北加発:アメリカ合州国、教育、人々、その他、なんでも -32ページ目

UCの経済危機への対応

先日の理事会の結論によると、数は明らかではありませんが、2009年秋の新入生については、2005年度の時とおなじように、入学資格(上位12.5%)であっても合格できないケースがでるであろうと予想されています。また、今回の州税の減収による年度内の補正予算については、予算と実収入の差を補うための9.4%の授業料の値上げをしなくてもよいように、州に対して請願をすることとしています。

UCの授業料(Fee)は現在年間$8000くらいです。この数字の計算の基礎は実際にかかる金額の3分の1を学生から徴収するという制度の依拠しているだそうですが、この数年間に値上がりした実費からみると現在の3分の1の額は$10000となっているそうで、この金額の是正が必要であるという意見も出ています。逆にいえば、実際にかかる授業料の今日の実費は$30000という事だと思います。もし、この$10000への値上げが承認されれば、これに伴って今までも実勢にはそっていなかったもののl、週内生の3倍の授業料をはらっていた州外生、留学生の授業料も「是正」のために値上げされるものと予想されます。

世知辛い話ばかりとなっています。

Privilege(特権)とEntitlement(生来の権利)

運転免許というのは特権ですから、停止されたり剥奪されたりするわけです。また、義務教育を反対側から見れば、アメリカの場合には、州法で定められた教育をうけることは、少年、少女にとっては生まれながらの権利ですから、これ派、彼らが自分をきずつけたり、あるいは他の生徒を傷つけない限りは停止、剥奪される事はありません。カリフォルニアの場合には、幼稚園から高校卒業するまでが、適齢の子供にとっての被教育権を行使できる期間ですね。

大学は、この生まれながらにして国民に与えられた権利とは考えられていないですから、大学が決めてさまざまな規則、規定に及ばなければ退学させられます。奨学金については、これは明らかに特権ですから大学の在学するために足りる規定、規則以上の条件を満たしたうえでの獲得となるのが普通です。例外的には、合格しさえすれば援助の手を差し伸べるという大学が難関のなかでは極少数ありますが、一般的とはいえない状態です。

さて、前に一度おつたえしたPomona Collegeの大学が提供するビールの質を上げろという学生の「生活改善}運動は特権の一部の待遇の改善と位置づけられるわけで、大学としては一笑に付したとしてもよかったわけです。ダインニングホールの食べ物の種類が少ないとか、お肉が硬いというような苦情もこの特権についてもものだと、私は思います。このような苦情は相対的なものですから、息子などは、メルボルン大学から帰国後は、Pomona Collegeのダイニング ホールの食事については、「あの食事には飽きた」をふくめて、一切文句を言わなくなりました。メルボルンの体験から、上をみれば、上もあるけど、下を見れば下もあるぞということを悟ってきたようです。海外留学はClaremontという大学バブルからの開放の良い経験となってと、私は感じます。

日本からの留学希望者のなかにも、この権利を取り違えている人がいるように見受けます。GPA 3.2でアメリカの大学院の奨学金があるのかといった質問があるのには、すこし驚きます。こういう人には、顔を洗って出直していらっしゃいといいたいところです。自分の都合に合わせて、相手が何かをしてくれるはずという期待というのは、どこからくるのでしょうか?このような発想の仕方、気持ちの持ち方というのは、私には理解ができません。自分の道は自分で切り開く、手を差し伸べてくれる人も居るかもしれないけれども、それは前もって期待はしない、またその途中で困っている人に出会えば、できるだけのことをするというのが、人として当たり前のことだと私には思われます。この私の考えは、間違っているのでしょうか。

特権というのは、それを与える相手を納得させるだけの条件を満たすことが必要です。そのためにはそれなりの努力が要求されます。そうして努力の結果、積み上げた成果を相手に示し相手が満足して、はじめてこの特権は得られます。



SAT とGPA

こんな意見を耳にしました。

SAT measures intelligence and GPA represents work ethic. Both are needed for the
college success.

