─ カリー、圧倒的な強さや衝撃的な跳躍能力ではなく、むしろゲームのより優れた点を重視して超越的なキャリアを築いてきた:

巧みなボールハンドリング、滑らかなパス、この世のものとは思えないロングレンジシュートなどだ...

その多くは、ハンド・アイ・コーディネーションに由来している。

これは、多くのスポーツで成功するために必要な漠然としたスキルだ。─

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ステフィン・カリーの2024パリ五輪のUSA代表が正式に決まりましね!照れ気づき

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塩ビは五輪に出てる場合なのかなぁ、膝大丈夫?

とか、ハムストリング痛めてたブッカーとかも大丈夫なの?

と思うけれど、まぁ、大丈夫なのでしょう。

 

ステフ、...目イエローハーツ

レジェンドのクリス・マリンとスティーブカーに呼ばれた形なのかな、

照れ笑いのステフのこの表情...

若いステフがワールドカップに出たときの背番号と同じ!

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4番だ。

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ね!照れ気づきステフのこの表情...

たぶん、色々あるとは思うけれど、もう前を向いているね、

自分がコントロールできるものだけに集中できるステフは凄いメンタルだ。

プレイインに敗れ、王朝の終焉は輝かしくなく、「ただ勝ちたい」「クレイ、ドレイモンドのいない自分は想像できない」...というインタビューの暗い表情から明るさを取り戻しているのが嬉しいです。

(そうするしかない、というのが事実でしょうけれど)

怪我やコンディションの関係で、リオも日本も代表入りしなかったステフ。

キャリア終盤での悲願の五輪の金メダル、取れるといいなぁ!気づき

 

ところで...

最初の写真は...もちろん、”ステフ”です!気づき

先日の現地観戦旅行のときに、サンフランシスコのフェリービルディング内にある本屋さんでゲットしたステフィン・カリーの絵本第2弾から...撮りました。

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I am extraordinary...

"extraordinary"は、たぐいまれな、通常とな異なって桁外れ、などの意味がありますね。

この少女がどんなふうに普通じゃないのか、ということから始まって、自分の能力をどこで発揮するべきかに気づくまでのわかりやすい、子供向けの絵本です。

”ステフ監修なので”、つい買ってしまう!笑

最後に出て来るステフが出すQuestionでもう一度ページをめくりたくなる、子供の気持ちになる、笑

ちゃんとウォリアーズ色が織り込まれているのがステフだなぁ!照れ気づき

 

さて...

非凡な才能を持つのステフ。

以前、ステフの素晴らしい五感の話を読んだことがありますが、これもまた面白かった。

***

『ステフィン・カリーのハンド・アイ・スキルの詳細:ウォリアーズは神経学の「謎」を主役にしている』

(現地2024/4/12)

ステフィン・カリーが世界的な逸材に浮上した初期の頃、彼のゴールデンステイト・ウォリアーズのチームメイトやコーチたちは、カリーの並外れたhand-eye coordination(ハンドアイコーディネーション:目と手の動きを連動する能力)が別の領域にあることを目の当たりにした。

これはスティーブ・カーがヘッドコーチになって最初のシーズン、2015年2月のオールスター・ブレイク直前に起こった。
ウォリアーズはミネアポリスにいた。
そこでカーは、チームが借りたボーリング場にバスを誘導し、選手たちを驚かせた。

彼らは、フレンドリーな競争を公平に保つことを目的として、意図的にチーム分けされた。
カリーとクレイ・トンプソンは別のチームに分けられた、とアシスタントコーチのブルース・フレイザーが振り返った。

コーチ陣が、二人のハンド・アイ・スキルがトランスレート(translate)すると考えたからだ。

 

フレイザーはカリーのチームに分けられた。

そして案の定、

カリーは、ボウリングのボールを掴むとすぐに仕事に取り掛かった:

ストライク、

ストライク、

ストライク。

...

