
トリプルHはどう出る? ここはトリプルHの腕の見せ甲斐もあるところだ。
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アンチャンピオンシップ・ハスリング・フロム・ニッポン
果してハッスルに対して、それをレスリングと捉え、我々が真顔であれやこれと言う筋にあるものなのかどうなのか。甚だ疑問ではあるものの、野暮を承知で、少しだけ言ってみる。
これはハッスルなのだという。ハッスルする人達をハッスラーと言うという。ポール・ニューマンともモーターサイクルとも、リップ・ロジャースとも違うのだろう、おそらく。
リング上で行われている内容について言う必要はないだろうし、また言うべきこともない。ただ、ハッスルを産み出した環境は、冷静に分析するに値する。日本プロレスリング何十年の、ある種の総括として。
まず最初に、ハッスルはこの日本独特の現象だということを理解したい。カウフマンやシンディやロッドマンなど全然関係ない。どこでデファインされるかというなら、それは、ハッスルにはタイトルがないという一点についてだ。おそらくアメリカで、それがチャンピオンシップ・レスリング形態を執っていないオーガニゼイションは、史上、ただのひとつも無かったはずだ。タイトルマッチがひとつも無く、横浜アリーナクラスの会場を満員にする。我々チャンピオンシップ主義者の常識では、これが何をやっているのか、全く分からない状態だ。
ハッスル、に、ルール、はあるのだろうか。あるとしたら誰が決め、どこへ向かうルールが。戦う、のだろうか。戦うとしたら何に対し、何を競い、どこへ向かって戦うのだろう。そもそも戦いのモチベーションは、・・ 何?
ここではレスリングのタイトルの歴史について細かく言って来た。鬱陶しいくらいにこだわって来た。レスリングの伝統あるタイトルが好きだし、レスリングの歴史はタイトルチェンジの歴史だと思って来た。レスラーはタイトルに向かって精進し、ファンは、来たるべきタイトル戦の行方を語る。ボックウィンクルやフレアーは、タイトルを渡さないためにあらゆるトリックを仕掛け、マクマンはそれを守るためスクリュージョブまでやった。AWAもWWAもECWもTNAも、タイトル絡みのカオスの中から頭角した。レスリングは、タイトルによって作られてきた。タイトルによって作られた以外のレスリングなど、ひとつもなかったと言ってもいい。
闘い始めたはいいものの、タイトルが無かったSWS。どこへ向かって闘い始めたのだろう。ただ互いを傷付け合うに終始したUWF。何のために延々と傷付け合ったのだろう。一方NOAHが最初にしたことは、不敗のTC王者の元に、タイトルを設置したことだった。
タイトル無しに、横浜アリーナクラスでのショーを成立させた、日本のレスリング?オーガニゼイション?、ハッスル。でもそこでは、ダーティチャンプもタイトロープの仕様が無く、ダーティエストプレイヤー・イン・ザ・ゲームもダーティエストプレイの仕様が無く、ゲームもゲームの仕様が無く、モントリオールもスクリュージョブの仕様が無い。
ハッスル相手に大人げないかもしれないが、でもそれが、日本プロレスリング何十年の、変わらぬ、レスリングへの接し方の象徴ではないかと思ったから言ってみた。つまり、日本の多くのファンにとって、タイトルなんて、あまり関係ないのだなということ。何かオモシロイものを観てカタルシス出来れば、レスリングとかボクシングとかキックとか総合とか、UWFもFMWも、あまり関係ないのだな、ということ。それならタイトルもルールも何も要らなかろう。むしろ邪魔ですらある。勝っても負けても何でもいいから、とにかくハッスルすれば事足りるのだ。ハッスル人気で、日本プロレスリングのコアが見える。
学生プロ王者HG。学生プロというのも、日本独特の現象だ。女子だけのショーが4万人を集めたり、週刊専門誌が40万部も売れたり、日本独特の現象の向こうに、ハッスルが見える。
ツァラトゥストラでサップがやって来る。エルガーが掛って総統が登場する。色んなものの上澄みすくってごっこを楽しむ?学生プロをプロがやっているという感覚も、今や薄れつつある。
ギミックをメーンに2万を集める送り手と、ジョークを本質と理解している受け手。ここから何か新しいレスリング文化は生まれるか?それともこれは、相撲と柔道とカラテチョップと、16文とエンズイギリと金網の鬼と、UWFとFMWとプライドと、学プロと女子プロと専門誌が送る、日本マット文化の集大成か。
Do the Hustle
♪♪♪・・・ ♪♪ ・・♪・・
。 大晦日は、同じ阿呆なら、ええじゃないか、か・・。振りを覚えれば、結構楽しい?