上手い事をいう人がいます。

Gone Shopping

今日は Bass Pro Shopにあの湖の釣り仲間と一緒に買い物に行ってきます。この店がManticaというヨセミテ行きの途中にできたのが、先月の始めだったのですが、開店当初の混雑をさけて今まで待っていました。週末は今でも大混雑だという話を、あの湖の釣る友達から聞いていたので、週日に抜け出して買い物に行く事にしました。

別に何か欲しいというものがあるわけではありませんが、デパートでいるものがないか物色をする買い物客の心持で尋ねてみようと思っています。店の面積が170000 平方フィートとかいいますから、以前に訪ねた、Rancho Cucumanga(南カリフォルニア)やLas Vegasの店と同じくらいの広さのようです。

Bass Proにいってくるよという話をあの湖でしていたら、あれもあったら買ってきて、これも頼むという具合で、まず店に着いたら、カートを押して友達たちのために買い物をしなければならない羽目になっています。あの湖の常連の釣り人たちは、仲間意識が強く、仲良しですから、こんな熊さん、はっつあん風の付き合いがあります。仲間にいれてもらうためには、せっせとあの湖に通い、釣りに対しての熱心さを示さなければなりませんが、一旦" 仲間 ”と認められれば、大変気持ちのいい付き合いができます。最近、週末の釣り人(という言い方があります)と話をしたら、あの湖の釣り人は総じて、Niceだからここが気に入っているという話をきいて、ちょっと嬉しくなりました。釣り場によって、柄が違ってくる事もたしかにあるとおもいますね。また、釣り仲間から尊敬をえるためには、とにかく釣り上げる事これだけですね。

今朝、8時に私の家に集合してという段取りになっています。車は仲間の一人が運転しているLexusが快適だから
これで行くことにしています。おもちゃのデパートに向かう子供の気持ちです。

では行ってまいります。





CSUの合格、GPA 3.0では無理に

何度もこブログにて紹介しているように、この州の公立大学の教育法では、高卒生の上位12.5%にはUCへの入学は保証され、上位30%にはCSUへの入学が保証されていました。上位30%というのは、成績に直すとGPAで3.0、B 平均以上となります。

最近、状況が変わるたびにお知らせしているCSUの様子ですが、今週中には、州政府による年度なかばにしての予算削減からの影響として、学生の定員枠の削減が発表される見込みです。その定員数は23のキャンパスで総数343000名。はじめて入学が保証されていた上位30%以内の高校生、あるいは成績によって編入が保証されていたコミカレ生たちの一部が不合格となる事態が発生することになりました。

UCでは、前回の州の予算策定時に示された予算の削減によって、授業科目数の削減をしたときに、UCからはみ出した学生はCSUという受け皿に行けば良いという意見を持っていたわけですが、その受け皿のCSUもその機能に限界が見えてきたようです。不況となると、大学の卒業を遅らせて様子を見る学生が増えたり、失業した人たちが新しい技能を取得するために大学に戻ったり、また、通常であれば就職する高校卒業生も大学にとりあえず行ったりします。さらに、将来に不安のある現況では、州立大学、公立のコミカレは学費が安いので、初期の志望校の私立ではなく州立に切り替える受験生たちも沢山いると思います。

このような訳でUSCでは入学希望の学生たちがふえるのに相対的な定員がへるといった厳しい状況です。大学側が勧めているのは、期限までに応募することです。応募順に審査をして合否を通知するシステムですから、ある意味では早い者勝ちともいえると思います。また、コミカレでも学生数は急増すると予想されていますが、授業科目の削減は避けられないために、必要科目履修を終わらせるのために、これまでよりも時間がかかると予想されています。

あの湖の鱒釣り現況

この2.3週間のあいだ、今か今かと入れ食いになる時を期待して、週に一度か二度あの湖に通っていますが、今だその兆しがありません。行くたびに1っぴきか2匹を家に持ち帰っていますが、魚信と魚信の間が2時間くらいあるので、退屈な釣りとなっています。しかし、釣り上げた魚は小さなもので2Lbs、大きなもので、3.5Lbsくらいですからその待ち時間の値はあるかもしれません。