カリーの最初の3、4回の試投ですべてのピンを倒した。拍手

”私たちがそのトーナメントに勝ったのは、ステフのおかげだと思うよ。”

とフレイザーは語った。気づき

 

フレイザーは、カリーが手パーと目目を使う作業に熟達していることを説明する方法として、この話を共有したのだ。

 

カリーは、圧倒的な強さや衝撃的な跳躍能力ではなく、むしろゲームのより優れた点を重視して超越的なキャリアを築いてきた:

巧みなボールハンドリング、滑らかなパス、この世のものとは思えないロングレンジシュートなどだ。

 

スリーポイントシュートを放つのに必要なスペースを生み出すために脚の間や背中の後ろにボールを通す彼の魅惑的なドリブルを見たことがあるだろう。

あるいは、先日のレイカーズ戦でカリーがトラフィックをすり抜け、トンプソンにイージーなレイアップをもたらしたクリエイティブなワンハンドパスを思い出してほしい。

 

その多くは、ハンド・アイ・コーディネーションに由来している。

これは、多くのスポーツで成功するために必要な漠然としたスキルだ。


時速100マイルの速球を打とうとしている打者、パスを奪おうと跳躍するワイドレシーバー、高速で動くパックを空中で方向転換するホッケー選手のことを考えてみてほしい。

カリーの場合、フレイザーが”genetic gift(遺伝的才能)”と呼んだもの(カリーの父親はNBAで16年間プレー、母親は優れた大学バレーボール選手だった)を受け取り、それを磨くために熱心にトレーニングをしてきた。

 

 

彼のトレーニング セッションには、2つのバスケットボールを同時にドリブルすること、近くのトレーナーにテニスボールを投げながらドリブルすること、目の前の壁に設置されたさまざまに点滅する5つを素早くタップしながらドリブルすること、などが含まれる。

 

 

カリーは他のアクティビティでもハンドアイコーディネーションの価値を見出している。

ゴルフへの情熱を満喫(最も記憶に残るのは、7月にサウス・タホ湖近くのセレブリティ・トーナメントゴルフで優勝したこと)したり、家族と一緒に裏庭でスポーツをするなどだ。

 

カリーがインタビューでこう語った。

”子供たちとバレーボールをしたり、パドルテニスをしたり、息子とキャッチボールをしたりする。

僕がそういうことを頻繁に行うのは、システムを別の方法でテストするためだ。

自分の体の動きに合わせて他のスキルやスポーツを試してみるんだ

わかる?”

 

 

 

クリス・ポールは理解している。

 

ポールは、NBA史上最も勲章を獲得したポイントガードの一人になるずっと前、ノースカロライナ州ウィンストンセーラム近郊で過ごす間、さまざまなスポーツをしていた。

チームスポーツ(5歳からサッカー)もあれば、そうでないスポーツ、例えば、地元のボーイズ&ガールズクラブでのバンパープールや卓球などもある。

 

ポールもまた、若い頃、ボウリングに熱中し、最終的にはESPNでセレブリティのイベントを主催するまでになった。
彼はかつてラスベガスで卓球トーナメントを開催した:
タイトルマッチで、同じNBAガードのサム・キャセールに一度は勝ったが、もう一回は負けた。

(キャ:笑)

 

ポールは、ハンド・アイ・コーディネーションをテストして、披露するのに最適な方法として、テニスボールのジャグリングを挙げた。
彼もカリーと同じように、パーソナルトレーナーとの2ボールドリブルのドリルに頼っている。

”僕たちがいつもやっているドリルがある。

1つのボールをバウンドさせながら、同時にもう1つのボールを相手の手の上に渡すというものだ。”

とポールが話した。

”それは目と手を要する。”


選手としてのキャリアが終わってすぐにテニスを始め、ハンド・アイ・スキルが瞬時に変換されることを発見したカーは、これに驚くことはなかった。

カーは、エリート・シューティングとドリブルスキルを備えた殿堂入りのポイントガード、スティーブ・ナッシュについて次のように言及した。

 

”ナッシュがテニスラケットを手に取ると...