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Guitarshot slaps Nuts
NJとTNAが提携し、フォルンエンジェルなどが、両国でいい活躍を見せていたようだった。しかし、NJとは、十分に気を付けて付き合って欲しいと、ジャレットには、WCWの教訓のひとつとして、お願いしたいところだ。
NJとのレスリングがどうということではない。カート対永田もNJJr.vsXdiv.も面白そうだ。そうではなくて、NJはリング上のクォリティ以外の管理が、意外と甘いということ。多分WWEなら絶対やらないようなことを、平気で見過ごす。
WCWの番組ワールドワイド。日本でもどこぞの局で、日本版を流していた。コメンテーターに、当時のNJの看板リングアナの、田中ケロを迎えて。
田中の、ジャレットに対する発言の数々。勿論ジャレットにだけではないが、特に現役のUSチャンプであり、ホースマンでもあったジャレットに対するそれは、提携する海外の会社の、一人のリングアナウンサーによるものとは思えないレヴェルだった。
よしんば田中がそういう人物だったとしても、それをそのまま放送するDやPの、番組販売元に対すアティチュード、田中を野放しにしたNJのアドミニストレイション、海外でのパブに対するWCWのチェック体制の不備は、大いに課題を残した。
その、田中ケロが失敬したジャレットが、一から築き上げたカンパニーとこの時期、何食わぬ顔して友好するという。本来なら我々ファンが、ギターショットの一発でもブチ込んでやりたい、田中ケロの落とし前も一切無しに。もう田中はいないが、NJの体質が変わっているかどうか。ジャレットの価値とTNAのイーソスを、NJは本当に理解しているのだろうか?脳天気にゴールドメダリストに喰い付けば済むという問題ではないのだ。
ジャレットにも注文はある。アトランタの教示だ。WCWの抜けていたところには、注意を払うべきだと思う。TNAを一から組立てた慎重さを、特に海外の、事情も複雑なカンパニと組む時は、一層発揮して貰いたい。
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MSG 月例定期戦のメーン
ハーディーズがやっと、シングルのチャンプとしての何かを、手にしつつある。
ジェフが帰って、IC王者に返り咲いて、ほぼ一年。やっとICタイトルがしっくりきている感じか。ハーディー・ボーイズ解散から5年超。切られたり?体調が思わしくなかったり、TNAやカロライナのインディーに出たり・・・長かったといえば長かった。やはり何にせよ、ショートカットというのは通用しないのだなぁ、の感。タイトルというのも無理に心太しても機能しない。
ジェフがICを初めて獲ったのは、2001年の、WCWのオーヴァー直後の時期。トリプルHとRAWのメーンで闘った。あの時、このカードは平和の象徴と言われた。戦争が終わると、こんな喉かなメーンが、月曜の夜に組まれるのかと。しかしジェフは今や力を付け、ゲームに改めて一騎討ちを挑む。アーマゲドンで対戦が決まったようだ。
6年半掛けて、ホンモノのIC王者になりつつあるジェフ。タグ王者の常連ジェフですら、IC王者として認められるには6年半掛かった。そしてIC王者として立派な実績を積めば、次は世界が待っている。アーマゲドンでのゲーム戦は、世界への試金石。これは注目度が高まる。
とはいうものの、ICタイトルは、これはかつては、世界タイトルも同様の存在だった。ICタイトルをキャリアのハイライトにした大物も多い。バックランドやハルクやアルティメットがチャンプの時代、ICチャンプスは我々の信頼を一身に集める存在だった。今のように世界ヘヴィー級もUSタイトルも、WWEに在ったわけではない時代だ。
ICチャンプ出身のWWFチャンプが生まれたのは、実はICタイトル誕生の、実に9年後。ICタイトルの本来の役割というのは、NWA/JCPやWCWにおけるUSタイトルのそれとは、根本的に違うと思っている。だからICタイトルは、WWFのNO.2ではなく、WWFタイトルと並び立つ存在だったと。
JRはかつてICタイトルを、メカニックの最高峰と称したが、ゆえからにICタイトルは、WWFで我々を請け負う存在。ピープルズチャンプのアイコンが務めるWWFチャンプを、どうしても受け入れられない層にとっては、ICチャンプこそが、WWFにおける唯一のチャンプだという側面もあった。
初代王者パターソンは、MSG月例定期戦、今で言えばPPVで、3ヶ月連続でメーンのバックランド戦を構成した。パテラもムラコもグレッグ・ヴァレンタインも、皆連続でMSGで、バックランドを追い込んだ。HOFerムラコなど、バックランドを差し置いて、スーパーフライ・スヌーカとのICタイトル戦インサイド・ケージで、MSGのメーンをもぎ取ったほどだった。
ICチャンプを経て初めてWWFタイトルを制したのは、ハルク時代のマッチョマン。しかしIC時代のマッチョ&リズの方を、マッチョのプライムとみる向きも多いはずだ。マッチョ以降、アルティメット、ハート、HBKが続き、ICタイトルはいつのまにか、WWF王者へのステップへと変貌していく。或いはハルクのような強烈なWWFチャンプを失い、シャドウキャビネットのICチャンプがその座に繰り上がったという見方か。
スティングの技だったシャープシューターをやっと自分のものにするまで、ヒットマンにIC王者が務まるなど思いもしなかったこと。HBKの最高位はICになると信じて疑わなかったこと。かつてICタイトルに抱いていた想いは、確かに今は昔だ。
D-LOW、ヴァルヴィー、ギャングレル、リキシ、ロードドッグ、ゴッドファーザー、チャイナ、キップ、Aトレイン、ストーム、テスト、シェルトン、サンティノ・・PPVでWWEチャンプとのタイトル戦に行き着けなかったICチャンプ達が続出し、ICチャンプの粗製乱造ではないかの声が悲しい面もあったここ何年かのICシーン。ウマガ、そしてジェフと、甦りつつあるICタイトルに、かつての想いの正当性を、少しだけだが再確認しつつある。
大きなPPVでタイトルチェンジが無くともいいし、6年半掛かるなら掛かっても、一向に構わない。ICチャンプらしいICチャンプが見たい。そしていつかまた、カート・ヘニングのような、最高のICチャンプに巡り逢いたいものだ。
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