環境省に申し入れ 茨城県動物指導センターの負傷動物治療の改善を求む | CAPIN(キャピン)公式活動報告

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認定NPO法人「動物愛護を考える茨城県民ネットワーク CAPIN」
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きんぴらちゃん









茨城県動物指導センターの負傷猫を引き出してくださいましたマリリンさんより


きんぴらちゃん亡くなりました。

病院でとりあえず清潔にしようと出来る範囲で毛を刈りましたが酷い状態にびっくりでした。

身体全体がぬるぬるしており瘡蓋や床ずれからウジが湧き本当に可哀想でした。
ぬるぬるしていたのは膿です。 
全身膿状態です。
医療が悪いのではなく医療後のケアがなっていません…と言うよりケアされていません。

同じような子達が我が家にはおりますがオムツをさせてマメにオムツを変え汚れたりしたら綺麗に洗ってこまめにケアすれば素人の私でもあのようにはさせません。

獣医も呆れており呆れるを通り越して本気で怒っていました。

私はセンターに殺されたと思っています。
適切なケアさえすればあのようにはなりません。

残念でなりません。

byマリリンさん




この度、きんぴらちゃんの怪我と死亡を機に、環境省に対して、水戸市議の土田きよみさんが、負傷動物の治療について、改善を求める訴えをしてくださいました。



それに対する国からの8.18の回答はこちらです。




平成21年から処置室や手術室、基本的設備工事に対し、補助金が国から県に交付されている,との回答です。

この数年で、茨城県は交付金を申請しどんな整備がされたか聞きたいです。


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2019年以降、私たちCAPINは毎週センターに出かけ全ての犬猫の写真を撮影していました。

あのときは個別カードもなく収容犬猫は公開されていなかった、殺処分されてもどの子をやったか教えられない、譲渡になったかどうか、収容時に死亡したかも、何も知らされない時代だったので、
犬猫が生きた証を残す為に全頭撮影を始めました。

妨害も多々ありました。センター職員だけでなくセンターと関係のよい団体からも批判はありました。

でも、だれかが飼っていてまだ探している犬猫や、地域猫も含まれているかもしれません。

その時、そこに、確かに生きていた証拠を残そうと思ったのです。

当初は医務室も見せて撮影させてもらえました。が、あるときから、医務室には処置中だからと、数年入れてもらえなくなりました。

いつのまにか、動物看護士は減らされていました。

レントゲンなく限られた処置しかできない医務室のなかで、圧迫排尿すらされていない子たちもいたでしょう。

個別房にシニア犬を入れたままで敷物もなく床ずれを悪化させる茨城県動物指導センターです。

2023年、久しぶりに入る医務室。

ここ4年で、何がどう変わりましたか。
改善がありましたか。

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週末、祭日は茨城県動物指導センターは閉鎖されており獣医は不在であるので、搬送され収容される犬猫はいません。

ですから、金曜日のうち、手遅れになる前に、負傷や病気の動物は引き出してほしいとセンターから言われ迎えに急ぎます。

負傷動物は月曜日になってセンターに警察や動物病院から運ばれてくると聞いています。その間に、回答にあったように獣医師会の病院にいったん収容し負傷治療をお願いするケースはあったかもしれません。

が、過去4年で何件ありましたか。確か、県の負傷動物治療のための年間予算は80万円くらいでしたか。
費用が少額で数年前には上限5,000円とか、獣医さんたちも書類申請がややこしく面倒であり、請求すらしていないと伺ったことがあります。

本来なら土日や祭日も、医務室の負傷の子たちの補液や注射があるはずです。当番獣医の雇用に充てられませんか。

放置され月曜日にはたくさん命を落としている、この現実をどうか変えてほしいです。

この問題はきっと茨城県だけではない、
負傷動物をよりケアできるように、国はより、現状確認と指導をすべきです。

3月末に引き出されたゆず。

7月21日に引き出されたタルコフ。
2019年9月引き出しの出雲くん。
2020年4月に引き出しラブくん。
みな、引き出した直後に病院などで絶命。


昔からオスを集めた大部屋ではケンカが絶えないこと、シニア犬は特に襲撃を受け、朝行くと亡くなっている、だからなるべく個別にいれるようにした、と聞きます。

シニアは殺されないように個別房に入れねばならない,暴れん坊も隔離しなくてはならない。

7号室では古河のオスたちが命を落として何頭も負傷して医務室に入りました。

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一頭ごとの顔、瞳、痩せ具合など、私たちは鮮明に覚えています。

少しでも関われば、全て脳裏に焼き付いています


2022年引き出しの下半身付随事故犬あゆむ。里子に出てゆんたという名前をもらいました。

猫とも仲良くやって今ではとても幸せなゆんたは、センターから一日も早く出して治療しなくては膀胱炎から腎炎となっていただろうと思います。

人と医療機器が揃えばより助けられるセンターに生まれ変わるのです。

国も補助金を出しています。センターを変えない理由はありませんね。

いつかは病や事故で命を落とす私たち生き物、どうしても死を免れない。高度な治療も薬も薬も効かないことがある。
全て生かすのは無理。それは分かっています。

でも、簡単な工夫や処置で、支援の毛布を敷いたりするだけで、助かる命があります。

お金をかけないでも愛あるケアはできます。

人が増えれば。医務室に予算を付けてほしい。
物置をシニア犬舎にして、広く動けるようにし、床ずれさせないようにし、暖かな床にしてほしい。


収容所で過密にし噛み殺しを放置したり、1メートル四方に散歩なく押し込め数ヶ月,という管理のあり方はどう考えてもアニマルウェルフェアの精神、ヒューマニズムに反します。

なぜ,それが分からないのか。
プロがやっている施設なのに。


あしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあとあしあと
こんな県民の思いが行政に伝わっているならば、センターの管理環境はとっくに改善されていただろう。

人をつけ予算をとる努力を
収容中死亡率が高止まりの茨城県に!

負傷動物、シニアも最低限のケアをしてもらえる施設であってほしい。

なるべくたくさんの県民に、なかに入って見てもらいたい、

県民に開かれた場所にすれば良いのです。

まず真実を明るみに出すことからしか始まらないから。
どうか、おひとりでもたくさんの方にこの現実を伝えてください。

相手が国や県、行政だからといって、改善できることはきちんと要望していかねば変わらない。

動物の管理は生半可にはできない、元々難しいもの。
だからこそ隠さず問題点や真実を露わにし、検証し、足りないものを探り,予算を求め改善していくもの。

メディアは市民に寄り添い、この問題について、社会に提起をしていただきたいです。

茨城県は変化が鈍い、動かない。命に関わることなのに何年もかかっています。


by鶴田真子美(おかめ)