彼はロジャー・フェデラーのように見えるよ。”


カーの見解では、

ナッシュやカリー、ポール、トンプソンのようなバスケットボール選手は、どんなスポーツでも優れた能力を発揮できる、という。
ウォリアーズのスポーツ医学およびパフォーマンスのディレクターであるリック・セレブリーニは、選手たちがハンドアイコーディネーションでバランスを結びつけるのを手助けする。


この点でカリーのスキルを最もよく表している瞬間はあるかとの質問に、カーはこう語った。

 

”私としては、彼が30フィートの距離からドリブルからオフ・バランス・シュートを決めたときに最も明白だと思う。

それで、すべてがわかる。
バランス、コーディネーション、ボールハンドリング、そして、それをショットに変換する能力だ。
それはハンド・アイから始まり、その他のことは全て、彼が費やしたトレーニングだだ。”

 

カリーは、ハンド・アイ・コーディネーションについて、実践的で素人向けの定義を提供した。
彼にとって、それは、ボールに自分の思い通りのことを楽に実行させることを意味する。
 

 

人間の脳と体がどのように連携してボールにカリーの望み通りの動きをさせるのかをより深く理解するために、我々は科学的な観点から3人の専門家に連絡を取った。

 

VA ボストン・ヘルスケア・システムの認知行動神経科の責任者、Dr. Andrew Budsonは、ハンド・アイ・コーディネーションに関与する脳の”堅牢な回路”について言及した。

側頭葉は、見ている物体を識別する場所だ。

Budson博士によると、物体は空間内の頭頂葉に局在している、という。
つまり、視覚的なイメージが伝わり、次に、前頭葉が運動システムを制御し、手を伸ばす、となる。

その間ずっと、小脳(後頭部、脊髄のすぐ上)はリアルタイムでエラーを修正し、Budson博士が言うように”全体をスムーズかつ効率的に”する。

 

”これらのことは文字通り、私たちが考えるよりもはるかに速いスピードで進んでいる。”

と彼は言った。

 

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ハーバード大学の神経内科医であるDr. Daniel Pressは、視覚的なイメージと手の動きを調整することの複雑さを伝えるために、興味深い例えを示した。

”テニスボールを投げるロボットを作るのがどれほど難しいかというと...、

それはボールマシン、我々はそれを50年間も使ってきた。”
Press博士が語った。
”では、ロボットがボールをキャッチするのはどのくらい難しいのか?

それは過去数年間でほとんど実現していない。”

 


もちろん、高度なハンド・アイ・コーディネーションが必要な活動はスポーツだけでない。

外科医と同様に、ミュージシャンにもそれが必要だ。

Budson博士によると、全員がこのスキルを磨くための1つの方法は、

睡眠だ。

 

睡眠中に手続き記憶能力が向上するからだ。

 

それでも、”普通”と”エリート”のハンド・アイ・スキルの違いを説明する具体的な科学はほとんどな。

神経学の教授であり、ジョンズ・ホプキンス大学の運動学習センターのディレクターであるDr. John Krakauerは、ハンド・アイ・スキルのレベルを科学的に証明するのは難しいことを認めた。

”我々にはこの分類が残っている。
研究室での単純な作業からステフィン・カリーの驚異的なスキルに至るまでの道のりは、我々にはまったくわからない。”

Krakauer博士は言った。
”私が言いたいのは、基本的な運動能力から専門知識までどのようにして身に着くのかは全くの謎であるということだ。”

 

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カリーとポールはそこに達し、今はできるだけ長くそこに留まろうとしている。

 

ポールは来月39歳の誕生日を迎えるにもかかわらず、まだプロダクティブだ。
カリーは先月36歳になった。

NBA選手の年齢では、特にガード選手はは通常、衰退の兆候を示す。



今シーズンのフィールドゴール成功率(全体とスリーポイントシュート)がキャリア平均をわずかに下回っていたとしても、カリーはどう見てもリーグのトッププレーヤーの一人に数えられる。
ほぼ毎日カリーとトレーニングをしているフレイザーは、彼のハンド・アイ・スキルは他人の身体能力よりもゆっくりと衰えるので、今後のシーズンでも高いレベルを維持できる可能性が十分あると予想している。

 

これは、優れたシューター、または、スピードや力に依存しないゲームをするプレイヤーが、時としてキャリアが長続きする理由としてよく知られている理論だ。
例えば、ジョン・ストックトンは41歳までプレーした。
ナッシュは38歳でオールスターゲームに出場した。

あるいは、ポールを見てほしい。

ボストンの神経内科医Budson博士もこの前提に同意した。
彼は、リタイアした人々が60代、70代、80代になってからラケット・スポーツを始めたり、楽器の演奏を始めたりすることが多い、と指摘した。

”36歳になった今、ハンド・アイ・スキルが大幅に低下するとは予想していない。”

