国選定重要伝統的建造物群保存地区。
通称、重伝建。
観光地としても知られる地区から、人里離れた集落まで、令和3年8時点で43道府県・104市町村の126地区が選定されています。
そんな重伝建の中でも知名度が高い倉敷。
重伝建に泊まる贅沢。
黄昏から夜、明け方の倉敷の風景を送ります。
◆倉敷川畔◆
(国選定重要伝統的建造物群保存地区)
*読みは"クラシキガワハン"
時刻は17時。
コロナ禍の平日、ひと気も既にほぼ無し。
夕陽が水面に映える倉敷川。
ゆらゆら優雅に泳ぐ鯉。
天正12年(1584)、宇喜多秀家により開発が行われ、後に舟運による中継地となり栄えました。
寛永19年(1642)には幕府直轄の天領となり、人口が倍増していきます。
石橋の下で佇む鷺発見。
への字型の倉敷川沿いと、北側に続く町家の通りが重伝建地区に選定されています。
幻想的に姿を変える空と水面。
まるで、夢で見る風景のように。
街に明かりが灯り始める時間。
静寂なる夜が訪れて。
街灯に誘われて夜散歩。
川沿いから一本入れば、白壁土蔵が迫る幻想的な空間に迷い込みます。
翌朝は月に誘われて朝散歩。
時刻は7時。
静かな夜から静かな朝へ。
所々で戸を開ける音が聞こえてきます。
街で働く方々の往来もちらほら。
重伝建地区の端まで散策して朝散歩終了。
この後、宿に戻って朝食でした。
次回、昼の風景を送ります。
続く。
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