夜間の気温が下がってきているので、あの湖の水温も少しずづ下がってきていますが、いまだ、虹鱒が活発に動く水温の54度まで水面では下がってきていません。適温の水温がある深いところにいる魚を狙う事になるため、遠投が非通用となっています。私は愛用の7.5ftと8.5ftの竿をつかって、それぞれ4Lbsの糸に3/8ozの錘、6Lbsの糸に1/2ozの錘を使っての釣りです。

9月には、餌釣りは効き目がなく、ルアーによる釣りが大勢をしめていましたが、今はどちらでも少しは釣れるようになってきています。餌は今までとおなじ、Power Bait, Power Egg,Power WormといったBerlelyの会社の製品が主流で使われています。この人造の餌はさまざまな色がついたものがあり、これも取り揃えるとなると、20種くらいの物を用意しなくてはならず、厄介な物です。最近の餌の流行は、白のEggに緑のWormのComobo,あるいは緑のEggとオレンジのWormといったもので、見た目にも鮮やかな物ですが、鰯の頭も信心といいますから、釣り人たちはせっせとおなじような餌の取り合わせを水に投げ込んでいます。

本日の日中の気温は80度になるとかで、北カリフォルニアの11月中旬としても異常気象のように感じます。こんなことは、この30年に一度あったかどうかですね。このまま行くと、あの湖がTun Overするのは12月には行ってからということになるのかもしれません。とにかく雨がほしい、そうして一雨ごとに寒気がまして40度代の夜が早くやってくることを期待している毎日です。

そういえば、先日間違えてブラックバスを釣ってしまいました。子供のおちゃっぴいな魚でしっかりと餌をくわえて上がってきました。法定サイズには満たないので、放してやりましたが、あの湖では、バスの再生産も盛んなようですね。


経済危機とPomona College

学長からの手紙が最近ありました。厳しい経済環境のなかでPomona Collegeの指針を示すものでした。どの大学もご他聞にもれず、それなりの今回の危機から打撃をこうむってはいますが、幅広い分野での投資によって、リスクが分散されているためにこの危機にたいしても、この大学は撃たれ強い経済的な体質になっているようです。

この危機の中での大学の使命として、一番大事なことはすでに学生に提示されたFinancial Aidを維持することはもちろんのこと、さらに、学生の家庭の経済状況がこの不況のために学費にあてる経費に不足がでているのであれば、その手当てをする用意があるとしています。大学がお金が足りなければ言って来いというのですから、親としては、心強いですね。

さらに、教職員の待遇に付いても、有能な教授陣、職員達を維持するためには、それなりの出費がもとめられるのは当然ですから、この点での削減もなく、募集中の人員も含めて、員数の削減もないと明言しています。また、すでに取り掛かっている、新築、改築、改修工事については、その予算の原資は手当て済みであるため、変更はないそうです。

様子をみながらのことですが、この危機の影響があるとすれば、それは現在計画中の新築、改築工事で、収入いかんによっては、これの見直しが必要となるかもしれないそうです。

カリフォルニアのCSUに付いてのお話はしていましたが、たしかCornellでも今回の危機による経費の削減のために、いろいろな影響が出てきていると言う話を聞いています。

お金持ちのことを、He has a deep pocket.といったりしますが、この大学のポケットも相当深いようです。

オバマ次期大統領のSwarthmore 不合格

どうでもいいような情報ですが、ミ-ハー的な話の種にでもなればと、

彼の学歴はハワイの高校からOccidental College,そして2年後にColumbia Universityに編入、卒業後コミュニティ オーガナイザーをした後にHLSというものです。このHLSではHarvard Law Reviewの発行人となって、その年のアメリカのLaw Schoolの学生たちのなかでもトップの卒業生とみなされていました。

さて、最近Swarthmore Collegeでは、オバマ氏が79年の大学応募のさいにこの大学にも応募して、不合格になったという噂がでていたそうです。この噂の出所は、この大学から彼の上院議員事務所にインターンをして派遣された学生からのもので、彼女が最初にオバマ氏と会ったときに、「ああSwarthmoreね、素晴らしい大学だね。あそこは僕を不合格にしたんだよ、という話がでたそうで、その噂の真偽が話題となっていました。この件については、大学側は情報の開示をすつつもりはなく、口をとざしたままでした。