とBudson博士が言った。
”他の状況は変化する。

人々は以前ほど速く走れなくなり、体力もそれほど良くなくなった。

しかし、実際のハンド・アイ・コーディネーションにはそれほど影響はない。
...40歳を過ぎると低下が見られるとは思うが。”

 

元サンフランシスコ・ジャイアンツの一塁手で、オールスターに6回選出され、現在チームの特別アシスタントを務めるウィル・クラークは、熱心なアウトドア愛好家だ。

彼は野球人生の間、定期的に射撃に出かけ、オフシーズンには狩猟もした。

それは主にそれが彼の趣味だったからだが、それが彼のハンド・アイ・スキルを鋭く保つためでもあった。

原則はクラークにとっても同じだった。
ターゲットを追いかけ、到達する場所を撃つ。

ピッチに従って、最終的にどこでスイングするかだ。

また、彼は、シアトルの指名打者エドガー・マルティネスが実践していたトレーニング習慣を思い出した。
マルティネスは、試合で見るどんな投球よりもはるかに速い、時速190マイル(約306km)に近いボールを繰り出すピッチングマシンに立ち向かった。

そのボールには数字が描かれていた。
マルティネスが自分に向かって近づいてくるボールの数字を読み取ろうとした、という。


クラークも同様に、投球のスピンを見つけようとした。
速度とマウンドから本塁までの短い距離 (60 フィート 6 インチ) を考慮すると、
多くの人が、特にメジャーリーグにおいて、野球のボールを打つことが究極のハンド・アイ・エクササイズであると考えている理由は簡単に理解できる。

”私は縫い目がどちらに回転しているかを観察していた。”

とクラークが言った。

”これがボールに集中するための私のアイ・コーディネーションだった。

そしてそこからは自分の手に引き継いでいく感じだ。”

クラークのハント・アイ・スキルは、一塁手として、鋭いゴロをさばくときも、低めのスローをすくい上げるときにも役立った。
ゴールドグラブ賞を2度受賞したジャイアンツの遊撃手、ニック・アーメッドもそれに共感する。

 

 

アーメドは、オフシーズンに、マルティネスが打者として準備するために行ったのと同じ守備的なものとして高速のドリルに重点を置いている。

アーメドの兄が約45フィート離れたところに立ち、小さくて固い発泡ボールを彼に叩きつける。

たびたび、アーメッドはそれらに手を出そうともしない。

”試合でやるべきことをオーバートレーニングしているようなものだ。

しかし、そのオーバートレーニングによって実際にはゲームがかなり遅くなっているように感じるんだ。”

と彼は言った。


アーメドとジャイアンツの副打撃コーチ、ジャスティン・ヴィーレは共に、ハンド・アイ・スキルを伸ばす上で複数のスポーツをプレーすることに価値があると勧めた。
アーメドはマサチューセッツ州西部のイースト・ロングメドウ高校でフットボールを2年間、バスケットボールと野球をそれぞれ4年間プレーした。

34歳になった現在、彼はサンフランシスコでゲームをスローダウンしようとしている。

36歳のカリーも基本的に同じことをしているが、最も注目すべきはゲーム前のドリブルとシューティングのルーティンだ。
ポールは、38歳になっても努力し続けている。

彼らは維持するために自分の手と目を頼りにしている。

 

】(情報元:Inside Steph Curry’s hand-eye skills: Warriors star a ‘mystery’ of neurology

 by Ron Kroichick )

 

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フレイザーさんとの絆についてのシリーズも素敵です、見逃した方、ぜひ!

[ステフィン・カリー、ブルース・フレイザーとの強い絆・序章]

[ステフィン・カリー、ブルース・フレイザーとの強い絆(1)/ポジティブ]

[ステフィン・カリー、ブルース・フレイザーとの強い絆(2)/コートへの復帰]

[ステフィン・カリー、ブルース・フレイザーとの強い絆(3)/信頼を保つこと]

 

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ここまで読んでくださりありがとうございます!
NBAやバスケットボールに興味のない方にも知ってもらえたら嬉しい。
話題の大小に関わらず、”愛情”イエローハーツを持って投稿しています!
特に重視したいのは、報じている記者の意図やストーリー展開です。
ただその事実だけを伝えるだけではなく、
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まだまだ勉強中です。

 

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