今日は本のご紹介。

「不登校でも大丈夫」末富 晶 著
岩波ジュニア新書
 
小3で学校に行かなくなった著者の、
学校に行かない生き方の体験記です。
 
 
全体的に、文章にとても温かみがあり
あっというまに読みきりました。
温かい読後感。
 
一番私が好きだったのは
「人間は、楽器のようなものなのかもしれない」
というくだり。
 
「人が、それぞれに異なる形と音色を持つ楽器だったとして。
 
ギターもいれば、笛、ハープ、バイオリン、ドラム、ありとあらゆる楽器が存在している。
相性のいい楽器同士なら、すぐにハーモニーをつくり、綺麗な音色が他の楽器を集めるだろうし、
全然違う系統の楽器同士なら、かなり熟練した奏者でなければ合わすことが難しい。
 
音楽の世界には好みの差はあれど
どちらがより素晴らしいかという優劣は存在しないし、
奏者の力量ではやがて全ての楽器と調和できるようにもなるのだから
どの楽器に生まれたとしても心配はない」
 
 
自分がどの楽器にうまれたのか
最初はわからないけれど
自分がどんな楽器なのかを知っていくことが大切。
 
自分を知ること。
知っていれば、自分らしく生きるための選択ができるから。
 
 
「どう見てもハープなのに、
太鼓が多い地域に生まれたために
自分の体を一生懸命叩いて音を出そうとし、
壊れてしまいそうになったり
 
ピアノに憧れて自分に鍵盤を探すけど
見つけられないトランペット奏者」
 
このシチュエーションは切ないなあ。
どんなに頑張っても
トランペットはピアノにはなれない。
ピアノの音色は奏でられない。
 
ハープは太鼓になろうとしたら
楽器が壊れてしまう。
 
ハープのままでも
トランペットのままでも
あなたの居場所は必ずどこかにあるのです。
一緒にハーモニーを奏でる何かは
生きていれば見つかります。
 
 
もしあなたがヴァイオリンだったら
きっと
ひょんなことで弦をみつけ
弓をみつけ
いい音の出し方を覚え
ハーモニーの美しさを知る。
 
人生は音楽と一緒。
 
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不登校の子どもたちには
素晴らしい音色がかくれています。
無理に太鼓にしないで
 
うまれたままの楽器の個性を
美しい音色を奏でることができる場所で
育んでいきましょう。
 
不登校でも大丈夫!
 
 
それでも不安なときは、お話しましょう♪
一人で抱えているよりも
きっと何かがが変わってくるはず。
ハッピー不登校ライフ
楽しんじゃいましょう♪
 
 
ラボたんぽぽでは
楽器もひけるカウンセラー爆笑が、
ハッピー探しのお手伝い、しています。
 
 
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