そこで、勇気のある一人が学生が、ペンシルベニアのある高校を会場として行われた公民館方式での質疑応答の会に出席しました。会が終わった後で、候補者が会場をまわって参加者と握手をしますが、その中で、その学生が彼にこの件を直接確認してみると、YES、It's true. They really broke my heart actually.という返事、その結果がこの大学の学生新聞、Daily Gazetteに掲載されました。

終わりよければ全てよし、が今日の格言かと、、、

Good、 Better, The Best

この国に長く暮らしていると、この3つの区別というのが、ほとんどどんな分野でもみられるように思います。Low, Middle, Highと言う区別もおなじ、3区分と言う考え方に依拠しているように、思われます。この考え方は日本の一流、2流、3流という考え方とは、違っていて、Goodはあくまでも基本の条件を満たしてしていて、その基準に達する機能することが条件のように思います。これは、製品についてもいえますし、教育機関についてもその評価としてあるように、私は思います。

このGoodに至らない範疇はBadですから、このような欠陥品は消費者として買ってはいけないでしょうね。日本の比較の仕方の何流というのは、基本の条件のあきらかではないので、2流となるとある程度の不備があるという意味も含まれてしまうと思うのですが、いかがでしょうか。たとえば、2流の大学といった表現をした場合に、それは東大、京大とくらべてなのか、最近私が学んだMARCHあたりのことなのか、良く分からない事があります。アメリカの場合には、すくなくても学位をもっているということは、その分野での知識が一定の基準に達している事ですし、職業訓練的な学部であれば、即その分野で戦力になると言う資格が学位です。 アメリカの大学では卒業が難しいと言われる所以はここにあるように思います。

大学は学生がその基準に達するまで、時間をあたえたり、時間を与えずに退学させたりして、とにかく卒業する学生にはその学力が一定以上であることを求めます。このような条件があるからこそ、日本の目でみれば、Harvardとくらべて入学が数段易しかった大学の卒業生であっても、大学院の応募先としてHarvardをねらう実力がある学生たちも沢山でてくるわけです。

私はここで、たまにCSUを擁護したり、弁護したりしますが、その理由は、この大学はBestではないかもしれませんが、あきらかにGoodであるからです。この州の知識労働者や機能労働者の提供元としては最大のCSUは、この州の企業の日常を支える人たちを養成しているわけです。この州では、BetterといえるUCがあり、The Bestの範疇のStanfordもあるわけですが、大衆の大学、GoodのCSUの教育も捨てたものではないのだと思っています。しかし、それだけに、今回の予算については気がかりです。

カリフォルニアの公立大学は財政難 その2

昨夜のテレビでこの件についての続報がありました。その内容は、この予算削減に対して、CSUの学生たちを中心とした
学生たちの反対運動があること、学生たちはデモをしていました。また、この予算削減の結果として、CSUでは、定員の削減をしなければならないと言う事態も予想される事になりそうです。

今までのところは、ご承知のようにこの州の高校卒業生の上位12.5%までがUCの大学に、30%までがCSUに入学できることになっています。この比率は州の人口が増えてきていても守られてきていましたが、州の教育法で決められた
入学生の枠を来年度は縮小しなければならないことになるかもしれません。

San Jose State Universityの入学審査の関係者によると、CSUの出願は早めにすることを勧めたいといっています。いままでは年があけても枠があれば、入学をさせていましたが、どうも来年度は違ってくると言う見通しです。応募も
7%くらいの増加が見込まれており、志願者たちも締め切りを見つめて応募をしなければならなくなってきました。

小中高之学校を運営する学校区でも、予算の補正が額年度の半ばで強制されてきますから、授業日数をへらす、授業の時限をへらす、音楽、芸術、課外活動、運動部の予算の削減といったきびしい事態がここでも懸念されています。

地元に住んでいる人たちにとっても、由々しき状況となってきていますが、留学生にとってはどうなのでしょうか。入学枠がすくなくなるので、比率的により入学が難しくなるのか、逆に州から補助がいらない学生として収入源としてみなされて、その入学勧誘が今まで以上に進むのか、2者のどちらであるか、私には予想がつきません。